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Meta Quest2をプレイしている女性のイメージ

VRでダイエットはできるのか?実際に体験&おすすめのフィットネスアプリを紹介

Meta Quest 2 (Oculus Quest 2) 一体型VRヘッドセット

Meta Quest 2 (Oculus Quest 2) 一体型VRヘッドセット

月額サブスクプラン

2,700円/月額

(30日単位/自動更新)

短期レンタルプラン

5,480円/3日間~


VRゴーグル
公開日:2022年7月13日(2023年6月29日更新)


最近宅トレが人気となっていますが、どうせやるなら楽しい方がいいですよね。そこで、ゲーム感覚でフィットネスやダイエットに取組めると注目されているVRゲームアプリを、VRナビゲーターがご紹介します。

1 いま注目を浴びるVR×フィットネス

「ダイエットしたいとは考えているけれど、ジムに通ったり、外出したりするのはおっくう」。そんな人は多いのではないでしょうか。そこでおすすめなのが、VRを活用したおうちダイエットです。自宅にいながら、さまざまなアプリを使って楽しくダイエットができます。

2022年4月から、Meta Quest2のフィットネストラッカー機能がAppleのヘルスケアAppとの同期に対応。日常の運動とともに、VRアプリでの運動データもiPhoneのヘルスケアAppにまとめて記録することができるようになりました。

VRヘッドセット「Meta Quest2」の製品画像と運動記録アプリ「Move」のアプリ画面

△VRヘッドセット「Meta Quest 2」の運動記録アプリ「Move」が、2022年4月からApple「ヘルスケアApp」との同期に対応可能になりました(写真提供/Meta)

2 VRでダイエットはできるのか?

「本当にVRゴーグルを装着してダイエットなんてできるの?」と疑問に思っている人も多いはず。そこでVRに詳しいVRナビゲーターのぴちきょさんに、「VRでダイエット」することについていろいろ質問してみました。

■教えてくれた人:ぴちきょさん

ぴちきょさんアイコン

△ぴちきょこと東智美さん

【ぴちきょさんプロフィール】
ウェブ、グラフィック制作を主軸とする株式会社トーモおよび、メタバースマーケティングを手掛ける株式会社往来の代表取締役。2019年頃からVRChatをはじめとしたVRメタバースの世界に魅了され、現在はVRのナビゲーターとしてもウェブを中心に多くのメディアで執筆。また、海外テックイベントのレポーターなども務める。著書に『仮想空間とVR』『メタバースの歩き方』『VRChatの歩き方』がある。

Q.VRでダイエットは可能なの?

鏡の前でウエストのサイズを測っている女性

A.はい。実際に私も痩せました!

私の場合はBeat Saberに夢中になっていた時期があって、毎日1〜2時間プレイしていたのですが、その時期は明らかに体が引き締まっていました。VRって腕を振り回しているだけだと思われがちですが、実は全身運動なのです。

Q.VRゴーグルを着けて激しい動きはできるの?ずれたりしない?

Meta Quest2のプレイエリアの設定イメージ

△提供/Meta

A.多少の動きはありますが、激し過ぎません

たとえばMeta Quest2では、両手に持っているコントローラーを振る動きと、体を上下にする動きに対する認識が可能です。VRアプリではこの認識機能を使って体を動かし、さまざまなアクションができます。大きな動きはありますが、それほど激しい動きはありません。

なかにはジャンプするような動きもありますが、心配であれば、実際には飛ばずに膝を屈伸させるだけにしても問題はありません。それならマンションなど、下の部屋に配慮が必要な場合でもプレイできます。

動きが激しくて、ゴーグルのずれやコントローラーの落下などが心配という場合には、よりしっかり固定できる別売のヘッドバンドを取付けたり、コントローラーのストラップを手首に通して固定したりしておくことで防止できます。

また、専用のアタッチメントを使って後頭部にモバイルバッテリーを取付けて、前後のバランスを取る方法もあります。

Q.VR酔いは大丈夫なの?

ohShapeのアプリ画面

A.フィットネス系ゲームアプリの多くは酔いにくいです

VR酔いはあります。ただし、アプリによって大きく差が出ます。たとえばBeat Saberのように、立ち止まってプレイするゲームは酔いづらいと思います。一方、VR空間内を自由に動き回るゲームなどは、視線が縦横無尽に動くので酔いやすいようです。

Q.注意しなければならないことは?

Meta Quest2をプレイしている女性のイメージ

A1.動けるスペースを確保しましょう

両手を広げてコントローラーを振り回すことがあるので、前後左右2メートルぐらいの空間を確保するのがおすすめ。ぶつけてしまいそうなものは事前によけておきましょう。

A2.VRヘッドセットの使用には年齢制限があるので注意

実はVR機器の多くには年齢制限があります。たとえば、Meta Quest付属の安全及び保証ガイドには、「13歳未満の方はご使用にならないでください」と明記されています。

さらに、医学的にも、目の発達過程にある子どもにVR映像を見せるのは危険が高いといわれています。なかには、VRが原因で斜視になった子どももいるとか……。そのため、13歳まではVRの体験を控えておきましょう。

A3.適宜、水分補給を忘れずに

ついつい夢中でプレイしてしまう人が多い VRアプリ。実世界から離れた空間にいるだけに、いろいろなことを忘れてしまいがちです。そこで、VRを使ってダイエットをする場合、特に注意したいのが、水分補給を忘れずに行うこと。

ゴーグルを着けたまま長時間プレイしていると、汗をかきすぎて水分不足になりがち。VRゲームやフィットネスアプリを立ち上げる前に、お水やスポーツドリンクなどを適量飲んでおき、お水を入れたコップにストローを挿しておくと、プレイ中でも手軽に水分を摂取できますよ。

また、一度に何時間もプレイするのではなく、1プレイが短いアプリからはじめるのもおすすめです。

VRゴーグルを借りて「VRダイエット」にトライ!
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3 VRナビゲーターが厳選!おすすめのVRフィットネスアプリ

今回は、VRゲームやフィットネスアプリに詳しいぴちきょさんに、実際に体験したことのあるVRアプリのなかから、VRを使ったダイエットにおすすめのタイトルをご紹介いただきました。

■まずはここから!初心者におすすめ

・VRChat

VRChatのアプリ画面

https://hello.vrchat.com/

VRChatには、ラジオ体操部や筋トレ部といったバラエティー豊かな部活があります。毎朝・毎週決まった時間に活動しており、気軽に参加することが可能。VRのなかで知り合った友達と一緒に体を動かすのも楽しいですよ。詳しくはこちらの過去記事を参考にしてみてくださいね。

・GOLF+

GOLF+のアプリ画面

https://www.golfplusvr.com/

一緒にVRに入れる友達がいるなら、ゴルフをしてみるのはいかがでしょうか。「GOLF+」は、コントローラーを振ってコースを回れるゴルフゲームです。運動量はあまりなさそうに見えますが、意外と全身を使います。また、友達と回れるのでおしゃべりしながらスコアを競い、緩く続けられますよ。

■鉄板!万人におすすめのリズムゲーム

・Beat Saber

Beat Saberのアプリ画面

△提供/Meta

https://beatsaber.com/

VRゲームの鉄板中の鉄板、リズムゲームです。前方から飛んでくるブロックを上下左右から切っていくシンプルなルールですが、だからこそ夢中になれます。

定期的にしゃがんでよけなければならない壁が登場するので、スクワット運動も自然にできます。また、頻繁に洋楽やK-POPのはやりの曲や新曲がアップされる(有償)ので、飽きずに楽しめるのがポイント。5名までの対戦モードも用意されています。

・OhShape

OhShapeのアプリ画面

https://ohshapevr.com/

前方から高速で飛んでくる型に合わせて次々にポーズを取り、壁にぶつからないようにしたり、壁にパンチしたりするリズムゲーム。Beat Saberと同じようにさまざまな音楽が用意されています。激しい運動はしませんが、自重を使ったポージングを素早く繰り返すのはけっこう疲れます。

■しっかり運動したいなら

・FitXR

FitXRのアプリ画面

https://fitxr.com/

VRを使ったフィットネスアプリの代表格が、ボクササイズアプリの「FitXR」です。目の前に表示されるさまざまなオブジェクトを、コントローラーを持った両手でパンチ。ゲーム性もあり、飽きさせないよう画面もバラエティーに富んでいるので、その都度雰囲気を変えて楽しめます。運動量は軽くも重くも調節できますよ。

・Racket:Nx

Racket:Nxのアプリ画面

https://www.racketnx.com/

半球状のドームに向かって球を打ち、跳ね返ってきた球をさらに打ち返すというスカッシュのようなゲームです。壁には六角形のパネルが配置されており、そこに現れるターゲットを狙って打つことでポイントが稼げる仕組みになっています。球を打って壁から戻ってくるのを計算に入れつつ、ポイントを競うというゲーム性の高さに夢中になれます。

・Creed:Rise to Glory VR

Creed:Rise to Glory VRのアプリ画面

https://survios.com/creed/

映画『ロッキー』の続編『クリード』をモチーフに、ボクシング世界チャンピオンをめざすVRゲーム。トレーニングと試合を繰り返しながらストーリーを進めていきます。相手の隙をついてパンチを打ったり、ダッキング(かがむ)やスウェー(体を前後左右に反ってかわす)などの技を繰り出したりと、 全身を使って闘います。このため、短時間でもかなり疲れると評判です。魅力的なストーリーに加え、試合相手として往年のボクシング選手が出てくるのも、ボクシング好きにはたまらないポイントです。

■FPSゲームが好きなら

・POPULATION:ONE

POPULATION:ONEのアプリ画面

△提供/Meta

https://www.populationonevr.com/

銃を持って市街地でチーム戦を行うバトルロワイヤルゲーム。3人1組で対戦に入り、ラスト1組になるまで戦います。普通のゲームのようにも見えますが、しゃがんだりよじ登ったりとアクションが多いので、想像以上に運動になります。

VRゴーグルを使ってみる

4 【Beat Saber】実際に試してみた

これまで私はVRChatでおしゃべりをしたり、大画面で動画を楽しんだりといったお手軽スタイルでVRを活用してきましたが、それではいけないと一念発起。VRダイエットに挑戦することにしました。まずは、最も有名なBeat Saberにトライです!

Meta Quest2をプレイしているライターコヤマタカヒロさん

今回Beat Saberを選んだ理由は、過去にちょっとだけ行ったことがあるからです。とはいえ、プレイしたのはほんの2、3回。ダイエットになるレベルではありませんでした。今回はしっかりと腰を据えてプレイするつもりで、気分はすっかり二刀流の剣士です。

Beat Saberにはいくつかのモードが用意されています。今回はキャンペーンモードを進めていきます。最初はEASYモードからスタートです。音楽に合わせて左右のコントローラーを振って、ブロックを切っていきます。動きが激しくなるのは壁が現れたあたりからです。両手を振るだけでなく、体を左右に振ったり、しゃがんだりといった動きが出てきます。

ステージを進めていくと、単にクリアするだけでなく、高得点を取らないと次に進めなくなっていきます。ここからが大変でした。高得点を取るためにはミスが許されません。より正確にブロックを切り、障害物をよけていく必要があります。その頃には曲も速くなり、動きも激しくなります。もう、数曲でぐったりし、運動不足の体には十分な負荷だったように感じました。

Meta Quest 2をレンタル

5 自分に合ったダイエット方法かを試してみたいなら、まずはレンタル

ダイエットには、いろいろな方法があります。「VRでダイエット」もそんな選択肢のうちの一つ。出かけることなく、いつでも好きなときに、プレイできるのが魅力です。

本記事を読んで「VRでダイエット」に挑戦してみたいと感じたなら、まずは、VRゴーグルをレンタルして試してみてはいかがでしょうか?VRアプリのなかにはBeat Saberなど、無料で利用できるデモ版もありますよ。

※2022年6月時点での情報です。
最新情報について、詳しくはメーカーのホームページでご確認ください。
※商品写真および画像はイメージです。

取材・執筆

コヤマタカヒロ

コヤマタカヒロ

デジタル家電ライター。1973年生まれ。大学在学中よりカルチャー誌でライターデビュー。PC、AV関連のデジタル機器から、白物家電、それらを取り巻くサービスについて、レビュー、検証、開発インタビュー、執筆活動を行う。三女の父。米・食味鑑定士。撮影とテストの空間「コヤマキッチン」スタート。企業のコンサル活動にも対応。家電のためのコミュニティー「家電総合研究所」も開設。


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