体験記事詳細

Meta Quest 2本体のセット内容

【買うのはまだ早い!】VRゴーグル、いきなり買う前に。知っておきたい4つのこと

Meta Quest 2 (Oculus Quest 2) 一体型VRヘッドセット

Meta Quest 2 (Oculus Quest 2) 一体型VRヘッドセット

月額サブスクプラン

2,700円/月額

(30日単位/自動更新)

短期レンタルプラン

5,480円/3日間~


VRゴーグル
公開日:2022年7月13日(2023年6月29日更新)


手頃な価格のVRゴーグルもありますが、実は、いきなり買う前に試してみたほうがいいポイントがあるんです。様々な製品を試してきたライターが、VRの基本から試すべきポイントまで解説していきます。

最近はやりのVR(ヴァーチャル・リアリティ)。数年前から注目度が高かった分野ですが、コロナ禍による影響で加速度的に発展してきたように感じます。この流れに乗って「VRデビューしてみたい」と考えている人もいるのではないでしょうか?

手頃な価格のVRゴーグルもありますが、実は、いきなり買う前に試してみたほうがいいポイントがあるんです。VRの基本から、試すべきポイントまで解説していきます。

1 VRを体験するには何が必要?

VRコンテンツを楽しむには、頭部に装着するVRゴーグルが必要です。VRゴーグルの中にはレンズとディスプレイが入っていて、右目と左目それぞれに映像を投影することで、立体的な映像が見える仕組みになっています。高性能なVRゴーグルはディスプレイの解像度やリフレッシュレート(ディスプレイが画面を更新する頻度)が高かったり、視野角と呼ばれるVRゴーグルから見える範囲が広かったりします。

Meta Quest 2のレンズ部分

△Meta Quest 2は二つのレンズから映像を再生する

2 VRゴーグルを買う前に試用したほうがいい理由

家電量販店などでは実際にVRをお試しできる場所もありますが、実は数分のお試しではVRの真価を理解するのは難しいんです。その理由は4つあります。

①VR酔いをする可能性がある

VRゴーグルとVR酔い

△VRゴーグルを利用するとVR酔いになることもあります

VRでは、自分自身は動いていないのに動いている映像やゲームを見ることになります。そのため、実際は動いていないのに脳は動いていると錯覚し、乗り物酔いと同じ状態になります。そうした倦怠感はVR酔いと呼ばれ、数分程度の体験で実感する人もいれば、1~2時間プレイしても平気な人もいます。

②体調が影響する

VR酔いに関連しますが、寝不足や体調不調の時は酔いやすくなるため、VRを体験することはあまり推奨されていません。量販店での試用はほんの数分になるので、「お店でVRを試したら気分が悪くなった…」となったとしても、それは体調が影響しているだけの可能性があり、VRのすべてを体験したことにはならないんですよね。

③ちゃんとした装着感がわからない

VRゴーグルは頭に装着し、そのまま体を激しく動かすゲームがあります。お試しで体を動かすのには限度があるため、VRゴーグルのフィット感を確かめるためには、レンタルしてみる選択肢は有効なんです。

④部屋の広さが十分か確かめられない

VRゴーグルと部屋の広さ

△VRを体験するときには部屋の広さにも注意しましょう

体験するコンテンツによっては、腕を振り回したり前後左右に移動することがあるため、十分な広さを必要とするものがあります。そうした大きな動きが自分の部屋で可能かどうか、これも量販店での試用ではわかりにくい部分です。

こうした部分を知らずに店頭で試着をしただけでVRをプレイしても「なんか思ってた感じと違う…」となりかねません。そうならないためにも、VRゴーグルの購入を検討しているならはじめにレンタルしてみるのがもっとも理想的です!

自宅で数日使ってはじめて見えてくる部分もあると思うので、そこを踏まえた上で購入に踏み切るか、やっぱり保留するか、賢く判断したいですね。一番悲しいのは「せっかく買ったけど使わない」ことですから……。

レンタルできるVRゴーグルをチェック

3 オススメのVRゴーグルは「Meta Quest 2」

Meta Quest 2本体

△最もおすすめしたいVRゴーグルはMeta Quest 2(2022年6月現在)

kikitoではいくつかのVRゴーグルがレンタルできます。オススメなのは「Meta Quest 2」。これはMeta社(旧Facebook社)製のVRゴーグルで、ゴーグル単品で遊べてなおかつコンテンツも豊富という、完成度が高いデバイスなんです。筆者も発売当時から愛用しています。

VRゴーグルは、モノによってはPCとケーブル接続が必要なタイプがあります(PCVR)。一方「Meta Quest 2」はゴーグル単体で遊べるスタンドアローンVRと呼ばれるもので、PCやケーブル無しで遊べるのが利点。

ケーブルが無いほうが自由に動き回れるので、スタンドアローンVRの方が遊びやすいのは確実です。それに「Meta Quest 2」は専用のケーブルを用意すれば、PCVRとして使えちゃうので、本格的にVRにハマっても大丈夫。一般的に、PCVRの方がコンテンツは豊富です。

Meta Quest 2をレンタルしてみる

4 はじめてのVR体験におすすめのコンテンツ3選

VRゲームをプレイしているイメージ

具体的にどんなコンテンツがオススメなのか。「Meta Quest 2」ではYouTubeで動画を見たりネット検索をすることができますが、やはりメインコンテンツはVRゲーム。筆者的にオススメしたいVRゲームを3つ紹介しましょう。

■飛んでくるブロックを斬りまくろう!『Beat Saber』

『Beat Saber』はVRゲームのクラシックともいえる定番タイトル。目の前に飛んでくるブロックをBGMに合わせてズバズバと斬っていく、いわゆる音ゲー(リズムゲーム)です。難しいボタン操作やコントローラー操作は一切不要で、ゲームそのものに慣れていない人でも直感的に楽しめると思います。最近では、大型のゲームセンターにも導入されています。

ブロックを斬ったときの感触や効果音が心地良く、普段あまり音ゲーをしない筆者も「Meta Quest 2」で一番プレイしてるゲームはコレです。自分が腕を振るとブロックが真っ二つになる、この身体とのリンクはVRならではの体験です。気分はライトセーバーを振り回すジェダイのごとし。

そして、『Beat Saber』は運動不足にもオススメです。腕を振り回すだけなんですけど、コレが思いのほか筋肉に効いてきます。おそらく、日常生活ではあまり使わない筋肉を動員しているのでしょう。テレワークやステイホームでなまった体を鍛え直すのにもオススメです。

■止まった時間でどう動く?『SUPERHOT』

VRならではの主観性を利用したアクションゲームで、プレイヤーは360度から攻めてくる敵にやられないよう、銃やナイフ、落ちているお皿などを使って迎撃します。最大の特徴は、プレイヤーが動いていない間は時間が止まる点。つまり、自分がじっとしていれば敵から襲われることはないんです!

例えば敵が銃を撃ってきたとしても、じっと止まっていれば銃弾は静止したままなので、ゆっくり動いて銃弾を回避しつつ、迎撃に使えるアイテムを使って相手を倒す…という感じのゲームです。

『マトリックス』のような華麗なスタントも狙えるので、爽快感は抜群です。と同時に、どうやって攻撃を回避しながら敵を倒すか、パズルのように戦術を考える必要もあります。

■あの名作ゾンビゲームがVRに『バイオハザード4』

2005年に発売されたカプコンのホラーアクションゲーム『バイオハザード4』が、VR版になって登場。オリジナル版と違い一人称視点となったことで、ゾンビの攻撃が目の前に迫ってきます。ホラーゲームなので人を選ぶかもしれませんが、VRとホラーは相性が良いのも事実…!

基本的なストーリーは原作のバイオハザード4と同じですが、操作性がVR向けにアレンジされています。例えば銃を撃つには、自分の腕を動かして腰から銃を取り出す動作をして、リロード動作も実際に手を動かす必要があります(しかも銃の種類ごとに動作が違う)。普通のゲームならコントローラーのボタンを押すだけで良かった動きが、VRだと自分の体を動かさないといけないのです。

「複数のゾンビに襲われ、焦りからリロードがうまくいかず、そのままゲームオーバー」なんてこともありえます。VRゲームとしてはかなり本格的なので、VRに慣れてくればぜひ体験してみて欲しい一作です。鮮やかにゾンビを撃破できるとすごく気持ち良いですよ。

他にもファンタジー世界を冒険したり、パズルを解き明かしたり、フィットネスしまくったりと、VRには様々なゲームが存在しています。特に体を動かすことに特化したゲームは、プレイした後に息が上がるほどガチな運動量を要求するものもあります。『The Thrill of the Fight』っていうボクシングゲームは、プレイした翌日にめちゃ筋肉痛になりましたね…。VRの運動量、侮りがたし。

5 「Meta Quest 2」ならVRを周りの人と一緒に楽しめる

普通のビデオゲームなら、プレイしている人と一緒にゲーム画面を見ることができますよね。でも、VRはプレイ画面がゴーグルの中にあるのでどんな画面になっているのかが見えません。友達と一緒に盛り上がるのが難しい…と、そう思いませんか?

Meta Quest 2とスマートフォン

△Meta Quest 2はゲーム画面をスマートフォンに転送できるんです

「Meta Quest 2」は、VRゲームの画面をアプリやテレビ(Android TV内蔵)にワイヤレスで転送できるんです。例えば『バイオハザード4』をVRでプレイしている人がいて、その人が見ている画面を周りの人が一緒に見られれば、かなり盛り上がります。「ゾンビ来てるよ!」「リロード落ち着いて!」みたいにね。

また、複数の「Meta Quest 2」があれば、オンラインでマルチプレイを楽しむことができます。バトルロワイヤルゲームの『Population One』や、ソーシャルVRプラットフォームの『VRChat』など、友達と一緒にバーチャルの世界を駆け抜けるのもすごく楽しいですよ。

VRは一人で楽しむコンテンツと思われがちですが、画面転送を使えばその場にいる家族や友達と一緒に楽しめますし、マルチプレイを使えば遠くの友達と一緒に楽しめます。知り合いを誘って「一緒にVR、始めてみない?」と誘うのも一興です。

6 レンタルでVR体験を確かめよう!

Meta Quest 2でVR体験

△Meta Quest 2を装着したところ

※山田さん撮影

VRゴーグルは、身体性の強いデバイスです。それゆえに「VRってどういうことができるの? どんな楽しみ方なの?」とイメージしにくい部分もあります。そうした部分は、購入前にレンタルして自分の体でチェックするのがおすすめです。

kikitoで賢くレンタルして、VRの魅力を実感してみてください。気に入ったら、そのまま購入もできますよ。

※2022年6月時点での情報です。
最新情報について、詳しくは「メーカーのホームページ」でご確認ください。
※商品写真および画像はイメージです。

取材・執筆

ヤマダユウス型

ヤマダユウス型

ガジェット、音楽、楽器を主食とするライター。電気の通るモノに囲まれたアーバン暮らしを送りつつ、休日は登山やキャンプで魂を漂白している。


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