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【図解つき】VR/AR/MRの違いって?プロがわかりやすく紹介

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VRゴーグル
公開日:2022年3月10日(2023年4月14日更新)
VR・AR・MRそれぞれの違いと活用事例をプロが分かりやすく解説。さらに、今発売中のVR・AR・MR機器から、発売が注目されている最新機種までを徹底紹介!仮想と現実を融合させた技術やサービスを先取りしてみましょう。
1 リアルとバーチャルが融合するVR/AR/MRの特徴
■VR/AR/MRの違い
近年、急速に盛り上がりを見せている一つがVRです。これはディスプレイの中に、現実とは異なるもう一つの仮想空間を作り出し、それを見たり、その世界に参加できたりするというもの。
逆に、現実空間のうえにデジタル情報を表示するARも同時に広がりを見せています。
このVRとARを組み合わせたのがMRです。そしてこれらすべてを総称してXRと呼びます。それぞれの違いを詳しく解説していきましょう。
■VR(Virtual Reality/仮想現実)とは?
△VR(仮想現実)=3DCGで作られた世界や、360度カメラで撮影した写真や動画の中に入って仮想空間を楽しめる
3DCGで作られた世界や、360度カメラで撮影した写真や動画の中に入って仮想空間を楽しめるのがVR(仮想現実)です。スマートフォンやPCのブラウザで楽しむこともできますが、VRゴーグルを装着すると完全にその世界の中に入り込むことができ、高い没入感を体験することができます。
自宅のリビングにいる状態で、遠い国の風景を楽しんだり、誰かが作った町や村、お店などの仮想世界に入り込んで、そこで自由に過ごしたりすることができるのがVRの魅力です。
■AR(Augmented Reality/拡張現実)とは?
△AR(拡張現実)=目の前に見えるリアルな現実の風景に、さまざまな情報を付け加える技術
VRが仮想現実をディスプレイに映し出すのに対して、ARは目の前に見えるリアルな現実の風景に、さまざまな情報を付け加える技術です。例えば、巨大な旅客機の整備では膨大なマニュアルがありますが。ARを活用すれば、それらを見ながら整備することはなくなります。ARグラスに整備マニュアルや、整備手順が表示されるので、それを見ながら整備ができるというわけです。
ARは主に上記のような業務用途で広がっていますが、メルセデスベンツのSクラスが、オプションでルートガイドなどを表示する「ARヘッドアップディスプレイ」を新たに用意するなど、一般向向けにも広がり始めています。
また、スマートフォンゲーム『ポケモン GO』のARモードや、カメラアプリ「SNOW」の撮影機能などもARです。
■MR(Mixed Reality/複合現実)とは?
△MR(複合現実)=ARをさらに拡張し、実際にそこにないものを現実世界に重ね合わせて表示し、自由にコントロールできる
ARをさらに拡張し、実際にそこにないものを現実世界に重ね合わせて表示し、自由にコントロールできるのがVRとARを組み合わせたMRです。例えば、博物館に行くと考えたときですが、実際には行かず、CG上の博物館に入るのがVR。実際に博物館に行って、展示物を見たときに詳細な説明がディスプレイに表示されるのがARです。
そして、そこにはない展示物が実物大のホログラムとして表示され、それを好きな位置から見られたり、ジェスチャー操作で動かしたりできるのがMRです。VRのような仮想オブジェクトを、ARとして現実空間に重ね合わせる技術です。
MRはディスプレイ(グラス)だけでなく、複数のカメラやセンサーなどを組み合わせることでまったく新しい仮想体験をつくり出します。
■仮想空間やメタバースとVR/AR/MRの関係は?
近年話題のキーワードの一つが「メタバース」です。これはVR機器を使って体験ができる仮想空間サービスのこと。「VRChat」や「cluster」など多くのプラットフォームが登場しており、それらに好みのアバターで参加できます。
各プラットフォームには数多くの世界があり、そこでは参加者同士でおしゃべりをしたり、ゲームをしたり、探索したり、いろいろな体験できます。
2 VR/AR/MRの活用事例
VR/AR/MRは、すでに多くの領域で採用が始まっています。わかりやすいのは、ゲームなどのエンターテインメント領域ですが、教育分野での各種トレーニングや医療、製造、建築現場などさまざまなビジネスが動き出しています。その一部を紹介しましょう。
■エンターテインメントでの活用事例
VR技術がいち早く盛り上がっているのが「エンターテイメント領域」です。
例えば、KDDIと渋谷区観光協会などが中心となり、「cluster」上で運営されている「バーチャル渋谷」では、2021年に100組のアーティストのライブ配信を実施。世界中でVRプラットフォーム内でのライブが開催されています。
さらに、VRゴーグルを到着してプレイできるゲームにも数多く登場。人気ゲームシリーズ『バイオハザード』などもVRで楽しむことができます。また、ARも『ポケモン GO』を始めとした多くのスマートフォンゲームが登場しています。
■ビジネスでの活用事例
VRは、ビジネスシーンでも多様な形で活動されています。身近なものだと、VR空間でのプロモーションが増えています。日産自動車が「VR日産ショールーム」をメタバース上に公開しているほか、さまざまなファッションブランドがメタバース上で活動するアバターが着用するファッションアイテムを公開しています。
また、「デジタルツイン」という技術も広まりを見せています。これは、工場の改良や施設の新規立ち上げなどを行うとき、実際に造る前にデジタル空間でつくり、検証するという手法です。VR空間で施設をつくることで、光の動きや日照といった環境、工場の場合なら稼働状況などを確認できます。
AR/MRはまさにビジネス利用が活発な領域です。前述の整備工場の例を始め、医療現場では手術のトレーニングや術前の準備、遠隔支援などに活用されています。
3 VR/AR/MRを手軽に体験する方法は?
VRやメタバースに興味を持ったら、実際に体験してみてはいかがでしょうか。手軽に体験できる機器や今後発売予定の機器などを紹介しましょう。
■今すぐ手に入るVR/AR/MR機器
メタバースやVRの普及とともに、それらを手軽に体験できるVRゴーグルなど、製品が次々と登場しています。しかも、この数年で性能が飛躍的に向上したり、使い勝手がアップしたりしています。そんな中でも手軽に使える製品を紹介しましょう。
【VRヘッドセット】Meta/Meta Quest 2
Metaが開発・販売しているVRゴーグル。Facebook社の社名変更にともない、「Oculus Quest 2」から型番が変更になりました。スタンドアローンでの動作に対応しており、バッテリーも内蔵しています。Wi-Fiに接続して多くのサービスやアプリが利用できる仕組み。
2つのコントローラーが付属しており、頭の動きや傾きに加えて、手の動きをVR空間で再現できます。専用のOculusストアでは多くのアプリのダウンロードができメタバースに参加できるものから、人気のVRゲームまで利用できるアプリが多いのもポイントです。
- 【Meta Quest 2の特徴】
- ・使い方:スタンドアローン/PC接続
- ・サービス:VRを生かしたタイトルが充実。専用のOculusストアでは300本以上のVRタイトルが公開。また、高性能PCと連携することでさらに高画質のゲームなども利用できる様になる。
- ・おすすめタイプ:メタバースを体験したい人、手軽にVRゲームを体験したい人におすすめ。
【ARグラス】 Nreal/Nreal Air
大画面でのコンテンツ視聴に最適化されたサングラス型のスマートグラス。スマートフォンと連携することで目の前に130インチ(最大201インチ)の大画面を表示することができます。スマートフォンの画面を映し出す「Air Casting」モードのほか、複数のコンテンツを同時に表示できる「MR モード」も用意しています。
- 【Nreal Airの特徴】
- ・使い方:スマートフォン連携(NrealAirとの直接接続に対応していない機種は、別売品アクセサリ「Nreal Streaming Box」を利用)
- ・サービス:スマートフォンの画面をミラーリング/専用アプリ「Nebula」対応機種は3D空間「MRスペース」の利用が可能
- ・おすすめタイプ:いつでもどこでも大画面でコンテンツを視聴したい人向け
【MRグラス】 Magic Leap/Magic Leap 1
NTTドコモが販売する小型軽量のMRヘッドセット。ゴーグル型のディスプレイ部と高性能プロセッサなどを内蔵した本体に分かれているのが特徴。ゴーグル部分には複数のカメラやセンサーを搭載しており、目の前の現実を撮影して、その映像の上に、多種多様な情報や映像を重ね合わせられます。現在は主に法人向けに販売されています。
■注目されているVR/AR/MR機器
VR/AR/MRが盛り上がる中、これからも新しい機器が登場予定です。未発売の機器の中で特に注目を集めている製品を紹介しましょう。
【VRヘッドセット】Shiftall/MeganeX
パナソニックの子会社Shiftall(シフトール)が開発した超軽量250gのVRヘッドセット。SteamVRに対応しており、多くVRアプリに対応しています。リフレッシュレート120Hzで駆動する5.2K/10bit HDRのマイクロOLEDディスプレイを搭載し、超高画質で映像を表現することができます。頭の回転や傾きだけでなく、上下左右前後の動きを検知できる6DoFに対応しています。
発売は2022年春の予定。国内メーカーの参入に加えて、メタバース内の温度を体感できるウェアラブル冷温デバイス「Pebble Feel」、メタバース対応音漏れ防止機能付きマイク「mutalk」などの関連製品が同時発表されることでも注目を集めています。
■今すぐ楽しめるVRコンテンツもチェック
VRゴーグルを装着すれば、多くのVRコンテンツが楽しめます。たとえば、スマートフォンや普通のゲーム機では体験できないような没入感の高いVRゲームや、世界中の人たちとコミュニケーションがとれるメタバース、そして、100インチを超える大画面でのシアター体験も可能です。次世代のゲーム、エンタメ体験を先取りできます。
4 まとめ
今後、VRやメタバース、そして、AR/MRは仕事や日常生活の中に溶け込み、より身近なものになっていきます。いざというときに、何のことかわからないといったことがないように、今のうちにVRを体験してみてはいかがでしょうか。VRゴーグルをレンタルするだけで簡単に体験することができますよ。
※2022年3月10日時点での情報です。
最新情報について、詳しくはメーカーのホームページでご確認ください。
※表示金額はすべて税込価格です。
※商品写真および画像はイメージです。
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