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【最新】GoPro HERO12 Blackをレビュー!実際に使用してHERO11との違いも解説

GoPro HERO12 Black アクションカメラ
月額サブスクプラン
3,600円/月額
(30日単位/自動更新)
短期レンタルプラン
7,480円/4日間~
アクションカメラ
公開日:2024年1月17日
アクションカメラの中でも不動の人気を誇るGoProシリーズ。その最新モデルGoPro HERO12 Blackが発売されました。前モデルからどんな点が進化したのか、実機検証をしつつ探っていきます。
目次
1 2023年発売モデル「GoPro HERO12 Black」
2023年9月13日に発売されたGoPro HERO12 Black。従来モデルに比べて、より長時間連続撮影が可能になったほか、新たに三脚穴が搭載されるなど、よりVlog撮影を行う人に向けた機能が強化されています。それでは、具体的にHERO12 Blackの特徴を機能面から解説していきます。
2 「GoPro HERO12 Black 」と「GoPro HERO11 Black」の違い
GoPro HERO12 Blackは、前モデルのHERO11 Blackから、新たにどのような機能が追加されたのか。そして、省略されてしまった機能は何かを解説していきます。
▼GoPro HERO12とGoPro HERO11の比較表
HERO12 Black | HERO11 Black | |
---|---|---|
本体 | ![]() |
![]() |
重さ | 154g | 154g |
サイズ | 幅 71.8×高さ 50.8×奥行き 33.6 mm | 幅 71.8×高さ 50.8×奥行き 33.6 mm |
写真画質 | 27.13MP 、SuperPhoto(HDRビデオモード付き) | 27.13MP 、SuperPhoto(HDRビデオモード付き) |
動画画質 | 5.3K/60fps | 5.3K/60fps |
手ブレ補正 | HyperSmooth 6.0 | HyperSmooth 5.0 |
音声コントロール | ○ | ○ |
音声起動 | – | – |
タッチディスプレイ | ○ | ○ |
フロントディスプレイ | 1.4インチカラーLCD(ライブプレビューおよびステータス機能付き) | 1.4インチカラーLCD(ライブプレビューおよびステータス機能付き) |
耐久性、防水性 | 水深10m | 水深10m |
Wi-Fi、Bluetooth | ○ | ○ |
GPS | × | ○ |
撮影モード | HDRビデオ/ TimeWarpビデオ / タイムラプスビデオ /ナイトラプスビデオ / スローモーション | TimeWarpビデオ / タイムラプスビデオ /ナイトラプスビデオ / スローモーション |
デジタルレンズ、FOV | HyperView / SuperView / 広角 / リニア /リニア + 水平ロック / 水平維持 | HyperView / SuperView / 広角 / リニア /リニア + 水平ロック / 水平維持 |
レンタルページ | HERO12 Black | HERO11 Black |
■HDR動画の撮影が可能に
GoPro HERO12 Blackから、新たに「HDR(High Dynamic Range=ハイダイナミックレンジ)」ビデオモードが搭載。この機能により、明暗部を細部まで表現し、より肉眼で見るようなリアルな映像が撮影可能になりました。
HDRビデオモードにより、これまで白飛びしたり、黒つぶれしたりしていた映像もキレイに残すことができます。ただし、HDRビデオモードは色の明暗を自動で調整する機能なので、コントラストをハッキリと映したいような場合では不向きといえるでしょう。
■バッテリーの持ちがよくなった
GoPro HERO12 Blackでは、電源管理のシステムを見直したことにより、バッテリーの持ちがよくなりました。
5.3K 60pで撮影した場合、HERO11 Blackでは約35分の連続撮影が可能でしたが、HERO12 Blackでは約70分と、2倍ほどバッテリーの持ちがよくなっています。
■手ブレ補正機能がアップデート
GoPro HEROシリーズではおなじみのカメラブレ補正機能「HyperSmooth」がHERO11 Blackの「HyperSmooth5.0」から「HyperSmooth6.0」に進化しました。
従来モデル以上の強力なカメラブレ補正性能を発揮するだけでなく、「自動ブースト」機能によってシーンのスピードと動きに応じたカメラブレを補正しつつ、広角での撮影も可能となっています。
■GPS機能はなくなった
GoPro HERO12 Blackでは、従来モデルで搭載されていたGPSの受信機能が省略されています。これによって、映像や写真をどこで撮影していたか記録することができなくなってしまいました。
ただ、GPS機能を省略したことも、バッテリーの持ちを良くすることに貢献していると考えられるため、そちらを優先した判断だったのかなと思います。
■フレームレスマウントに加え、三脚用のネジ穴を新設
GoPro HERO12 Blackには、ボディ本体の底面に従来のフレームレスマウントに加え、新たに三脚設置用のネジ穴が搭載されました。
普段カメラを使用している人やVlogなどの撮影のためにHERO12 Blackの購入を検討している人にとってはうれしいポイント。所有している三脚が使えるのは大きなメリットになるでしょう。
3 「GoPro HERO12 Black」を開封・実機レビュー!
ここでは、実際にGoPro HERO12 Blackを購入して、実際に使ってみるまでの流れで、機能面や付属品などについてレビューしていきます。
■アタッチメント・同梱品
GoPro HERO12 Blackには、以下の付属品が同梱されています。
- ・USB-Cケーブル(充電やデータ転送用)
- ・着脱式のEnduroバッテリー(1720mAh)
- ・カーブ付きアドヒーシブマウント(カーブのある面にHERO12 Blackを固定する)
- ・フラットアドヒーシブマウント(平面にHERO12 Blackを固定する)
- ・スクリュー(マウントに固定するための部品)
■本体デザインが変化!サイズ・重量は変化なし
GoPro HERO12 Blackは、前モデルのHERO11 Blackと外寸、重さ(71.8×50.8×33.6mm、バッテリー込み154g)は全く同じです。違いは、マットなボディ本体に青い星のようなテクスチャーが施されている点のみです。
■従来モデルからメニュー画面のデザインが変わった
GoPro HERO12 Blackでは、従来モデルからメニュー画面などのUIデザインが一新されました。
特に大きい改良ポイントは、設定によって使用できる項目のみが表示されるようになった点。これにより、今まで以上に直感的に操作できるようになりました。
また、タッチディスプレイの性能も向上しており、スワイプやタップなどの操作時に感じていたストレスが大幅に軽減されたのもうれしい改良ポイントです。
■HDRビデオモードで見やすい映像に!
HDR(High Dynamic Range)撮影により、肉眼で見たときの印象に近い映像を撮影できます。
実際にHDRビデオモードで撮影してみたところ、期待以上に暗部のディテールがしっかり描写されている印象を受けました。従来の撮影であれば、逆光で明部と暗部の輝度差が大きい場合、暗部が黒くつぶれてしまうところですが、HDRビデオモードなら効果でカラフルな色調がしっかり描写されています。
ただ、影をドラマチックに演出するような映像作品を撮りたい場合、HDRビデオモードで撮影を行わないほうが印象的な映像になるかもしれません。
■その他の追加機能は普段使いしづらい印象
GoPro HERO12 Blackでは、Bluetoothオーディオデバイスに対応し、ワイヤレスで録音や音声コントロールが可能になりました。
そのほか、複数台のHERO12 Blackで同じシーンを別角度から撮影した際に、専用アプリを使って簡単に時間軸を合わせられる「タイムコード」機能も搭載。
ただし、どちらもクリエイティブな動画を制作する予定がない人にとっては、少し持て余してしまう機能かもしれません。Vlog撮影に使用したい、映像を次々に切り替わるような映像を作りたい、など明確な目的がある人にはおすすめです。
■ネットで目にする連続撮影における熱暴走はなかった
GoPro HERO12 Blackのネットなどにおける「長時間連続撮影を行うと熱暴走によって止まってしまう」といった現象について検証してみたところ、熱暴走で止まるということはありませんでした。
今回、1080pや4K動画、5.3K動画の長時間連続撮影を行いましたが、どれも異常な動作はなし。おそらく検証した時期が、気温も下がった晩秋だったため、適度にカメラが冷やされる環境だったことも考えられます。
ただ、今回熱暴走は見られなかったものの、5.3K動画撮影時にはボディ本体は熱を持ってはいたため、これが真夏の炎天下で連続撮影した際にはもしかすると口コミのように動作停止、異常が発生するのかもしれません。
心配な方は、4K動画または1080pのクオリティで撮影することをおすすめします。
■底面のマウント接続がかなり便利
筆者が個人的にGoPro HERO12 Blackの改良ポイントで歓迎しているのが、ボディ本体底面に三脚を設置できるネジ穴が新設されたことです。しかも、GoPro独自のフレームレスマウントと併設というのもポイントが高いです。
いわゆるアクティビティ系の撮影に向くGoProのオプションはフレームレスマウントで、Vlogなどに便利なテーブル三脚や、タイムラプス動画を安定して撮影するためのスチルカメラ向けの大きくて重い三脚にも取り付けられるようになったのはうれしい改良点です。
【kikito編集部より】レンタルで買う前に自宅でお試し!
GoPro HERO12 Blackについてご紹介しましたが、実際に使ってみないと画質や音質、使い勝手などなど分からないことも多いでしょう。
そんな時は、家電のレンタルサービスを使えば、自宅で数週間から数カ月利用することができるので、気になるポイントをしっかりチェックできます。そのまま買取りできるサービスもあるので、購入を迷っている方におすすめです。
4 HERO12を使って撮影してみました!
GoPro HERO12 Blackを実際に使用してみました。「画質・手ブレ補正」「音質」「機能性・使いやすさ」をポイントとして検証してみます。なお、撮影はすべて4K30pで行ったものを編集しています。画角は「SuperView」、音声の「HDRビデオ」のシーンのみ「HDRビデオ」に設定しました。
■歩きながらの撮影
GoPro HERO12 Blackをミニ三脚に固定し、手持ちで歩きながら撮影しました。
ウォーキングといった上下動がさほどないシーンでの撮影は、全く問題なくカメラブレ補正が効いていることがわかります。左右の植物や壁のテクスチャーなどがしっかりと描写されています。
■走りながらの撮影
GoPro HERO12 Blackを手持ちで走りながら動画撮影しました。
記者の足が遅いという点を加味しても、歩いて撮影したときと全く変わらない描写には驚きました。「自動ブースト」機能によるスピードの自動検知でカメラブレを抑え込んでいるといった印象です。
なお、どちらも色の再現性が非常に高く、肉眼で見た色合いに忠実という印象です。
■音声について
■画質・手ブレ補正について
GoPro HERO12 Blackの動画撮影中における音声の録音機能についてですが、カメラの設定として「Wind Reduction」のオン/オフの切り替えが可能となっています。この機能では、屋外での撮影時に風のノイズ音がマイクに乗って記録されてしまう状況を改善することができます。
設定では「自動」(周囲の音を自動で判断し、自動でオン/オフを切り替える)、「オン」(風のノイズ音低減機能を常時オン)、「オフ」(風のノイズ音低減機能を常時オフ)を選ぶことができます。
なお、「オフ」時にはステレオで録音されるため、声が聞き取りやすくなる印象です。そのため、たとえば屋内など風のノイズ音を気にする必要がないシーンでは、このモードを「オフ」にしておくことをおすすめします。
5 まとめ
GoPro HERO12 Blackは、HERO11 Blackなど従来モデルに比べ、バッテリーの持ちをよくしたり、テーブル三脚などに対応したネジ穴を新設したりといった、いわゆるVlogなど動画投稿サイト向けの動画撮影に強さを発揮するアクションカメラとなっています。
ちょっと気になる!試してみたい!という方は、レンタルしてみるという手がありますよ。kikitoでは、気になるGoProシリーズの機種を取り揃えています。まずは、お試しでレンタルして使用感などをチェックしてみることをおすすめします。
GoPro以外のアクションカメラを見る\kikitoの利用は4ステップ!使い方を動画で解説/
※2023年12月時点での情報です。最新の情報はメーカーのホームページでご確認ください。
※商品写真および画像はイメージです。
※表示金額はすべて税込価格です。
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