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Dyson Supersonic Ionicヘアドライヤー、アタッチメント、Dyson Airwrap Completeの集合画像

【プロが評価】ダイソンのドライヤー実機レビュー!メリット/デメリットはどんなところ?

Dyson Supersonic Ionicヘアドライヤー アイアン/フューシャHD08ULFIIF

Dyson Supersonic Ionicヘアドライヤー アイアン/フューシャHD08ULFIIF

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ヘアケア

公開日:2021年11月19日(2023年4月13日更新)


人気を博しているダイソンのドライヤーを美容家電ライターが実際に使用。髪への優しさは?手入れのしやすさは?おすすめのアタッチメントは?などをレビューします。

1 ダイソンのドライヤーってどんなもの?

■羽根のない扇風機の技術を搭載したパワフル風量ドライヤー

女性がDyson Supersonic Ionicヘアドライヤーを使用しているイメージ画像

△Dyson Supersonic Ionicヘアドライヤーの価格は、付属品・ツール5点セットで44,000円(編集部調べ)

一目見てわかるように、ダイソンのドライヤーは一般的なドライヤーとは全く異なる形をしています。通常ドライヤーは、ヘッドにモーターを搭載し、ファンを回転させて風を生み出しますが、ダイソンは持ち手部分に小型モーター「ダイソンデジタルモーターV9」を内蔵。3カ所から空気を取り込み、気流を3倍に増幅させることで高圧かつ高速な風を送風しているのです。ハンドルにモーターを内蔵しているため、ヘッドも短くでき、このような独特なフォルムになっています。

■ほかの追随を許さない高圧・高速気流

Dyson Supersonic Ionicヘアドライヤーのパワフル風で髪の毛が舞い上がっているイメージ画像

△高圧・高速気流が地肌に一気に届くので、手で地肌をかきわけなくてもどんどん乾いていきます

ダイソンドライヤーの魅力はなんといっても、風のパワフルさです。風量2.4立方メートル/分自体、ほとんどのドライヤーがかなわない数字ですが、それ以上に圧倒されるのが風の速さ。ドライヤーで髪を乾かす際、地肌まで乾かすために片手で髪をかきわけることも多いと思いますが、ダイソンなら高圧かつ高速な風が一直線に地肌まで届き、水分まで跳ね飛ばす勢いです。

Dyson Supersonic Ionicヘアドライヤーの吹き出し部分△吹き出し口はノーズがなく、頭皮に近づけやすい形状です

Dyson Supersonic Ionicヘアドライヤーのボタン部分△操作ボタンは裏側にあります

一方、過度な熱が毛髪を傷める原因になることから、過加熱を防ぐために「インテリジェント・ヒートコントロール」機能を搭載。ヘッド部に備えた温度センサーが風音を毎秒20回測定し、髪にダメージを与えにくいとされる78℃までをキープしてくれます。ドライヤーも増えていますが、なおこの温度は、78℃・62℃・45℃で設定できるほか、ボタンを押している間だけ冷風が出る「コールドショット」ボタンも搭載されています。

2 ダイソンのドライヤーのメリット/デメリット

■風量が多くて速乾性抜群!

女性がDyson Supersonic Ionicヘアドライヤーを使用しているイメージ画像

さっそく使ってみましょう。一般的なドライヤーの多くはレバーをスライドして風量を選択しますが、ダイソンはすべてボタン操作。電源ボタンを押すと、間髪入れずパワフルな風が吹き出し、はじめて使う人はその風圧に思わず息をのむかもしれません(私がそうでした)。

勢いある風が一直線に地肌まで届くので、髪の表面より根本からどんどん乾いていくというのも、ほかにはない感覚。地肌は濡れた状態で放置しておくと菌が繁殖して、かゆみやフケなどの原因になるともいわれているので、頭皮から乾くのは気持ちがいいもの。

■重量バランスがよく、手が疲れにくい

またヘッドが短いハンマー形状のため重量バランスがよく、重さを感じにくいのもメリットの一つ。一般的にヘッドが長く重量のあるドライヤーは、頭の上で振り回したときにバランスが崩れて重く感じたり、バランスを取ろうと無意識に手首に力を入れたりしてしまいますが、これは左右に振っても安定感があります。

さらにヘッドが短いことで腕を大きく上げる必要がないのも疲れにくい理由といえそう。頭皮に近づけすぎると、少し熱く感じることはありますが、「インテリジェント・ヒートコントロール」のおかげで過加熱にならないのもあんしんですし、もっと低温がよければ温度設定を変えればOKという選択肢があるのもいいと思います。

■群を抜いた速乾性!

もちろん速乾性も高く、私自身、多くのドライヤーを試してきていますが、やはりダイソンの速乾性を超えるものはありません。個人的な体感として、通常のドライヤーに比べて25〜30%は時間短縮になると思います。早く寝たい夜や忙しい朝に、ドライヤーにかける時間が減らせるのはうれしいですね。

■風の勢いがすごいので、乾かし方には注意が必要

一方、風の勢いがすごいため、ただ風圧の高い風を当て続けるだけでは、髪が乱れた状態で乾いてしまい、その後のセットが大変になる場合があります(笑)。そうならないためには、風圧を上手に利用して、キューティクルの流れに沿って上から下へ風を当てるとツヤが生まれます。また風量を下げたり、次に紹介するツールを使ったりすることでも、きれいにセットできます。

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■付属アタッチメントが豊富

Dyson Supersonic Ionicヘアドライヤーのアタッチメント集合写真

△基本セットには、ジェントルエアーリング、スタイリングコンセントレーター、スムージングノズル、ディフューザー、浮き毛抑制ツールが付属しています

ダイソンドライヤーは髪を乾かすだけでなく、風質や風温をコントロールしたり、作りたいスタイルに合わせてセットができたりするアタッチメントが豊富に付属しているのも魅力です。しかもこれらのツールはマグネットになっており、吹き出し口に近づけるだけでピタッとくっつくので便利。外すときもひねることなく外れます。

まず前述のように、風圧で髪が乱れるのを防ぎたいなら、「スタイリングコンセントレーター」の使用がおすすめ。細いすき間から出る風が、周りの髪を乱すことなく的確にブローしてくれるので、美しいストレートヘアが作れます。

お皿に突起がついたような「ディフューザー」は、カールやパーマヘアを崩さず乾かしてくれるアタッチメントですが、実は意外な使い方もできます。パーマヘアでない人でも、毛先を指に巻き付け、少し束になった状態で「ディフューザー」に乗せて風を当てると、毛先がフワッとゆるいウェーブが作れるのです。ヘアアイロンなどを使わず、ニュアンスヘアを作りたいときにお試しを。

Dyson Supersonic Ionicヘアドライヤーの浮き毛抑制ツール

△2021年9月に発売されたモデルから「浮き毛抑制ツール」が追加に

個人的に非常にありがたいと思ったのが、2021年9月発売の新モデルから付属となった「浮き毛抑制ツール」。私は髪が細い上、カラーリングを繰り返しているためか、浮き毛がピョンピョンと跳ねやすく、髪が乱れて見えるのが悩みでした。

それが、この「浮き毛抑制ツール」で仕上げると、ドライヤーをかけた先から浮き毛がピターっと収まるのです。しかもテンションをかけてブローしたような品のある仕上がりに! テクニック要らずで、サロンのような仕上がりになる画期的なツールです。

そのほか、低温の風で優しく乾かしたいデリケートな髪や頭皮には「ジェントルエアーリング」、なめらかな風で仕上げたいときは「スムージングノズル」が便利です。

■メンテナンスも簡単

Dyson Supersonic Ionicヘアドライヤーの吸引部カバーを外したところのアップ

△お手入れは吸引部のカバーを外して掃除します

メンテナンスは至って簡単。フィルターカバーを外し、フィルターとフィルターカバーに溜まったホコリを取り除きます。逆にお手入れを怠ると、風量が弱くなってしまうので、溜まる前にお手入れしましょう。

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3 こちらもおすすめ「Airwrap(エアラップ)」

Dyson Airwrap Completeの製品画像

△話題のカールドライヤー「Airwrap」

■髪がカーラーに自動的に巻き付くカールドライヤー

ダイソンの美容家電でもう一つ話題なのが、ドライヤーの温風でカールヘアが作れる「Airwrap」です。通常、カールヘアを作りたいときはヘアアイロンを使う人が多いと思いますが、ヘアアイロンは高温になるため、髪が傷んでしまうリスクがあります。その点、このAirwrapは、ドライヤーでカールヘアを作るので、原理としてはくるくるドライヤーに近いものがあります。

でも、くるくるドライヤーと大きく違うのは、自分で手首を返してカールを作る必要がないところ。カーラーの周囲にコアンダ気流と呼ばれる気流が発生しているため、カーラーを髪に近づけるだけで、自ら髪がカーラーに巻き付いていき、カールを作ります。

カーラーは、太さ30mmと40mmの2種類(各2本)が付属するほか、ドライヤーとして使える「プレスタイリングドライヤー」「スムージングブラシ」など合計6種類のツールが付属しています。

■1台でヘアドライからスタイリングまで一通りかなう万能選手

女性がDyson Airwrapを使用しているイメージ画像

△アタッチメントを「プレスタイリングドライヤー」に付け替えると、見た目はまさにダイソンドライヤー

Airwrapの価格は59,400円(編集部調べ)とお高めですが、実は1台でヘアドライからスタイリングまで一通りかなう万能選手。アタッチメントを「プレスタイリングドライヤー」に付け替えれば、普通のドライヤーとして使えるのです。

風量はDyson Supersonic Ionicにはおよばないものの、一般的なドライヤーに引けを取らず、短時間で髪が乾かせます。Dyson Supersonic Ionicよりさらにヘッドが短いため、少し独特な使用感ですが、重さを感じずスイスイ動かせます。

■髪が勝手に巻き付いていくサプライズ感

Dyson Airwrapに髪の毛が巻き付くイメージ画像

△一見、ヘアアイロンに髪を巻き付けているように見えますが、実は髪の方が勝手に巻き付いています!

Airwrapの使い方は実にユニーク。このスタイラーは、濡れた髪が乾いていく過程で形が作られる仕組みを利用するため、洗った髪を7~8割程度乾かすか、スプレーなどで濡らして湿った状態から始めます。カーラーは同じ太さのものが2本ありますが、それぞれ風の向きが異なるため、巻きたい方向のカーラーを使います。

準備ができたら、毛束を少し取って持ち上げ、毛先のほうにカーラーを近づけていくと…ある瞬間に、ヒョイっとカーラーに巻き付くのが面白い! 巻き付いたら、その状態をキープしながらしっかり乾かし、最後にコールドショットを5秒ほど当てて固めれば、くるんとかわいいカールが完成!

ヘアアイロンとは違い、風の力で巻くので、雰囲気の柔らかく自然なカールヘアが作れます。

■乾かしながら固めるから髪に優しい

Dyson Airwrapでカールさせた髪の毛

△ヘアアイロンとの違いは、カールを作る工程と温度。ヘアアイロンのように高温ではないため、髪への熱ダメージが抑えられます。30mmと40mmの2種類のカーラーがあり、ニュアンスの違いを作れます

Airwrapは髪が勝手に巻きつく、という驚きに目を奪われがちですが、本当の魅力は過度な熱で髪を傷めにくいところにあります。

まず濡れた髪を乾かしながらスタイリングしている点で、ヘアアイロンに比べて髪に優しく、過度な熱ダメージを防いでいます。

ヘアアイロンのような熱でつくるカールとは違って、風で巻いたエアリーカールの仕上がりなので、スタイリング剤をうまく活用することで、カールも一日キープできます。

4 まずはレンタルして試してみよう

ダイソンはDyson Supersonic IonicもAirwrapも、ほかとは一線を画した風量や使用感、髪への優しさで、多くの熱烈なユーザーに愛用されています。とはいえ値段が高いので、万一合わなかったときのことを考えると心配…そんな方はぜひ一度、レンタルを試してみてはいかがでしょうか。

※2021年11月19日時点での情報です。

最新情報について、詳しくは「メーカーのホームページ」でご確認ください。

※表示金額はすべて税込価格です。

※商品写真および画像はイメージです。

取材・執筆

田中真紀子

田中真紀子

白物家電、美容家電を得意とするフリーライター。雑誌、ウェブなどで執筆を手掛けており、検証およびレビュー記事では、ユーザー目線を大切にした主婦ならではの感性に定評がある。ベビー用品、生活雑貨、医療など、暮らしにまつわる記事も多数。


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