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ドライヤー選びはなぜ重要?ダイソン/パナソニック/シャープを使って比較してみた
ドライヤー比較セット②
短期レンタルプラン
8,980円/15日間~
ヘアケア
公開日:2022年8月3日(2023年12月13日更新)
様々なメーカーから登場している高級ドライヤー。何がいいの?何故高いの?実際性能はどうなの?と気になっている方も多いはず。人気のダイソン、パナソニック、シャープのドライヤーをレンタルして、使い勝手を比較してみました。
目次
ドライヤー、こだわって選んでますか?
筆者は正直、特にこだわりがありませんでした。なぜなら長年ショートカットで、特に髪質に悩みもなかったから。ドライヤーを購入するときの条件は、第一に「価格」。各社から高級ドライヤーが登場してきていますが、なぜそんなに高いの?そんなに違いがあるの…?と思っていました(すみません)。
でもこのところ、歳を重ねたからなのか、髪のうねりや広がりが気になるように…。似たような髪質の知人から「ドライヤーで髪の仕上がりとか感触が全然変わるよ!」と言われたこともあり、がぜん高級ドライヤーが気になってきたのです。
そこで問題になるのが「どの製品を買うか」。調べて気になる製品ができたものの、どれもいきなり買うにはいいお値段。店頭で試すにしても、乾いた髪に使ってどこまで性能がわかるのかなーと考えていました。
そこで今回、NTTドコモが運営するデバイスレンタルサービス「kikito」で、気になる高級ドライヤー3機種をレンタルして自宅で試してみることにしました。
▼今回借りて試した製品
1 そもそもドライヤーはなぜ大事なの?
シャンプー後の濡れた髪はキューティクルが開いているため傷みやすい状態。また、頭皮が濡れたままだと雑菌が繁殖し、ニオイやフケの原因にも…。ドライヤーでしっかりと乾かすことは、きれいな髪と健康な頭皮のためのケアでもあるわけですね。
一方、髪の毛はタンパク質でできているので、ドライヤーで乾かす際に高温をあててしまうと傷みの原因に…。家電ライターの田中真紀子さんによると、従来のドライヤーは風量が弱かったため、それを補うべく高温の風で髪を乾かすタイプが多かったのですが、最近は髪へのダメージを抑える温度帯に設定したり、髪を守るマイナスイオン機能を搭載したり、風量を増やして低温でも速く乾かせるものが増えているとのこと。特に3~4万円台の高級ドライヤーは、毛髪研究に基づいて開発された高性能モーターやセンサー、プログラミング技術などを搭載し、髪を守りながら速乾も実現してくれるそうです。
2 ドライヤーを選ぶときのポイント
家電ライターの田中真紀子さんによると、選ぶときのポイントは以下の4つです。
風量 | 近年のドライヤーは髪へのダメージを抑えるため、低温になっているものが増えていますが、その場合も風量が多ければ髪は早く乾かせます。髪の根本まで風がしっかり当たる風圧や、髪をほぐして風を届きやすくするノズルなど、風量以外に工夫しているモデルもあります。 |
---|---|
重さ | ドライヤーは頭の上で振り回すことになるアイテムのため、重いと途中で疲れてしまいます。 |
温度調節機能 | 髪は高温にさらされると傷みやすくなるので、ドライヤーの風もできれば低温がベター。近年のドライヤーにはもともと低温というタイプから、センサーを搭載して高温にならないよう制御するもの、低温にも設定できるものなど、さまざまな機能で低温ドライが実現できるものが増えています。 |
+α機能 | 温風と冷風を交互に当てて髪の表面を整えてツヤを出す「温冷モード」や、頭皮や肌に優しい「スカルプモード」、髪の静電気を抑えてもつれを防ぐ「マイナスイオン」など、さまざまな付加機能を搭載しているドライヤーも多いので、気になる機能もチェックしてみるといいですね。 |
3 実際に使って比較してみた
kikitoでレンタルした高級ドライヤー3製品をまとめて使ってみました。それぞれ使った感想をレビューします!
- ●テスト条件
- ・洗髪後、軽くタオルドライした髪がすべて乾くまでの時間をストップウォッチで計測。
- ・使用するモードは各モデルの風量・温度が最大のモード。
※「完全に乾いた」という判定は個人の感覚によるものであるため、それぞれのテストで多少バラツキがある可能性があります。
※いずれも個人の感想であり、製品の優劣を決めたり、性能/機能を保証したりするものではありません。
■Dyson Supersonic Ionicヘアドライヤー アイアン/フューシャHD08ULFIIF
風量 | 2.4㎡ |
---|---|
重さ | 720g |
自動温度調節機能 | あり |
最高温風温度 | 100℃(弱風と高温の組み合わせ使用時) |
+α機能 | インテリジェント・ヒートコントロール、Air Multiplier、マイナスイオン放出 ほか |
全頭が乾くまでの時間 | 3分20秒(風量強、温度高 時) |
毎秒13Lの空気を生成する「ダイソン デジタルモーターV9」や、吸い込んだ空気の量を3倍に増幅して高圧・高速気流を届ける「エアーマルチプライアー」により、小型ながらパワフルな風で髪を乾かせるドライヤー。
風温を毎秒20回測定し、髪を過度な熱から守る「インテリジェント・ヒートコントロール」機能や、マイナスイオン放出機能も備えます。
頭皮ケアやなりたい仕上がりに合わせて選べる付属のアタッチメントも豊富。浮き毛抑制アタッチメントを使えば、コアンダ効果により長い髪の毛を手前に引き寄せ、浮き毛を隠しまとまり感を出すことができます。
とにかく圧倒されるのは風量!手ぐしで髪をほぐさなくても、ドライヤーを振りながらあてるだけで勝手に髪が舞い上がって乾いていきます。かなり風が強いので、最後は風量を落として手ぐしでまとめながらかけるのがおすすめ。乾かし終わった後の髪はしっかりとまとまり、うねりやアホ毛もほとんどありませんでした。
製品自体は720gとやや重めですが、重いのは柄の部分でヘッドは軽いこと、風量があるので重さは感じにくいです。
動作音も特徴的。ドライヤーの動作音で想起するような「ゴー」という音ではなく、「ピー」という高い周波数を含んだ音がします。
■パナソニック ヘアードライヤー ナノケア EH-NA0G
風量 | 1.5㎡ |
---|---|
重さ | 約595g |
自動温度調節機能 | あり |
最高温風温度 | 約125℃(DRY/HOT・室温30℃のとき) |
+α機能 | 高浸透ナノイー/独自の速乾ノズル ほか |
全頭が乾くまでの時間 | 3分10秒(HOT、TURBOモード時) |
先端に独自の速乾ノズルを搭載。送風効率を改善したほか、強弱差のある風を起こし、濡れて密着した毛束をほぐしながら乾かすことで速乾性を高めたのが特徴。「高浸透ナノイー」がキューティクルの隙間に入り込むことで、髪の表面だけでなく内側にまで水分を与え、うるおいを浸透させることができるとのこと。
温風と冷風を自動で交互に切り替える「温冷リズムモード」「毛先集中ケアモード」、暑いときは低く、寒いときは熱くなど室温に合わせて風温を自動でコントロールしてくれる「インテリジェント温風モード」など、5つのモードも搭載しています。
今回比較した3機種のなかでは、ノズルが長い、いわゆる“ドライヤー”感のある形状。基本的な操作は片手の親指だけでほぼ完結します。本体のサイズは大きいですが、折りたたんで多少コンパクトにすることができます。
ダイソンが圧倒的な風の束をあてて乾かしていく感じだとしたら、パナソニックは風を面であて、髪を広げてほぐしながら乾かしていく感覚。そのおかげか乾く時間も速かったのが好印象でした。
また、乾かしている間から髪がなめらかな印象に。乾かし終わったあとの髪はツルンときれいにまとまりました。
■シャープ プラズマクラスタードレープフロードライヤー IB-WX2
風量 | 1.2㎡ |
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重さ | 約590g |
自動温度調節機能 | あり |
最高温風温度 | 約95℃(ホット/ドライ運転時 室温30℃) |
+α機能 | プラズマクラスターイオン/距離センサー/美髪アプリ ほか |
全頭が乾くまでの時間 | 3分40秒(HOTモード時) |
2つの吹き出し口から風を送ることで、立体的に髪を押し分けて風があたる場所を増やして乾かすドライヤー。美容師が2台のドライヤーを使って髪を乾かす技術に着想を得て開発されたそうです。
特徴は、センサー等を活用したユニークな機能。吹き出し口から髪までの距離を測定し、送風温度を自動でコントロールすることで熱ダメージを抑える「センシングドライ」モードのほか、温風と冷風を自動で交互に切り替えてキューティクルを引き締める「ビューティー」モードは、周辺温度をセンサーで感知し、4つの温度帯の中から熱すぎず寒すぎない風の組合せを自動で設定してくれます。
冷風〜高温の7つの温度帯を、1~30秒までの幅で好みで送風する設定が行えるアプリも用意されています。
本機も髪をほぐして面で乾かしてくれる印象。風のあたり方も温度も、他2機種より優しく感じました。乾かし終わったあとの髪は、ふんわりしっとりとまとまる仕上がり。「センシングドライ」モードや「ビューティー」モードは、難しい設定なしでいつでも最適な乾かし方をしたい方にハマるはず。ノズルが短いので、腕を高く上げなくても使えて疲れにくいです。
4 3機種の違いをスペックで比較
メーカー | ダイソン | パナソニック | シャープ |
---|---|---|---|
製品名 | Dyson Supersonic Ionic HD08ULFIIF | ヘアードライヤー ナノケア EH-NA0G | プラズマクラスタードレープフロードライヤー IB-WX2 |
最大風量 | 2.4㎡ | 1.5㎡ | 1.2㎡ |
重量 | 720g | 約595g | 約590g |
最高温風温度 | 100℃(弱風と高温の組み合わせ使用時) | 約125℃(DRY/HOT・室温30℃のとき) | 約95℃(ホット/ドライ運転時 室温30℃) |
自動温度調整 | あり | あり | あり |
主な独自機能 | インテリジェント・ヒートコントロール/Air Multiplier/マイナスイオン ほか | 高浸透ナノイー/独自の速乾ノズル ほか | プラズマクラスターイオン/距離センサー/美髪アプリ ほか |
価格(税込) | (公式)45,760円 | オープン(36,000円) | オープン(36,300円) |
kikitoでレンタル | kikitoでレンタル | kikitoでレンタル |
5 まとめ
ドライヤーにこだわる必要ってあるの…?と思っていた筆者でしたが、実際に使ってみてその考えは誤っていたことに気づきました。どれも髪の乾きが速く、仕上がりの髪がきれいにまとまり、かけ終わったあとの頭皮にこもるモワッとした熱感もありません。自動的に温度を調節してくれる機能を筆頭に、意識しなくてもかんたんに髪や頭皮のケアができる機能が満載なのも嬉しいポイントだと感じました。
そして使ってみてわかったのは、3モデルとも髪の仕上がりがとてもいい!正直、どれを買うべきなのか悩みが深まりました…笑。
今回テストに使った「ドライヤー比較セット」は14泊15日から、最大28泊29日までレンタルすることができます。自宅で長期間試せるので、髪の仕上がり比較はもちろんのこと、多彩な機能を使い倒してみて自分にピッタリなものを見つけたり、デザインや質感の良さ、収納のしやすさなどを確かめたりしてみてはいかがでしょうか?
買ってから実際に使うのと同じ条件で試せるから、きっと納得した製品選びができるはずです!
※2022年7月時点での情報です。
最新の情報はメーカーのホームページでご確認ください。
※表示金額はすべて税込価格です。
※商品写真および画像はイメージです。
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