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Fitbit Charge4を腕に装着したイメージ

Fitbit Charge 4レビュー! GPSやSuicaに対応した高コスパトラッカー

Fitbit Charge4 GPS搭載 フィットネストラッカースマートウォッチ ブラック

Fitbit Charge4 GPS搭載 フィットネストラッカースマートウォッチ ブラック

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スマートウォッチ

公開日:2021年7月27日(2024年4月4日更新)


健康に対する意識が高まる今、おすすめなのが「スマートトラッカー(活動量計)」。なかでも注目度が高い、Suicaなどを使ったスマート決済も可能な最新モデル「Fitbit Charge 4」を使用レビューします。

1 人気ブランド「Fitbit」シリーズって?

■Google子会社によるスマートトラッカー/スマートウォッチブランド

Fitbit製品の集合画像

「Fitbit」は、米Fitbit社によるスマートトラッカー(活動量計)とスマートウォッチのブランドで、日々の活動量や睡眠状況を計測して健康を維持・増進したいユーザーに人気を博しています。

今回ご紹介する「Fitbit Charge 4」は、GPSや心拍計に対応しているスマートトラッカー。2021年3月には、Suicaのタッチ決済機能を搭載したモデルも登場しました。多機能でディスプレイの情報量が多く、スマートウォッチに近い使い勝手を実現したシリーズです。

スマートトラッカーには、そのほかにもコンパクトなスタンダードモデルの「Fitbit Inspire 2」、デザイン性をアピールする最新モデルの「Fitbit Luxe」などがラインナップされています。

スマートウォッチの方は、GPSや心拍計、音楽も楽しめる「Fitbit Versa」シリーズに加えて、推定睡眠時皮膚温センサーといったセンシング機能をより高めた「Fitbit Sense」などが用意されています。

■スマートトラッカーってなに? スマートウォッチとの違いは?

Fitbitブランドには、
スマートトラッカーと呼ばれる
リストバンド型活動量計と、腕時計型の
スマートウォッチがラインナップされています。

実は両者、機能面ではさほど大きな違いはありません。スマートウォッチは好きなアプリをインストールでき、スマートトラッカーはできない(一部できるモデルもありますが、インストールできるアプリは限定的です)ことくらいです。

日々の活動量や睡眠計測を中心に使いたいという人にはスマートトラッカー、通常の時計としての使い勝手のよさを求める人にはスマートウォッチがおすすめです。

Fitbit Charge4とFitbit Senseの製品画像

△スマートトラッカー「Fitbit Charge4」(左)とスマートウォッチ「Fitbit Sense」(右)

選ぶ上では、装着したときのデザイン、画面の見やすさや操作のしやすさ、必要な機能とコストパフォーマンスなどのバランスで選ぶといいでしょう。バッテリー駆動時間はどれも長いので、どのモデルを選んでも後悔することはないと思います。

Fitbitシリーズはどのモデルも最大水深50mまでの耐水仕様になっており、活動量計機能と睡眠計測機能、着信通知機能、心拍計(脈拍計)機能などを備えています。

そのほか、モデルによってはストレス管理ツール、血中酸素ウェルネス機能、タッチするだけで決済ができるFitbit Pay機能、音楽データ保存・再生機能、アプリインストール機能など、機種によって搭載する機能が異なります。

▼Fitbitシリーズの機能比較表

トラッカー スマートウォッチ
モデル名 Fitbit Charge 4 Fitbit Luxe Fitbit Inspire 2 Fitbit Versa 3 Fitbit Sense
価格(税込) ¥19,990 ¥17,990 ¥21,470 ¥29,990 ¥34,990
活動量計
睡眠計測
ストレス管理ツール
睡眠時皮膚温の変動推定 ×
着信通知
GPS △(スマホ利用) △(スマホ利用)
心拍計
Active Zone Minutes
血中酸素ウェルネス ×
Fitbit Pay / Fitbit Pay Suica × × Fitbit Payのみ Fitbit Payのみ
音楽データ保存・再生 × ×
100種類以上のアプリと文字盤 × × ×
音声アシスタント × × × Alexa / Google Alexa / Google
Fitbit Premium無料体験 × 6カ月間 1年間 × 6カ月間
バッテリー駆動時間(最大) 7日間 5日間 10日間 6日間以上 6日間以上
レンタル kikitoでレンタル kikitoでレンタル

2  GPSやSuicaも対応! Fitbit Charge4ってどんなもの?

Fitbit Charge4のGPS画面イメージ

Fitbit Charge 4は、スマートトラッカー「Fitbit Charge」シリーズとして初めてGPSを内蔵したモデルです。GPSを内蔵していない従来モデルでも、スマホ内蔵のGPSを利用して位置情報を計測し、ランニングやサイクリングなどアクティビティの移動距離や平均速度などを分析することができましたが、Fitbit Charge 4はスマホなしの単体でできるのが特徴です。

Fitbit Versa 3やFitbit Senseなどは世界中の銀行やカード会社が発行したクレジットカードやデビットカード、交通機関のカードと提携してタッチ決済が可能な「Fitbit Pay」が搭載されていますが、従来モデルでは、日本においてはソニー銀行とPayPay銀行にのみ対応していました。

最新のFitbit Charge 4は、Fitbit Pay搭載機種として初めてSuicaに対応。 Suicaを使った電車移動や商品購入などができるため、スマホを持たずにランニングして途中でコンビニに寄ったり、帰りは電車で移動したり……といったことも可能です。

■前モデル「Fitbit Charge 3」からの進化点

前モデルにあたるFitbit Charge 3からの主な進化点は以下の4つです。

  • GPS内蔵
  • Fitbit Pay(Suica)対応 ※2020年3月4日以降発売のSuica対応機種のみ
  • Active Zone Minutes
  • 血中酸素ウェルネス機能

GPSを内蔵したことによって、スマホなしでもアクティビティの正確な計測が可能になり、Suica対応によって移動や買い物が手軽に行えるようになりました。Active Zone Minutesはアクティブな心拍ゾーンを計測して心拍数を高めるアクティビティを追跡し、ポイント換算する機能です。これを可視化することによって、より効果的なトレーニングが可能になりました。

また、新たに赤色光と赤外線のセンサーによって睡眠中の血中酸素飽和度を測定する「血中酸素ウェルネス」機能を搭載しました。健康維持目的の機能であり、医療目的に使用するものではありませんが、日々の健康をチェックする上で役立つでしょう。

Fitbit charge 4 Fitbit charge 3
活動量計測
睡眠計測
着信通知
GPS △(スマホ利用)
心拍計
Active Zone Minutes ×
血中酸素ウェルネス ×
Fitbit Pay /Fitbit Pay Suica ×
バッテリー駆動時間(最大) 7日間 7日間

3 Fitbit Charge 4を実際に使ってみた

では、Fitbit Charge 4を実際に使ってレポートしていきます。

■腕にコンパクトに収まる装着感

Fitbit Charge 4は、Fitbitトラッカーのなかでは比較的大きめのモデルですが、装着してみると腕にコンパクトに収まります。とても軽いので、装着していることを忘れてしまうことも多かったです。

Fitbit Charge4を腕に装着した画像

ただ、Fitbit Versaシリーズなどのスマートウォッチに比べて厚みがあるため、ワイシャツの下などで装着すると、袖口から取り出しにくいときもありました。標準で付属するバンドは蒸れやすいので、肌が弱い人は注意が必要です。交換用バンドも用意されていますので、そういう方は自分に合ったバンドを別途購入する手もあります。

■バッテリーの持ちも十分

バッテリーの充電は、専用充電器を使って行います。バッテリーの持ちは最大7日間で、アクティビティ計測を行っても、3~4日は十分に持つという印象です。毎日お風呂に入るたびに充電するといったルーチンにすれば、それ以外の時間は1日中着けていても大丈夫でしょう。

■見やすい有機ELディスプレイ

Fitbit Charge4の屋内外で見たときの画面比較

Fitbit Charge 4は、バックライト付きのモノクロPMOLED(有機EL)ディスプレイを搭載しています。明るい場所での視認性はそれほど高くはありませんが、十分に日時や歩数などのデータを確認できます。

■GPSに対応。スマホなしで身軽なトレーニングが可能に

Fitbit Charge 4はGPSを内蔵しており、スマホが近くになくても移動経路を記録しながらアクティビティを計測できます。移動中常にスマホを持ち歩く人は、スマホ内蔵GPSと連携させてもいいのですが、外でランニングをする際などは、スマホをポケットに入れたりリュックに入れて持ち運んだりするのは煩わしいもの。そんなときに、GPS内蔵は便利です。また、内蔵だとGPSとスマホ内蔵GPSの感度のいい方を選んで使う設定も利用できるようになっています。

■睡眠計測の精度は?


Fitbit Charge4の睡眠計測アプリ画面


Fitbit Charge4の睡眠計測アプリ画面

Fitbit Charge 4は、腕に装着して眠るだけで自動的に睡眠状況を計測してくれる上に、深い睡眠と浅い睡眠、レム睡眠、目覚めた状態といった睡眠状態の時間や推移をグラフ化・データ化して可視化してくれます。100点満点の睡眠スコアも表示してくれるので、睡眠前にどのような行動を取ったからよくなった、逆に悪くなった……といったことも振り返ることができます。

もともとFitbitシリーズは、他のスマートウォッチやスマートトラッカーと比べて睡眠計測の精度が高いと評判。他社製品では二度寝した場合や昼寝してしまった場合などに記録してくれないモデルもありますが、Fitbit Charge 4ならしっかりと計測してくれます。かなり信頼感が高いです。

■Fitbit Payで手ぶらでも移動&買い物が可能に


Fitbit Charge4のFitbit Payアプリ画面


Fitbit Charge4のFitbit Payアプリ画面

Fitbit Charge 4は、銀行(現在はソニー銀行とPayPay銀行)のタッチ決済に加えて、Fitbitシリーズとして初めてSuicaにも対応しました。一度設定してしまえば、本体をカードリーダーや改札にかざすだけで決済や電車移動などが行えます。ランニングした後に電車で帰ったり、Suica対応自動販売機でドリンクを購入したりと、手ぶらでもさまざまな使い方ができるのが魅力です。

PayPay銀行やソニー銀行の口座を持っている人なら、Visaデビット経由で銀行口座からすぐに支払えるため、ポストペイ(後払い)に不安感を持つ人も安心して使えると思います。

■日々の健康維持・増進に役立つ、見やすいアプリ画面

Fitbit Charge 4は「Fitbit」アプリ(Android/iOS対応)を使って情報を管理します。ほかのスマートトラッカーやスマートウォッチでは、ランニングやサイクリング、水泳などのアクティビティ計測に重きを置くアプリもありますが、Fitbitアプリは最初に歩数や移動距離、心拍ゾーンなど日々の活動量が表示され、スクロールしていくとストレス管理、エクササイズ、睡眠状況などと単一ページで情報を一覧できるようになっています。

アクティビティ計測もしっかりとできますが、どちらかというと日々の活動量が気になるという人にぴったりの画面設計になっています。


Fitbit Charge4のアプリ画面


Fitbit Charge4のアプリ画面

Fitbit Charge4のアプリ画面


Fitbit Charge4のアプリ画面

■家にいながら世界を旅できる「ソロアドベンチャー」が面白い


Fitbit Charge4のアプリ「アドベンチャー」の画面


Fitbit Charge4のアプリ「アドベンチャー」の画面

Fitbitアプリの「ディスカバリー」メニューを開くと、「ガイド付きプログラム」や「チャレンジ&アドベンチャー」などのプログラムが表示されます。プレミアム会員(iOSで月額650円、Androidで月額640円、両OSともに年間6,400円)しか利用できないプログラムも多いですが、一部は無料ユーザーでも利用できます。

たとえば、「チャレンジ&アドベンチャー」のなかにある「ソロアドベンチャー」の場合、自分が歩いた歩数に応じて実在するロケーションを進むようなバーチャル体験を楽しめます。なかなか遠出しにくい状況の昨今、ちょっとした旅行気分を味わえるのは楽しいですね。

「アドベンチャーレース」の場合、実在する場所を舞台にFitbitアプリ内の友達と仮装レースを行うこともできます。Fitbitアプリで友達とつながれば、よりランニングやウォーキング、サイクリングなどのアクティビティを楽しむこともできます。

日々の活動量管理が気軽&身軽になる!
Fitbit Charge 4で健康管理してみよう
Fitbit Charge 4をレンタルする

4 Fitbit Charge 4はどんな人におすすめ?

日々の活動量を計測して健康維持・増進に役立てたい人に広くおすすめですが、そのなかでも買い物や電車移動などで気軽にタッチ決済を使いたい人にぴったりのモデルです。

スマホや財布を忘れたり、鞄から取り出しにくかったりするときでも、移動や買い物ができるのはあんしんですね。GPSを内蔵しているので、手ぶらでアクティビティを計測したい人にも向いています。

日々の生活における活動量計測や睡眠計測、週末などのアクティビティ計測、タッチ決済の使い勝手などが気になる方は、実際に使って試してみるのがおすすめです。一度レンタルして、使ってみてはいかがでしょうか。

※2021年7月27日時点での情報です。

最新情報について、詳しくは「メーカーのホームページ」でご確認ください。

※表示金額はすべて税込価格です。

※商品写真および画像はイメージです。

■ 取材・執筆

安蔵靖志

安蔵靖志

IT・家電ジャーナリスト。家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)。AllAbout家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」に出演中。その他ラジオ番組の家電製品リサーチや構成などにも携わっている。


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