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複数のスマートウォッチを腕に着けたイメージ画像

おすすめスマートウォッチ7選!高性能な最新の人気機種を比較レビュー

Garmin GPSランニングウォッチ ForeAthlete 245 ブラック

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スマートウォッチ

公開日:2021年4月1日(2024年2月6日更新)

安蔵靖志さん

執筆者

この記事ではスマートウォッチの最新モデルの中から、IT・家電ジャーナリストと編集部でおすすめの7機種を選び、それぞれの注目ポイントをご紹介。スマートフォンの基本機能や、用途別の選び方なども解説しますので、自分にぴったりの機種選びの参考にしてみてください。


日々の生活の中における活動量や睡眠状況などを可視化したい、なまった体を運動で引き締めたい。そんな人にぴったりなのが「スマートウォッチ」です。

腕時計と活動量計などが一体化したもので、スマートフォンと連携することによって睡眠計測やアクティビティ(トレーニング)計測などさまざまなことが行えます。今回は最新モデルの中から、おすすめの7機種を選んで比較してみることにしました。

1 スマートウォッチとは? 何ができる?

女性がスマートウォッチを腕に着けているイメージ画像

スマートウォッチとは、スマートフォンと連携して活動量計測や睡眠計測などを通じた健康管理ができたり、スマートフォンへの着信やメッセージの受信などさまざまなお知らせを表示したりする腕時計型のスマート端末のことです。

GPS(全地球測位システム)や心拍計を搭載することで、移動経路や心拍数の推移などを計測しながらアクティビティを計測するといったこともできるモデルが増えています。電子マネー機能を搭載し、本体だけで電車に乗ったり買い物をしたりできるモデルもあります。

健康管理

まず注目したいのが健康管理機能です。スマートウォッチにはスマートフォンと同じように加速度センサーなどのセンサーが内蔵されており、歩数や歩行距離、上り下りした高さなどさまざまな活動量を計測することができます。アクティビティ計測機能を活用すれば、ランニングやサイクリングなどの運動も記録できます。

さらにスマートウォッチを装着しながら眠ることで睡眠を計測し、その人の睡眠状況をグラフ化して把握することもできます。ダイエットや健康増進に向けて日々の活動量や運動を記録・管理したい人はまずこの機能に注目しましょう。

スマートフォン連携

続いて注目したいのがスマートフォン連携機能です。メールや電話、メッセージの着信、そのほか各アプリの通知などをスマートウォッチの画面に表示する通知機能のほか、音声アシスタントに対応する機種であれば声をかけることでスマートフォンのアラームやタイマー、スケジュールなどを設定したりすることもできます。

普段スマートフォンを身に着けることの多い人でも、自宅で在宅ワークしているときなどにはスマートフォンへの着信に気付かないということもよくあります。メールや電話、メッセージの着信にいつでも応答したいという人には、いつでも身に着けているスマートウォッチはかなり便利です。

電子マネー

SuicaやApple Pay、Google Payなど、電子マネーによるタッチレス決済機能を搭載したモデルも増えています。

スマートフォンにもおサイフケータイ搭載モデルは多いため、スマートウォッチには不要という人は多いかもしれません。しかし、ランニング中にスマートフォンもお財布も持ちたくないという人には、手ぶらで電車に乗ったりコンビニで買い物したりできますし、財布を忘れたときに備えたいという人にも便利です。

その他

スマートウォッチには「フェイス」(文字盤)のデザインをダウンロードして変更できるモデルがあります。気分に合わせてさまざまなデザインを楽しみたい人は、そういったモデルを選ぶことをおすすめします。

また、Apple WatchやFitBitなど一部のモデルでは、本体内機能に加えてアプリを導入できるものもあります。

2 スマートウォッチの選び方

使用しているスマホなどデバイス連携(OS選び)は大切

スマートウォッチとスマートフォンのイメージ画像

スマートウォッチで最も有名なのはアップルの「Apple Watch」だと思いますが、もしお持ちのスマートフォンがAndroid OS搭載モデル(つまりiPhone以外)の場合は、「Apple Watch」と連携して利用することはできません。

また、「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」の場合は、Android OS端末でしか文字盤デザインのダウンロードができないなどの制約もあります。

スマートフォンとスマートウォッチのどちらも製造しているブランドであれば、ブランドを統一することでフル機能を利用できるようになります。Android OSとiOS、どちらに最適化されたスマートウォッチなのかを見極めることは重要です。

デザイン(画面、ベルトなど)、画面の明るさ

さまざまなデザインのスマートウォッチが並んでいるイメージ画像

スマートウォッチはスマートフォンとの連携機能が注目されがちですが、基本的には日常的に腕に装着して時間を確認するだけでなく、ファッションアイテムの一つにもなります。そのためディスプレイの種類(液晶か有機ELか、カラーかモノクロかなど)、画面サイズや解像度だけでなく、文字盤やベルトを含めた全体的なデザイン性も含めた見た目で選ぶのもいいと思います。

そのほか、明るい場所で見やすいかどうかも重要なチェックポイントです。各機種を紹介するのと同時に、室内外での視認性についてのテストも行いましたので確認してみてください。

機能面、用途別の性能チェックポイントはここ!

今回紹介するスマートウォッチ7機種はGPS、ユーザーの体の動きを計測する加速度センサー、心拍計などを搭載しており、スマートフォンと連携した通知機能など、基本的な機能はどのモデルも備えていますが、細かい機能に違いがあります。

【バッテリー性能】
まず注目したいのがバッテリー性能です。スマートウォッチを「時計+α」ととらえるのか、「時計としても使えるスマート機器」ととらえるのかによって見方が大きく変わりますが、スマートウォッチはあくまでも「腕時計型スマート端末」です。

なので「時計としてどのくらいバッテリーが持つのか」は重要な要素になります。各モデルの仕様にはバッテリー性能が記載されていますが、「シンプルに時計として使った場合」、「日々の活動量や心拍数を計測し続けた場合」、「GPSを使ってアクティビティ(ランニングやサイクリングなど)を計測した場合」など基準はさまざまです。

起きている時間から睡眠時間まで継続的に生活状況を計測したいという人は、なるべくバッテリー持続時間が長いものを選ぶことをおすすめします。

【活動量・アクティビティ計測・睡眠計測機能】
日々の活動量に加えて、ウォーキングやランニング、サイクリング、水泳などのアクティビティを計測して記録・管理したいという人は、対応するアクティビティの種類、スマートフォンアプリの使い勝手などにも注目です。

スマートウォッチで計測したデータを可視化するのはアプリ上になりますが、計測したデータをいかにわかりやすく、詳しく表示できるかはそれぞれのアプリによって異なります。

睡眠計測や健康管理が得意なアプリ、アクティビティ計測が得意なアプリなどそれぞれに特徴があるので、その違いを把握するといいでしょう。

3 おすすめスマートウォッチ7選

編集部がおすすめするスマートウォッチを7つ厳選しました!まずは7機種のラインナップを性能比較表でチェックしましょう。

スマートウォッチ7機種の性能比較表

メーカー GARMIN GARMIN Apple POLAR Fitbit HUAWEI SUUNTO
製品名 Instinct Tactical Black Instinct Dual Power Camo Lichen Camo Apple Watch Series 6 Polar Grit X fitbit sense HUAWEI WATCH GT 2 Pro SUUNTO 9 BARO
 
デザイン性 ★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★
バッテリー性能 ★★★★ ★★★★★ ★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★
アクティビティ機能 ★★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★
ヘルスケア機能 ★★★ ★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★
コストパフォーマンス ★★★ ★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★★ ★★★
ディスプレイ 23×23mm モノクロ半透過MIP(128×128ピクセル) 23×23mm モノクロ半透過MIP(128×128ピクセル) LTPO OLED(324×394ピクセル/40mmモデル) 1.2インチカラータッチディスプレイ(240×240ピクセル) カラーAMOLEDディスプレイ 1.39インチAMOLED(454×454ピクセル) 50 x 50mm、カラーディスプレイ、タッチディスプレイ、サファイアクリスタルレンズ
>センサー GPS、光学式心拍計、ABCセンサー(方位・気圧・高度) GPS、光学式心拍計、ABCセンサー(方位・気圧・高度) GPS、コンパス、高度計、血中酸素ウェルネスセンサー、電気心拍センサー、光学式心拍センサー、加速度センサー、ジャイロスコープ、環境光センサー GPS、光学式心拍計、3D加速度センサー、接触型センサー、コンパス、気圧式高度計 GPS、マルチパス光学式心拍数センサー、多目的電気センサー、皮膚温センサー、ジャイロスコープ、高度計、3軸加速度計、周辺光センサー GPS、加速度センサー、ジャイロセンサー、磁気センサー(コンパス)、光学式心拍センサー、環境光センサー、気圧センサー、装着検知センサー GPS, SUUNTO独自のFusedTrack™、Suunto Smart 心拍ベルト & Suunto Smart Sensorに対応、気圧高度計計測機能
バッテリー持続時間 smartモード:最大14日間、GPSモード:最大14時間、UltraTrac モード:最大35時間 スマートウォッチモード:最大24日間、GPS+光学心拍計:最大30時間、バッテリー最長GPS モード:最大70時間、太陽光充電機能搭載 最大18時間 トレーニングモード:最大40時間(高精細GPSと心拍計測時)、ウォッチモード:最高7日間(継続的な心拍計測時)、省電力設定:最大100時間(GPS 2分毎、心拍計測なし) 6日間以上 通常使用で14日間 タイムモードで14日間、毎日24時間の追跡およびモバイル通知7日間、GPSを使用するトレーニングモード120時間
防水 10ATM(水深100m) 10ATM(水深100m) 50m WR100(水深100m) 水深50m 5ATM(水深50m) 100 M耐水
サイズ(mm)※ベルトを除く 縦約45×横45×厚さ15.3 縦約45×横45×厚さ15.3 縦約40×横34×厚さ10.7 縦約47×横47×厚さ13 縦約40.48×横40.48×厚さ12.35 縦約46.7×横46.7×厚さ11.4 縦50 x 横50 x 厚さ16.8
重さ 約52g 約53g 約30.5g 約64g Android 7.0以上/iOS 12.2以上 約52g (ベルトを含まず) 約81g
対応OS Android/iOS Android/iOS iOS Android 6以上/iOS 13以上 Alexa、Googleアシスタント Android 5.0以上/iOS 9.0以上 Android/iOS
音声アシスタント     Siri

※表中の星評価は、執筆者が同条件のもと実施した比較検証テストの結果をもとに判断したものです。

GARMIN/Instinct Tactical Black

GARMIN Instinct Tactical Blackの製品画像

●登山などにもぴったりのタフネス仕様&ミリタリー仕様採用のマニア向けモデル

Instinctシリーズはミルスペック(アメリカ国防総省MIL規格「MIL-STD-810G」)に準拠した高い耐熱性・耐衝撃性、耐水性を実現したスマートウォッチのシリーズです。

ディスプレイはモノクロで派手さはありませんが、通常使用(スマートウォッチモード)で最大14日間持続し、GPSモードでも最大14時間使えるバッテリー性能の高さが魅力。GPSの計測頻度を減らして最大35時間使えるようにする「UltraTracバッテリー節約モード」なども備えており、登山での利用などにも向いています。

Instinct TacticalはInstinctシリーズの基本性能に加えて、本格的なミリタリーミッションに対応した4つの機能を搭載したモデルです。

緯度・経度に加えて米軍にルーツを持つ高精度グリッドコード「MGRS」を同時に表示することで、現在地を高精度に確認できる「デュアルポジションフォーマット」機能、暗視ゴーグルをつけているときでも画面の表示をはっきり確認できる「ナイトビジョン」モード、GPSの位置情報の取得や保存をオフにして無線通信も無効化する「ステルス」モード、経験豊富なスカイダイバー向けに目的地点までの下降ルートをナビゲートする「ジャンプマスター」機能など、本格ミリタリー機能を備えています。

GARMIN Instinct Tactical Blackを屋内・屋外で見たときの画面画像

天候や光の具合など条件が異なると、表示画面の見やすさも変わります。あらかじめご了承ください。

【注目ポイント1】地点ごとの状況が一目でわかるアクティビティ計測機能

GARMIN Instinct Tactical Blackのアプリ画面画像

どのスマートウォッチもGPSで計測することによって運動経路をマップ表示する機能を備えていますが、アクティビティを全体的な流れで把握しやすいのが「Garmin Connect」アプリの特徴です。

移動距離やタイム、消費カロリーなどの基本情報に加えて、地点ごとのスピードや心拍数、高度などの推移が一覧表示されるため、マラソンランナーなどがタイムを詰めるための課題把握などに役立ちます。

【注目ポイント2】睡眠レベルと体動の推移を把握できる

GARMIN Instinct Tactical Blackのアプリ画面画像

睡眠計測機能は、日ごとの合計睡眠時間に加えて、睡眠レベルや体動の時間推移を可視化してくれます。睡眠状況を評価する機能やアドバイス機能などは搭載していませんが、睡眠改善のための第一歩として役立つと思います。

製品の詳細な性能をチェック!

GARMIN/Instinct Dual Power Camo Lichen Camo

GARMIN Instinct Dual Power Camo Lichen Camoの製品画像

●ソーラー充電で最大54日間も使用でき、水中心拍計測機能も搭載

ミルスペック(アメリカ国防総省MIL規格「MIL-STD-810G」)に準拠した高い耐熱性・耐衝撃性、耐水性を実現したInstinctシリーズをベースに、ソーラー充電機能を搭載したモデルです。

稼働時間はスマートウォッチモードで最大24日間と元々長いだけでなく、ソーラー充電によってプラス30日間の稼働が可能。GPS※+光学心拍計モードでも30時間連続使用できるだけでなく、ソーラー充電によって8時間追加できるなど、驚異的なバッテリー性能が魅力です。

そのほか、各種設定を変えることでバッテリーをより長持ちさせられる「パワーマネージャー」機能や、光学心拍計でスイミング中の心拍状態を計測できる「水中心拍」機能も搭載しています。

※太陽光充電:一日中着用し、野外の 50,000 ルクスの条件下で 1 日 3 時間置いた場合。

GARMIN Instinct Dual Power Camo Lichen Camoを屋内・屋外で見たときの画面画像

天候や光の具合など条件が異なると、表示画面の見やすさも変わります。あらかじめご了承ください。

【注目ポイント1】心拍計を通じたストレス解析機能

GARMIN Instinct Dual Power Camo Lichen Camoのアプリ画面画像

Instinctシリーズは先ほどの「Instinct Tactical」も含めて、心拍計を用いたストレス解析機能を備えています。これは心拍変動(HRV)という測定基準を使用して、ユーザーのストレス状況を24時間把握できるというもの。1日を通して測定できるので、日ごろ感じているストレスがどのくらいなのか、データとして可視化できるのが魅力です。

【注目ポイント2】ユーザーのエネルギーを把握する「Body Battery」機能

GARMIN Instinct Dual Power Camo Lichen Camoのアプリ画面画像

こちらもInstinct Tacticalと同様ですが、1日を通してのユーザーのエネルギー量を1~100の値で表示する独自の「Body Battery」機能を備えています。

休息と睡眠によってBody Batteryが蓄えられ、アクティビティや運動状況、ストレス状況などによって減るという仕組みです。Body Batteryとストレス状況を同じグラフに表示する機能もあるので、適度な休息を取る、気分転換するタイミングを測る目安になります。

製品の詳細な性能をチェック!

Apple/Apple Watch Series 6

Apple Watch Series 6の製品画像

●健康機能をさらに充実、アプリ導入も可能な多機能モデル

Apple Watch Series 6は最大18時間とほかのモデルに比べてバッテリー持続時間が短いのが最大の難点ではあるものの、1.5時間でフル充電可能。また、血中酸素ウェルネスや心電図アプリなど、健康管理機能が充実している点が魅力のモデルです。

Android OSには非対応ですが、iPhoneシリーズのユーザーならiOS経由でさまざまなアプリを導入して連携が可能。スマートフォンへのメールや電話、SNSの着信、アプリの通知などをお知らせしてくれるだけでなく、電話への応答なども可能。

ICレコーダーとして音声を録音したり、音楽やラジオを聴いたり、対応するスマートロックの開閉をしたりと、さまざまなアプリを活用できるのが魅力です。

Apple Watch Series 6を屋内・屋外で見たときの画面画像

天候や光の具合など条件が異なると、表示画面の見やすさも変わります。あらかじめご了承ください。

【注目ポイント1】血中酸素ウェルネスや心電図アプリなど健康管理機能が充実

Apple Watch Series 6のアプリ画面画像

Apple Watch Series 6では、新たに血中酸素ウェルネスセンサーを内蔵し、「血中酸素ウェルネス」アプリを通じて計測できるようになりました。アプリで計測、もしくは自動計測したデータは「ヘルスケア」アプリで確認できるようになっています。

また、Apple Watch Series 4から米国で利用できた心電図(ECG)アプリも最新OSで日本でも利用できるようになり、より健康管理に活用しやすい端末になっています。

睡眠計測機能も搭載していますが、睡眠レベルの計測機能はありません。

【注目ポイント2】「フィットネス」アプリで活動量やアクティビティを一元管理

Apple Watch Series 6のアプリ画面画像

iOSの「フィットネス」アプリは、Apple Watchで計測したアクティビティに加えて、ほかのスマートウォッチアプリに記録したアクティビティなども含めて一元管理できるようになっており、自分がチェックしたい項目をカスタマイズできるようになっています。

そのほか、180日間以上使用し続けると、1日あたりの動きやアクティビティ、立ち上がった時間、移動距離などを表示するトレンド機能も利用できます。

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POLAR/Polar Grit X

Polar Grit Xの製品画像

●心拍トレーニング機能が充実

Polar Grit Xは登山やトレイルランニング、マウンテンバイクなどアウトドアで長時間スポーツを楽しむユーザーに向けて開発されたスマートウォッチです。

ミルスペック「MIL-STD-810G」に準拠した耐衝撃、防水、防塵機能を備えており、トレーニング時にGPSや心拍計測などの全ての機能を使った場合で最大40時間、心拍計測をオフにしてGPSの記録頻度を減らした省電力設定にした場合は最大100時間の連続使用が可能です。

1回に補給するおおよその炭水化物量とトレーニング時間、平均心拍ゾーンをトレーニング前に設定することで、適切な量の補給食を用意できるようにする「FuelWise」機能を新たに備えています。トレーニング中には、適切なタイミングで補給するようにアラートが出て、マラソンなどで長時間運動する場合の適切なエネルギー補給を助けてくれます。

さらに移動経路の状況をアップヒル(上り)とダウンヒル(下り)に分け、上り、下りのセクションごとにスピードや距離などを表示する「Hill Splitter」も備えています。

Polar Grit Xを屋外・屋内で見たときの画面画像

天候や光の具合など条件が異なると、表示画面の見やすさも変わります。あらかじめご了承ください。

【注目ポイント1】心拍トレーニングが手軽に行える

Polar Grit Xのアプリ画面画像

Polarは胸ベルトタイプの心拍センサーなどで運動強度を計測しながら行う「心拍トレーニング」のパイオニアだけあって、ユーザーの最大心拍数に応じた心拍ゾーンを可視化してくれるのが特徴です。移動経路ごとの心拍数の推移と、その時にどの心拍ゾーン(有酸素運動、持久力向上、パフォーマンス向上など)にいたのかが一目でわかるようになっています。

【注目ポイント2】評価付きで睡眠を計測

Polar Grit Xのアプリ画面画像

睡眠計測機能は、原点から下が睡眠、上が中断(覚醒)という形でわかりやすくグラフ表示してくれるほか、その日の睡眠状況を「睡眠ステータス」として評価ポイントを表示し、100点満点で評価してくれます。それほど詳しい評価ではありませんが、ある程度参考になるでしょう。

また同時に自律神経の状態を計測でき、メンタルの疲労回復度もわかります。激しい運動や飲酒などをすると興奮状態になって睡眠中の自律神経の評価が低くなり、お風呂やヨガなどリラックスできることをすると評価が高くなります。

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Fitbit/fitbit sense

fitbit senseの製品画像

●健康管理機能が充実し、音声アシスタントにも対応

fitbit senseは常時表示が可能なカラーAMOLEDディスプレイを搭載し、通常使用で6日間以上の連続使用が可能なバッテリー性能も魅力のスマートウォッチです。

Fitbitは活動量計のパイオニアとして、日々の活動量や睡眠計測機能が充実したモデルをラインナップしており、fitbit senseは発熱、病気、月経の周期などを知らせる体温の変化を検出するための皮膚温度センサーを新たに搭載しました。

マルチパス光学式心拍数センサーを搭載しており、心拍数の上限、下限を超えたときに通知する機能も搭載しています。

トレーニングをしながら本体内に保存した楽曲を再生する音楽プレーヤー機能や、スマートフォンとBluetooth接続してfitbit senseを通じて通話する機能、またGoogleアシスタント、Alexaを利用した音声アシスタント機能も備えています(Googleアシスタントは2021年前半に対応予定)。

fitbit senseを屋内・屋外で見たときの画面画像

天候や光の具合など条件が異なると、表示画面の見やすさも変わります。あらかじめご了承ください。

【注目ポイント1】アクティビティだけでなく日々の健康状態を管理しやすい

fitbit senseのアプリ画面画像

スマートウォッチにはアクティビティ計測による健康増進を狙ったモデルが多い中で、最も日々の健康にフォーカスしているのがfitbitシリーズです。

起動後に開くダッシュボードには歩数だけでなく、移動距離、消費カロリー、上った階数のほか、日々の心拍ゾーンも表示。アクティビティ計測も移動経路と心拍ゾーン、速度の推移を表示するなど便利で、日常的な活動における運動負荷を手軽に可視化できるのが魅力です。

【注目ポイント2】睡眠計測機能もわかりやすい

fitbit senseのアプリ画面画像

睡眠計測機能は、睡眠時間と睡眠ステージの推移をグラフ化するだけでなく、100点満点で睡眠状況をスコアリングしてくれます。各睡眠ステージの合計時間を表示するほか、ユーザー本人の平均値との比較や、同年齢の人との比較を表示してくれるのが魅力。推定酸素変動量(血中酸素濃度の変動に近い値)のグラフも表示してくれるので参考になります。

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HUAWEI/HUAWEI WATCH GT 2 Pro

HUAWEI WATCH GT 2 Proの製品画像

●エレガントなデザインが魅力のスマートウォッチ

チタン素材とサファイアガラスを採用し、高解像度有機ELディスプレイを搭載するエレガントデザインのスマートウォッチです。

通常使用(心拍計や睡眠計測、GPSを使用した毎週30分のワークアウト、通知機能オンにした状況)で2週間持続するバッテリー性能の高さも魅力。ワイヤレス充電に対応しており、約5分の急速充電で約10時間の使用が可能。付属の充電器のほか、Qi対応の一般的なワイヤレス充電器から充電できるのも魅力です。

エレガントな腕時計のようなウォッチフェイスを内蔵しており、好みに合わせて変更が可能。盤面をストアからダウンロードしてカスタマイズできるようになっています。

さらにHUAWEI製スマホ※ならGT 2 Proを利用したカメラ撮影なども可能です。
※EMUI 8.1以上のHUAWEI スマートフォンのみに対応。

HUAWEI WATCH GT 2 Proを屋内で見たときの画面画像

天候や光の具合など条件が異なると、表示画面の見やすさも変わります。あらかじめご了承ください。

【注目ポイント1】日々の健康管理を行う端末としてぴったり

HUAWEI WATCH GT 2 Proのアプリ画面画像

アプリの起動後に表示されるヘルスケアメニューには歩数と活動時間のほか、活動履歴や心拍数の推移、睡眠状況を一覧できるようになっており、本格的なアクティビティ向けというよりは日々の健康管理がしやすいデザインになっています。

とはいえ、アクティビティ計測機能も本格的です。移動経路がマップ上に表示されるだけでなく、移動速度や心拍数の推移、心拍数ゾーンの割合なども表示されるので、本格的なトレーニングに活用したい人にも向いています。

【注目ポイント2】睡眠計測機能に加えてストレス計測機能も搭載

HUAWEI WATCH GT 2 Proのアプリ画面画像

睡眠計測機能は合計睡眠時間と睡眠レベルの推移をグラフ化し、それに基づいてよりよい睡眠にするためのアドバイスを提案する機能を備えています。

そのほか、24時間ストレス状況をモニタリングする機能も備えており、ストレスが高いときには呼吸エクササイズモードのガイドに従って呼吸を整えることもできます。

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SUUNTO/SUUNTO 9 BARO

SUUNTO 9 BAROの製品画像

●GPS計測頻度をカスタマイズできるヘビーユーザー向けモデル

カラーディスプレイを搭載しながら、通常使用(毎日24時間の追跡およびモバイル通知)で7日間、GPSを使用した状態で最長120時間の連続使用が可能なバッテリー性能の高さが魅力のモデルです。

アクティビティ計測時のバッテリーモードは3種類用意されており、GPSや心拍計機能などをフル稼働したパフォーマンスモードで25時間、バランスのいいエンデュランスモードでも50時間の連続使用が可能。

GPSの精度や各種モードを好みに合わせて調整できるカスタムモードも用意しています。

SUUNTO 9 BAROを屋内・屋外で見たときの画面画像

天候や光の具合など条件が異なると、表示画面の見やすさも変わります。あらかじめご了承ください。

【注目ポイント1】1日の活動量とアクティビティ、睡眠をダイアリーで一覧化

SUUNTO 9 BAROのアプリ画面画像

アプリ起動画面に週ごとの運動時間や歩数、消費カロリーなどを表示するほか、過去30日間の合計活動量もカレンダーで表示できるようになっています。

表示したい日を選ぶと、その人の活動量やアクティビティ、睡眠状況などがスクロールして1画面で見られるようになっています。

活動量の推移や睡眠状況の推移などを一覧表示して比較できるような機能はありませんが、日々の状況をダイアリーのように見たい人には便利でしょう。

【注目ポイント2】移動経路をアプリ画面でたどれる

SUUNTO 9 BAROのアプリ画面画像

移動経路を表示する地図が日本語対応していないのは残念なポイントですが、アプリ上で速度やペースなどの推移を表示できるだけでなく、地図上のルートをたどりながらポイントごとの速度と高度を表示できます。

道の傾斜がどのようになっていて、どこでどのくらいのスピードが出ていたのかをドラッグしながら確認できるのが便利です。

製品の詳細な性能をチェック!

4 まとめ

あなたの希望に合ったスマートウォッチは見つかりましたか?

ここまで紹介してきたように、一口にスマートウォッチといってもデザインやバッテリー持続時間、搭載する機能、スマートフォンアプリの使い勝手などさまざまです。

日々の健康管理に使いたいのか、積極的にアクティビティを計測したいのか、また登山やトレイルランニングなども含めてより活動的に利用したいのかによって選択するモデルは異なります。

デザインで選ぶ、機能性で選ぶ……というのではなく、そのバランスを含めて検討してみることをおすすめします。

購入を検討している機種はレンタルして試しに使ってみる…という手もあります。気になった人は、商品レンタルページをチェックしてみてくださいね!

取材・執筆

安蔵靖志  

安蔵靖志
IT・家電ジャーナリスト。家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)。AllAbout 家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」に出演中。その他ラジオ番組の家電製品リサーチや構成などにも携わっている。


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