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比較検証したモバイルプロジェクターの集合画像

【2021年】おすすめモバイルプロジェクター5機種を実機テスト! 小型でも迫力の大画面を実現

プロジェクター Nebula Capsule ll

プロジェクター Nebula Capsule ll

短期 3,480円/3日間〜

長期 7,480円/30日間


プロジェクター

公開日:2021年7月16日


コロナ禍によるステイホーム生活が続くなか、小型で持ち運びやすい「モバイルプロジェクター」に注目が集まっています。Netflixなどを大画面で楽しめるAndroid TV内蔵モデルを中心に、注目モデルを実機検証・比較しました!

1 モバイルプロジェクターのメリットとは?

■小さいから置き場所に困らない

Nebula Capsule IIと500mlペットボトルのサイズ比較画像

モバイルプロジェクターはコンパクトなので、置き場所に困ることがありません。いつも同じ場所に大画面シアターを作りたいのであれば、据え置き型プロジェクターがおすすめですが、リビングの壁や寝室の壁に投影したり、持ち運んで会社の会議室の壁や宿泊先のホテルの壁に投影したりと、好きな場所に置いて好きなサイズで映画やゲームなどを楽しめるのが、モバイルプロジェクターの大きな魅力です。

通常のプロジェクターより価格も抑えられているものも多く、気軽に映画館気分を味わえるのは大きなメリット。YouTubeやNetflixを大画面で見ると楽しさも膨らみます。

人気のホームプロジェクター2021! おすすめ12機種を比較 | 使い道や部屋のサイズで最適な選び方がわかる

■天井への投影なら狭い部屋でも簡単に大画面を実現

Nebula Capsule IIで天井投影しているイメージ

天井への投影にも対応できるモデルなら、寝転びながら映画やゲームなどを楽しむこともできます。寝る前にヒーリング映像を流したり、好きなアーティストのライブ映像を味わったりと、壁のみに投影できるプロジェクターと比べて、楽しみ方が広がることは間違いありません。

■Android TV搭載でNetflixやYouTubeを気軽に楽しめる

YouTubeなどが表示されているホーム画面

Android TVを搭載するモバイルプロジェクターなら、YouTubeのほか、NetflixやAmazonプライム・ビデオなど、さまざまな動画配信サービスを楽しむことができます。Blu-ray Discプレーヤー/レコーダーやゲーム機などを接続する必要もなく、バッテリーを内蔵するモデルなら電源ケーブルさえつなげる必要もなく大画面で映画やライブ映像などを楽しめます。

2 小型プロジェクターを選ぶときのポイント

モバイルプロジェクターを選ぶ上で重要なポイントをご紹介しましょう。

(1)まずは明るさ/コントラスト比に着目

モバイルプロジェクターのユーザー体験を最も大きく左右するのが「明るさ」です。明るいほど、昼間のリビングでも楽しめますし、より大きな画面にしても快適に楽しめます。

単位は「ルーメン」もしくは「ANSIルーメン」で表記されます。明部と暗部の差を表すコントラスト比が大きいほど暗いシーンでのディテールの表現力が上がるので重要な要素ですが、まず明るさに着目するといいでしょう。

(2)解像度をチェックしよう

画質面では「パネル解像度」が重要です。パネル解像度がフルHD(1920×1080ピクセル)であれば、Blu-ray Discと同等の解像度なので、大画面にしても粗を感じることはないと思います。

(3)手軽に動画を楽しみたい人にはAndroid TV 搭載が必須

Blu-ray Disc プレーヤーやレコーダー、ゲーム機を接続して映画やゲームなどを楽しむほかに、NetflixやAmazonプライム・ビデオなどの定額制動画配信サービスをより手軽に視聴したい人には、Android TV搭載モデルがおすすめです。

(4)内蔵スピーカーのクオリティも重要

BluetoothスピーカーやBluetooth対応のサウンドバーなどをつなげて楽しむこともできますが、本体だけで手軽に楽しみたいのであれば、内蔵スピーカーの音質は重要な要素です。出力ワット数だけでなく、ステレオかモノラルか、どういった音作りをしているかによって、実際の音質は大きく違ってきます。

(5)画像補正機能も確認しておくべき

映画やライブ映像、ゲームなどを楽しむときだけ取り出して使ったり、外出先で手軽に使ったりするためには、自動台形補正機能やフォーカス調整機能などが便利です。

(6)イベント利用ならレンタルも視野に

週末旅行やキャンプなどでのスポット的な利用を検討しているなら、いきなり購入せずレンタルで使ってみて、気に入ったら購入するというのも方法のひとつです。

3 おすすめ製品実機レビュー

2021年6月時点で、編集部がおすすめするモバイルプロジェクターを5機種ピックアップしました。各機種の特徴を表にまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

▽おすすめ製品比較表

アンカー・ジャパン

Nebula Capsule II

BenQ

GV1

EPSON

EF-100BATV

EPSON

EF-12

XGIMI

Halo

Android TV 対応端末同梱
明るさ 200ANSIルーメン 200ルーメン 2000ルーメン 1000ルーメン 最高800ルーメン
パネル解像度 1280×720 854×480 1280×800 1920×1080 1920×1080
天井投影 対応 非対応 対応 対応 対応
オートフォーカス 対応 対応 非対応 対応 対応
自動台形補正 垂直±40° 縦自動 非対応 縦横自動 縦自動
バッテリー 約3時間/約2.5時間(Wi-Fi時) 約3時間 2~4時間
スピーカー 8W×1 5W×1 5W 5W×2 5W×2
重さ 約740g 約708g 約2.7kg 約2.1kg 約1.6kg
価格(税込) 59,800円 42,800円 112,200円 137,500円 96,800円
画質 ★★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★★
音質 ★★★★★ ★★★ ★★★ ★★★★★ ★★★★
携帯性 ★★★★★ ★★★★★ ★★ ★★★ ★★★★★
コスパ ★★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★★
レンタル kikitoでレンタル kikitoでレンタル

※表中の星評価は、執筆者が同じ条件下で実施した比較検証テストの結果をもとに判断したものです。

■アンカー・ジャパン/Nebula Capsule II

アンカー・ジャパン/Nebula Capsule II正面画像

Android TV9.0を搭載し、パネル解像度は1280×720ピクセル、明るさは200 ANSIルーメンと、超小型プロジェクターとしては平均的な基本性能を備えたモデルです。画質は明るさが物足りないですが、フルHDではないながらもクッキリとした映像を楽しめました。発色は比較的落ち着いた色合いで、映画などを楽しみたい人に向いていると思います。

コンパクトながら、音質もなかなかです。音の広がり感があって、地響きのような低音から破裂音のような高音まで過不足なく出ており、セリフも聞きやすいです。Bluetoothスピーカーとして使えるモードを用意しているだけあって、音楽再生もなかなか。全体的にクオリティの高いサウンドに仕上がっています。

Nebula Capsule IIを手に持ったイメージ

△コンパクトながら音質はなかなか良好

使い勝手の面ではオートフォーカスと自動台形補正機能を搭載しており、設置するだけで自動的にセッティングを済ませてくれるのがかなり楽です。いっぽう、水平方向の台形補正機能は弱いので、プロジェクターを真正面に置ける環境で使うことをおすすめします。

バッテリーを内蔵しており、約3時間(Wi-Fi経由でSVODなどを見る場合は約2.5時間)の動画再生もできるので、普通の映画1本なら内蔵バッテリーだけで楽しめるのも魅力です。

Nebula Capsule IIのホーム画面

△セッティングが楽で、置いてすぐに映画などを楽しめる

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Nebula Capsule IIを使ってみる

■BenQ/GV1

BenQ/GV1正面画像

Android OS 7.1 搭載し、パネル解像度は854×480ピクセル、明るさは200 ANSIルーメンの基本性能を備えたモデルです。画質面では明るさが物足りないのはNebula Capsule IIと同様ですが、解像度が5モデルのなかで最も低く、ディテールを描写しきれていないところが気になる点です。色合いは比較的派手な感じなので、映画などをじっくり楽しむというよりは、明るくて楽しいライブ映像などに向いているかもしれません。

音質面では、最大音量が小さめなのが気になりました。寝室などで楽しむ超コンパクトモデルとはいえ、もう少しパワフルに鳴らしてくれる方が、迫力のある映画などを見る場合にはより楽しめるように思います。音の広がり感もあまりないものの、低音から高音まで全体的なバランスが取れており、セリフも聞きやすいです。

BenQ/GV1を手に持ったイメージ

△小型軽量で持ち運びやすい

使い勝手の面では、オートフォーカスと自動台形補正機能を搭載しているだけでなく、上方に15度まで傾けられる傾斜ヒンジを搭載しているので、他のモデルに比べてセッティングしやすいのが魅力です。バッテリーを内蔵しており、約3時間の動画再生もできるので、普通の映画1本ならバッテリーだけで楽しめます。

BenQ/GV1の傾斜ヒンジを傾けている様子

△最大15度までの傾斜ヒンジを搭載し、さまざまな場所に設置しやすい

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■EPSON/EF-100BATV

EPSON/EF-100BATV正面画像

パネル解像度は1280×800ピクセル、明るさは2000ルーメンと、据え置き型プロジェクターに匹敵する基本性能を備えたモデルです。Android TVは非搭載ですが、このモデルはAndroid TV端末が同梱されており、本体のUSB端子に端末を挿すことでAndroid TV内蔵プロジェクターと同じように使えるようになっています。

EPSON/EF-100BATVの背面画面

△同梱の端末を挿すことでAndroid TVに対応する

画質面では解像度がフルHDモデル(1920×1080ピクセル)に比べて物足りないものの、2000ルーメンの明るさは圧倒的で、100インチサイズでも全く不満がないレベルでした。色合いも派手すぎず、かといって地味すぎないバランスのいい発色になっており、どんなコンテンツでも満足できる仕上がりだと思います。

音質は低音から高音までバランスはいいものの、全体的に解像感が低めで、ちょっと物足りない印象を受けます。

使い勝手の面では、オートフォーカスや自動台形補正機能は非搭載(手動での縦・横の台形補正機能を搭載)で、セッティングもほかのモバイルプロジェクターに比べて少し面倒な感じがあります。バッテリーも非搭載なので、手軽さの面でも今ひとつです。

EPSON/EF-100BATVを立てた画像

△縦置きで天井投影も可能! 圧倒的な明るさも魅力

ただEF-100BATVは、アンカーなどのモデルとは少し異なり、「通常のホームプロジェクターをより小型・軽量化したモデル」といえると思います。クオリティの高い大画面映像を自宅のいろいろな部屋で楽しみたいといった方にマッチするでしょう。

スペック的には、このあとご紹介するEF-12よりも解像度が低いため、見劣りするように思えるかもしれませんが、明るさでは圧倒的に優れているので、明るいリビングでも楽しみやすいのが魅力です。

音質も、ヤマハとタッグを組んでいるEF-12ほどではないものの、セリフや音楽なども含めて聞きやすく仕上がっていました。

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EF-100BATVをレンタルする

■EPSON/EF-12

EPSON/EF-12正面画像

Android TVを搭載し、パネル解像度は1920×1080ピクセル、明るさは1000ルーメン。一般的な据え置き型プロジェクターに比べると若干明るさは足りないものの、かなり本格的な基本性能を備えた小型プロジェクターです。

画質面では解像感が高くて明るさも十分あり、100インチサイズでも十分楽しめてバランスよく仕上がっています。色合いも派手すぎず、かといって地味すぎないバランスのいい発色というのはEF-100BATVと同様ですが、解像感の高さはこちらの方が優れているので、明るいリビングなどでなければどんなコンテンツでも満足できる仕上がりだと思います。

EPSON/EF-12の画像投影画面

△解像度の高さと明るさのバランスのよさが魅力

音質にも注目です。パッシブラジエーターを備えたヤマハ製の2.0chスピーカーを搭載しており、ヤマハ独自のDSP(デジタル信号処理)技術とAudioEngineによって、広がり感のある音場と低音から高音までクリアでバランスのいい音に仕上がっています。コンテンツに合わせて、シアター、テレビ、スタジオ、スタジアム、ライブ/コンサート、カラオケの6つのモードが用意されているのも魅力的なポイントです。

EPSON/EF-12のスピーカー上部、YAMAHAのロゴアップ

△ヤマハ製スピーカーとヤマハならではの音作りも必聴

使い勝手の面ではオートフォーカスや自動台形補正機能を搭載しており、セッティングのしやすさも他のモバイルプロジェクターに引けを取りません。バッテリーこそ非搭載ですが、重さも2.1kgとそこそこ運びやすいので、家のなかで持ち運んで使うのはもちろん、車で旅行先に向かう場合など、さまざまなシーンで使えそうです。

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■XGIMI/Halo

XGIMI/Halo正面画像

Android TVを搭載しており、パネル解像度は1920×1080ピクセル、明るさは最高800ANSIルーメンと、こちらもEF-12と同様、かなり本格的な基本性能を備えたモデルです。

画質面では明るさが十分あり、100インチサイズでも十分に楽しめます。解像感は高いのですが、自然な解像感のあるEPSONのEF-12などと比べて輪郭が強調されているような印象を受けます。色合いはEF-12などと比べて少し青みがかっている感じで、PCディスプレイのような絵作りに感じました。もちろん映像調整によって好みに合わせられるのですが、「標準」モード時の映像だと、映画よりもゲームなどに向いているかもしれません。

XGIMI/Halo

△100インチサイズでも楽しめる最高800ルーメンの明るさと解像度の高さが魅力

音質は広がり感があまり感じられず、全体的な解像感も決して高くはありません。明るくて解像度が高い割には、音響面では今ひとつなのがちょっと残念なところです。

XGIMI/Halo

△コンパクトでセッティングがしやすいのも注目ポイント

使い勝手の面ではオートフォーカスと自動台形補正機能を搭載しており、セッティングはしやすいです。バッテリーを内蔵しており、約2~4時間の動画再生もできるので、普通の映画1本ならほぼバッテリーだけで楽しめます。

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4 おすすめ5製品の画質を比較

5製品の画質の違いがわかるように、HDMI出力もしくは、ワイヤレス接続で、同じ画像・動画を同じ条件で投影(80インチ相当)してみました。いずれも同じシャッタースピードと絞り(10秒・F8)で撮影しています。

▼各製品の画質の違いはこちら

アンカー・ジャパン/Nebula Capsule II

24_20_NEBULA

BenQ/GV1

24_20_BenQ_GV1

EPSON/EF-100BATV

24_20_EPSON_EF100BATV

EPSON/EF-12

24_20_EPSON_EF12

XGIMI/Halo

24_20_XGIMI_Halo

■アンカー・ジャパン/Nebula Capsule II

発色は青みがかっていて落ち着いた色合いです。解像度は低めですが、気球の表面の質感などもしっかりと出ています。

■BenQ/GV1

彩度が高く、鮮やかな色合いです。解像感が低いため、気球の表面の線などが描ききれていません。

■EPSON/EF-100BATV

解像度はフルHDモデル(1920×1080ピクセル)に比べて低めですが、物足りなさを感じさせません。色合いはとても自然に仕上がっています。

■EPSON/EF-12

派手すぎない色合いで明るさも十分あり、気球の表面のディテールまでしっかりと表現されています。影の部分の描写も見やすくていい感じです。

■XGIMI/Halo

比較的強めの色合いで解像感が高く、気球の表面の線もくっきりと見えます。コントラスト強調も強めで、力強い絵作りに仕上がっています。

>>もういちど各製品の詳細をチェック!

5 各製品はどんな人におすすめ?

■アンカー・ジャパン/Nebula Capsule II

映像も音も、いろんな場所で楽しみたい人におすすめ

画面はちょっと暗めではあるものの、絵作りのバランスはよいです。Bluetoothスピーカーとして使ってもいいほど音作りもよく、ポータビリティの高さも魅力です。

Nebula Capsule IIをレンタルする

■BenQ/GV1

いろいろな設置シーンで楽しみたい人におすすめ

画面が暗めで解像度が低いのも残念ではあるものの、傾斜ヒンジやオートフォーカス、自動台形補正機能によってさまざまな設置場所に対応できるのが魅力です。

■EPSON/EF-100BATV

リビングなどの明るい場所でも楽しみたい人におすすめ

重さは2.7kgと重めでバッテリーも搭載していませんが、なんといっても2000ルーメンの圧倒的な明るさが魅力。解像度は低めですが、リビングなどの明るめの部屋でも楽しみたいという人にはぴったりです。

■EPSON/EF-12

映像も音も高品質に楽しみたい人におすすめ

ホームプロジェクターでは定評のあるEPSONを本気で手軽に使えるモバイルプロジェクター作りに取り組んだモデル、という印象です。明るくて解像度も高く、高音質でセッティングもしやすいので、バッテリー以外にほぼ穴のないモデルといった感じです。

■XGIMI/Halo

画質のよさと持ち運びやすさにこだわる人におすすめ

明るくて解像度も高く、画質面では高いバランスを保っているのが魅力。バッテリーを内蔵していてセッティングもしやすいので、ポータビリティにこだわるならこのモデルはかなりおすすめです。

どのモバイルプロジェクターも魅力的ですが、いくら性能の高いモデルでも自宅の環境や自分が使いたいシーンに合うかどうかはわかりません。気になる製品があったら、一度レンタルして試してみてはいかがでしょうか。

※2021年7月16日時点での情報です。

最新情報について、詳しくは「メーカーのホームページ」でご確認ください。

※表示金額はすべて税込価格です。

※商品写真および画像はイメージです。

■ 取材・執筆

安蔵靖志

安蔵靖志

IT・家電ジャーナリスト。家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)。AllAbout 家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」に出演中。その他ラジオ番組の家電製品リサーチや構成などにも携わっている。


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