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ホームシアターで映像を楽しんでいるイメージ画像

【タイプ別】ホームシアターの作り方 | 4つのタイプに分類しておすすめアイテムを紹介

エプソン dreamio EF-100BATV ホームプロジェクター

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プロジェクターオーディオ機器

公開日:2021年4月1日(2024年3月22日更新)

コヤマタカヒロ

執筆者

海外ドラマや映画などを大迫力で楽しめるホームシアター。大画面のテレビとスピーカーという入門編から、プロジェクターとスクリーン、スピーカーを用意した本格派まで、4つのレベルに分けてホームシアターの作り方と、おすすめアイテムを紹介していきます。ぜひ自分に合ったホームシアター作りの参考にしてみてください。


自宅に大画面の環境が備わるホームシアターは、海外ドラマや映画を家族で楽しんだり、仲間同士でスポーツ番組を観戦したりと、誰しも一度は憧れるもの。大画面テレビとスピーカーを用意するだけでもいいですし、本格的に楽しみたいならプロジェクターも魅力的。この記事では、レベル別にホームシアターの作り方を紹介していきますので、ぜひ自分に合ったホームシアター作りの参考にしてみてください。

1 憧れ空間を実現! ホームシアターのすごいところ

自宅を映画館やスポーツバーのような映像空間にできるホームシアター。昔は AV マニアだけが作れる空間というイメージもありましたが、最近ではさまざまな製品が登場しており、手軽に作れるようになってきました。ホームシアターの魅力とは一体どのようなところなのか、具体的にみていきましょう。

■壁面をいっぱいに使えて圧倒的な大画面

ホームシアターのある部屋のイメージ画像

ホームシアターの一番の魅力は大画面で映像を楽しめること。 近年は大画面テレビも低額になり、買いやすくなりましたし、プロジェクターがあれば壁や天井などに、一般的なテレビを超える大画面を投影することができます。

■映画館レベルの重厚なサウンド

高音質スピーカーのイメージ画像

高音質スピーカーを用意することで、薄型テレビとはレベルの異なる、迫力のあるサウンドを楽しむことができます。さらに5.1ch、7.1chといったサウンドシステムなら音に包まれるような環境が楽しめます。ただし、周辺への音漏れには注意が必要です。

■おうち時間をおしゃれに彩るインテリア

ホームシアターのある部屋のイメージ画像

プロジェクターで映し出した大画面映像を部屋の中心に据えることで、 映像もインテリアの一部として部屋を飾ることができます。

たとえばスクリーンを窓に見立てて、世界の素敵な映像を映し出すのも楽しいですし、 スポーツバーのように大リーグや海外サッカーの中継映像を流しておくのも素敵です。

2 ホームシアターの作り方を4つのレベルに分けて紹介

ホームシアターを作るには、プロジェクターやスピーカーなどさまざまな製品を選ぶ必要があります。その選び方で大事なのが、自宅の環境と予算に合わせること。

投影できるサイズ、スクリーンやスピーカーなどの置き場所を考えて、家族と相談の上で最適なレベルを選びましょう。この記事では導入の難易度を下記の4つのレベルに分けてご紹介します。


■レベル1 「格安に迫力アップ」タイプ

…家にあるテレビを使って、とりあえず試すならまずこちら!
【使用アイテム】既存のテレビ+バー型スピーカー

■レベル2 「お気軽プロジェクター」タイプ

…壁や天井に投影すればサイズも自由自在
【使用アイテム】モバイルプロジェクター+壁投影(+ヘッドホン)

■レベル3 「やや本格シアター」タイプ

…フルHD・100インチ&サラウンド使用で、本当の意味でのホームシアターの入り口
【使用アイテム】プロジェクター(+スクリーン)+AVアンプ+5.1chスピーカー(BDレコーダー・プレイヤー)

■レベル4 「こだわりシアター」タイプ

…高画質&高音質を追求したこだわりの空間
【使用アイテム】4Kプロジェクター+電動スクリーン+AVアンプ+7.1chスピーカー

■レベル1「格安に迫力アップ」タイプ

予算:1万円台~
本気度:★
難易度:★

映画やスポーツなど、映像コンテンツを自宅で楽しみたいと考えたとき最初にアップグレードするべきなのは「音」です。

現在、40インチを超える大きさのテレビを使っているなら、スピーカーをプラスするだけで簡単にホームシアターのような迫力が手に入れられます。このときに最も手軽なのが、テレビの前に置くバー型スピーカーです。

ケーブル1本でテレビと接続でき、しかも、置き場所をほとんどとりません。それでいてテレビのスピーカーとはレベルの違う、迫力のサウンドが楽しめます。

※本記事中の星評価は、執筆者個人が判断したものです。効果、性能等を示すものではありません

【おすすめのアイテムはこちら】
●SONY サウンドバー HT-X8500

SONY サウンドバー HT-X8500の正面画像

左右のスピーカーに加えて、迫力の低音を生み出すデュアルサブウーファーを内蔵するスリムコンパクトなバー型スピーカー。バーチャルサラウンドエンジンを搭載しており、画面の前に置くだけで、包み込むような立体音響を実現できます。Bluetoothに対応しており、スマートフォンの音楽をワイヤレスで鳴らせるのも便利です。

■レベル2「お気軽プロジェクター」タイプ

予算:4万円台~
本気度:★★
難易度:★

映像を大画面に投影したいと考えるなら、レベル2です。ここでは手軽に使えるモバイルプロジェクターを使ったホームシアター作りを提案します。最低限必要なのは、単体でWi-Fi機能と定額動画サービスの配信機能を搭載したモバイルプロジェクターです。これで壁や天井などに投影して大画面を楽しむことができます。室内にフラットな壁がない場合は、ロールカーテンやシーツを広げて、そこに投影する方法もあります。

モバイルプロジェクターはほとんどのモデルがスピーカーを内蔵しているので、そのままでサウンドも楽しむことができます。ただし、内蔵バッテリーを活用していろいろな場所で映像の投影ができるモバイルプロジェクターの利点を活かすなら、騒音対策にヘッドホンも用意しておきましょう。

※モバイルプロジェクターはWi-Fiもしくはスマートフォン、PCとの接続が必要です。
また、ヘッドホンとのBluetooth接続に対応していないモバイルプロジェクターもあります。この場合、別途適した長さのケーブルが必要になります。

※本記事中の星評価は、執筆者個人が判断したものです。正確な効果、性能等を示すものではありません

【おすすめの組み合わせはこちら】
●プロジェクター/アンカー・ジャパン/Nebula Capsule II

アンカー・ジャパン/Nebula Capsule IIの正面画像

AndroidTV9.0を搭載し、さまざまな定額動画サービスを単体で投影できるAnkerのモバイルプロジェクター。3.08mの位置から100インチの大画面の投影ができます。また、最長2.5時間の映像投影ができるバッテリーも内蔵しているので、電源が取れない場所でも利用できます。

●ヘッドホン/Sony WH-1000XM4

Sony WH-1000XM4の正面画像

強力なノイズキャンセリング機能を搭載するオーバーヘッドタイプのヘッドホン。周囲の音を遮断し、映像の世界に入り込ませてくれます。
ノイズキャンセリング機能オンで最長30時間のバッテリー駆動に対応し、10分の充電でも5時間再生できます。
あらゆる音源をハイレゾ相当の高音質にしてくれる「DSEE Extreme」を搭載しているので、ライブ映像鑑賞の臨場感もアップします。スマートフォンやパソコンとはワイヤレス接続が可能。また、ケーブル接続にも対応しています。

■【番外編】プロジェクター機能を搭載したシーリングライトも便利

popIn Aladdin 2を天井に取り付けている画像

モバイルプロジェクターとは異なり、持ち運ぶことはできませんが、手軽にプロジェクターによる映像投影が楽しめると人気を集めているのが「popIn Aladdin 2」です。
天井に取り付けるだけで普段は照明として利用でき、必要に応じて映像を投影できます。

Wi-Fi機能を搭載しており、 ワイヤレスでスマートフォンと接続したり、 単体で定額動画サービスの再生が可能。また、高音質スピーカーも内蔵しているため、Bluetoothスピーカーとしても利用できます。
ほかのプロジェクターのように置き場所を取らないのが便利です。

■レベル3「やや本格シアター」タイプ

予算:20万円台~(プロジェクター、スクリーンだけなら10万円~)
本気度:★★★
難易度:★★★

本格的といえるホームシアターを作りたいと考えるなら、レベル3です。大きなスクリーンを用意して、そこにプロジェクターで映像を投影する環境を作りましょう。

プロジェクターは明るさを重視して選ぶのがオススメ。輝度2,000ルーメン以上のモデルなら、リビングダイニングなど真っ暗にしにくい場所でも明るく映像を映し出せます。

プロジェクター単体でもサウンドは鳴らせますが、映像と同様の迫力を感じたいなら、シアタースピーカーを接続しましょう。

さらにサウンド面では、AVアンプと5.1chスピーカーを用意するのが一般的。AVアンプには複数のHDMI入力端子を搭載しているので、BDレコーダーやゲーム機など、複数の機器を接続して切り替えて使うことができます。

スピーカー選びは、音質の好みや予算がありますが、5.1ch以上のシステムにすると音に包まれる環境を作ることができます。

※本記事中の星評価は、執筆者個人が判断したものです。正確な効果、性能等を示すものではありません

【おすすめの組み合わせはこちら】
●プロジェクター/エプソン EF-100BATV

エプソン EF-100BATVの正面画像

手軽に明るい本格的な映像をつくり出せるのが、コンパクトサイズながら最大2000ルーメンの明るさに対応したエプソンの「EF-100BATV」。映像を楽しみたいときに小型なので置き場所にも困らず、非常におしゃれな本体デザインなので、リビングに常設しても違和感はありません。

Android TV™端末を本体に格納して使うことができ、スピーカーも搭載しているのでこれ1台で映像も音声も楽しめます。またAVアンプやサラウンドスピーカーシステムと組み合わせることで、本格的なシアター空間がつくり出せます。

●アンプ/ヤマハ RX-V385

ヤマハ RX-V385の正面画像

シネマDSP機能により、映画館やライブハウスのような音空間が作り出せるAVアンプ。5chのパワーアンプを内蔵し、5つのスピーカーとサブウーファーの接続ができます。スマートフォンなどの音声をワイヤレスで再生することも可能。さらにHDMI入力端子を4つ搭載しており、ケーブルを抜き差しすることなく、簡単に切り替えができるのが便利です。

●スピーカー/ヤマハ NS-PA41

ヤマハ NS-PA41の正面画像

手軽に5.1chのサラウンドシステムが組めるスピーカーパッケージ。スリム&トールなフロントスピーカーが特徴で、テレビやスクリーンの横にじゃまにならずに設置できます。

■【番外編】ホームシアターのためのスピーカー選びのポイント

ホームシアター作りで難しいのはスピーカーの選び方です。 ホームプロジェクターの多くはスピーカーを内蔵しており、単体でもそれなりの音を楽しむことができます。ただし、100インチの大画面に釣り合う迫力のサウンドを求めるならスピーカーが必須。 選択肢は以下のとおりです。

  • バー型スピーカー
    画面の下に設置します。1つで2.1chサウンドが再現でき、さらに仮想サラウンド環境がつくれる製品もあります。 HDMI端子、もしくはステレオピンジャックで接続できます。

  • アンプ内蔵スピーカー
    アンプを内蔵しているため、プロジェクターなどと直接接続できるスピーカー。ステレオ(2ch)、もしくはサブウーファーを含む2.1chスピーカーが中心。

  • シアター(サラウンド)用スピーカー
    システム構成に応じて、ステレオ(フロントの左右)、センター、リア、ウーファーなどを複数組み合わせて、サラウンド環境がつくれるスピーカーシステムのこと。テレビやプロジェクターに接続するためにはアンプが必要になります。サラウンドシステムは5.1chが一般的ですが、7.1chや9.1chもあり、対応したアンプと組み合わせてシステムがつくれます。

■レベル4「こだわりシアター」タイプ

予算:50万円台~
本気度:★★★★★
難易度:★★★★

4K画質の映画などを見たい場合など、画質に徹底してこだわるなら4K/HDR対応のプロジェクターがおすすめです。この場合、投影するスクリーンやアンプ、スピーカーも同等に高レベルな製品を組み合わせて本格的なシアター空間をつくり出しましょう。

※本記事中の星評価は、執筆者個人が判断したものです。正確な効果、性能等を示すものではありません

【おすすめの組み合わせはこちら】
●プロジェクター/エプソン EH-TW7100

エプソン EH-TW7100の正面画像

エプソン独自の4Kエンハンスメントテクノロジーで、高精細な4K相当の高画質を楽しめるプロジェクター。3LCD方式を採用し、明るく豊かな映像表現を実現しています。

また画質劣化の少ない光学シフトを搭載しており、上下60%、左右24%という広い可動範囲で、スクリーンの正面でなくても設置可能。1.6倍ズームレンズの搭載により100型画面に投影する場合、前後方向に約1.8mの幅で設置場所を移動できます。

●スクリーン/キクチ GEA-120HDW

キクチ GEA-120HDWの正面画像

電動で巻き上げができるスクリーン。写真は120インチですが、シリーズは80インチから170インチまであります。天井や壁に固定することで、必要なときだけスクリーンを出すことができます。グランヴューホワイトのスクリーン生地はナチュラルな映像表現ができます。

●アンプ/デノン AVR-X4700H

デノン AVR-X4700Hの正面画像

8K・9.2chに対応する高性能AVサラウンドレシーバー。Dolby AtmosやDTS:X Auro-3D、IMAX Enhancedなど、さまざまな高音質フォーマットに対応しています。最大出力235Wのパワーアンプを内蔵。HDMI入力端子を8基搭載し、多くの機器を接続できます。

●サウンドシステム/デノン スピーカーシステム

デノン スピーカーシステムの正面画像

AVサラウンドレシーバーには、フロントスピーカーやセンタースピーカー、サブウーファーなどを接続してサラウンドシステムを構成します。写真はAVサラウンドレシーバーと同じ、デノンのスピーカーシステム。ドルビーアトモスイネーブルドスピーカーなどを導入することで、より立体的な3Dサウンドが構成できます。

3 簡単DIYでホームシアターをもっと楽しむ

自宅にホームシアターを作りたい場合、プロジェクターなどの機器以外に空間づくりが重要です。手軽にホームシアターをパワーアップできるアイテムやコツを紹介しましょう。100円ショップやホームセンターのアイテムも役立ちますよ。

■遮光カーテン

遮光カーテンのイメージ画像

プロジェクターの映像をより鮮明に表示するために大切なのが、外の明かりを部屋に入れないことです。このため、強力な遮光カーテンがあるといいでしょう。リビングダイニングなど、真っ暗にできない場所にホームシアターを作る場合は光を遮るついたてなどを用意するのがおすすめです。

■防音シート

防音シートのイメージ画像

ハリウッド映画などを見るときは、できるだけ大音量で迫力を楽しみたいものです。ただし、そのときに気になるのが近隣への音漏れ。そこでホームセンターや100円ショップで売っている商品を使って音漏れ対策をしましょう。

最も簡単なのがウレタンスポンジでできた防音シート。これらを壁やドア、マンションなどの場合は床などに敷くことで音漏れ対策ができます。

■スクリーン代わりの布や紙

スクリーン代わりにシーツを使ったイメージ画像

広い白壁がない場合、スクリーンを用意しましょう。プロジェクター用のスクリーンはスタンド付きでも60インチサイズが1万円以下から購入できます。

ただし、もっと手軽に用意したい場合はシーツやロールカーテン、模造紙などを、投影するときだけ広げるという手もあります。

4 まとめ

この記事で紹介したとおり、映画やスポーツなどを大画面で楽しみたいならホームシアターがおすすめです。なかでも、プロジェクターがあれば、100インチクラスの大画面で映画などを見ることができますます。

あとは予算と設置したい場所に合わせて、アンプやスピーカー、スクリーンなどを、選んでいきましょう。記事で紹介した組み合わせは、その一例です。

ホームシアターはレベルによりますが、1万円台から作ることができます。とはいえ、実際に導入してもどれぐらい使用するかわかりません。

そこでまずはプロジェクターやスピーカーをレンタルしてみるのもひとつの手です。実際に自分の部屋で使ってみる、ホームパーティなどのイベントに合わせて使うなど、気軽に試すことができます。気になった人は、商品レンタルページをチェックしてみてくださいね。

※2021年2月時点での情報です。最新の情報は各メーカーのホームページからご確認ください。

■取材・執筆

コヤマタカヒロ  

コヤマタカヒロ

デジタル家電ライター。1973年生まれ。大学在学中よりカルチャー誌でライターデビュー。PC、AV関連のデジタル機器から、白物家電、それらを取り巻くサービスについて、レビュー、検証、開発インタビュー、執筆活動を行う。三女の父。米・食味鑑定士。撮影とテストの空間「コヤマキッチン」スタート。企業のコンサル活動も対応。家電のためのコミュニティ「家電総合研究所」も開設。


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