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人気のホームプロジェクター2021! おすすめ12機種を比較 | 使い道や部屋のサイズで最適な選び方がわかる

プロジェクター Nebula Capsule ll
短期 3,480円/3日間〜
長期 7,480円/30日間
プロジェクター
公開日:2021年4月1日
自宅のエンタメ環境をアップグレードすると、おうち時間をより楽しくできます。それをお手軽にできるのが、大画面で映像を映し出せるプロジェクター。この記事ではモバイルプロジェクターから本格的な4Kプロジェクターまで、家電の専門ライターが実際に12の製品を集めて比較検証を行いました。
部屋サイズや用途にあったプロジェクターの選び方解説をはじめ、製品ごとの注目ポイントの解説、後半では12の製品で同じ画像や動画を映し、どのように見え方が違うかを比較・検証しています。この記事を参考にぜひあなたにぴったりの製品を見つけてみてください。
1 プロジェクターで何ができる?
例えば壁一面に映画を映し出せば、映画館さながらの大迫力で映画を観ることができます。また、家族みんなで集まってゲーム大会を行うときなども、大画面ならテレビの前を奪い合うことなく、みんなで楽しめるでしょう。近年人気のNetflixやdTVなどの定額動画配信サービスも、プロジェクターがあればこれまで以上に楽しめるようになります。
■ホームプロジェクター(家庭用)とビジネスプロジェクターの違い
プロジェクターには家庭で使うホーム用と、主に会議室などで利用するビジネス用があります。どちらも映像を映し出すのは同じですが、使用シーンが異なるため機能にも以下のような違いがあります。
▶ビジネスプロジェクター
・明るいところで使うため、輝度が高い
・PC用の入力端子を豊富に用意している
・携帯性を重視したスリム・コンパクトなモデルも増えている
▶ホームプロジェクター
・モバイル用から大型タイプまでラインアップが豊富
・単体で動画が見られる専用OSを搭載する製品が多い
・高音質スピーカーを内蔵
・HD画質から4K画質まで高精細な映像を表示できる
ビジネス用を家庭で、またその逆も使えないわけではありませんが、使用シーンにあった製品を選ぶのがおすすめです。
2 ホームプロジェクターの選び方とチェックポイント
家庭用プロジェクターはコンパクトなモバイルタイプから高画質タイプまで、さまざまな選択肢があります。ここではプロジェクターの選び方をマスターするために基本的な機能を解説していきましょう。
■投影方式
プロジェクターは超小型の液晶パネルや映像デバイスなどに映像を表示し、そこに強い光を当て、レンズを通してスクリーンに投影するのが基本的な仕組み。このときの投影方法によって画質や明るさなどに違いが出てきます。一般的な投影方法について紹介しましょう。
▽プロジェクター投影方式
液晶方式 | 透過型の液晶パネルに光を通して投写する仕組み。明るく、色鮮やかに描けるのが特徴。ホームプロジェクターだけでなく、ビジネスプロジェクターでも数多く採用されています。明るく投影できるのが利点ですが、その分、暗部表現が苦手です。 |
DLP方式 | 半導体の上にミラーを配置したデバイス「DMD」に光を当て、ミラーの反射によって映像を写す方式。黒の再現性が高く、引き締まった映像が映し出せます。1枚のデバイスだけでフルカラー映像が表現できるので、低価格なモバイルプロジェクターでも数多く採用されています。 |
LCOS方式 | 光源からの光を反射する、反射型液晶パネルを採用した方式。非常に明るく、高精細に映像を映し出せますが、RGB(赤・緑・青)3枚のパネルが必要なので、大型かつ高価なホームプロジェクターでのみ採用されています。 |
■形・タイプ
ホームプロジェクターは大きく分けると、可搬性を重視し、バッテリーを内蔵したモバイルタイプと、常設して使う大型の据え置きタイプがあります。また、近年増えているのが、使うときだけその都度、テーブルに設置できる中間のタイプ(ミドルクラス)。スピーカーやWi-Fi機能を内蔵し、手軽に高画質で映像を投写できる手軽さが魅力です。
▽プロジェクターの分類マップ
■投影する空間、スクリーンサイズ
プロジェクターを選ぶときに重要なのが投影する場所とスクリーンのサイズです。
例えば100インチを超える大画面で投影したい場合は、できるだけ明るく、解像度の高いプロジェクターを選ぶ必要があります。また、リビングダイニングなど映像を見るときに真っ暗にしにくい場所で使う場合も明るさが重要です。
逆にシアタールームや寝室など、真っ暗にできる場所なら、明るさを重視する必要はありません。
スクリーンとプロジェクターの設置場所が決まっている場合は、最短投影距離も要チェックです。近すぎたり、遠すぎたりすると、映したいサイズで映せない場合があるので注意が必要です。
■使用目的
プロジェクターを選ぶときは、どのような使い方をするのか決めておくといいでしょう。
週末のたびにリビングで映画を観るといったように日常的に使う場合は、据え置きタイプが向いています。いちいちケーブルを挿したり、スクリーンを用意したりすることなく、電源を入れるだけで使えるようにしておくと便利です。
リビングだけでなく寝室など複数の場所で利用する場合は、持ち運べるモデルが選択肢に入ります。
年数回のホームパーティやキャンプなど、たまに使うだけの場合は、プロジェクターを購入するのではなく、レンタルサービスの利用がおすすめです。その時々の使い方に合ったプロジェクターが借りられます。
■価格
プロジェクターは1万円以下から100万円を超えるモデルまで非常に価格幅の広い家電です。ここでは価格帯を大きく4つに分類。価格帯別の主な特徴と選び方を解説します。
▽価格帯別 主な特徴と選び方
~4万円台 | 480✕320ドットや854×480ドットのSD画質のエントリーモデルが中心。それほど大画面で投影しない場合や、スマートフォンの画面を映したいといったお手軽ニーズなら選択肢になります。 |
4万円~10万円 | HD画質に対応したさまざまなプロジェクターが選択肢に。バッテリーを内蔵したモバイルプロジェクターや、据え置きとしても使えるフルHDプロジェクターも購入できます。 |
10万円~25万円 | 2000mlを超える輝度に対応し、非常に明るく映像を映し出せるモデルや4K画質の超高精細モデル、壁の近くで投影できる超短焦点プロジェクターなど、画質を追求したワンクラス上の本格モデルが選べます。 |
25万円~ | 4K画質は当たり前。圧倒的な高画質で、自宅をシアターにできる超本格プロジェクターが数多くラインナップ。ただし、その分プロジェクター本体も大きく、設置場所も必要となります。本格的なシアター空間を作る場合などにオススメのモデルです。 |
■そのほか重要な性能・機能
これまでに解説したこと以外に、プロジェクターを選ぶ上で必要な機能や性能について解説しましょう。
・解像度
映し出す映像の細かさを表す数値。1280✕800ドットというように縦横のドットの数で示され、数値が大きいほど高精細で映像表現ができます。1920✕1080ドットがフルハイビジョン画質、3840✕2160ドットは4K画質となります。
・輝度(明るさ)
映像を映し出す光源の明るさを示す数値です。単位はルーメン(lm)で数値が大きいほど明るく映せます。200ANSIlmなど、ANSI(アンシ)がついている場合は明るさ平均を指し、これがついていないと、最大値の場合があります。
・搭載OS
モバイルプロジェクターなど一部製品にはスマートフォンのようにOSが内蔵されていることがあります。この場合、Wi-Fiに接続するだけで動画を再生できます。代表的なのがAndroid TVです。レコーダーなどを常時接続する場合は使わないかもしれませんが、手軽にYouTubeやNetflixなどを投影したいといった場合には搭載していると便利です。
・スマホ対応
Wi-Fi機能を搭載するプロジェクターの多くは、スマートフォンの画面をワイヤレスで映し出すキャスト機能が利用できます。ただしこのキャスト機能には、iOSで利用できるAirPlayのほか、MiracastやChromecastなど、さまざまな方式があるため、使っているスマートフォンでキャストできるか確認しておきましょう。
・光源
映像を投影するための明かりの種類。水銀ランプやレーザー、LEDなどがあります。水銀ランプは非常に輝度が高いのが利点ですが、だんだん暗くなるため交換が一定時間で必要。また、発熱、消費電力が大きいため、大型モデルのみで採用されています。LEDは小型で発熱も少ないものの明るさに限界があり、レーザーは主に、高価なモデルで採用されています。
3 おすすめホームプロジェクター12選
2021年春時点で、編集部がおすすめするホームプロジェクターをご紹介。各機種の特徴も解説します。検証や実際に製品を使った感想をもとに、使い勝手や可搬性、独自性の評価も表にまとめていますのでぜひ参考にしてみてください。
▽ホームプロジェクター12機種の性能比較表
※表中の星評価は、執筆者が同条件のもと実施した比較検証テストの結果をもとに判断したものです。
<モバイルプロジェクター>
■アンカー・ジャパン/Nebula Capsule II
1280×720画素のHD画質での映像投影に対応したモデル。OSとして、Android TV 9.0を搭載しており、Wi-Fiに接続するだけでYouTubeやAmazon Prime Videoから動画視聴ができます。
一般的な長さの映画を見るのにも十分な、約3時間の動画投影ができる大容量バッテリーを内蔵(ローカルコンテンツ視聴時)。また、USB Type-Cポートでの充電に対応しているため、モバイルバッテリーなどで充電ができるのも便利です。さらに、Bluetoothスピーカーとして音楽を楽しむこともできます。
【注目ポイント1】
本体重量約740gで円筒状のデザインを採用しています。携帯性が高く、おうちの中はもちろんのこと、屋外に持ち出して使うことも可能です。
【注目ポイント2】
最新のAndroid TV 9.0(2021年1月末時点)を搭載しているため、さまざまな動画コンテンツの再生ができます。操作も付属のリモコンを使うことで非常にスムーズです。
■BenQ/GV1
レンズを搭載した本体上部を最大15度傾けることで、やや上方向に映像を投影できるモバイルプロジェクター。
解像度は854×480ドットと高くはないですが、その分、低価格で導入しやすいのがポイント。OSにはAndroid 7.1.2を搭載。AirPlay、Chromecastでのワイヤレス接続に対応しています。本体背面にはUSB Type-Cポートを搭載し、付属の変換アダプタを利用することで、HDMI接続ができる仕組みです。
Bluetoothスピーカーとしても利用できるので、普段は音楽を再生し、時々スマートフォンの画面を投影するといった使い方ができそうです。
【注目ポイント1】
本体重量はわずか708gで携帯性もばっちり。バッテリー駆動で場所を選ばずに使えます。
【注目ポイント2】
AndroidベースのOSが搭載されており、TV端末向けの「Aptoide TV」アプリが利用できます。スマートフォンからワイヤレスでキャスト機能を手軽に使えるのが便利です。
■XGIMI/MoGo Pro+
バッテリーを内蔵するモバイルプロジェクターながら、フルHD画質に対応した高画質モデル。スクリーンサイズは最大300インチに対応。300ANSI lmの高輝度でくっきり明るい映像を投影できます。
OSにAndroid TV 9.0を搭載しており、多彩なアプリが利用可能。さらに、Googleアシスタントによる音声操作にも対応しています。16GBのメモリを内蔵しているので、動画や音楽を保存することができます。
電源を入れた直後や本体を動かした際に、自動的にフォーカス合わせと垂直・水平方向の台形補正ができる仕組みが便利です。
【注目ポイント1】
コンパクトサイズながら、フルHD画質での投影に対応し、輝度も300 ANSI lmと高いのが魅力。モバイルタイプの中ではやや高価ですが、実力も十分です。
【注目ポイント2】
harman/kardonの3Wスピーカーを2基搭載しており、迫力と広がりのあるサウンドが楽しめます。Bluetoothスピーカーとしても使えます。
■LGエレクトロニクス/PF50KS
単体でYouTubeやNetflixが再生できる独自のWeb OSを搭載する高性能のモバイルプロジェクター。投影サイズは最大100インチでフルHD画質に対応しています。輝度が600lmと明るい点もポイントです。
小型サイズながら複数の入力ポートを搭載しており、さまざまな機器が接続可能。USBメモリに保存したオフィス文書も表示できるので、ビジネス用途でも利用可能です。
ただし、内蔵バッテリーは最大約2.5時間駆動と、映画を観るにはやや短め。長時間使う場合は電源の確保は欠かせない印象です。
【注目ポイント1】
コンパクトなモバイルタイプながら2基のHDMIポートや有線LANポートなどを搭載しているので、複数の機器を同時に接続して、切り替えることができます。
【注目ポイント2】
写真は同社製テレビにも搭載されているWeb OSです。デザイン性が高いだけでなく、非常に多機能なのがポイント。インターネットの閲覧やスマホ画面のキャストも簡単です。
■Acer/C250i
12角形の円筒状ボディを採用したモデル。本体を縦向きに置くことで、スマートフォンの縦長画面をそのまま余白なく、縦向きに投影できる「オートポートレートモード」を搭載しています。
さらに、横向きに置いたときもレンズの位置は自在にでき、レンズを上に向けると、天井投影ができます。最大投影サイズは100インチで、輝度は300lm。バッテリーも内蔵しており、最大3時間(ECOモード)の投影が可能です。
スマートフォンに電源を供給するモバイルバッテリーとして、またBluetoothスピーカーとしても利用可能です。
【注目ポイント1】
横長に投影するときは横に倒して設置します。12角形なのでレンズの角度調整がしやすく、安定して置けるのが便利です。
【注目ポイント2】
内蔵インターフェイスは非常にシンプルで、スマートフォンやパソコンと簡単に接続できるようになっています。ただし、OS非搭載のため、単体では動画サービスの視聴はできません。
<ミドルクラス(HD)プロジェクター>
■EPSON/EF-100BATV
最大2000lmのレーザー光源を採用したデザイン性の高いプロジェクター。ホワイトとブラックの2色展開となっており、使っていないときは立てかけて収納できる仕組み。
「EF-100BATV」はAndroid TVを搭載したスティック型ポートが同梱されたモデルで、ポートを本体内に収納した状態で、動画配信サービスなどが利用できます。
投影方式としては3LCD(液晶方式)を採用。最大300インチサイズで投影できますが、解像度は1280✕800ドットとやや低めなのが注意点です。
【注目ポイント1】
リビングに置いていても違和感のない高級感のあるデザインを採用。電源ポートが側面にあるので、立てて天井投影もできます。
【注目ポイント2】
本体背面のカバー内に付属のAndroid TVポートが収納できる仕組みです。
■Acer/H6531BD
3500 ANSI lmの高輝度で明るく映像が投影できるモデル。PC用のVGAポートも搭載しており、家庭用としてはもちろんのこと、ビジネスユースでも利用できます。
最大サイズは300インチで解像度はフルHDに対応。自動的に色調整ができるAcer Color Boost 3D テクノロジーを搭載しています。また、映像がスクリーン内に収まるように自動調整する機能も便利です。
ただし、内蔵スピーカーは3W✕1と最低限のレベルなので、映画などを観る場合は別途、アンプやスピーカーを用意するのがおすすめです。
【注目ポイント1】
3500ANSI lmの明るさと最大300インチで表示できるレンズを搭載。フォーカスやレンズの倍率はレンズ上部のレバーで設定できます。
【注目ポイント2】
本体背面に豊富な入出力ポートを搭載しています。5Vの電源出力ができるUSBポートもあるので、Android TVポートやFire TV Stickなどが接続できます。
■popIn/popIn Aladdin 2
天井に取り付けるシーリングライトと一体化したプロジェクター。
OSにAndroid TV9.0を搭載しており、さまざまなアプリが利用可能。YouTubeやNetflixなどの定額動画サービスだけでなく、壁に大きな時計や風景を投影する、子ども向けの教育コンテンツを投影するといったことができます。
最大120インチの大画面の投影が可能。さらに台形補正機能を利用することで、ドアや家具などを避けて好きなサイズで映像を投影することができます。
ただし、HDMIポートを搭載していないため、スマートフォンやレコーダーとケーブル接続はできず、ワイヤレス接続のみになる点に注意が必要です。
【注目ポイント1】
天井に取り付けられているシーリングアダプターに本体を固定する仕組み。投影したい壁の方向にレンズを向けます。
【注目ポイント2】
Androidベースで独自のインターフェイスの画面を用意。独自のアプリを数多く用意しており、単に映像を観るだけではない使い方ができます。
<4K対応本格プロジェクター>
■EPSON/EH-TW7100
3LCD方式を採用する高画質モデル。搭載する内蔵パネルはフルHD画質ですが、映像を縦横0.5ピクセルずつずらして重ねることで4K相当の高精細映像を生み出す仕組みを採用しています。4Kパネルより多くの光が透過するため、高解像度と明るさを実現しています。
画面サイズは最大500インチに対応。輝度は最大3000lmです。画質劣化の少ない光学レンズシフト機能を搭載しているので、斜めからでも映像の投影が可能。設置の自由度が高いのもポイントです。
また、10Wのスピーカーを2基搭載しており、映像に負けない迫力のサウンドが楽しめます。
【注目ポイント1】
上下60%、左右24%、映像の表示エリアを動かせる光学式レンズシフト機能を搭載。スクリーン正面からずらした位置にも本体を設置できます。
【注目ポイント2】
本体背面に10W✕2の高音質スピーカーを搭載。座る位置の手前に本体を設置することで迫力のサウンドが楽しめます。
■BenQ/TK800M
フットボールモードや、スポーツモードを搭載する、スポーツ観戦に最適な4K/HDRプロジェクター。スポーツ選手の肌の色や芝生をよりリアルで臨場感豊かに投影することができます。
輝度は3000lm、DLP方式を採用しており、非常にシャープで高コントラストに映像が映し出せます。
内蔵スピーカーは5W✕1ですが、本体内部でしっかり共鳴させる仕組みにより、広がりのあるサウンドが楽しめます。ホワイトとブルーのボディカラーもおしゃれです。
【注目ポイント1】
搭載するピクチャーモードは初期設定5種類とユーザー設定2種類。スポーツや、フットボールモードを搭載するのがこのモデルならではの特徴です。
【注目ポイント2】
明るいリビングでもスポーツ映像を明るく、クリアに表示できる高輝度ランプを搭載。スポーツ中継をメインに楽しむことができます。
■BenQ/CinePrime HT3550i
OSにAndroid TVを搭載する4K/HDRプロジェクター。映画の製作者が意図する色を再現するためにCinematicColor技術を搭載しており、高画質で映画などを映し出せます。
輝度はあえて抑えた2000lmを採用。部屋の明かりを抑えることで、映画館のような空間を作り出せるプロジェクターです。
さまざまな高画質化機能や、高音質化機能を搭載。また、USBメモリやドライブに保存した写真や音楽、動画を投影する機能も利用できます。高画質での映画視聴を追求したい人に向くモデルです。
【注目ポイント1】
高精細な4K映像をクリアに映し出すためにオールガラスの10枚レンズを採用。さまざまな高画質化機能との組み合わせで映画画質を実現しています。
【注目ポイント2】
本体背面に2基のHDMIポートや、USB3.0ポートなど搭載しています。付属のAndroid TVアダプタは本体内部に取り付ける仕組みとなっています。
■ViewSonic/X10-4K
約1.77mの距離から100インチの大画面で投影できる単焦点プロジェクター。4Kの高精細表示に対応しており、最大200インチでの投影に対応します。
輝度は2400lmで、至近距離から投影する仕組みのため、数値以上に明るく、コントラストの高い映像が楽しめます。
コンパクトなボディには持ち運びのためのレザーハンドルが付いており、手軽に移動が可能。フォーカスや垂直方向の台形補正は自動でできるので、移動先でも素早く使えます。harman/kardonのデュアルスピーカーを内蔵。Bluetoothスピーカーとしても利用可能です。
【注目ポイント1】
背面に取り付けられるレザーカバーを用意。上半分だけ開けられるので各種ポートの接続ができます。
【注目ポイント2】
本体重量は約4.1kgと決して軽くはありませんが、ハンドルがあるので、手軽に持ち運べます。Bluetoothスピーカーとして使うときは立てかけて置くこともできます。
4 おすすめの12製品で映像を比較・検証
編集部がおすすめする12機種に、HDMI出力もしくは、ワイヤレス接続で、同じ画像、動画を同じ条件で投影(80インチ相当)。どのように見え方が違うか、比較・検証してみました。比較画面も同じシャッタースピードと絞り(10秒・F8)で撮影しています。
■BenQ/GV1
解像度が低いので細かな部分はつぶれ、ベタっと塗ったような絵に。また、暗部にも黒つぶれが見られました。ただし、動きはスムーズに表現できました。
■アンカー・ジャパン/Nebula Capsule II
写真で見ると暗く見えますが、コントラストが高いこともあり、思ったより明るさは感じます。ただし、解像度はあまり高くなく、ディテールはつぶれ気味でした。
■XGIMI/MoGo Pro+
モバイル機と考えれば明るさは十分。色のバランスが良く、鮮やかですが、やや階調の甘さも感じました。アニメなど色がはっきりしたコンテンツとの相性が良い印象です。
■LGエレクトロニクス/PF50KS
モバイルプロジェクターとは思えない明るさと鮮やかな色表現で、バランスの高さを感じました。動画でもディテールを細かく表現でき、非常に好印象でした。
■Acer/C250i
輝度が低いこともあり、全体にやや暗めの印象。フルHDということもあって、解像感はあるが、色使いがやや派手でベタっと塗ったような部分も。暗部の黒つぶれも感じました。
■EPSON/EF-100BATV
しっかりと鮮やかに色を表現。解像感はそれほど高くありませんが、それを感じさせない絵作りで、落ち着いた発色が気持ちよく感じました。ただし、暗いシーンや暗部はやや浮く印象です。
■Acer/H6531BD
解像感の高さを感じる、シャープな絵作りです。映像は明るく、リビングなど暗くできないシーンでも見やすそうな印象でした。ただし、駆動時のファン音がやや気になりました。
■popIn/popIn Aladdin 2
非常にコントラストの高い、くっきりはっきりした映像表現。暗部の階調表現はやや苦手で黒つぶれも感じます。ただし、解像感は高くシャープに描けていました。
■EPSON/EH-TW7100
写真でわかるとおり、非常に明るく投影。実際には目が慣れるので、コントラスト感のあるもう少し落ち着いた映像に見えます。ただし、黒はやや浮く印象。
■BenQ/TK800M
非常に明るく、クリア。発色はややビビッド寄りですが、階調性も高い印象。4K画質ということもあり、解像感が非常に高く、細かなディテールもつぶれずに表現できます。
■BenQ/CinePrime HT3550i
落ち着いた色合いで、映像表現、白飛び、黒つぶれともになく、ナチュラルに映し出せました。解像感もトップクラスで高く、非常にクリアでした。
■ViewSonic/X10-4K
くっきり明るく表現しながら、輪郭のエッジ感が強すぎず、非常にバランスがいい印象。黒い部分も適度に引き締まりながらつぶれていないため、見やすい画作りでした。
5 まとめ
あなたの希望に合ったホームプロジェクターは見つかりましたか?プロジェクターは、モデルによって大きさや搭載する機能、画質などが大きく異なっています。このため、 何が見たいのか、 どのように使いたいのか、どこに設置してどこに投影するのかを 事前に決める必要があります。
スマートフォンの画面を大きく映したいといった使い方なら、モバイルプロジェクターが最適ですし、BDレコーダーと接続して4K画質の映画を観たいといったニーズの場合は、本格派の4Kプロジェクターが適しています。上の表も手掛かりに自分らしい使い方に適したプロジェクターを選んでください。
また、自分の部屋で一度使用感を試してみたい、キャンプやパーティを盛り上げるイベントに一度使ってみたい、という方にはレンタルしてみるという手もあります。「kikito」では持ち運びやすいモバイルプロジェクターや、4Kレベルの解像度を誇るプロジェクターを用意しています。気になった人は、商品レンタルページをぜひチェックしてみてくださいね。
※2021年1月31日時点での情報です。最新の情報は各メーカーのホームページからご確認ください。
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