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【最新】Insta360 GO3とInsta360 GO2を徹底比較!実機&映像レビューで紹介します
Insta360 GO 3 アクションカメラ(32GB)
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アクションカメラ
公開日:2023年9月27日
世の中にはさまざまなアクションカメラがあるなかで、世界最小クラスと言えるのが、Insta360 GOシリーズ。2023年6月に登場した「Insta360 GO 3」と、前モデル「Insta360 GO 2」とではいったいどんな違いがあるのか? そして撮影体験は変わるのか? 実際に手にして違いをチェックしてみました。
目次
1 Insta360 GOシリーズとは?
Insta360 GOシリーズは親指サイズという世界最小のアクションカメラ。アクションカメラの常識を覆す超小型・超軽量なカメラなので、シャツに固定して手ブラで撮影も可能です。
日々のVlogを、旅行の記録を、子どもの成長を。動画で残すカメラ体験を、もっともカジュアルで身近なものにできるアクションカメラとなっています。
2 Insta360 GO 3とGO 2のスペックを比較!
Insta360から登場した世界最小のアクションカメラ「Insta360 GO」。シリーズ2代目となる「Insta360 GO 2」と2023年6月に発売された最新の「Insta360 GO 3」。
カメラ本体のデザインに大きな違いはありませんが、Insta360 GO 3では撮影解像度をはじめ、撮影時間や付属品までさまざまなアップデートが行われました。
Insta360 GO 3(New) | Insta360 GO 2 | |
---|---|---|
最大解像度 | 2.7K | 1440p |
タッチスクリーン | 2.2インチ フリップ式タッチスクリーン | なし |
駆動時間(1080p@30fps) | カメラ: 45 分 カメラ + アクションポッド: 170分 |
カメラ: 30 分 カメラ + 充電ケース: 150 分 |
バッテリー容量 | カメラ: 310mAh アクションポッド: 1270mAh |
カメラ: 210mAh 充電ケース: 1100mAh |
最大クリップ長 | 制限なし(30分単位でファイル分割) | プロ動画: 10 分 動画: 15分 FPV モード: 30分 |
マイクの数 | 2(ステレオ) | 1 |
防水 | カメラ: 5m アクションポッド: IPX4 耐水 |
カメラ: 4m 充電ケース: 防水非対応 |
動画モード | 動画 FreeFrame動画(旧 Pro 動画) タイムラプス タイムシフト スローモーション プリ録画 ループ録画 予約録画 |
動画 Pro 動画 HDR タイムラプス タイムシフト スローモーション |
容量 | 32GB, 64GB, 128GB | 32GB, 64GB |
重量 | カメラ: 35.5g アクションポッド: 96.3g |
カメラ: 26.5g 充電ケース: 63.5g |
レンタル |
1.GO 3では2.7K撮影に対応
まず注目は撮影解像度の向上。前モデルInsta360 GO 2からカメラのレンズの画角や明るさは変わっていませんが、動画モードの最大撮影解像度が1440pから2.7Kへと増加しています。
ただし、手ブレに強く画角の調整が可能な「Free Frameモード(GO 2ではPro動画モード)」で撮影する場合には、1440pまでしか対応していません。4K解像度に届いていないのは残念ですが、ファイルサイズや撮影・編集時の負荷などを考慮すると、これがベストな調整かもしれません。
2.GO 3は撮影時間が延長
カメラ本体の駆動時間はInsta360 GO 2では30分のところ、Insta360 GO 3では45分へと1.5倍に伸びています。また、Insta360 GO 3ではモニター付きの「アクションポッド」と組み合わせることで、最長で170分(GO 2では150分)まで撮影可能。
さらに、Insta360 GO 3ではクリップ長の制限が無くなったので、長時間撮影も可能になりました。スポット的な一瞬を捉えられるだけでなく、旅行の記録を録画し続けるといった用途にも対応できます。
3.GO 3はステレオ録音可能
Insta360 GO 3はマイクが増えてステレオ録音が可能。標準では「風切り音低減」モードとなっていますが、室内など風の音が入りにくい場所では、「ステレオ」に切り替えることで臨場感ある音を残せます。
4.GO 3は防水性が強化
Insta360 GO 2の防水は4mで、Insta360 GO 3は5mと、防水能力が上がっています。また、Insta360 GO 3のアクションポッドは、カメラ本体を装着した状態であれば「生活防水」レベルのIPX4防水等級に対応。
キッチンでの手元動画撮影や噴水の水しぶきレベルなら安心して利用できるので、充電ケースを付けたまま撮影できるシーンの幅が広がっています。
5.GO 3では128GBモデルが追加!
Insta360 GO 3は、本体ストレージ容量に128GBモデルが追加。長時間の撮影に対応できます。
参考として「Insta360 GO 3」の1440p(30fps)で撮影した30分の動画のファイルサイズが約10GB。旅先で動画をスマホやPCに吸い出すのは何かと大変なので、旅行をVlogで記録したい場合などでは、大量の動画を貯めておける128GBモデルの方が有利です。
6.充電ケース・付属アクセサリーの変更
詳しくは実機比較の項目で紹介しますが、付属品も大きく進化。最も大きな変更点としては、Insta360 GO 2の「充電ケース」が、Insta360 GO 3ではモニター付きの「アクションポッド」へと変更されています。この変化により自撮りがしやすくなったり、画角の調整がしやすくなったりするでしょう。
7.プリ録画・ループ録画・予約録画の新モード対応
Insta360 GO 2で「Pro 動画」と呼ばれていた撮影後にアプリから画角や手ブレ補正をかけられる撮影モードが、Insta360 GO 3では「FreeFrame 動画」と名称を変更。また、プリ録画・ループ録画・予約録画の3モードが追加されています。
3 Insta360 GO 3とInsta360 GO 2を実機レビュー!
今回はInsta360 GO 2とInsta360 GO 3の実機を借りて、付属品やセット内容。寸法の違いから撮影された映像の差、手ブレ補正のレベルなどを比較してみました。
1.付属品やセット内容
Insta360 GO 3の主な構成は、カメラ本体(レンズには保護フィルターが装着済み)と「アクションポッド」、「磁気ペンダント」「磁気ペンダントの角度調整パーツ」、「簡易クリップ」、「ピボットスタンド」と、撮影に必要な機材が一通り揃ったパッケージとなっています。
Insta360 GO 2では、カメラ本体(レンズには保護フィルターが装着済み)と「充電ケース」、「磁気ペンダント」、「簡易クリップ」、「ピボットスタンド」と、基本的な構成は同じです。しかし、こちらにはモニター付きの「アクションポッド」がないため、画角の確認や動画の再生確認などはスマホアプリと接続して行う必要があります。また、ピボットスタンドも簡易的です。
どちらも写真の他に、マニュアル類や充電用、データ転送用のUSBケーブルも含まれています。
2.デザインや重量感の違い
1.本体は若干のサイズアップ
基本的なデザインは変わりませんが、Insta360 GO 2(写真右)と比べるとInsta360 GO 3(写真左)は、カメラ本体が一回り大きくなりました。
スペック値での重量差は9gですが、Insta360 GO 3を持ってみると数値以上に重みを感じます。しかし、その分バッテリー容量が増えて放熱性もアップし、動作の安定性も上がっているため、さほど気にならない変更点です。
2.ケースデザインが大きく進化!
Insta360 GO 2からInsta360 GO 3へのアップデートで最も変わった点が「充電ケース」から「アクションポッド」への変更です。
アクションポッドは2.2インチのタッチモニターが備わり、カメラのプレビュー映像を見ながら撮影したり、撮影した動画や写真を確認したりすることが可能に。各種設定もこちらから行えます。
さらに、モニターが180度反転するのも便利なポイント!映像を見ながら画角を確認して、背景の見切れを防げるので、セルフィーが多いなら断然Insta360 GO 3がおすすめです。
セルフィーをしない場合でも、スマホを使わずとも各種設定に直感的にアクセスでき、解像度や手ブレ補正レベル、音声設定の変更も直感的で素早く変更できるので、より「かんたん」にアクションカメラを使えるのがポイントですね。
一方でInsta360 GO 2の「充電ケース」では、小さな画面では現在の撮影モードやストレージ容量、撮影時間程度しか確認できません。
ボタンを押して撮影開始。といったシンプルな使い方であればよいのですが、画角の確認や撮影設定を変更するとなると、スマホアプリとの接続がマストになってしまうのはやや面倒です。
しかし、ダメな点だけではありません。
GO 2は、充電ケースを装着した状態でも63.5g(Insta360 GO 3でアクションポッド装着時は96.3g)という圧倒的な軽さが魅力。
展開時のグリップ形状は手持ち撮影しやすく、ケースを閉じればコンパクトに収まり、レンズや画面も内側に保護されます。無造作にポケットやカバンに投げ込んでおけるので、「カジュアルさ」はGO 2の方が上回ると感じました。
3.装着方法に変更はなし
Insta360 GOシリーズの特徴となるアクセサリー「磁気ペンダント」。強力なマグネットでペンダントとカメラ本体でシャツを挟むことで、首から下げて撮影できます。
両手をフリーにして撮影できるため、手荷物が多い時や、子どもと手繋ぎでのお散歩や、食べ歩きをする時などに便利なスタイルです。おそらく、これがInsta360 GOシリーズのメイン撮影スタイルになると思います。
磁気ペンダントはInsta360 GO 2とInsta360 GO 3とでデザインが若干変更されましたが、磁気の強さや安定感に違いは感じませんでした。かなりガッチリと固定される印象ですね。
「簡易クリップ」を帽子などに挟めば、ほぼ自分の視点の動画を撮影できます。Insta360 GO 2、Insta360 GO 3のどちらも標準で備わっており、サイズ以外の機能に違いはありません。
使い所としては、自分視点の手元を撮影したい場合や、自転車ライドやウォーキング、ランニングなどが挙げられます。特に自転車動画では、シャツに装着するよりもブレを抑えられるのでおすすめです。
4 Insta360 GO 2、Insta 360 GO 3の映像比較
Insta360 GO 2より撮影解像度が向上し、撮影時間が伸びたInsta360 GO 3。肝心の動画のクオリティに違いはあるのか? ここでは実際にこの2機種を使って複数のシーンで撮影。動画を比較してみました。
なお、Insta360 GO 3では「FreeFrame動画(30fps)」モード、Insta360 GO 2では「Pro動画(30fps)」モードで撮影。どちらも撮影後に手ブレ補正やクロップができるモードとなります。
1.映像のクオリティ比較
昼間の公園のお散歩。アクションカメラでありがちなシチュエーションでの撮影です。
並べて比較すると撮影時の明暗差の表現(ダイナミックレンジ)は、Insta360 GO 3の方が広く、影部分が自然な画作りになっている印象を受けました。光源に向けるとInsta360 GO 2はやや白飛びが目立ってしまいますね。
一方で色合いはInsta360 GO 2の方がややビビットで色鮮やか。これはSNSに映えるチューニングですね。個人的にかなり好みな色調整で、この色味で仕上がるならフィルターのひと手間をかけずにSNSに投稿できるぶん、Insta360 GO 2も悪くないと感じます。
また、どちらも撮影解像度は1440p。4K動画のようなパリッパリな解像感はないものの、PCで見ても十分なクオリティでした。本体サイズを考えるとかなり満足できます。
2.手ブレ補正機能の比較
上下の動きが激しい階段の上り下りで、手ブレ補正補整の利きをチェックしてみました。
手持ち撮影ではどちらも十分に補整が利いていて、小走りしても映像が乱れることはありません。一方で、磁気ペンダントでシャツに装着すると、どちらも横揺れが目立ってしまいます。
振れの頻度は違うものの、手ブレ補正の強度的には、Insta360 GO 2もInsta360 GO 3も大きな差はありませんね。
なお、アプリでクロップすることで、手ブレをさらに抑えることもできます。SNS投稿などではそちらを使っていくとよいかもしれません。
3.暗所(夜間)撮影での比較
残念なお知らせです。暗所撮影はどちらもあまり得意ではありません。
ブレ補正に関しても、暗所では昼間ほどの強力な手ブレ補正は発揮できていない印象です。磁気ペンダントでシャツに装着すると歩幅に合わせて上下の振動が残ってしまっています。また、Insta360 GO 3は本体重量が増えたせいか、度々横ブレも発生していました。夜間撮影は手持ち撮影が推奨です。
画質に関しては、粒状感はInsta360 GO 3の方が若干抑えられていて、明暗のメリハリもやや勝っています。ただ、フィルターで調整できるレベルなので、暗所の画質の差は決定的な性能差にはならないと思います。
どちらも、夜間撮影はやや苦手ですが、アプリの「自動編集」でササッと編集するだけで、かなり見栄えのよい動画になります。自動編集についてはInsta360 GO 3のレビュー記事で詳しく解説しているので、そちらをどうぞ。
5 まとめ
カジュアルさを追求したアクションカメラInsta360 GO 2、そしてカジュアルさに加えて利便性も追い求めた新モデルInsta360 GO 3。比較してみると付属品の違いだけでなく、映像の表現にも差があり、確実な進化を感じさせられます。
また、今回は真夏での試用となりましたが、Insta 360 GO 3を利用してのトラブルは一切なし。重量は増したものの安定して撮影したいなら、間違いなくInsta360 GO 3がおすすめです。
とはいえ、Insta360 GO 2もスポット的な録画には十分な性能。カメラや充電ケースも小型で持ち運びにも優れていて、カジュアルな撮影シーンでは強い選択肢だと感じました。
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