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Aladdin X2 Plusのイメージ画像

Aladdin X2 Plusを徹底レビュー!popIn Aladdin 2 Plusとの違いやデメリットも紹介

Aladdin X2 plus シーリングプロジェクター

Aladdin X2 plus シーリングプロジェクター

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プロジェクター
公開日:2023年5月8日(2024年5月23日更新)


世界初のシーリング一体型プロジェクター「popIn Aladdin」シリーズ。社名変更に伴い、前モデル「popIn Aladdin 2 Plus」から製品名が変更された最新モデル「Aladdin X2 Plus」は、名称変更だけでなく、いくつかの機能がアップデートされています。どんな点が進化したのでしょうか。IT・家電ジャーナリストが実機を試用し、検証・解説します。

1 「Aladdin X2 Plus」とは?「popIn Aladdin 2 Plus」との違いは主に3点

「popIn Aladdin 2 Plus」の機能・特長はそのままに、一部シーリングライト機能をアップデートしたのが「Aladdin X2 Plus」です。どの点がアップデートされたのか、解説します。

■本体デザインが若干変更

Aladdin X2 PlusとpopIn Aladdin 2 Plusの製品画像

本体デザインはあまり大きな差はなく、前面と背面に印字されたロゴなど、外観が若干変更になっています。

■常夜灯の色ムラを改善

Aladdin X2 PlusとpopIn Aladdin 2 Plusの常夜灯の点灯位置の違いがわかる画像

常夜灯がより自然な温かみを感じられるように、色ムラの少ない点灯位置に変更されました。

■「おはようタイマー」に新機能追加

Aladdin X2 Plusのおはようタイマーが起動したところ

Aladdin X2 Plusのおはようタイマー設定画面

自然の映像と音で気持ちよく起床できる「おはようタイマー」機能に、30分かけて徐々に明るくなる「目覚ましライト」機能が追加されました。

プロジェクターが投影する映像に加えて、日の出の光を再現した明かりが徐々に明るくなっていくことで、目を明るさに慣らしながら起床できます。目覚ましライトは起床設定時刻の30分前から30分後まで、10分ごとに設定できます。

2 「Aladdin X」の魅力

シーリング一体型プロジェクターといえば「Aladdin X」といっても過言ではないほど人気のシリーズ。まずは、そんなAladdin Xの魅力について押さえておきましょう。

■1台で照明・プロジェクター・スピーカーの3役を担える

Aladdin X2 Plusの使用イメージ画像

Aladdin X2 Plusのもとになった「popIn Aladdin」シリーズの魅力は、簡単に設置できて場所を取らずに、「照明」と「プロジェクター」と「スピーカー」の3役を担ってくれるところにあります。

一般的なプロジェクターは設置や配線が面倒で、場合によっては専門業者に取り付け工事を依頼する必要がありました。ところが、popIn Aladdinの場合は、引っ掛けシーリング(シーリングライトの取り付け金具)に設置するだけで取り付けられるため、誰でも簡単に使うことができます。

■天井に設置することでスッキリした見た目に

Aladdin X2 Plusが天井に設置された部屋のイメージ画像

Aladdinは天井に設置するため、コードやケーブルなどの配線が見えないのが魅力ポイント。

一般的なプロジェクターは、本体を部屋の棚の上などに設置したり、電源コード・HDMIケーブルなどを配線したりする必要がありますが、popIn Aladdinなら設置や片づけといった面倒くさい作業が必要ありません。

高さが約14.5cmあるので、薄型のシーリングライトに比べるとわずかに圧迫感を感じる可能性もありますが、邪魔になることはありません。

配線も不要なので、すっきりと設置できて、いつでも気軽に映像コンテンツを楽しめます。

天井設置できるプロジェクターをレンタルする

■自宅で大画面スクリーンが叶う

Aladdin X2 Plusの投影画面や距離がわかる解説イラスト

スクリーンサイズは引っ掛けシーリングと壁との距離によって決まるものの、自宅で手軽に大画面スクリーンを堪能できるのが魅力のひとつ。シーリングと壁との距離が2.09mあれば120インチもの大画面で投影が可能です。1.16mなら60インチ、1.47mなら80インチと、いずれも自宅ではなかなか味わえないような大画面を楽しむことができますよ。

梁がせり出している場合や、見やすい位置に投影したい場合などでも、場所に合わせて最大32度までスクリーンを下げることが可能。また、左右にも最大19度ずつ画面をずらすことができます。

筆者宅の場合、6畳の部屋で約68インチのスクリーンサイズを実現できました。これならテレビがなくても存分に大画面を味わえますし、テレビを置かない分だけ部屋がすっきりします。

もちろん、テレビを見ることも可能なので、テレビ代わりになるプロジェクターを探している人にもおすすめできます。

以下の記事では、Aladdin Xでテレビを見る方法を詳しく解説しているので、テレビ代わりに使うことを検討している人はチェックしてみてください。

プロジェクターをテレビ代わりにする方法を確認する

3 さらにおうち時間を充実させる!「Aladdin X2 Plus」の魅力とは?

Aladdin X2 PlusはpopIn Aladdin 2 Plusとほぼ同等のスペックですが、以前のモデル「popIn Aladdin 2」に比べてさまざまな点で進化しました。その進化ポイントについて紹介しましょう。

▼「Aladdin X2 Plus」と「popIn Aladdin 2」のスペック

  Aladdin X2 Plus
Aladdin X2 Plus製品画像
popIn Aladdin 2
popIn Aladdin 2製品画像
レンタル kikitoでレンタル kikitoでレンタル
画質 フルHD 1920 x 1080 フルHD 1920 x 1080
レンズの上下可動域 最大32度 最大32度
台形補正 水平40度、垂直40度 水平40度、垂直40度
明るさ 900 ANSI ルーメン 700 ANSI ルーメン
光源 RGBB LED RGB LED
設計寿命 25000時間 20000時間
スピーカー最大出力 8W + 8W 8W + 8W
シーリングライト適用畳数 ~8畳 ~8畳
シーリングライト器具光束 デフォルト 3800lm
最大4300lm 無段階調光
デフォルト 3800lm
最大4300lm 無段階調光
シーリングライト光色 2700K~6500K 無段階調色 2800K~6000K 無段階調色
シーリングライト設計寿命 30000時間 20000時間
CPU T950X2 T950X2
メモリ 2GB 2GB
ストレージ 32GB 16GB
OS Android 9.0 Android 9.0
高速起動モード 対応 非対応
ミラーリング AirPlay/ホームネットワーク AirPlay/ホームネットワーク
無線LAN規格 IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6) IEEE 802.11a/b/g/n/ac
対応周波数 2.4GHz/5GHz 2.4GHz/5GHz
Bluetooth 5.0 4.2
外形寸法 476×145×476mm 476×145×476mm
質量 4.9kg 4.9kg

■より明るくなって鮮やかな映像に!

明るい部屋でAladdin X2 Plusで映像を投影しているイメージ

Aladdin X2 PlusはpopIn Aladdin 2に比べて光源の明るさが向上しました。popIn Aladdin 2の明るさは700 ANSIルーメンで、昼間の明るい部屋では若干明るさに物足りなさを感じました。

それに比べて、Aladdin X2 Plusの900 ANSIルーメンはかなり明るくて満足度が高いです。もちろん部屋を真っ暗にした状態がベストですが、窓を開けて昼間の外光を入れた状態でも、3800ルーメンのシーリングライトを点灯させた状態でも十分に映像を楽しめます。

■より臨場感のある音質が楽しめる

Aladdin X2 Plusの製品背面画像

Aladdin X2 Plus、popIn Aladdin 2ともにHarman Kardon製のスピーカーを2基搭載しており、天井からステレオで降り注ぐような音響を楽しめます。Aladdin X2 PlusはさらにDolby Digital Plusにも対応し、より臨場感あふれるサウンドを味わえるようになりました。

■容量の拡大でさまざまな使い方が可能に!

Aladdin X2 Plusでゲーム画面を投影しているイメージ

内蔵ストレージが約2倍に相当する32GBに拡大したことで、さまざまな動画配信アプリ入れて家族で映画を楽しんだり、子どもとゲームアプリをプレイしたりと、ユーザーの好きなコンテンツをより多く保存できるようになりました。

4 「Aladdin X2 Plus」を開封!実際にセッティングしてみた

Aladdin X2 Plusを開封し、設置から設定まで行ってみました。

■箱・付属品について

Aladdin X2 Plusの製品パッケージ一式

△同梱品は、アクリルシェード、取り付け金具、リモコン、取扱説明書の4点

一般的なシーリングライトと同様に、同梱品はとてもシンプルです。本体に加えてアクリルシェードと取り付け金具、リモコン、取扱説明書が同梱されています。

■本体の外観

Aladdin X2 Plusの製品画像

本体を天井に設置したところ。たくさんのLEDが並んでおり、本体前面にはプロジェクターの投影部が配置されています。

■セッティングは簡単だけど、一人じゃ難しい

Aladdin X2 plusを天井に取り付けているイメージ

本体を金具に取り付けて、アクリルシェードをはめ込んだら設置完了です。重さは約4.9kgと、一般的なシーリングライトに比べて重いので、慎重に設置する必要があります。

設置は決して難しくはありませんが、イスなどに乗って作業する必要があるため、1人が支えながらもう1人が設置するなど、2人以上で作業することをおすすめします。

5 「Aladdin X2 Plus」実際に使用してレビュー!

ここからは実際に「Aladdin X2 Plus」を使用して、本音でレビューしていきます。

■操作が簡単!感覚的に使用できる

Aladdin X2 Plusのリモコン画像

Aladdin X2 Plusの操作は基本的にリモコンで行います。壁スイッチでオン・オフもできるのですが、壁スイッチでオフにすると主電源が落ちてしまうので、上で紹介した「おはようタイマー」などを利用する場合はリモコンで照明をオフにしておく必要があります。

照明のオン・オフは中央の十字ボタンの左上にある電球アイコンのボタンで行い、照明色の変更や常夜灯への切り替えなどは十字ボタン右上のボタンで行います。

プロジェクターのオン・オフは本体最上部の電源ボタンで行うようになっており、十字ボタン右下にホームボタン、左下に戻るボタンを配置しています。

多くのアプリが十字ボタンと決定ボタン、戻るボタンで操作できるように最適化されているため、初期設定が完了した瞬間から感覚的に使えます。

■オートフォーカス機能はないが、設定は簡単!

Aladdin X2 Plusのフォーカス設定画面

Aladdin X2 Plusはオートフォーカス機能を備えていませんが、リモコン下部にあるスイッチをフォーカス調整モードにすることでフォーカス設定を行えるようになっています。フォーカス調整モードでは、画面を見ながら音量上下ボタンでフォーカスを調整できます。

どの画面でもフォーカス調整はできますが、「設定」アプリからフォーカス調整用の画面を出せば、画面の隅々までフォーカスを確認しながら調整できます。

■映像は明るく、ハッキリとした映像が楽しめる

Aladdin X2 Plusの投影イメージ

投影する映像はかなり明るくて鮮やかですが、不自然ではなく自然な発色に好感が持てます。暗部の階調性もしっかりと再現されており、画質の満足度は高いと思います。

■スマホアプリとの連携でよりスマートに操作できる

Aladdin X2 Plusのアプリ画面イメージ

スマホ向け「Aladdin X」アプリ(Android/iOS対応)をAladdin X2 Plusとペアリングすると、スマホアプリからAladdin X2 Plusをリモコン操作したり、画面キャプチャーを取ったり、「フォトメモリーズ」に写真をアップロードしたりと、さまざまな連携ができます。

リモコン画面の十字ボタン上部に「TVer」アイコンを配置しているので、1タップでTVerにたどり着けるのも美点です。

6 使ってみた感想

今回実際に使ってみてメリットと、デメリットを以下にまとめているので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。

■メリット

引っ掛けシーリングに取り付けるだけで一切配線もせずに設置できるのはかなりの魅力です。900 ANSIルーメンの光源は、700 ANSIルーメンのpopIn Aladdin 2と比べても明るさを実感できます。

筆者宅の寝室では約68インチのスクリーンサイズになりましたが、そのくらいのサイズだと部屋を真っ暗にするとまぶしいくらいの明るさでした。部屋の照明をオンにした状態や、窓を開けて外光を取り入れた状態でもはっきりとした映像を楽しめるので、ある程度部屋を明るくして、お酒を飲んだり食事をしたりしながら映像を楽しみたい人でも満足できると思います。

■デメリット

Aladdin X2 Plusの最大のネックは、設置する部屋の間取りや引っ掛けシーリングから壁までの距離によってスクリーンサイズが決まってしまうことです。距離さえあれば上下左右に投影角度を調整したり、台形補正を行ったり、画面を縮小したりして投影位置を調整できます。しかし距離が短い場合、投影できるサイズを大きくすることはできません。

Aladdin X2 Plusを導入することで「テレビを置かずにすっきりとした部屋にしたい」という人であれば、それほど大画面ではなくても満足できるかもしれません。しかし、「80インチや100インチクラスの大画面で映画やライブなどの映像を楽しみたい」という人には満足できないサイズになってしまう可能性があります

使い勝手や映像・音響の良さについては満足度が高い製品だと思いますが、その点だけは注意が必要です。

■【kikito編集部より】レンタルで買う前に自宅でお試し!

Aladdin X2 Plusの良かった点、気になった点についてご紹介しましたが、実際に自宅で使ってみないと、理想のサイズで投影できるか、画質は十分か、など分からないことも多いでしょう。

そんな時は、家電のレンタルサービスを使えば、数週間から数カ月利用することができるので、気になるポイントをしっかりチェックできます。そのまま買取りできるサービスもあるので、購入を迷っている方におすすめです。

7 決して安くはないからこそ、まずは試してほしい!

Aladdin X2 Plusは10万円を超える製品で、決して安くはありません。設置する部屋の引っ掛けシーリングと壁の位置関係によって満足度が変わる可能性もありますので、購入前にまずはレンタルしてみることをおすすめします。

Aladdin X2 Plusは10万円を超える製品で、決して安くはありません。設置する部屋の引っ掛けシーリングと壁の位置関係によって満足度が変わる可能性もあります。だからこそ購入前にまずはレンタルしてみるのがおすすめです。

kikitoなら気に入ればそのまま買取りもできるので、レンタル代が無駄になってしまう心配もなし。買って失敗したということがないように、まずは気軽にお試ししてみましょう。

\kikitoの利用は4ステップ!使い方を動画で解説/

※2023年4月時点での情報です。最新の情報はメーカーのホームページでご確認ください。
※商品写真および画像はイメージです。

取材・執筆

安蔵靖志

IT・家電ジャーナリスト。家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)。All About 家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。ラジオ番組の構成や家電製品リサーチなどにも携わっている。


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