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Aladdin X2 Plusを徹底レビュー!Aladdin X2 Lightとの違いやデメリットも紹介
Aladdin X2 plus シーリングプロジェクター
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世界初のシーリング一体型プロジェクター「popIn Aladdin」シリーズ。社名変更に伴い、前モデル「popIn Aladdin 2 Plus」から製品名が変更された最新モデル「Aladdin X2 Plus」は、名称変更だけでなく、いくつかの機能がアップデートされています。どんな点が進化したのでしょうか。IT・家電ジャーナリストが実機を試用し、検証・解説します。
目次
1 「Aladdin X2 Plus」とは?「Aladdin X2 Light」との違いは主に3点
「Aladdin X2 Plus」と「Aladdin X2 Light」は、プロジェクターを内蔵するシーリングライトの兄弟モデルです。
上位モデルの「Aladdin X2 Plus」の方がプロジェクターの性能は上ですが、新モデルの「Aladdin X2 Light」の方がシーリングライトの輝度が高く、より広い部屋に設置できるといった違いがあります。どの点に違いがあるのか、解説します。
■本体デザインが若干変更

本体デザインにあまり大きな差はなく、前面と背面に印字されたロゴなど、外観が若干変更になっています。
■プロジェクターの性能は「Aladdin X2 Plus」の方が高い
プロジェクターの解像度はフルHD(1920×1080ピクセル)と同等ですが、明るさは「Aladdin X2 Plus」が900 ANSIルーメン、「Aladdin X2 Light」が700 ANSIルーメンと「Aladdin X2 Plus」の方が上です。
設置距離(シーリングライトの中心部から壁までの距離)は80インチの画面サイズで「Aladdin X2 Light」が約1.64mなのに対し、「Aladdin X2 Plus」は約1.47mと、同じ距離でもより大画面投影が可能になっています。
また、レンズの上下可動域も「Aladdin X2 Light」が最大19度なのに対し、「Aladdin X2 Plus」は最大32度と広いため、天上から低い場所にも投影しやすくなっています。
スピーカーに関しては、どちらもharman/kardon製で最大出力は8W+8Wと同等ですが、音声フォーマットは「Aladdin X2 Plus」がDolby Audioにのみ対応するのに対し、「Aladdin X2 Light」はDolby Audioに加えてDTS HDにも対応しています。
■シーリングライトは「Aladdin X2 Light」の方が広い部屋に対応
シーリングライトとしては、新機種である「Aladdin X2 Light」の方が性能は上です。
「Aladdin X2 Plus」は器具光束(明るさ)が最大3800lm(適用畳数8畳まで)なのに対し、「Aladdin X2 Light」は最大5500lm(同14畳まで)と明るく、設計寿命も「Aladdin X2 Plus」の約3万時間に対して「Aladdin X2 Light」は約7万時間と長いのが特長です。
2 「Aladdin X」の照明一体型プロジェクターの魅力
シーリング一体型プロジェクターといえば「Aladdin X」といっても過言ではないほど人気のシリーズ。まずは、そんな「Aladdin X」の魅力について押さえておきましょう。
■1台で照明・プロジェクター・スピーカーの3役を担える

「Aladdin X」シリーズの魅力は、簡単に設置できて場所を取らずに、「照明」と「プロジェクター」と「スピーカー」の3役を担ってくれるところにあります。
一般的なプロジェクターは設置や配線が面倒で、場合によっては専門業者に取り付け工事を依頼する必要がありました。ところが、「Aladdin X」シリーズの場合は、引っ掛けシーリング(シーリングライトの取り付け金具)に設置するだけで取り付けられるため、誰でも簡単に使うことができます。
■天井に設置することでスッキリした見た目に

「Aladdin X」シリーズは天井に設置するため、コードやケーブルなどの配線が見えないのが魅力ポイント。一般的なプロジェクターは、本体を部屋の棚の上などに設置したり、電源コード・HDMIケーブルなどを配線したりする必要がありますが、「Aladdin X」シリーズなら設置や片づけといった面倒くさい作業が必要ありません。
高さが約10cm以上あるので、薄型のシーリングライトに比べるとわずかに圧迫感を感じる可能性もありますが、邪魔になることはありません。
配線も不要なので、すっきりと設置できて、いつでも気軽に映像コンテンツを楽しめます。
■自宅で大画面スクリーンが叶う

スクリーンサイズは引っ掛けシーリングと壁との距離によって決まるものの、自宅で手軽に大画面スクリーンを堪能できるのが魅力のひとつ。シーリングと壁との距離が2.09mあれば120インチもの大画面で投影が可能です。1.16mなら60インチ、1.47mなら80インチと、いずれも自宅ではなかなか味わえないような大画面を楽しむことができますよ。
梁がせり出している場合や、見やすい位置に投影したい場合などでも、場所に合わせて最大32度までスクリーンを下げることが可能。また、左右にも最大19度ずつ画面をずらすことができます。
筆者宅の場合、6畳の部屋で約68インチのスクリーンサイズを実現できました。これならテレビがなくても存分に大画面を味わえますし、テレビを置かない分だけ部屋がすっきりします。
もちろん、テレビを見ることも可能なので、テレビ代わりになるプロジェクターを探している人にもおすすめできます。
以下の記事では、「Aladdin X」シリーズでテレビを見る方法を詳しく解説しているので、テレビ代わりに使うことを検討している人はチェックしてみてください。
3 さらにおうち時間を充実させる!「Aladdin X2 Plus」の魅力とは?
「Aladdin X2 Plus」と「Aladdin X2 Light」を比較すると、上位モデルの「Aladdin X2 Plus」の方がプロジェクターの性能は上ですが、新モデルの「Aladdin X2 Light」の方がシーリングライトの輝度が高くてより広い部屋に設置できるといった違いがあります。
▼「Aladdin X2 Plus」と「Aladdin X2 Light」のスペック
Aladdin X2 Plus![]() |
Aladdin X2 Light![]() |
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| レンタル | kikitoでレンタルする | kikitoでレンタルする |
| 画質 | フルHD 1920 x 1080 | フルHD 1920 x 1080 |
| レンズの上下可動域 | 最大32度 | 最大19度 |
| 台形補正 | 水平40度、垂直40度 | 水平40度、垂直40度 |
| 明るさ | 900 ANSI ルーメン | 700 ANSI ルーメン |
| 光源 | LED | DLP LED RGBB |
| 設計寿命 | 25000時間 | 25000時間 |
| スピーカー最大出力 | 8W + 8W | 8W + 8W |
| シーリングライト適用畳数 | ~8畳 | ~14畳 |
| シーリングライト器具光束 | 最大3800lm 100段階調光 | 最大5500lm 100段階調光 |
| シーリングライト光色 | 2700K~6500K 100段階調色 | 2700K~6500K 100段階調色 |
| シーリングライト設計寿命 | 30000時間 | 約70000時間 |
| CPU | T950X2 | MT9270 |
| メモリ | 2GB | 1.5GB |
| ストレージ | 32GB | 32GB |
| OS | Android 9.0 | Aladdin OS(Android 11.0) |
| 高速起動モード | 対応 | 対応 |
| ミラーリング | 対応 ※動画配信アプリなど、一部コンテンツはDRM(著作権保護機能)によりご利用いただけないことがございます。 |
対応 ※動画配信アプリなど、一部コンテンツはDRM(著作権保護機能)によりご利用いただけないことがございます。 |
| 無線LAN規格 | Wi-Fi 6 Dual-band 2.4/5GHz, 802.11a/b/g/n/ac/ax | Wi-Fi 5 Dual-band 2.4/5GHz, 802.11a/b/g/n/ac |
| 対応周波数 | 2.4GHz/5GHz | 2.4GHz/5GHz |
| Bluetooth | 5.0 | 5.1 |
| 外形寸法 | 476×145×476mm | 約456×121×456mm |
| 質量 | 4.9kg | 4.7kg |
■より明るくなって鮮やかな映像に!

「Aladdin X2 Plus」は「Aladdin X2 Light」に比べて光源の明るさが強みです。「Aladdin X2 Light」の明るさは700 ANSIルーメンで、昼間の明るい部屋では若干明るさに物足りなさを感じます。
それに比べて、「Aladdin X2 Plus」の900 ANSIルーメンはかなり明るくて満足度が高いです。もちろん部屋を真っ暗にした状態がベストですが、窓を開けて昼間の外光を入れた状態でも、最大4300ルーメンのシーリングライトを点灯させた状態でも十分に映像を楽しめます。
■より臨場感のある音質が楽しめる

「Aladdin X2 Plus」、「Aladdin X2 Light」ともにHarman Kardon製のスピーカーを2基搭載しており、天井からステレオで降り注ぐような音響を楽しめます。どちらもDolby Audioに対応し、臨場感あふれるサウンドを味わえます。
■容量の拡大でさまざまな使い方が可能に!

「Aladdin X」シリーズは32GBのストレージを内蔵しており、さまざまな動画配信アプリ入れて家族で映画を楽しんだり、子どもとゲームアプリをプレイしたりと、ユーザーの好きなコンテンツをより多く保存できます。
4 「Aladdin X2 Plus」を開封!実際にセッティングしてみた
「Aladdin X2 Plus」を開封し、設置から設定まで行ってみました。
■箱・付属品について

△同梱品は、アクリルシェード、取り付け金具、リモコン、取扱説明書の4点
一般的なシーリングライトと同様に、同梱品はとてもシンプルです。本体に加えてアクリルシェードと取り付け金具、リモコン、取扱説明書が同梱されています。
■本体の外観

本体を天井に設置したところ。たくさんのLEDが並んでおり、本体前面にはプロジェクターの投影部が配置されています。
■セッティングは簡単だけど、一人じゃ難しい

本体を金具に取り付けて、アクリルシェードをはめ込んだら設置完了です。重さは約4.9kgと、一般的なシーリングライトに比べて重いので、慎重に設置する必要があります。
設置は決して難しくはありませんが、イスなどに乗って作業する必要があるため、1人が支えながらもう1人が設置するなど、2人以上で作業することをおすすめします。
5 「Aladdin X2 Plus」実際に使用してレビュー!
ここからは実際に「Aladdin X2 Plus」を使用して、本音でレビューしていきます。
■操作が簡単!感覚的に使用できる

「Aladdin X2 Plus」の操作は基本的にリモコンで行います。壁スイッチでオン・オフもできるのですが、壁スイッチでオフにすると主電源が落ちてしまうので、上で紹介した「おはようタイマー」などを利用する場合はリモコンで照明をオフにしておく必要があります。
照明のオン・オフは中央の十字ボタンの左上にある電球アイコンのボタンで行い、照明色の変更や常夜灯への切り替えなどは十字ボタン右上のボタンで行います。
プロジェクターのオン・オフは本体最上部の電源ボタンで行うようになっており、十字ボタン右下にホームボタン、左下に戻るボタンを配置しています。
多くのアプリが十字ボタンと決定ボタン、戻るボタンで操作できるように最適化されているため、初期設定が完了した瞬間から感覚的に使えます。
■オートフォーカス機能はないが、設定は簡単!

「Aladdin X2 Plus」はオートフォーカス機能を備えていませんが、リモコン下部にあるスイッチをフォーカス調整モードにすることでフォーカス設定を行えるようになっています。フォーカス調整モードでは、画面を見ながら音量上下ボタンでフォーカスを調整できます。
どの画面でもフォーカス調整はできますが、「設定」アプリからフォーカス調整用の画面を出せば、画面の隅々までフォーカスを確認しながら調整できます。
■映像は明るく、ハッキリとした映像が楽しめる

投影する映像はかなり明るくて鮮やかですが、不自然ではなく自然な発色に好感が持てます。暗部の階調性もしっかりと再現されており、画質の満足度は高いと思います。
■スマホアプリとの連携でよりスマートに操作できる

スマホ向け「Aladdin X」アプリ(Android/iOS対応)を「Aladdin X2 Plus」とペアリングすると、スマホアプリからAladdin X2 Plusをリモコン操作したり、画面キャプチャーを取ったり、「フォトメモリーズ」に写真をアップロードしたりと、さまざまな連携ができます。
リモコン画面の十字ボタン上部に「TVer」アイコンを配置しているので、1タップで「TVer」にたどり着けるのも美点です。
6 使ってみた感想
今回実際に使ってみてメリットと、デメリットを以下にまとめているので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
■メリット
引っ掛けシーリングに取り付けるだけで一切配線もせずに設置できるのはかなりの魅力です。「Aladdin X2 Plus」の900 ANSIルーメンの光源は、700 ANSIルーメンの「Aladdin X2 Light」と比べても明るさを実感できます。
筆者宅の寝室では約68インチのスクリーンサイズになりましたが、そのくらいのサイズだと部屋を真っ暗にするとまぶしいくらいの明るさでした。部屋の照明をオンにした状態や、窓を開けて外光を取り入れた状態でもはっきりとした映像を楽しめるので、ある程度部屋を明るくして、お酒を飲んだり食事をしたりしながら映像を楽しみたい人でも満足できると思います。
■デメリット
「Aladdin X2 Plus」の最大のネックは、設置する部屋の間取りや引っ掛けシーリングから壁までの距離によってスクリーンサイズが決まってしまうことです。距離さえあれば上下左右に投影角度を調整したり、台形補正を行ったり、画面を縮小したりして投影位置を調整できます。しかし距離が短い場合、投影できるサイズを大きくすることはできません。
「Aladdin X2 Plus」を導入することで「テレビを置かずにすっきりとした部屋にしたい」という人であれば、それほど大画面ではなくても満足できるかもしれません。しかし、「80インチや100インチクラスの大画面で映画やライブなどの映像を楽しみたい」という人には満足できないサイズになってしまう可能性があります。
使い勝手や映像・音響の良さについては満足度が高い製品だと思いますが、その点だけは注意が必要です。
■【kikito編集部より】レンタルで買う前に自宅でお試し!
「Aladdin X2 Plus」 の良かった点、気になった点についてご紹介しましたが、実際に自宅で使ってみないと、理想のサイズで投影できるか、画質は十分か、など分からないことも多いでしょう。
そんな時は、家電のレンタルサービスを使えば、数週間から数カ月利用することができるので、気になるポイントをしっかりチェックできます。そのまま買取りできるサービスもあるので、購入を迷っている方におすすめです。
7 決して安くはないからこそ、まずは試してほしい!
「Aladdin X2 Plus」は10万円を超える製品で、決して安くはありません。設置する部屋の引っ掛けシーリングと壁の位置関係によって満足度が変わる可能性もありますので、購入前にまずはレンタルしてみることをおすすめします。
kikitoなら気に入ればそのまま買取りもできるので、レンタル代が無駄になってしまう心配もなし。買って失敗したということがないように、まずは気軽にお試ししてみましょう。
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※2025年7月時点での情報です。最新の情報はメーカーのホームページでご確認ください。
※商品写真および画像はイメージです。













