体験記事詳細

キヤノン EOS Kiss X10i、キヤノンEOS Kiss X10、キヤノンEOS 90D、ペンタックス K-70の集合画像

【2022年】プロ厳選・初心者におすすめのデジタル一眼レフカメラを実写で比較

Canon 一眼レフカメラ EOS Kiss X10 ダブルズームキット ブラック

Canon 一眼レフカメラ EOS Kiss X10 ダブルズームキット ブラック

短期 6,980円/3日間~

もらえるプラン 10,400円/月額
(30日単位/自動更新)


一眼レフカメラ

公開日 2022年4月20日

水澤敬

執筆者

カメラ・写真、ガジェットライター 水澤 敬

写真を始めたばかりの人こそ、デジタル一眼レフカメラがおすすめ。この記事では、写真を撮るのが楽しくなるデジタル一眼レフの4機種を、実写画像で比較しながらご紹介していきます。初めてのデジタル一眼の選び方や各機種の特徴を読んで、あなたにぴったりの1台を選んでみてください。


近年、写真が身近なものとなり、スマホで好きなものを撮影するといったスタイルが定着しつつあります。写真の質を高いものにしたいと思っている人でも、まだデジタル一眼レフを購入するまではハードルが高いのではないでしょうか。

しかし、写真を始めたばかりの人こそ、デジタル一眼レフがおすすめなんです。今回は、写真を撮るのが楽しくなるデジタル一眼レフのおすすめ5機種を、実写画像で比較しながらご紹介していきます。

1 デジタル一眼レフとは? その特徴を紹介

■どんな人におすすめ? ミラーレス一眼との違いは?

デジタル一眼レフカメラで花を撮影しているイメージ画像

デジタル一眼レフは、スマホのカメラやコンパクトデジカメよりも本格的な撮影ができて、プロカメラマンのような写真が撮れるカメラというイメージを持っている人が多いでしょう。

レンズが交換できて、背景を大きくボカした写真が撮れるカメラと思っていませんか? それは広い意味で間違ってはいません。

ただ、機能がたくさんあって、カメラ初心者にとってはハードルの高いものだというイメージは正しくありません。

最近、デジタル一眼レフのようにレンズを交換できるカメラとして、ミラーレス一眼が人気だと聞いたことがある人も多いでしょう。初心者でもミラーレス一眼なら、難しそうなデジタル一眼レフより撮影を楽しめそうだと考えている人もいるかもしれません。

でも、そんなことはありません。基本的にデジタル一眼レフとミラーレス一眼は、撮影難易度という点では同じです。違いは機械的なこと。カメラ内部にミラーがあるか、ないかということだけなのです。

それでは、具体的にデジタル一眼レフとミラーレス一眼の違いについて説明していきましょう。

◎デジタル一眼レフとミラーレス一眼の違いのポイント
・サイズ
・ミラーの有無、ファインダー
・画質、イメージセンサー
・ボケ方の違い

デジタル一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラの構造の違い

ざっくりとまとめると、下記のような特徴があるといえるでしょう。

  • デジタル一眼レフ
    =スポーツから風景まで幅広いシーンで撮影できる万能型のカメラ

  • ミラーレス一眼
    =液晶モニターを見ながらスマホライクで手軽に撮れるカメラ

■どんな使い方をする?

デジタル一眼レフカメラで運動会の様子を撮影している女性のイメージ画像

デジタル一眼レフを初めて使ってみようと考えている人は、子どもの運動会や発表会など、イベントの記録を残したいというきっかけが多いかと思います。

スマホのカメラで撮ってみたけど、撮影できる場所が限られていて、わが子が小さく写ってしまったといった失敗を経験し、本格的なデジタル一眼レフで撮りたいというケースをよく耳にします。

デジタル一眼レフなら、望遠レンズを使えば驚くほどカッコよく運動会で活躍する子どもの写真が撮れますよ!

また、旅行先などで出会った美しい風景や、おいしい郷土料理などを撮影したいというときも、スマホカメラよりデジタル一眼レフがおすすめ。印象的な記念写真を撮影することができるのです。

2 初めてのデジタル一眼レフカメラ 選び方のポイントと注意点

■自分が撮影時に何を大切にしたいか優先順位をつけよう

新緑の中、女性がデジタル一眼レフカメラを持って撮影しているイメージ画像

デジタル一眼レフを始めてみたいという人は、どんなカメラを選んだらよいでしょうか。まずは、自分が「何を撮りたいか」「どこで撮りたいか」ということを考えてみましょう。

たとえば、旅行先に持っていって風景や家族の記念写真を撮りたいとか、スポーツなど動きのあるシーンを撮りたいとか、季節の花をきれいに撮りたいなど。

目的によって、選ぶデジタル一眼レフの機種も変わってきます。そこで、デジタル一眼レフ初心者にマッチする選び方を紹介します。

◎デジタル一眼レフの選び方のポイント
・重さ、大きさなどの扱いやすさを重視
・描写性能(画質)はセンサーサイズと画素数で判断
・ISO感度の上限値が高いモデルを選ぶ
・撮影スタイルに合った機能が搭載されているか確認
・初心者でも使いやすい操作性
・キットレンズの有無

ここでは、以上の6点で、デジタル一眼レフを選ぶ際に押さえておきたいポイントについて解説します。

■重さ、大きさなどの扱いやすさを重視

デジタル一眼レフカメラのレンズのイメージ画像

ijp2726 / Shutterstock.com

まず考えたいのは重さやサイズです。

デジタル一眼レフを持ち歩くときの高いハードルが「大きくて重い」ということです。ミラーレス一眼と異なり、デジタル一眼レフはボディ内部にミラーを搭載しているため、小型化には限界があります。

そのうえ、撮影した画像を記録するセンサーも大きかったり、ボディ内に手ブレ補正機能や高速連写ができるモーターなどの機器を積んだりすると、どうしてもボディサイズは大きく、重くなってしまいます。

プロカメラマンが使うようなハイクラスのデジタル一眼レフが大きくて重いのは、高画質で高性能な機能を実現するために必要な機器が内蔵されているためです。

ただ、デジタル一眼レフ初心者にとって、もてあますほど高い性能は必要ありません。可能な限り、軽量コンパクトな機種を選ぶとよいでしょう。

■描写性能(画質)はセンサーサイズと画素数で判断

同じ被写体を一眼レフカメラとスマートフォンで撮影した画像

△左側がスマホ撮影画像、右側がデジタル一眼レフ撮影画像

「スマホのカメラでも写真が撮れるのに、あえてデジタル一眼レフで撮る意味ってあるの?」という声をよく聞きます。写真を撮るだけなら、確かにスマホのカメラでも問題はありません。しかし、スマホのカメラとデジタル一眼レフを比べてみれば一目瞭然。被写体の大きさが明らかに違いますよね。

なぜならセンサーサイズに圧倒的な差があるからです。センサーサイズが異なると、取り込む光(像)の量に大きく差が出ます。センサーサイズが桁違いに大きいデジタル一眼レフは、当然のことながら取り込む光の量もスマホカメラとは比べものになりません。つまり、撮影する被写体の像に関する情報量が段違いなのです。これが画質の差となって表れます。

上の写真はスマホ(iPhone)のカメラデジタル一眼レフで同じシーンを撮り比べてみたものです。

一見すると大差ないように見えますが、画像の奥行き感、色の再現性に大きな差が出ています。それに、スマホのカメラはレンズが小さくて性能が高くないため、左上の照明がにじんでしまっています。写真全体のメリハリは、デジタル一眼レフのほうが間違いなく優れているといえるでしょう。

また、画素数も一眼レフ選びのポイントになりますが、最近のカメラは2400万画素前後で高止まりしている印象なので、そこまで大きな差はありません。特に撮影した画像をSNSなどでシェアする目的の場合、そこまで高画素モデルを選ばなくてもいいかもしれません。

ただ、プリントして楽しみたい人や4K/8Kテレビに画像を映し出して家族でシェアしたいという人は、3000万画素超のモデルを選ぶと良いでしょう。

■ISO感度上限値が高いモデルを選ぶ

夜の森の撮影画像

デジタル一眼レフを初めて使おうと思っている人にとって、最もその強みを感じられるのが、夜や室内など暗いシーンでの撮影です。

夜景などをスマホカメラで撮影したとき、手ブレしてしまったり、真っ暗になってしまったり、変なノイズが出てきれいじゃなかったりしたことありませんか?これは、スマホカメラのセンサーが高感度撮影に強くないからです。

デジタル一眼レフは、初心者向けのエントリーモデルでも最近は高感度画質がきれいになっています。感度はISOと数字で表記されますが、上限の数字が大きいほど高感度撮影に強いということになります。

高感度撮影という観点から初心者がデジタル一眼レフを選ぶ際、チェックしたいポイントは「ISO感度の上限値」です。暗所での撮影で威力を発揮するのがISO感度性能ですが、この上限が高いほど暗いシーンでの撮影でも明るくきれいな画像を撮影することができます。

たとえばISO感度の上限値が6400のカメラと25600のカメラを比べた場合、同じISO1600の暗所で撮影した画像は、上限値の高い25600のカメラのほうが、ノイズが少なく、きれいな画像になる傾向があります。

■撮影スタイルに合った機能が搭載されているか確認

キヤノンのオールクロス45点AFセンサーのイメージ画像

初心者の方がデジタル一眼レフを選ぶ際にチェックしたいポイントとして、自分の撮影スタイルに必要な機能が搭載されているかどうかを確認しましょう。

たとえば、子どもの遊びや動物ウォッチなど動く被写体を撮影することが多い場合、オートフォーカスの測距点が多い機種や、連写性能が高い機種を選びます。また、手ブレ補正機能の有無も重要なポイントです。特に走り回る子どもやペットなどの撮影をしたい人は、自分自身の持ち手も揺れてしまうため、手ブレを起こしやすいものです。

なお、メーカーによって、カメラ本体側、レンズ側どちらかに手ブレ補正機能が搭載されているケースが多いですが、どちらも機能的には変わりありません。

■初心者でも使いやすいような操作性か

ペンタックス  K-70の操作ボタン・モードダイヤルのイメージ画像

デジタル一眼レフの購入をためらっている人の多くは、操作が複雑で使いこなせないと考えているようです。もちろん、多機能で性能の高いデジタル一眼レフは、カメラにさまざまなボタンやダイヤルが設置されており、どんな機能が割り振られているか覚えるのも大変です。

その点、デジタル一眼レフの入門機は搭載されている機能が厳選されているため、直感的に操作できる機種も存在します。また、最近のスマホユーザーに親和性が高いタッチ液晶による操作が可能なモデルや、よく使う機能をワンタッチのボタン操作で使えるように割り当てられる機能を搭載したモデルなど、自分にとって使い勝手が良さそうなカメラを選ぶことをおすすめします。

もちろん、そのカメラを手に取って、デザインやグリップの握りやすさといった感覚的な好みも大事にしたいところです。そのため、これからデジタル一眼レフを始めようと考えている人にとっては、実際に購入を検討しているカメラを手に取って使ってみてから決めることが重要です。

■キットレンズの有無

キヤノン EOS Kiss X10iのダブルズームキットの画像

初心者にとってデジタル一眼レフを選ぶ際に悩むのが、レンズをどうするかということ。

プロ向けのデジタル一眼レフや、カメラに詳しいベテラン向けのハイエンド機は、すでに交換レンズを持っていることが前提なので、ボディ単体で販売されていることがほとんどです。

その点、初心者に向けたエントリーモデルのデジタル一眼レフは、とりあえず問題なくいろいろな被写体を撮影できる入門レンズを同梱した「レンズキット」として販売されています。

このレンズキットに付いてくる交換レンズは、単体で購入するよりかなり割り引きされているので、まずはレンズキット付きのデジタル一眼レフをチョイスするのをおすすめします。

■その他の便利な機能も要チェック

◎写真転送がすぐできるWi-Fi機能:
SNSなどに、撮影した画像をその場で共有するため、Wi-Fi機能でスマホなどに転送できる機能があると便利です。

◎動画も撮れる動画撮影機能:
YouTubeなど動画投稿サイトに美しい映像をアップしたいなら、動画撮影にも対応したデジタル一眼レフを選びましょう。

◎好みの色味が選べるカスタム機能:
カメラにもともと搭載されている(プリセット)の色味が選べるだけでなく、自分好みの色にカスタマイズできる機能があると表現の幅が広がります。

3 おすすめデジタル一眼レフカメラ4選

編集部が初心者ユーザーにおすすめする一眼レフカメラを4つ厳選しました!
まずは、各メーカーの特徴を見てから、それぞれの機種の詳細をレビューしていきます。

■一眼レフカメラの人気メーカーの特徴とは?

【キヤノン】
デジタル一眼レフの世界シェアでトップを走るカメラメーカーのキヤノンは、入門向けに「EOS Kiss」シリーズを開発・生産し続けています。

プロ向けに高級モデルを販売しているキヤノンだけに、入門モデルにもその技術が採用されており、初心者からハイアマチュアまで、どのレベルのユーザーでも満足できるデジタル一眼レフを手にすることができるでしょう。

【ペンタックス】
かつて、旭光学工業という会社名で日本で初めて一眼レフを発売したペンタックスは、現在、オフィス機械メーカーのリコーのブランドとしてカメラ事業を継続しています。老舗ブランドのため、オールドファンに根強い人気があり、特に一眼レフ用の交換レンズは性能が高いと評判です。

【ニコン】
世界的カメラメーカーのニコンは、高性能なデジタル一眼レフを数多く夜に送り出しています。プロにもニコンユーザーが多く、キヤノンと並んでカメラメーカーのトップに君臨しています。

ただ、近年はミラーレス一眼を求めるユーザーの声が多いことを受け、デジタル一眼レフよりもミラーレスカメラ「Zシリーズ」の開発・生産に注力しているため、最新モデルが開発されていません。現在は、すでに発売されている現行モデル4機種のデジタル一眼レフが製造・販売されているのみになります。

【その他のメーカー】
カメラユーザーのニーズがミラーレス一眼にシフトしている現在、デジタル一眼レフを開発するメーカーは上記のほかに存在しません。

性能を検証する4選のラインアップのスペックが気になる人はこちらをチェックしてださい。

▼デジタル一眼レフカメラ4機種の性能比較表

メーカー Canon Canon Canon PENTAX
製品名 EOS Kiss X10 EOS Kiss X10i EOS 90D K-70
 
使い勝手 ★★★★ ★★★★☆ ★★★★★ ★★★
画質 ★★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★
コストパフォーマンス ★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★★
有効画素数 約2,410万画素 約2,410万画素 約3,250万画素 約2,424万画素
AF測距点 9点 45点 45点 11点
液晶モニター TFT式カラー液晶モニター(タッチパネル)、ワイド3.0型(3:2)/約104万ドット、明るさ調整可能 TFT式カラー液晶モニター(タッチパネル)、ワイド3.0型(3:2)/約104万ドット、明るさ調整可能 TFT式カラー液晶モニター(タッチパネル)、ワイド3.0型(3:2)/約104万ドット、明るさ調整可能 3.0型、TFTカラーLCD、広視野角タイプ、エアギャップレス構造、強化ガラス製カバー、バリアングル式、約92.1万ドット、明るさ調整可能
ISO感度範囲 ISO100~25600 ISO100~25600 ISO100~25600 ISO100~102400
連写性能 約5コマ/秒 約7コマ/秒 約10コマ/秒 約6コマ/秒
その他機能 Wi-Fi接続、Bluetooth対応、
SD/SDHC※/SDXC※メモリーカード
※UHS-Iカード対応
Wi-Fi接続、Bluetooth対応、
SD/SDHC※/SDXC※メモリーカード
※UHS-Iカード対応
Wi-Fi接続、Bluetooth対応、
SD/SDHC※/SDXC※メモリーカード
※UHS-Iカード対応
無線LAN対応、SD、SDHC、SDXCメモリーカード
サイズ(mm)
幅×高さ×奥行
約122.4×92.6×69.8 約131.0×102.6×76.2 約140.7×104.8×76.8 約125.5×93.0×74.0(突起部を除く)
重さ 約449g
約402g(本体のみ)
約515g
約471g(本体のみ)
約701g
約619g(本体のみ)
約688g
約628g (本体のみ)
kikitoでレンタル

※表中の星評価は、執筆者が同条件のもと実施した比較検証テストの結果をもとに判断したものです。


同条件で撮影した比較・検証結果を見る

気になるカメラの試し撮りや
イベントの撮影ならレンタルがおすすめ
一眼レフカメラのレンタル製品を探す

■キヤノン/EOS Kiss X10

Canon EOS Kiss X10の製品画像

キヤノンの初心者向けデジタル一眼レフとして人気の定番シリーズ、EOS Kissシリーズの最新機種が、このEOS Kiss X10です。デジタル一眼レフながら、約449g(バッテリー、SDメモリーカード含む)という超軽量ボディが特徴です。

有効画素数は約2,410万画素と高画質で、標準ズームキットは18-55mmのズームレンズがセットになっているので、とりあえずデジタル一眼レフを始めるには問題ないモデルになっています。

【注目ポイント1】タッチパネルの3.0型バリアングル液晶モニター

Canon EOS Kiss X10の背面モニター

撮影画像を確認したり、ライブビューで撮影したりするとき活躍する背面液晶モニターは、バリアングル式の3.0型タッチパネル液晶モニターを搭載しています。

パカッと開いてグルッと回転する液晶モニターなので、高い位置から俯瞰で撮影したり、逆にローアングルでしゃがんで撮影したりするときも簡単。

しかも、自撮り撮影だって画像を確認しながら撮れるんです。この液晶モニターが、意外と撮影時に便利で、特に低い位置にある花などを撮影するときに活躍します。

【注目ポイント2】Wi-Fi接続でスマホへ画像を簡単に送信

Canon EOS Kiss X10とスマートフォンが連携しているイメージ画像

キヤノン公式の専用アプリ「Camera Connect」を使えば、カメラからWi-Fi接続でダイレクトに撮影画像をスマホへ転送できます。お気に入りの写真をSNSに投稿するのも簡単で、スマホカメラよりきれいな写真で友達に差をつけることができます!

製品の詳細な性能をチェック!

キヤノン EOS Kiss X10 をレンタルする

■キヤノン/EOS Kiss X10i

キヤノンEOS Kiss X10iの製品画像

キヤノンのデジタル一眼レフ入門機の最新モデルで、EOS Kiss X10をベースに、より高性能化された機種になります。

EOS Kiss X10よりも一回り大きめのサイズで、重さも約515g(バッテリー、SDメモリーカード含む)とやや重くなっています。ただ、デジタル一眼レフとしては小型軽量の部類で、むしろホールディングがしっかりするため、特に男性はこちらのほうが使い勝手がいいと思うかもしれません。

EOS Kiss X10との大きな違いは、オートフォーカスの測距点が45点と多いところ。ファインダー内いっぱいにフォーカスポイントがあるため、被写体が画面中央から外れても、しっかりピントを合わせてくれます。ピントが抜けてしまいがちな初心者にとっては、失敗写真を減らすことができる入門機にふさわしい機種といえるでしょう。

【注目ポイント1】オールクロス45点AFセンサーで安心のピント合わせ

キヤノン EOS Kiss X10iのオールクロス45点AFセンサーのイメージ画像

EOS Kiss X10i最大の売りは、高精度の「オールクロス45点AFセンサー」が採用されている点です。オールクロスとは、測距点が縦・横方向で被写体を検知するAF方式で、通常のAFが横または縦方向のみのため、より被写体をしっかりと捉えることができます。

測距点がファインダー内いっぱいに配置されており、被写体が画面中央から外れてもピントを外す心配が少ないのが特徴です。また、測距点の密度も狭いため、たとえば人物の目にピントを合わせたいといった撮影にも対応できる点が魅力となっています。元気いっぱい走り回る子どもやペットの撮影に向いているカメラといっていいでしょう。

【注目ポイント2】高精細の4K動画撮影機能で静止画切り出しも可能

キヤノン EOS Kiss X10iの4K動画撮影機能のイメージ画像

EOS Kiss X10iは動画撮影機能も充実しており、フルHD(1920×1080ピクセル)の4倍に当たる4Kの解像度で動画撮影が可能となっています。

高い解像度での動画撮影が可能なため、撮影した動画の1コマを切り出して、写真として保存することもできます。運動会など、子どもの活躍するシーンを動画で撮影しておいて、決定的瞬間を静止画として切り出すといった楽しみ方もできるのが嬉しいポイントですね。

製品の詳細な性能をチェック!

キヤノン EOS Kiss X10i をレンタルする

■キヤノン/EOS 90D

キヤノン EOS 90Dの製品画像

キヤノンのデジタル一眼レフとしては、ミドルクラスの位置付けとなるのが、このEOS 90Dです。上位機種のデザインを踏襲した、デジタル一眼レフらしいルックスで頑健な印象を受ける方も多いでしょう。

センサーサイズこそAPS-CとEOS Kiss X10シリーズ同様ですが、画素数が約3250万画素と高画質で、最新の映像処理エンジン「DIGIC 8」との組み合わせで鮮鋭かつ高速な画像処理を可能とした万能型のデジタル一眼レフとなっています。

【注目ポイント1】45点のAFセンサーと瞳AFのデュアルAF機能

Canon EOS 90Dの45点オールクロス測距のAFフレームイメージ画像

EOS 90Dには、キヤノンのミラーレス一眼で培われた高性能のデュアルピクセルCMOS AFを搭載しています。これにより、ファインダー撮影時にはオールクロス45点の測距点によるAF撮影、ライブビュー撮影時にはAFエリア任意選択時に最大5481点という高密度なAFフレームの選択が可能となっています。

つまり、ライブビューでの撮影では好きな場所にタッチすれば、そこにズレなくピントを合わせることができるということです。たとえば三脚に設置して撮影を行う場合、常にピントを合わせたい場所を指先でタッチすれば、瞬時にAFがピント合わせを行ってくれるのです。レンズによっては、背景を大きくボカしたい場面で、ピントを合わせたい場所を狙い通りに合わせることができます。

【注目ポイント2】バリアングル&タッチパネル液晶で自由な撮影スタイル

Canon EOS 90Dの背面モニター

被写体を上から見下ろしたり、地面すれすれから見上げたりといった、通常では撮影姿勢に無理があるハイアングル/ローアングルの撮影も、EOS 90Dのバリアングル&タッチパネル液晶なら、無理なく楽しむことができます。構図作りの自由度が高まり、より違った表現を楽しみたい人におすすめです。

たとえば子どもやペットなどの低い目線に合わせた撮影も簡単に行えるため、より失敗のない写真撮影ができて便利です。

製品の詳細な性能をチェック!

■PENTAX/K-70

PENTAX K-70の製品画像

現在、デジタル一眼レフは国内でキヤノン、ニコン以外にはリコーのペンタックスブランドしかありません。

同社のデジタル一眼レフでは、価格的に最もリーズナブルなモデルがK-70ですが、その性能はミドルクラス並みとなっています。

大きな特長は高い堅牢性と、防塵防滴、耐寒性能です。タフな撮影シーンでも、しっかり動作してくれる安心感があり、普段のメンテナンスも楽なので、初心者にこそおすすめのデジタル一眼レフといっていいでしょう。

【注目ポイント1】高い防塵防滴、耐寒性能で “壊れない”!

PENTAX K-70の耐寒動作のイメージ画像

△PENTAX K-70公式カタログより

ボディ全体に100点ものシーリング部材を使用しており、液晶モニター部も含めて水滴やホコリの侵入を防いでくれる高い防塵防滴性能を持っています。

また、寒冷地での撮影で動作しなくなるというリスクも少なくなり、マイナス10℃の耐寒動作保証を実現している点も見逃せません。

このK-70は非常にタフな撮影シーンでも、安心してシャッターが切れるデジタル一眼レフなのです。

【注目ポイント2】アングルが自由自在! バリアングル液晶モニター

PENTAX K-70の背面モニター

液晶モニターの角度が自由に調整できる「バリアングル液晶モニター」をK-70も採用しています。ライブビューや動画撮影時には、ハイアングル・ローアングルどちらも使い勝手が非常に高いため、撮影の幅が広がります。

製品の詳細な性能をチェック!

4 おすすめデジタル一眼レフカメラ4選 写真の仕上がり比較

紹介したおすすめデジタル一眼レフ4機種を、同じ条件で同じ被写体を撮影して比較・検証してみました。

おすすめデジタル一眼レフ4選 写真の仕上がり比較の画像

おすすめデジタル一眼レフ4選 写真の仕上がり比較

撮影条件を統一化するため、すべて撮影モードは「マニュアル(M)」に設定し、シャッター速度は1/5秒、絞りはF5.6、撮影感度はISO100、焦点距離55mmに固定し、三脚でアングルを固定して撮影しました。

さらに各メーカーが画像処理で採用している「仕上がり設定」に関しては「ニュートラル」(ペンタックス製品についてはカスタムイメージ「フラット」に設定)に、ホワイトバランスはオートに設定しています。画像をパッと見て気づくのは、キヤノンとペンタックスではっきり傾向が出たというところでしょう。

キヤノンの3機種は光と影のコントラストが強く、陰影がくっきり出ています。ペンタックスは、キヤノンより少しマイルドな印象です。

色味については、ペンタックスは彩度が低く、少し淡い仕上がり。これに対し、キヤノンはサイドが高めの派手な仕上がりになりました。

この色の傾向については、撮影者の好みが分かれるところで、見た目よりも少し演出するキヤノンは色鮮やかな写真が好みの人に向いているでしょう。

ペンタックスの色味は一見、地味に感じるかもしれませんが、これはカスタムイメージを「フラット」に設定しているため。この設定の場合、Photoshop などの画像処理で自分好みに仕上げる(レタッチする)のに適しているともいえます。なお、初期設定は「鮮やか」となっており、この場合は人の記憶色に近い鮮やかな色味に仕上げてくれます。

製品の詳細な性能をチェック!

気になるカメラの試し撮りや
イベントの撮影ならレンタルがおすすめ
一眼レフカメラのレンタル製品を探す

5 まとめ

あなたの希望に合ったデジタル一眼レフカメラは見つかりましたか?

デジタル一眼レフをこれから始めようという人にとって、最初に手にするカメラは大きな影響を受ける1台となるでしょう。サイズ感や重さ、撮影機能のわかりやすさなど、自分にマッチしたデジタル一眼レフを慎重に選ぶようにしましょう。

ただ、デジタル一眼レフに限りませんが、カメラ選びで最も重要なことは「気に入って、写真を撮りたくなるかどうか」です。それは、たとえばデザイン面だったり、実際に手で持ってみて気に入るかどうかだったりという感覚的な部分も大きいのです。

簡単にいえば「使いたい」と思えるカメラを選ぶということです。

それには、まずは実際に手に取ってみることです。購入の前にカメラ店の店頭で持ってみたり、ファインダーを覗いてみたりしてください。

ただし、店頭では、実際に自分で使いたいシーンで試し撮りということはできません。それなら、機材レンタルサービスを活用することをおすすめします。また、レンタルであれば旅行や運動会などのきれいな写真を撮りたいタイミングに合わせて、実際に購入するよりはお得な料金で一眼レフカメラを使うことができます。気になった人は商品レンタルページをチェックしてみてくださいね!

※2022年4月20日時点での情報です。
最新情報について、詳しくは「メーカーのホームページ」でご確認ください。
※表示金額はすべて税込価格です。
※商品写真および画像はイメージです。

■取材・執筆

水澤敬  

水澤 敬

カメラ・写真、ガジェットライター。1970年生まれ。カメラ雑誌『デジタルカメラマガジン』『CAPA』をメインに出版社で編集者として15年ほど従事し、その後独立。カメラの最新機種や撮影ノウハウはもちろん、メーカーの開発者へのインタビューも行うなど最新情報の収集に余念がない。中・高校などの写真活動も応援。趣味は、マラソン。


関連するデバイス

もっと見る人気のデバイス

関連する記事

Loading...