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Nebula Nova

Anker「Nebula Nova」実機レビュー!最大120インチを投影するシーリングプロジェクターは、狭い部屋で使えるのか?

Anker Nebula Nova シーリングプロジェクター

Anker Nebula Nova シーリングプロジェクター

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プロジェクター
公開日:2022年9月14日 (2023年8月25日更新)


天井に設置できて、部屋の照明とプロジェクターの2in1になることで人気の「シーリングプロジェクター」が、アンカーからも登場!注目の集まる「Nebula Nova」を、専門ライターが自宅でテスト。使い勝手や設置しやすさ、子どもたちの反応までお届けします。

「プロジェクターってなんだか楽しそう!」

と、スクリーンや壁に大画面を投影できるプロジェクターに、童心のようなワクワクを抱いている方も多いはず。実際私も、小型のモバイルプロジェクターを持っているので、「自宅で映画館最高!」と、非日常体験を楽しんでいます。

そんな私が最近気になっているのが、天井に設置できて、部屋の照明とプロジェクターの2in1になるという「シーリングプロジェクター」というジャンル。天井にプロジェクターを設置できれば、映画館体験もさらに捗るのでは?と、エンタメ充を狙っているのです!

しかし、天井に設置するとなると、モバイルプロジェクターのように投影距離の調整ができません。使いたい部屋はお世辞にも広いとは言えないので、本当に満足できるプロジェクター体験が得られるのかがどうしても不安です。

据え置きで長く使える家電だからこそ、買ってから「やっぱ駄目でした」はリスキーすぎるので、今回はシーリングプロジェクター「Nebula Nova」をレンタルで試してみることにしました。

1 シーリングプロジェクターとは

Nebula Nova本体

△シーリングライトの代わりに天井に設置できます

一見すると照明。でも、投影もできる。という照明器具とプロジェクターが合体したものが「シーリングプロジェクター」。天井の照明用の引掛シーリング に設置できるため、とにかく床がスッキリ!

一度設置してしまえば、面倒な設置や片付けも必要ないので「観たい!」と思ったその時に、すぐにプロジェクターを使えるのが便利なポイントですね。また、シーリングライトも兼ねているため、部屋の照明としても使えます。

注意点としては、設置場所が限定されてしまうところです。

天井の引掛シーリングから電源を取るため、引掛シーリングがない場所には設置できません。そして、基本的に引掛シーリングは部屋の中央にあるため、投影できる壁との距離は近くなりがち。プロジェクターは投影面から離れるほど大きくダイナミックに投影できるので、部屋によっては壁との距離をとれず、大きな映像を楽しめないかも……?といった懸念もあります。

2 Nebula Novaの特徴

Nebula Novaで大画面の映像を楽しんでいるところ

△「Nebula Nova」は、世界初・Android TV搭載シーリングプロジェクター

■世界初*!Android TV搭載のシーリングプロジェクター

※2022年3月時点 Anker調べ

現在、市場で選べるシーリングプロジェクターは限定的で、選択肢はあまり多くはありません。その中で「Nebula Nova」を選ぶメリットとして大きいのが、OSにAndroid TV(Android TV 9.0)を採用している点です。

これはGoogle社のスマートフォン用OS「Android」シリーズの一種で、スマートフォンと同じく家庭内のWi-Fiネットワークに接続できます。

また、「Google Playストア」からのアプリのインストールに対応しているのもポイント。YouTubeやdTV、Amazon Prime Videoなどの動画配信サービスのアプリをインストールすることで、スマートフォンなどとの接続なく「Nebula Nova」単体でコンテンツ再生を楽しめるのです。

■高解像度で大画面を明るく投影

Nebula Novaの投影距離の表

△壁との距離に合わせて画面サイズが変わります

解像度は1920×1080ピクセルの画素数のフルHD。投影できる画面サイズは、壁・スクリーンまで距離によって異なりますが、参考としては約0.9mの距離で40インチ。壁までの距離が約2.1mあれば120インチの大画面を投影できます

プロジェクターの映像の明るさは800ANSIルーメンとなり、数値的に見れば昼間でもカーテンを閉め切れば十分楽しめるレベルの明るさです。

■臨場感ある迫力サウンドが天井から鳴る!

Nebula Novaのスピーカー

△スピーカーは10W×2を搭載しています

本体には10Wスピーカーが2基搭載されていて、Dolby Audioにも対応しています。映画を再生するにしても大迫力で、臨場感あるサウンドが楽しめる仕様になっています。「Bluetoothスピーカーモード」として、スマートフォンの音楽を「Nebula Nova」から再生することも可能です。

■シーリングライトとしても使える!調光・調色にも対応

シーリングライトとしても多機能です。100段階の明るさ(最大6,100ルーメン)と、100段階の色温度(2700k ~ 6500k)の変更が可能。最大14畳の部屋を、シーンや時間帯に合わせて好みの明るさと色に調整できます。

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3 【Nebula Novaを狭い部屋に設置して使ってみた

Nebula Novaを取り付けているところ

△引掛シーリングに装着すればOKです

まずは「Nebula Nova」の設置方法をご紹介します。

■一般的なシーリングライトの交換と全く同じ手順で設置可能

手順は、既存のシーリングライトを取り外したら、引掛シーリングに合わせて、付属の引掛シーリング用専用アダプタで「Nebula Nova」を固定するだけ。つまり、一般的なシーリングライトの交換と全く同じ手順で設置できます

「シーリングにプロジェクターを装着するのって、どれだけ大変なのだろう……」と不安に思っていたのですが、実際に試してみると、想像していたよりも圧倒的に楽ですね。シーリングライトを自分で交換したことがある方であれば、何も戸惑うことなく設置できると思われます。

ただ、本体重量はシーリングライトよりも重めなので、設置する際はできれば脚立の上で装着する人と下から本体を渡す人の二人体制で臨んだほうが良いと思われます。

■投影映像の大きさに驚き!テレビよりも低コストで大画面を実現

Nebula Novaを使って壁に向かって映像を投影しているところ

△壁との距離が近くても投影OK。子どもたちも大喜びです(映像にはぼかしを入れています)

電源をオンにして、Googleアカウントなどの設定を終わらせればプロジェクターが利用できます。この部屋は天井の引掛シーリングと壁との距離が約140cm。この時の投影サイズは横幅148cmだったので、インチに換算すると……およそ70インチの大画面!

テレビでこのサイズを実現しようと思ったら、設置場所もコストも段違いなので、プロジェクターで映し出すほうが大画面を楽しめてお得感があります。設置するまでは「この狭い部屋では、大画面無理かもしれない…」と、半ばあきらめていたのですが、映し出された映像の大きさに驚きしかありませんでした。

■遮光が甘い部屋でも鮮明な映像を楽しめる

Nebula Novaの映像。大画面の迫力が違います

△正面から見ると大画面の迫力が違います

明るさは、カーテンを閉めれば日中でも楽しめるレベルです。この部屋はカーテンも薄く、隙間から光が漏れてしまいますが、それでも映像はキレイで鮮明。映像を観たい時間は夜間に限った話ではないので、プロジェクターは明るいに越したことありません。

■各種動画配信サービスに対応。テレビ代わりにも使えそう

解像度はフルHDあるので、映像配信サービスやYouTubeの視聴には十分なクオリティですね。ただ、「Nebula Nova」を設置した部屋の壁紙がエンボス加工されているので、若干のザラつき感を感じてしまいました。より精細さを求めるのであれば、スクリーンを用意するか、凹凸の少ない壁紙への投影をおすすめします。

Nebula Novaのアプリ一覧画面。さまざまなアプリが使えます

△YouTubeや動画配信サービスのアプリに対応しています

Google Playストアからアプリを入れればさまざまな動画配信サービスを利用できます。YouTubeやAmazon Prime Video、dTV、ABEMA、Tver、Disney+などの公式アプリにネイティブ対応。Netflixは専用の「Nebula Manager」アプリを経由することでインストールできます。

個人的にはTVerと「torne ® mobile」への対応が嬉しいポイント。アプリを実行するワンクッションが必要ですが、テレビ代わりにも使えそうです。

▼torne ® mobileって?

テレビに接続するのではなく、家庭のネットワークに接続してテレビ番組を視聴・録画・再生できるネットワークレコーダー「nasne(ナスネ)」と組み合わせて、自宅の様々な部屋や外出先からテレビが見られるアプリです。

▼Nebula Novaとtorne ® mobileの組み合わせは何が便利なの?

テレビを使わなくても、Nebula Novaを使ってテレビ番組を見ることができます。「テレビがない寝室で、録画しておいた子ども向け番組を再生したい!」「寝室で寝転びながら録りためたドラマを消化したい」なんてときに活躍してくれるはず。

\Nebula Novaと一緒にnasneもレンタルできます/

■プロジェクター/照明の操作は付属リモコンから行う

Nebula Novaの付属リモコン

△付属のリモコンでプロジェクターと照明の両方を管理できます

付属のリモコンでは、電源のオン・オフや、照明の切り替え、Googleアシスタントの起動、カーソルの移動や決定、ホームボタン、音量の調整など、すべての操作が行えるようになっています。

照明の操作もリモコンがメイン。5パターン(全灯・消灯と3つのプリセット)がリモコンの照明ボタンを押す度に切り替わります。

また、細かく明るさや調色をしたい場合は、「設定」→「ライトの設定」から。好みの明かりにしたい場合に、毎回この設定にアクセスしなくてはいけないのは手間にも感じました。

4 Nebula Novaのここがすごかった!

■映像補正・調整機能が豊富!設置場所の自由度が高い

「Nebula Nova」で感じた一番の凄さは、調整力です。設置場所が天井、それも引掛シーリングの場所に限定されるため、視聴環境の幅をもたせるために、本体側での補正・調整機能がふんだんに用意されています。

台形補正や上下補正も可能

△斜めに投影しても歪みは補正できます

台形補正は手動ですが、投影したい場所に合わせてかなり柔軟に調整ができます。この部屋もシーリングの正面に壁がなく、斜めに投影せざるを得なかったため、初期設定では映像は激しく歪んでいました。

視聴に耐えられるレベルではなかったので、「やはり正面に壁がないと駄目か……」と絶望を感じていましたが、設定項目から「手動台形補正」と「画面位置」の設定を発見し、それらを調整することで、斜めの壁にも正しい比率で映像を投影できました。これだけの調整力があれば、たしかにさまざまな部屋で活躍できそうです。

■天井に設置できるから、子どもがいても安心

光源を覗き込まなくて済む

△光源が高い位置にあるので、子どもが覗き込む心配がありません(映像にはぼかしを入れています)

個人的に安心できた点として、光源を覗き込むリスクの少なさがあります。

テーブルにプロジェクターを設置すると、好奇心の塊である子どもは「なんだ?なんだ?」と、光源を覗き込みに行ってしまうのです。そのため、子どもに映画を見せるにしても、プロジェクターの前には行かせないように気をつける必要があり、上映終了までハラハラ続き。

一方、天井に設置できる「Nebula Nova」は、天井付近の高い位置にあり、投影位置も高さを変更できるので、子どもが光源を覗き込むこともなく、倒される心配もないのです。

まさに手放しで、好き勝手楽しんでもらえるので、子どもたちにとっても良い体験だと感じましたね。映画館のような体験はワクワクもしますし、子育て家庭にもおすすめできるアイテムです。

5 まとめ:AV機器はレンタルするから安心できる

こうして「Nebula Nova」によるプロジェクター体験は、設置から設定まで何も問題なし。想像していた以上に手軽に設置できて、壁に現れた巨大なスクリーンから、没入感のある映像を楽しめています。

ただし、これはあくまでも我が家の例。「Nebula Nova」の調整・補正は強力とはいえど、部屋の大きさやシーリングの形状など、設置環境にかなり左右されるのは事実。なので、やはり「まずはレンタルで試してみる!」が正解。これこそが、エンタメ体験のグレードアップを狙う上での正しい道のりです。

自宅の部屋でも使えそう?自分で設置できそう?
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取材・執筆

小暮ひさのり

小暮ひさのり

1980年01月21日生まれ、群馬県在住。PC誌やWEBメディア(ギズモード・ジャパン/ Yahoo! Creators Program)へ寄稿しているテクニカルライター。特技はお掃除でハウスクリーニングアドバイザーの資格も所有。主な著書は「世界一簡単な大人のLINE入門(宝島社)や「iPad仕事術! シリーズ(standards)」など。


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