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ルンバ i3、ルンバ e5、ルンバ i7の集合画像

現行全機種(i3含む)のおすすめルンバ【2021】リアル比較検証で利用シーンごとに選び方がわかる

iRobot ロボット掃除機 ルンバ643 おためし2週間コース

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短期 1,980円/15日間


掃除家電

公開日:2021年4月1日(2021年11月9日 修正)


この記事では最新機種のi3を含むルンバシリーズすべての実機を使って比較レビュー。現行ラインナップ機種の詳細をはじめ、数字や型番からわかるシリーズの特徴、選ぶ際の比較ポイントを解説します。実機を使ったゴミ清掃テストの結果にもご注目を。

いまや4万円台で購入できるエントリーモデルから、上は19万円近いハイエンドモデルまで、さまざまな機種を取りそろえているルンバですが、「どれを購入したらいいのかわからない」という声が多いのも事実です。

そんなルンバシリーズを詳しく解説しますので、ぜひ自分に合ったベストなルンバを見つけてください。


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1 ルンバとは? なぜルンバがおすすめなの?

■ルンバの登場から現在まで

ルンバ i7がゴミを吸引している画像

「ルンバ」は、米アイロボット社が開発・販売する「ロボット掃除機」の名称です。1990年に米マサチューセッツ工科大学(MIT)の人工知能研究所出身コリン・アングルさんがアイデアを着想、アイロボット社を創設後、「床掃除ロボット」として着想から約10年の歳月を費やして2002年に製品化したのがルンバの始まりでした。

そう、今でこそ、各家電メーカーが開発・販売している「ロボット掃除機」ですが、このジャンルが普及する大きな役割を果たしたメジャープレーヤーがアイロボット社であり、ルンバシリーズなのです。2020年にはアイロボット社は創立30周年を迎え、世界累計出荷台数もなんと3,000万台を達成するなど進化し続けています。

発売以来、さまざまな技術革新を遂げているルンバですが、その特徴としては下記のポイントが挙げられます(最上位モデル「ルンバ s9+」に基づく、2021年5月時点)。

【ルンバの主な特徴】

  • バッテリーを内蔵し、室内を自由に自走しながら部屋の清掃を行う
  • 部屋の詳細なマップを作成し、部屋の構造やつながり、また部屋内の家具なども認識。全体・部屋ごとの清掃の際に効率のいいパターンを自動で作成し実行する
  • フローリングやカーペットなどを認識し、吸引力をリアルタイムに調整して最適な清掃結果を実現する
  • 清掃が終了すると、充電機能を備えたクリーンベースに自動で帰還。ルンバ本体のゴミはクリーンベース側に吸引し、メンテナンスの手間も省く
  • ルンバ自身が1週間の動作パターンを解析し、頻度の高い清掃に関しては自動実行できるようスケジューリングを提案する

「ルンバ s9+」の登場により、ルンバはまさに「ロボット掃除機」と呼ぶにふさわしい機能を備えるようになりました。ロボット掃除機のトップメーカーとして、ユーザーの利便性を見据えた進化を続けています。

■ルンバがもたらす最大のメリットは「時間」

ルンバはジャンルとしては掃除機の一種です。面倒なゴミ掃除を人間に代わって行ってくれるので、そのぶん時間が浮きます。

アイロボット社がWi-Fiコネクト製品の総稼働時間から算出したルンバの平均稼働時間は年間で約144時間! 1日に換算すると24分も自由時間が増える計算になります(アイロボット調べ。2018年10月10日発表)。

それだけではなく、ルンバは狭いところや人間の手が届きにくいところまで隅々を掃除してくれて、排気もクリーンにしてくれます。

日々の基本的な掃除はルンバに任せて、きちんと掃除はしつつも自由時間を得る。「時間」はとても貴重なものですので、ルンバに興味が湧いてきたらぜひ購入を検討してみてください。

2 ルンバシリーズ紹介

ルンバは従来「ルンバ+3桁数字」という名称が付けられていましたが、2018年に大きな変化があり、「ルンバ+アルファベット+1桁数字」という製品名に変更されました。下記に代表的な製品をまとめてみました。

▽ルンバシリーズの代表的な製品

モデル名 643 671 e5 i3/i3+ i7/i7+ s9+
ルンバ643 ルンバ671 ルンバ e5 ルンバ i3/i3+ ルンバ i7/i7+ ルンバ s9+
発売年月 2018年8月 2020年2月 2018年10月 2021年2月 2018年2月/3月 2020年2月
特徴 入門モデル(終売) 643後継入門モデル ハイコスパモデル ファブリック調採用の「ちょうどよい」ルンバ インテリジェンス大幅進化 D型デザイン採用の最上位機
価格(税込) ¥32,860 ¥43,780 ¥49,800  i3:¥69,800
i3+:¥99,800
 i7:¥109,860
i7+:¥142,860
¥186,780
主な特徴 ・ルンバシリーズ最廉価モデル
・自動充電機能あり
・バーチャルウォール対応
・スマホ対応
・スケジューリング機能対応
・90分稼働を実現
・671の5倍の吸引力
・ゴム製デュアルアクションブラシ採用
・洗えるダストカップ採用
・671の10倍の吸引力
・フロアトラッキングセンサーで移動距離から空間を把握
・リアクティブセンサーで斜め上からの圧力を感知、立ち往生を防ぐ
・i3+は自動ゴミ収集機「クリーンベース」が付属
・671の10倍の吸引力
・iAdapt 3.0を搭載し、部屋・エリアなどのピンポイント清掃が可能
・i7+は自動ゴミ収集機「クリーンベース」が付属
・671の40倍の吸引力
・D型の新型筐体を採用
・デュアルアクションブラシが30%拡大
・クリーンベース付属
吸引力 ★★ ★★ ★★★ ★★★★★
ナビゲーション力 ★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★★
お手入れのしやすさ ★★★ ★★★(i3+は★★★★) ★★★(i7+は★★★★★) ★★★★★
スマート清掃 ★★★ ★★★ ★★★★★ ★★★★★
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※表中の星評価は、執筆者が実施した比較検証テストの結果をもとに判断したものです。

従来のモデルは、数字が大きくなるに従って性能も価格も高くなっていました。2018年からは各アルファベットに続く数字の大きさで上位・下位を表すようになっています。

  • ルンバ643/671
    ルンバのエントリーモデル。643と647の違いはスマホ対応の有無

  • ルンバ e5
    アイロボット社も認めるシリーズ最高のコスパを誇る

  • ルンバ i3/i3+
    インテリアになじみやすいグレーを基調としたファブリック調の新しいデザインを採用。カメラ非搭載でコストを下げつつ、各種センサーの進化によって上位機種譲りの清掃性能をキープ。i3とi3+の違いは自動ゴミ収集機「クリーンベース」の有無

  • ルンバ i7/i7+
    スマホとの連携により詳細できめ細やかな清掃スケジュールをセットできるだけでなく、過去の清掃パターンを分析し、スケジューリングを提案してくるなどまさにインテリジェントなロボット掃除機に進化。i7とi7+の違いは自動ゴミ収集機「クリーンベース」の有無

  • ルンバ s9+
    最高の清掃能力を実現するため、シリーズ初めて筐体のサイズをD型に変更し、エントリーモデル「ルンバ643/671」のなんと40倍もの最高清掃性能を達成。

ルンバを選択するときには、こうしたラインナップの特徴も考慮するといいでしょう。

3 ルンバシリーズの選び方・比較するポイント

ルンバ643、ルンバ e5、ルンバ i7、ルンバ s9+の集合画像

たくさんあるルンバシリーズのなかから、自分と相性ぴったりの1台を探すなら、どんなポイントに注目するべきなのでしょうか?

主なチェック項目と関連機能、おすすめの機種をまとめてみました。

■ルンバ選びのチェック項目とおすすめ機種

▽チェック項目とおすすめ機種

チェック項目 部屋数が複数・広い(2DK以上/55平米以上)
関連する項目 ナビゲーション機能
吸引力
バッテリー持続時間
内容 ・部屋数が多い/あるいは広い場合、マッピング機能を活用して効率よく清掃するルンバがおすすめ
・バッテリーも1回で75分以上清掃可能なモデルがおすすめ
おすすめ機種 ルンバ i3/i3+、ルンバ i7/i7+、ルンバ s9+
チェック項目 汚れが多め
カーペットの部屋が多い
関連する項目 吸引力
パワーブースト機能
内容 ・汚れがひどい場合は10倍以上の吸引力を備えたモデルがおすすめ
・カーペットの部屋が多い場合は自動判別して吸引力をブーストする機能を備えたモデル(「ルンバ s9+」のみ搭載)がおすすめ
おすすめ機種 ルンバ i7/i7+、ルンバ s9+
チェック項目 アレルギー対策が必要
乳幼児がいる
関連する項目 ダストカットフィルター
内容 ・排気からカビ、花粉、ダニ、犬や猫などペットによるアレルゲンを99%捕捉する「ダストカットフィルター」搭載モデルがおすすめ
・ダスト容器が洗えるモデルがベター
おすすめ機種 ルンバ e5、ルンバ i3/i3+、ルンバ i7/i7+、ルンバ s9+
チェック項目 ペットを飼っている
関連する項目 吸引力
ゴム製デュアルクリーニングブラシの有無
内容 ・換毛期などを考えると最低でも吸引力が5倍以上のモデルがおすすめ
・メインブラシがゴム製のモデルがおすすめ
おすすめ機種 ルンバ e5、ルンバ i3/i3+、ルンバ i7/i7+、ルンバ s9+
チェック項目 清掃を細かく設定したい
関連する項目 ナビゲーション機能
スケジューリング機能
内容 在宅勤務中にロボット掃除機を動かしたい、短時間で清掃したい、など、細かく清掃をスケジューリングしたい場合は「imprintスマートマッピング」機能を備えたモデルがおすすめ
おすすめ機種 ルンバ i7/i7+、ルンバ s9+
チェック項目 コスパがいいモデルが欲しい
関連する項目 価格
内容 ・吸引力5倍で上位機種譲りの清掃システムを備えて価格は入門クラスの「ルンバ e5」のコスパが光る(実勢価格 49,800円 税込)
・ナビゲーションやマッピングなど、ロボット掃除機ならではの機能に魅力を感じる場合はクリーンベースなしの「ルンバ i7」がおすすめ(実勢価格 109,860円 税込)
・クリーンベース重視の場合、部屋ごと清掃・ピンポイント清掃はできないがナビゲーションは優秀で10万円を切った「ルンバ i3」がおすすめ(実勢価格 99,860円 税込)
おすすめ機種 ルンバ e5、ルンバ i7、ルンバ i3+

コスパを考える際にチェックしていただきたいのは、吸引力と価格を比較した下記グラフです。

▽ルンバシリーズの価格と吸引力

ルンバシリーズの価格と吸引力

「ルンバ e5」と「ルンバ960」の吸引力は同じ5倍ですが、960の方はマッピング機能を備えています(iAdapt 2.0)。ただし、2021年2月に「ルンバ i3/i3+」が登場したことにより、960という選択肢はほとんどなくなりました。

「ルンバ i3」はクリーンベースがなく、マッピング機能も搭載していませんが、進化した各種のセンサーによってマッピング機能が必要となる「2DK・55㎡」以上の部屋でも十分対応できます。それでいて、吸引力は600シリーズの10倍とパワーアップしています。

また、「ルンバ i7」と「ルンバ i7+」、「ルンバ i3」と「ルンバ i3+」の差はクリーンベース(自動ゴミ収集機)の有無だけです。

毎日動作させた場合、クリーンベースなしでは基本的に2~3日に一度はダストカップを掃除する必要がありますが、クリーンベースがあれば約60日間はゴミ処理不要になります。ゴミ捨ても紙パックを交換するだけでストレスフリーです。

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4 現行機5種 徹底比較!

ここからは、「5 実機テスト:5機種にゴミを吸わせてみる」で実際に清掃テストを行った現行機種を詳しく解説していきます。テストした機種は下記の5つのモデルです。

・ルンバ643
・ルンバ e5
・ルンバ i3+
・ルンバ i7+
・ルンバ s9+

※ルンバ i7とi7+、i3とi3+は自動ゴミ収集機「クリーンベース」の有無による違いのためルンバ i7/ i3のテストは省略、ルンバ643とルンバ671はスマートフォン対応有無の違いのためルンバ671のテストを省略しています

まずは、それぞれの機種をチョイスしたポイントと、それぞれの機種の特徴を整理します。

■「ルンバ643」機種紹介

ルンバ643の正面画像

△「ルンバ643」本体の正面と底面

「ルンバ643」は2018年8月に発売された、ルンバシリーズでも最廉価のモデルです。ほかにも色違いの641・642がありますが、機能差はありません。また671はiRobot Homeアプリと連動した動作を設定できますが、機能差はやはりありません。

「ブラシで汚れをかき出し→中央に集め→吸引する」という3段階のクリーニングシステムを採用、一度のフル充電で約60分動作します。

【注目ポイント】


機能をそぎ落として低価格を実現したエントリーモデル

自動充電機能やバーチャルウォール機能は対応していますが、それ以外の機能はありません。iAdapt搭載により、複数のセンサーを活用しながら清掃しますが、動きはあくまでランダムなので、吸い残しなどが発生することもあります。

清掃を開始するには、本体上部中央の「Clean」ボタンを押す必要があります。とことん価格を抑えたい人におすすめです。

>>>ルンバ643のレビュー記事を読むならこちら

【ルンバ643レビュー】アイロボット 最安値モデルの性能やメリット・デメリットを解説

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■「ルンバ e5」機種紹介

ルンバ e5の正面画像

△「ルンバ e5」本体の上面と底面

「ルンバ e5」は、2018年10月に発売開始されたモデルで、コストパフォーマンスに優れたモデルです。

最廉価モデルの「ルンバ643」と比較して吸引力は約5倍を実現、ほかにも上位機種譲りの清掃システムを備えています。

【注目ポイント1】


最新の清掃システムを搭載

「AeroForce3段階クリーニングシステム」は、600シリーズが搭載する「3段階クリーニングシステム」をさらに強化し、ルンバ内部に真空状態を発生させることで、ゴミの吸引力をさらにアップさせ、「ルンバ960」と同等の5倍を実現しています。

また、「ルンバ e5」では、600シリーズが「毛のメインブラシ」+「ゴム製のフレキシブルブラシ」なのに対して、「ゴム製デュアルアクションブラシ」を採用。メイン・フレキシブルともにゴム製のブラシのため、髪の毛やホコリなど長い形状のものが絡まりにくく、メンテナンスしやすく改善されています。

【注目ポイント2】


上位機種譲りの新機能を搭載

「ルンバ e5」は清掃システムだけでなく複数の機能を、2018年10月以降に発売された10万円超えの上位モデルに先行して搭載しています。たとえば「ルンバ e5」はダストカップを水洗いできますが、当時のハイエンドモデルだった「ルンバ980/960」には採用されておらず、後発の「ルンバ i7」以降に採用された機能です。

また、マッピング機能はありませんが、スマホ連携によって自動清掃も可能になっています。

>>>ルンバ e5のレビュー記事を読むならこちら

【ルンバ e5レビュー】アイロボット コスパ最強モデルの性能やメリット・デメリットを徹底解説

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■「ルンバ i3+」機種紹介

ルンバ i3俯瞰画像

△(写真)「ルンバ i3+」本体(左)/「ルンバ i3」の底面(右)

「ルンバ i3/i3+」は2021年2月に発売されたモデルで、「e5」と「i7/i7+」の中間に位置しています。「i3」は69,800円(税込)、クリーンベース(自動ゴミ収集機)が付属する「i3+」でも99,800円(税込)と10万円を切る価格を実現しています。

【注目ポイント1】
ファブリック調デザインで本体の汚れが目立ちにくく

「ルンバ i3/i3+」は、シリーズで初めてグレーを基調にしたファブリック調デザインとマットなトップを採用しています。

ルンバ i3の本体上面アップ

△「ルンバ i3」の上面はマットでホコリがつきにくく、インテリアにも馴染みやすい

「ルンバ i3/i3+」は、リング状にファブリック調のデザインが施されており、中央部分も光沢のある素材ではなくグレーを基調としたマットな素材になっています。これは、デザイン上のメリットだけではなく、家具との擦れによる傷や、ホコリや髪の毛が付着しにくく、また掃除もしやすいというメリットがあります。

【注目ポイント2】
カメラ非搭載ながら2種類のセンサーでナビゲーション機能も優秀

「ルンバ i3/i3+」は上位モデルの「i7/i7+」のようなカメラは非搭載です。一方で、新搭載の「フロアトラッキングセンサー」や「リアクティブセンサー」により、「e5」以上に優秀で、かつ「i7/i7+」並みのナビゲーション性能を実現しています。

「フロアトラッキングセンサー」は、クリーンベース(i3はホームベース)を離れてからも、移動距離や方向を把握しながら清掃を行い、正確に自分の位置と部屋の関係を把握することによって効率のよい清掃を実現してくれます。万が一清掃の途中でバッテリー残量が少なくなっても、いったん充電に戻り、また中断した地点から清掃を再開することもできるようになりました。

また、「ルンバ i3/i3+」が初搭載となる「リアクティブセンサー」がバンパーに搭載されました。このセンサーが、これまで感知が難しかった斜め上の角度からの圧力を感知できるようになったため、よくルンバが立ち往生する原因となる「手前は高いが、奥に進むにつれて低くなっている場所」を回避できるようになりました。

>>>ルンバ i3/i3+のレビュー記事を読むならこちら

【ルンバ i3+レビュー】アイロボット プロがi7/e5と比較し徹底テスト!

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■「ルンバ i7+」機種紹介

ルンバ i7+の正面と底面

△「ルンバ i7+」本体の正面と底面

「ルンバ i7」は2019年2月に、「ルンバ i7+」は2019年3月にそれぞれ発売されたハイエンドモデルです。両者の違いは自動ゴミ収集機「クリーンベース」の有無となります。

【注目ポイント1】
インテリジェンスの進化でおまかせ清掃もレベルアップ

最新のセンサー技術「iAdapt 3.0」を搭載し、家全体の詳細な地図を作成して、掃除効率を大幅アップ。それだけでなく、さらに部屋の中の特定のエリアなども解析して「リビングのソファ周りだけ」「ベッドの周囲だけ」などピンポイント清掃も可能になりました。

【注目ポイント2】
クリーンベースでゴミ捨て回数も激減!

「ルンバ i7+」には「クリーンベース」という自動ゴミ収集機が初登場しています。従来ホームベースは充電のみを提供していましたが、この「クリーンベース」はルンバが清掃を完了するたびに、ルンバ本体のダスト容器からゴミを強力に吸引し、クリーンベース内に取り付けられた紙パックに蓄えることで、約60日間ゴミ捨て不要を実現しています。

>>>ルンバ i7+のレビュー記事を読むならこちら

【ルンバ i7+レビュー】アイロボット 性能・機能に妥協なし! お掃除はコレにおまかせ

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■「ルンバ s9+」機種紹介

ルンバ s9+の正面画像

△「ルンバ s9+」本体の正面と底面

「ルンバ s9+」は2020年2月に発売され、2021年6月現在もルンバシリーズの最上位機種。iシリーズとは異なり、クリーンベースが付属しないモデルは発売されていません。

【注目ポイント】


筐体デザインを変更してさらなる吸引力を実現

「ルンバ s9+」最大の注目ポイントは、なんといってもルンバ初のD型筐体を採用した点にあります。部屋の角にしっかり入り込むことを考えると、D型の肩の部分は有効です。しかし、本体ぎりぎりの幅の通路に入り込んでしまうと、方向転換の際に肩の部分がぶつかってしまうリスクがありました。

「ルンバ s9+」では、ナビゲーションの進化によってD型での安定走行を実現。新筐体デザインにより、本体底面にあるゴム製デュアルクリーニングブラシも「ルンバ i7」に比べて30%も大型化することに成功。一度に清掃できる範囲も広がり、吸引力は600シリーズのなんと40倍を実現しています。

5 実機テスト:5機種にゴミを吸わせてみる

それでは、この5機種を使って、実際に同じ条件で清掃を行い、性能を比較・検証するテストを実施します。カタログスペックではない、真の実力をチェックしてみましょう!

■テスト環境と評価項目について

ゴミを散らばらせた床とゴミ

△実機テストのために用意したスペースとゴミ

▽実機テストの条件

テスト項目 内容
動作スペース 幅 1.4m x 奥行き 1.6m (2.24㎡)
床の素材 ウッドカーペット
動作時間 5分(通常モード)
まいたゴミ ・コーヒー豆(出がらし) 10g
・砂 10g
・ウィッグを約10cmにカットしたもの 3g
・色紙をシュレッダーしたもの 2g
合計 25g

今回の実機テストは、ウッドカーペットを敷いた幅 1.4m x 奥行き 1.6m = 2.24㎡のスペースにゴミを均等にまき、各機種を5分間動作させて残ったゴミの量や種類、特徴などをチェックしています。

なお、今回は「ルンバ i7+」および「ルンバ s9+」は地図を作成せずに清掃をしています。

※いずれも1回のみの検証結果ですので、条件によって結果が変わる可能性があります。

▽評価項目

評価項目 内容
5機種中ランキング ちりとりで回収した量を他機種と比較
残ったゴミの種類 各種ゴミの中で取り切れなかったゴミ
苦手な場所 「平地」「角」「隅」のゴミ残り状況
動作音 動作中の音量(測定器使用)

■ルンバ5機種実機テストまとめ

残ったゴミの量で判断すると、今回のテスト結果は下記のとおりとなりました。

5機種中ランキング 1位 2位 3位 4位 5位
機種名 ルンバ i3+ ルンバ e5 ルンバ s9+ ルンバ i7+ ルンバ643
残ったゴミの種類 砂が少量、ウィッグが微量 砂がほとんどで、ウィッグが少量 まんべんなく少なめ 4種類ともまんべんなく残る 4種類ともに多い
苦手な場所 特になし 左奥の隅 特になし 特になし ランダムな動作のためムラがある
動作音 89.5db 91.8db 93.4db 93.6db 82.7db

▽ルンバシリーズの比較検証BEFOREとAFTER

ルンバシリーズの比較検証BEFOREとAFTER

▽ルンバシリーズの5分動作後に残ったゴミ

ルンバシリーズの5分動作後に残ったゴミ

もともとマッピング機能がない「ルンバ i3+」や「ルンバ e5」が、詳細で正確なマップを作成することで進化を発揮する「ルンバ s9+」「ルンバ i7+」を抑えて1位・2位になるという興味深い結果になりました。

機種別紹介でも解説したとおり、「ルンバ e5」はマッピング機能以外の上位機種のいいところを抽出して詰め込みつつ、低価格を実現していますので、初めて購入するルンバとしては最適だと思います。

ただし、そんなコスパ最高の「ルンバ e5」ですが、部屋が複数になる場合は要検討です。マッピング機能を持たないため、ホームベースのある部屋から移動してしまうと迷子になる確率がアップします。

一方で、2021年2月に登場した「ルンバ i3/i3+」は、その点をセンサーの進化で見事に補ってくれています。たとえば2DK(平均55㎡)以上の部屋にお住まいの場合は「ルンバ i3/i3+」以上の機種がおすすめです。

ルンバ i3+、i7+のマップ機能比較

△ルンバ i3+とi7+では、作成できるマップの細かさや名称設定に差がある

ただし「i3/i3+」は、「i7/i7+」以上のモデルにあるマッピング機能や、同マップを活用したきめ細やかな清掃エリアの指定、スケジューリングはできません。しかし、清掃後の清掃状況についてはマップが清掃履歴として閲覧できるので、掃除箇所の漏れや、思わぬ障害物の確認は可能です。「ルンバ i3/i3+」か「ルンバ i7/i7+」で迷った場合は、その点をチェックしてみてください。

「ルンバ i3/i3+」を選ぶ場合は、クリーンベース付きの「ルンバ i3+」がオススメです。3万円の価格差がありますが、最大60日間ゴミ捨て不要の手軽さと、ゴミに触れる回数を減らせる安心感は3万円以上の価値があります。

もし3LDK以上の広い部屋の清掃や、複数のペットを買っているお宅、またカーペットの面積が多めの部屋にお住まいの場合は、「ルンバ s9+」も検討対象になると思います。ペットの換毛期や、春の花粉のシーズンでも、しっかり吸引して安心して過ごせます。

次章から、個別の機種のテスト結果をレビューしていきましょう。

■「ルンバ643」テスト結果

評価項目 ルンバ643
5機種中ランキング 5位
残ったゴミの種類 4種類ともに多い
苦手な場所 ランダムな動作のためムラがある
動作音 82.7db

「ルンバ643」は、5機種中最下位の5位という結果になりました。

この結果は、主に「動作のランダムさ」に起因しています。テスト中の動作を見ていると「ある一点を中心とした回転」や「移動」をランダムに繰り返しており、結果として大きく吸い残す場所が発生していました。

またテスト中は「排気の多さ」も気になりました。ほかの4機種と違って、「ルンバ643」は排気の量が多く、また吸引力も最下位のため「ゴミの上を通過し、吸いきれなかったゴミを排気でまき散らす」といったシーンが多く見受けられました。

ルンバ643の比較検証動作後の底面画像

メンテナンス性の悪さも目立ちました。「ルンバ e5」以上の機種はすべてゴム製のデュアルクリーニングブラシを搭載していますが、本機はゴムのブラシ+毛のブラシのため、特に長いウィッグの毛がブラシに絡みつき、ゴミを捨てる際にも付属のブラシを使っていちいち掻き出す必要がありそうです。

■「ルンバ e5」テスト結果

評価項目 ルンバ e5
5機種中ランキング 2位
残ったゴミの種類 砂がほとんどで、ウィッグが少量
苦手な場所 左奥の隅
動作音 91.8db

「ルンバ e5」が5機種中2位の結果となりました。前述の「ルンバ643」と異なり、本機は決まった方向で左右に大きく移動しながら、壁にぶつかった際にその壁の位置を記憶、ある程度面の清掃が終わると、壁をなでるようにトレースしていました。

ルンバ e5の比較検証動作後に角に残ったゴミ画像

四隅のうち、壁際に沿って掃除する動作が見られなかったのが、この左奥の角でした。あと1分動作時間が長ければ、ここも問題なく清掃されていたと思います。

ルンバ e5の比較検証動作後の底面画像

長い毛に関しては、写真のようにゴム製のクリーニングブラシに巻きつく形で集められていましたが、走行には支障がありませんでした。

また、デュアルクリーニングブラシは「ルンバ e5」本体の掃除をする際に簡単に取り外しができ、大量に絡みついた髪の毛も筒状にスポっと抜き去るように捨てられるので、メンテナンス性も問題ありませんでした。

▽「ルンバ i3+」実機テスト評価

評価項目 内容
5機種中ランキング 1位
残ったゴミの種類 砂がメインでウィッグが少々
苦手な場所 特になし
動作音 89.5db

「ルンバ i3+」のテスト結果は非常に優秀でした。まず一定方向に移動し、ジグザクした動きで直線的に進み、壁にぶつかると位置をずらしてまた反対方向に折り返す、規則的で着実な動き方が印象的でした。

一連のテストで用意したゴミのなかで、砂は粒が小さく軽い部類に入ります。ルンバ中央の吸引部分で捉えた場合は問題ないのですが、回転する「エッジクリーニングブラシ」で四方にはじき飛ばされてしまうケースが多々ありました。5分間という限られた時間では限界がありますが、フルに清掃させた場合はしっかりきれいにしてくれると思います。

ルンバ e5の比較検証動作後に角に残ったゴミ画像

動作音についても言及したいと思います。「ルンバ e5」や「ルンバ i7/i7+」は、動作音がかなり大きく、ジェット機のような轟音を出しながら掃除するので、ルンバが動いている場所では会話も難しいくらいでした。

一方で、「ルンバ i3/i3+」は音量自体も若干低く、またノイズ全体のうち耳障りな音が減少しています。

▽ルンバ e5/i3+/i7+の動作音の違いを動画でチェック!

■「ルンバ i7+」テスト結果

評価項目 ルンバ i7+
5機種中ランキング 4位
残ったゴミの種類 4種類ともまんべんなく残る
苦手な場所 特になし
動作音 93.6db

テストを行ったなかで、「ルンバ i7+」が4位という結果になりました。

今回はスペースのマップを作成しない状態でテストを実施したので、「ルンバ i7+」の大きな特徴である「詳細なマップを作成した上で効率のよい清掃を行う」という強みが十分に活かされなかったためだと思われます。

「ルンバ i7+」本体上面には「ライトリング」というルンバの稼働状況を表示するLEDがありますが、5分のテスト時間中、本機は青い状態=「なにか特別な作業をしている状態」を表示しながらバックをするシーンが多く見られ、実際の清掃時間としては全体の約60%程度にとどまってしまったのが4位の主な要因だと思われます。

清掃中の動作については、テストスペースの左右方向に大きく清掃しながら、奥に進んでいくパターン動作が多く見られました。全体を左右方向の清掃で吸引したあと、部屋の角に沿って清掃する動作をある程度行った時点でタイムアウトとなりました。

ルンバ i7+が壁に沿って吸引している画像

清掃能力に関して意外だったのは、「ルンバ i7+」が通過した場所にも関わらず、主に砂やコーヒー豆がうっすらと残っている点でした。こちらも、完全なマップ作成とセンサーを活用したゴミ検知がうまく動作すれば問題ないと思います。

■「ルンバ s9+」実機テスト評価

評価項目 ルンバ s9+
5機種中ランキング 2位
残ったゴミの種類 まんべんなく少なめ
苦手な場所 特になし
動作音 93.4db

「ルンバ s9+」は今回の結果としては第3位でした。

「ルンバ i7+」同様、マップがないため次の動作を考えているような場面も見受けられましたが、それをカバーするように移動・清掃のスピードが速いため、総合して今回のテストスペース全体をうまく清掃できていました。

ルンバ s9+が壁に沿って吸引している画像

また、印象的だったのは新しいD型の筐体をうまく生かした角の処理でした。角の先端までエッジクリーニングブラシが移動したため、以前よりもブラシの長さは短くなっていますが、それでも本体の角を壁に沿わせるように、確実に角や隅からゴミをかき出すシーンをしっかりチェックすることができました。

6 まとめ

本記事では、ルンバの歴史やそれぞれの個性を紹介し、また現行機5機種について実機テストも交えてしっかりとレビューしてみました。あなたの希望に合ったルンバは見つかりましたか?

気になった機種はレンタルしてみる…という手もあります。特にルンバは実際の部屋数や大きさ、ライフスタイルに合わせて最適なモデルを選ぶのがおすすめです。「kikito」ではルンバをレンタルで使ってみたあとに、公式オンラインストアで購入するとレンタル料金をdポイントで還元する「ロボットスマートプラン+」もあります。プランの詳細はページをチェックしてみてくださいね!

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※2021年6月時点での情報です。最新の情報はメーカーのホームページでご確認ください。
※商品写真および画像はイメージです。

■取材・執筆

デイブ田中

デイブ田中

ガジェット・家電のレビューをメインに扱うブログ「デイブ」を運営する副業ブロガー。1969年生まれ。パソコン専門誌の編集者からキャリアをスタートし、外資系企業のマーケターとして勤務しながら、2019年よりブロガーとしても活動中。


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