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ふとんクリーナー レイコップPROの製品画像

レイコップの「ふとんクリーナー」の効果を検証!ダニやゴミは吸引できる?

raycop ふとんクリーナー レイコップ PRO RS3-100JPWH

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掃除家電/ふとんクリーナー
公開日:2023年6月12日


布団を収納・使用する前におすすめなのがレイコップの布団クリーナー。掃除機のように手軽に手入れできて人気のアイテムです。とはいえ、本当にダニやゴミを吸い取れるのか、効果があるのか疑問がある人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は「UVふとんクリーナー レイコップPRO」の使い方や効果について、家電に詳しいライターが徹底解説!実際に使用した時の吸引力や、使いやすさなども検証しましたので、ぜひ参考にしてみてください。

1 レイコップのふとんクリーナーとは?

ふとんクリーナー レイコップPRO製品画像

「ふとんクリーナー」の草分け的存在でもあるレイコップ。かつて医師だった代表リ・ソンジン氏が、ダニ・ハウスダストなどのアレル物質対策のために開発した商品です。

ふとんクリーナーのほかにも、スティッククリーナーやふとん乾燥機なども販売していますが、以下では人気の「UV ふとんクリーナー」について詳しく紹介します。

■レイコップ「UVふとんクリーナー」の魅力

レイコップPROを使用しているイメージ画像

レイコップ「ふとんクリーナー」の一番の魅力は、ただのふとんクリーナーではなく、「UVふとんクリーナー」であること。UV(紫外線)照射は、目で確認しにくいウイルス除去や、除菌やダニ増殖抑制といった効果が期待できます。

また、吸引した微細なゴミは、搭載のマイクロHEPAフィルターによって99.9%以上キャッチし、清潔な空気だけを排出することができます。就寝前に使用しても、ゴミやほこりが舞うことなく使えるのがうれしいポイントですね。

■UVふとんクリーナー「レイコップPRO」に期待できる効果は?

「レイコップPRO」の強みは、ダニの死滅効果が期待できる「ドライエアブロー」機能を搭載していること。約60℃の温風を作り出す「PTCヒーター」を内部に搭載しており、単にダニを吸引するだけでなく、ダニを死滅させることも期待できるのです。

また、ダニのフン・死骸などのハウスダストをたたき出す「パワフルたたき」機能は、毎分28,800回とシリーズのなかで最もパワフル。そのため、シリーズのなかでも、より効率的にハウスダウトを取り除くことが期待できます。

そのほか、「UVランプ」ももちろん搭載されているので、ウイルスの除菌・除去も期待できるでしょう。

2 レイコップ「UVふとんクリーナー」シリーズについて

レイコップの「UVふとんクリーナー」は4種類。形状や性能、使い勝手も異なるので、自分に合ったモデルを選ぶようにしましょう。

【UVふとんクリーナースペック表】

 
商品名 Newstyle PRO RN RJS
本体重量 1.4kg 2.2kg(電源コード除く) 1.5kg(電源コード除く) 1.9kg(電源コード除く)
たたき 3600回/分 28800回/分 18000回/分 24000回/分
ブラシ フィンパンチブラシ アクティブパンチブラシ フィンパンチブラシ たたきブラシ
UVランプ(UV-C) 6W 8W 8W 8W
UV除菌、ウイルス除去 99.9% 99.9% 99.9% 99.9%
温風機能      
コードレス      
価格 22,800円 26,950円 17,800円 19,800円

レイコップのUVふとんクリーナーは、今回実機試用した「レイコップPRO」のほかに、「NewStyleRAYCOP」「レイコップRN」「レイコップRJS」が用意されています。

大きく分けて「PRO」「RN」「RJS」は平置き型、「NewStyleRAYCOP」はタテ型となっており、形状が異なります。

「RJS」は価格が安いスタンダードモデルで、「RN」はフィンパンチブラシを搭載しています。

この中では「PRO」のみ、温風機能を備えています。

それぞれどんなニーズにフィットしているのか、まとめてみました。

NewStyleRAYCOP 使いやすさを追求した機種。コードレス、自立式タイプなので、日々手軽に使用したい人におすすめ。
レイコップPRO 約60℃の温風機能を搭載。布団のジメジメが気になる、布団を掃除しながら乾燥させたい人におすすめ。
レイコップRN スリムコンパクトモデル。取りにくい髪の毛やペットの毛までしっかりキャッチするフィンパンチブラシを搭載。ペットを飼っている人にぴったり。
レイコップRJS 手頃な価格がうれしいスタンダードモデル。基本的なふとんクリーナーの機能が備わっているので、これからふとんクリーナーを使ってみたい人におすすめ。

3 【家電のプロがレビュー】レイコップ PROを実際に使ってみた!

ふとんクリーナー「レイコップPRO」を使っているイメージ画像

現行のレイコップシリーズのなかで、唯一温風機能がついた「レイコップPRO」を実機体験してみました。本体の概要や使用感などをレポートします。

  レイコップ/レイコップPRO
レイコップ/レイコップPRO
  公式サイト
型番 RS3-100JPWH
カラー ホワイト
重さ(コード除く) 2.2㎏
本体サイズ(mm) 316×373.6×171.8(W×D×H)
UV除菌・ウイルス除去 99.9%※1
ハウスダスト除去効率 3分90%※2
パワフルたたき 毎分28,800回(アクティブパンチブラシ)
ブラシ (アクティブパンチブラシ)
運転モード 標準+温風
ドライエアブロー(PTCヒーター搭載) ●(約60℃)
抗菌加工 ●(本体底面、コード)
電源コードの長さ 5.0m(本体)
紫外線(UV-Cランプ) 8W(253.7nm)
マイクロフィルター(HEPAフィルター搭載)
標準フィルター
交換お知らせ機能(マイクロフィルター)
消費電力 450W
モーター過熱防止機能
ヒーター過熱防止機能

※1(一財)日本食品分析センター調べ【方法】菌液を含む布に製品のUVを照射し生菌数を測定。【試験結果】99.9%除菌※自社換算値※全ての菌に有効ではありません。第18019847001-0101号平成30年5月1日 ※2 (株)愛研調べ【試験結果】3分でスギ花粉アレルゲンを90%以上除去。第NB1803001~003号

■使用前に必要な事前準備

ふとんを整えている画像

△まずは、シーツのシワをピシッと伸ばしましょう

より布団をきれいにするなら、ふとんクリーナーを使う前に布団乾燥機を使用するのがおすすめ。ダニは55℃以上で20分ほど熱を加えると死滅するため、パワフルに加熱と乾燥ができる布団乾燥機を使えば、ダニを死滅させることが可能です。その死骸がアレルゲンになるため、ふとん乾燥機の使用後は必ずレイコップなどのふとんクリーナーで吸い取りましょう。

ふとんの外干しは、天気がよい日でもふとん内部の温度が55℃に達しないため、ダニは死滅しません。ただ、花粉や塵などのアレルゲンが付着する可能性があるため、ふとんクリーナーで吸い取っておくと安心です。

頻度は最低でも週1回、可能であれば毎日かけるとさらに効果を実感することができます。ふとんクリーナーをかける場合は、シーツは先にシワを伸ばしておいたほうがスムーズにかけられます。もちろん、マットレスや敷布団に直接使用することも可能です。

ふとん1枚当たりの目安は約5~10分。UVや温風の効果を上げるために、ゆっくりとかけるようにしましょう。「レイコップPRO」は押しあてる必要がなく自重で十分なので、滑らせるだけでOK。何度も往復させて、寝具の表面についたダニの死骸やフン、ホコリを取り除きましょう。

■箱・付属品について

箱から出した本体とその付属品が並べられている画像

パッケージに同梱されている付属品は取扱説明書と電源コード。初心者でもすぐに迷わず使うことができます。

■本体の外観

ふとんクリーナー レイコップPROの本体画像

平置き型のデザインで、白いマットな質感は清潔感があります。ハンドルのグリップサイズを大きくし握りやすく楽なボタン操作を実現しています。

ボタンも大きく、押しやすい位置にあります。ボタンの上には色で分かる表示窓があり、動作のON・OFFだけでなく、温風やフィルター交換の際も色や点滅で知らせてくれます。一目で作動状態がわかるので便利です。

■吸引力

ふとんクリーナー レイコップPROを使用して掃除している様子

ふとんの上で「レイコップPRO」を軽く持ち、ゆっくりと押したり、引いたりして滑らせながら掃除をしていきます。

持ち上げる必要がないので、ふとんに乗せて電源をONにした後は、軽く押し引きするだけなのでラクに掃除できます。適度な重さもあるので自重でふとんを軽く押すような形になり、シーツを巻き込むこともありませんでした。

目に見える大きいゴミや髪の毛などを吸っていることはわかりましたが、目に見えない粉のような白っぽいホコリのようなものまでしっかり吸い取っていることに驚きました。たたきながらシーツの下に溜まっているさまざまなホコリやアレルゲンまで、しっかり吸い取っています。

また、ドライエアブローの温風は想像以上にパワフルで、「レイコップPRO」をかけた後にふとんをさわるとホカホカに。温風により、ふとんがふわっとしてサラサラになるので、この機能はとても気に入っています。

■使いやすさ

ふとんクリーナー「レイコップPRO」を使っているイメージ画像

重さのバランスがよいので、2.2kgという重さを感じることはありませんでした。持ちやすい位置にグリップがあり、持ち手部分のサイズも137mmと大きめで、どの角度で持っても手が疲れることはありませんでした。

■静音性

ふとんクリーナー「レイコップPRO」の静音性

騒音を計測したところ、約30cm離れた場所で74.2dB前後(オフの時は38dB前後)。一般的なドライヤー同等の音量といえます。

一般的なふとんクリーナー、ハンディクリーナーと比較すると同レベルです。高い音ではなく低めの音で、実際に聞くとそれほどうるさいとは感じません。ただ、深夜などにかける場合は配慮が必要です。

■使用後のお手入れ

掃除前のフィルターと掃除後のフィルター

△掃除前のフィルター(左)と掃除後のフィルター(右)

お手入れは、ダストボックスを外して、中に入っているフィルターをキレイにします。「レイコップPRO」は、取り除いたハウスダストを再び空気中に飛散させないように「水中洗い方式」をおすすめしています。ダストボックスは本体上部にあるので、取り外しは簡単です。

掃除後のフィルターにはびっしりとホコリなどが詰まっているので、水で洗います。その後、風通しのよい日陰で完全に乾くまでフィルターとダストボックスを乾燥させましょう。

掃除の度に水で洗うのは少々面倒に感じましたが、そうすることでダストボックス内部にあるさまざまなアレルゲンをきちんと落とすことができ、次回も気持ちよく使用することができます。

フィルターを水洗いしている様子

また、アクティブパンチブラシに異物が付着したり、吸い込み口周辺に髪の毛などがついたり、気になった場合はアクティブパンチブラシを外して掃除します。

本体にフックがあるので、すぐに取り外すことができました。UVランプの保護管も汚れたら、ついでにサッと拭いておくとよいでしょう。

アクティブパンチブラシを外した様子

△アクティブパンチブラシは取り外しが可能です

■使った結果

掃除後にダストボックスから外したフィルターの様子

目に見えないホコリなどまでごっそりと取れていたのは予想外でした。吸い付く感じもないのですが、たたきながらホコリなどを浮かせ、よく吸い取っています。ホコリや髪の毛とは異なる、白っぽい粉もフィルターに付着していました。以前、この粉を調べてもらったことがあるのですが、顕微鏡で見たところ、ダニの体の一部がいくつもはっきり映っていました。ダニの死骸やフン、ヒトの皮膚のかけらなど、見えないアレルゲンがたくさん詰まっています。

たまにマットレスなどがザラッとした感じがして気になることがありましたが、こまめにかけていると気にならなくなりました。

これまでふとんクリーナーをさまざま使ってきましたが、本製品はその中では重いほうです。最初はこの重さが心配でしたが、ふとんの上をほどよい自重で滑らせるベストな形状の据え置き型ということがわかりました。

ふとん掃除はゆっくりと動かして掃除するとより効果が上がりますが、これなら押し引きするだけなので逆に手が疲れません。

また、温風でふとんがふんわりとするので、寝る前にもかけておくと気持ちよく眠ることができます。

収納時、そのまま置くと少々場所をとるので、コードと一緒に本体を立ててしまえるケースがあったら嬉しいなと思いました。
※本体を立たせて収納できる収納台が付属しているセットもあります。

4 まとめ

「レイコップPRO」は、ふとんに潜むアレルゲンが気になる方は、ぜひ使っていただきたい製品です。きれいなつもりでも、フィルターに付着する謎の粉に驚くことでしょう。さまざまなアレルゲンが詰まっていると思うとゾッとします。小さなお子さん、ペットがいるご家庭、アレルギー体質の方には、特におすすめです。

「そんなに使うかわからない」という方はまずは一度レンタルして、効果を試してみるのがおすすめです。

※2023年4月時点での情報です。最新の情報はメーカーのホームページでご確認ください。
※商品写真および画像はイメージです。

取材・執筆

石井和美

白物家電や日用品などを中心に製品レビューを得意とするライター、家電コメンテーター、家電コンサルタント。レビュー歴15年以上。茨城県守谷市に家電をレビューするための一戸建てタイプ「家電ラボ」を開設、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電のテストも行っている。

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