体験記事詳細

ルンバ集合イメージ

【2024】おすすめルンバ比較!おすすめ7機種の実機テストと利用シーン別選び方

【新品】Roomba Combo 10 max ロボット + AutoWash 充電ステーション

【新品】Roomba Combo 10 max ロボット + AutoWash 充電ステーション

月額サブスクプラン

6,980円/月額

(30日単位/自動更新)


掃除家電>ロボット掃除機>ルンバ
2021年4月1日(2024年11月19日更新)


ロボット掃除機の購入を検討したら考えるのが「ルンバ」。ルンバには、3万円前後で購入できるエントリーモデルから、20万円ほどするハイエンドモデルまでさまざまなモデルがあり、どれを購入すればよいのか迷いますよね。そこで今回は、最新機種の「Roomba Combo 10 Max ロボット + AutoWash」を含め、おすすめ機種を実際に使って比較し、特徴や選ぶ際のポイントをレビューします。

1 ルンバとは? なぜルンバがおすすめなの?

「ルンバ」とは、アメリカのアイロボットが開発・販売するロボット掃除機の名称です。2002年に発売されてから、さまざまなアップデートによってロボット掃除機業界をけん引し続け、今や「ロボット掃除機=ルンバ」といっても過言ではない存在になっています。

■ルンバの登場から現在まで

ルンバの歴史イメージ

2020年には創立30周年を迎え、2024年4月には世界累計販売台数がなんと5,000万台を達成しました。日本における累積出荷台数も600万台を達成するなど、今も進化と成長を続けています。 発売以来、さまざまな技術革新を遂げているルンバですが、一体何が魅力なのか、以下で詳しく解説します。

■ルンバがもたらす最大のメリットは「時間」

ルンバ最大の魅力は、掃除の時間が減らせること!アイロボットジャパンが実施したアンケートでは、物価高で家電の買い控えの意識が高まる昨今でも、時産家電(家事の手間を大きく減らし、ほかのことができる時間を作り出す家電)なら購入したいと答えた人が全体の7割を超えました。また、時産家電の中でも購入したい家電の圧倒的1位はロボット掃除機という結果に。

ロボット掃除機の機能についての調査では、クオリティや水拭き機能、メンテナンスのしやすさを重視している消費者が多く、機能が充実した上位モデルのニーズが高まっている傾向にあるようです。

アイロボットは調査と元に、水拭き用モップパッドの自動洗浄機能などを兼ね備えたモデルなど、新たな製品を次々と開発しています。

※アイロボットジャパン調べ

2 ルンバシリーズ紹介

このパートでは、ルンバシリーズの名称による違いや、最新のルンバシリーズのトレンドなどをご紹介します。まずは最新のルンバシリーズがどんな製品ラインナップになっているかをチェックしてください。

■頭文字で大きくランク分けされているがネーミングルールに変化の兆し

ルンバは従来「ルンバ+3桁数字」という名称が付けられていましたが、2018年以降「ルンバ+アルファベット+1桁数字」という製品名に変更されました。

2024年10月現在、「Essential」シリーズがエントリーモデルとして販売されており、それ以降は「iシリーズ」「jシリーズ」の順で性能が上がります。また、アルファベットの後ろに付く数字の大きさで上位・下位を表すようになっています。

そのほか、「Combo」が付くものが吸引・水拭き兼用の2in1モデル、「+」が付くと充電ステーションがセットになった商品であることを示すといった規則性があるようです。

ただし、2024年8月に発売された最新のフラッグシップモデル「Roomba Combo 10 Maxロボット + AutoWash 充電ステーション」(以下Roomba Combo 10 Max)以降、アルファベットが付かない名称に変更されています。

■今は掃除機+水拭きがデフォルト

Roomba Combo j7+のモップリフティング機能

Roomba Combo j7+は可動式のモップリフティング機能を備えています

現在ルンバはほとんどのモデルが吸引とモップによる水拭きを1台で行える「Combo」モデルとなっています。

モップの搭載方法については大きく2つに分かれており、ダスト容器にモップを取り付ける交換式と、必要な時だけモップ部分が本体下部に移動して水拭きを行う「パッドリフティングシステム」を搭載した全自動タイプがあります。

バッドリフティングシステムを搭載している現行機は、「Roomba Combo j7+」と「Roomba Combo 10 Max」の2機種のみです。カーペットを敷いている部屋を掃除するなら、自動でモップを上げ下げしてくれる「パッドリフティングシステム」がおすすめですよ。

また、現行モデルのなかでは唯一「Roomba j9+」が従来の吸引専用モデルとして選択可能です。シンプルに吸引のみ行いたい方、また水拭き専用機「Braava jet m6」との連携機能を考えている方はチェックしてみてください。

3 ルンバシリーズの選び方・比較するポイント

たくさんあるルンバシリーズのなかから、自分と相性ぴったりの1台を探すなら、どんなポイントに注目するべきなのでしょうか。ここからは、ルンバシリーズを選ぶ際のポイントを紹介していきます。

■得意な掃除範囲が異なる!清掃可能範囲に合わせてモデルを選ぼう

まずは、 掃除を行う部屋の合計数からモデルを決めましょう。

現行機では以下の機種が 5部屋以上に対応しています。

  • Roomba Combo 10 Max ロボット + AutoWash 充電ステーション
  • Roomba Combo j7+
  • Roomba Combo j5+

一方、以下の機種は 4部屋以下対応となっています。

  • Roomba Combo i5+
  • Roomba Combo Essential robot
  • Roomba Combo 2 Essential ロボット + AutoEmpty 充電ステーション

対応可能部屋数が実際の部屋数より少ないものを選んでしまうと、掃除が行き届かない可能性もあるので注意しましょう。

ハイエンドモデルになるほど、高機能なセンサーやマッピング機能を備え、効率よく掃除ができるため、部屋数が少なくても上位モデルを選ぶというのもおすすめですよ。

■吸引力も水拭きも利便性も求める人はRoomba Combo 10 Max一択

 

吸引力も水拭きも利便性も!という欲張りなあなたはRoomba Combo 10 Max一択です。

Roomba Combo 10 Maxはシリーズ最強の吸引力を誇るうえに、アイロボット社独自のパッドリフティングシステムも搭載しています。モップパッドはカーペットやラグを感知すると自動的に本体上部に持ち上げられ、床を濡らさずに掃除が可能です。

この機能は、掃除機能と水拭き機能を効率的に切り替えることができるため、さまざまな床材に対応した清掃が実現します。

さらに、自動ごみ収集機能や自動モップ洗浄&乾燥機能など、使用前・使用後の利便性を追求した機能も充実しています。部屋数が多く毎日の掃除が大変な環境でも、Roomba Combo 10 Maxなら快適な生活空間を維持できるでしょう。

■コスパ重視ならRoomba Combo 2 Essential ロボットがおすすめ

価格と機能性のバランスを重視するなら「Roomba Combo 2 Essential ロボット」がおすすめ。6万円以下で水拭き機能と自動ごみ収集機能を備え、一般的な家庭の掃除なら十分な吸引力と清掃性能を持つため、コスパ重視の方にとって最適な選択肢といえます。

吸引力は上位モデルの約半分ですが、毛足の長いカーペットや非常に細かいごみでない限り十分に吸い取れます。フローリングやタイルなどのごみが絡まりにくい床のほうが、相性はよいでしょう。

上位モデルと比べて、吸引力や清掃エリア設定などの機能に差はありますが、とにかく家中を掃除してほしい方なら、特に不便を感じることはありません。シンプルで効率的なルートで掃除してくれるため、隅々までキレイに掃除することができます。

■都度のごみ捨てが面倒なら充電ステーションはマスト

Roomba Combo 2 Essential ロボットの充電ステーション

△コスパ重視で自動ごみ収集機能を重視する場合はRoomba Combo 2 Essential ロボットがおすすめ

日々の生活が忙しい人には、 最大約1年ごみ捨てが不要になる充電ステーション付きのモデルがおすすめです。

充電ステーションとは、ルンバ本体のダスト容器にたまったごみを、ホームベース側の紙パックに吸い上げることで、毎回のごみ捨てを不要にしてくれる機能です。

▼ルンバシリーズの充電ステーション付属状況
モデル名 充電ステーション 価格
Roomba Combo 10 Max ロボット + AutoWash 充電ステーション 197,800円(税込)
Roomba Combo j7+ 169,800円(税込)
Roomba Combo j5+ 108,700円(税込)
Roomba Combo i5+ 79,800円(税込)
Roomba Combo 2 Essential ロボット + AutoEmpty 充電ステーション 59,200円(税込)
Roomba Combo Essential robot × 39,300円(税込)

ルンバシリーズでは、末尾に「+」が付くモデルは標準オプションとして充電ステーションが付属します。現行ラインナップのなかでは、Roomba Combo 10 Max、j7+、j5+、i5+の4機種が充電ステーション付属モデルです。

また、末尾に+は付きませんが、エントリーモデルの最新機種「Roomba Combo 2 Essential ロボット」も自動ごみ収集機能を備えた充電ステーションが付属しています。

■設置場所に収まるかサイズもチェック

ルンバ設置サイズの違い大小

△快適な動作のために各機種のサイズに合わせて設置場所を確保しましょう

ルンバシリーズは、基本的に充電ステーションの前方に1.2m、また両側には0.5mの空きスペースが必要です(ただし両側方向に階段などの段差がある場合は1.2m空ける)。これはルンバが安全・確実に充電ステーションから移動、帰還するために必要なスペースとなります。

また、必須ではないですが、自動ごみ収集機能がついた充電ステーションの場合は周囲だけでなく、高さ方向にもプラス約15cmのスペースを確保することをおすすめします。充電ステーションのダスト容器は上部のフタを上に開いたところに装着されているため、スペースを確保しておいた方がメンテナンスをしやすくなります。

下記にルンバ本体と充電ステーションのサイズをまとめましたので、設置場所を検討する際に参照してください。

▼ルンバシリーズの本体・充電ステーションのサイズと重さ
モデル名 ルンバ本体 充電ステーション
サイズ(直径 x 高さ) 重さ サイズ(幅・奥行き・高さ) 重さ
Roomba Combo 10 Max ロボット + AutoWash 充電ステーション 33.9 x 8.7cm 約5kg 40.1 x 51 x 44.6cm 約10.45kg
Roomba Combo j7+ 33.9 x 8.7cm 約3.4kg 31 x 40 x 34cm 約4.0kg
Roomba Combo j5+ 33.9 x 8.7cm 約3.4kg 31 x 40 x 34cm 約4.0kg
Roomba Combo i5+ 34.2 x 9.2cm 約3.2kg 32 x 40 x 34cm 約4.4kg
Roomba Combo 2 Essential ロボット + AutoEmpty 充電ステーション 34.2 x 9.2cm 約2.8kg 32 x 40 x 34cm 約3.1kg
Roomba Combo Essential robot 33 x 8cm 約2.8kg
Roomba i2 34.2 x 9.2cm 約3.2kg

■機種によって付属機能は違う!こだわり機能がある人は確認しよう

コンボ 10 マックスの3種類のエリア指定

△コンボ 10 マックスでは、マップに3種類のエリア指定が可能

ごみを吸引するほかに、細かいこだわりがある人は付属機能をチェックしておきましょう。

ルンバはモデルによって、本体機能やアプリ機能に差があります。ハイエンドモデルになれば機能は豊富になりますが、自分にとって必要がある機能かどうかを見極めてコスパのよいものを選ぶのがおすすめです。

例えば、利便性を向上させてくれる 「部分清掃エリア・侵入禁止エリア」および「拭き掃除禁止エリア」の設定はCombo 10 Max、Combo j7+、Combo j5+の3機種のみが備えている機能です。この機能があれば、「テーブルやソファの周り」など、部屋の特定のエリアだけを指定して掃除をしたり、侵入禁止エリアを細かく指定したりできるようになります。

■迷ったらレンタルしてみるのもあり

決めきれない場合は、購入前にレンタルしてみるのもおすすめです。購入前にレンタルすることで、自分にとって必要な機能や、逆に必要のない機能が見えてきます。

自分にとって最適なモデルを選ぶことで「買ったけどもうワンランク上のモデルにすればよかった…」なんていう失敗も防げるでしょう。

一度購入してしまうと、なかなか買い替えない商品だからこそ、購入前にお試しして、自宅に合うかチェックしてみてください。

4 おすすめ7機種を実際に使って徹底比較!

ここからは、ルンバシリーズのおすすめ7機種を、実際に清掃テストを行った結果の順位別に詳しく解説していきます。テストした機種とテスト結果は下記の図のとおりです。

▼ルンバおすすめ7機種と実機テストの結果ランキング
順位 モデル名 価格(公式ストア販売価格) 新総合スコア ごみの残量 清掃時間 ナビ・障害物回避 残ったごみ コメント
1 Roomba Combo 10 Max ロボット + AutoWash 充電ステーション 197,800円(税込) 13 5 3 5 コーヒーかすがちょっと残っただけ ごみ清掃:15分で終了。スマートスクラブ機能により、大量のごみを丁寧に前後しながら掃除していたのが印象的だが、その割にスピードも早め。そして今回のラインナップではごみ残りは最小
障害物回避:障害物を認識して着実に回避する。j7+やj5+よりも間近まで掃除しており、掃除面積の広さで+1
2 Roomba Combo j5+ 108,700円(税込) 13 4 5 4 コーヒーかすと砂が少量残っただけ。紙ごみと髪の毛は皆無 ごみ清掃:最速の8分で終了。エリア指定可能&モップパッド固定式のため、無駄な動きが一切なく、スピーディーに完了した
障害物回避:全くタッチせず、すべて回避。障害物の周囲に比較的マージンをとって回避していた
3 Roomba Combo j7+ 169,800円(税込) 11 3 4 4 加圧式のモップパッドによって、水拭きにより、砂がしっかり除去できていた ごみ清掃:11分で終了。可動式の「パッドリフティングシステム」により、モップの上げ下ろしに多少時間がかかった模様。ただし、その分水拭き性能は高く床はサラサラに仕上がった
障害物回避:割と大きく回避するが、全く触れなかった
4 Roomba Combo i5+ 79,000円(税込) 9 3 3 3 紙ごみは少ないが、コーヒーかす・砂・髪の毛は少量残る ごみ清掃:15分で終了。ごみの残り方は平均的だが、掃除時間が長めでこの順位に
障害物回避:障害物は構わずぶつかるスタイルだが、エリア外に押し出す程度で視認できた
5 Roomba i2 39,800円(税込)
廃盤のため発売時価格
8 2 4 2 コーヒーかすと砂が多め、紙ごみと髪の毛は皆無 ごみ清掃:10分で終了。直線的な動作で無駄がなく、清掃時間は短めだった。ごみ残りは若干多め
障害物回避:全てぶつかり、かつエリア外への押し出しも多く回収が手間だった
6 Roomba Combo 2 Essential ロボット + AutoEmpty 充電ステーション 59,200円(税込) 6 2 2 2 紙ごみは少ないが、コーヒーかす・砂・髪の毛は割と残った ごみ清掃:20分で終了。i5+と同じ傾向で、ごみ吸引力は他のモデルと比較すると弱めか
障害物回避:全てぶつかり、かつエリア外への押し出しも多く回収が手間だった
7 Roomba Combo Essential robot 39,300円(税込) 4 2 1 1 紙ごみは少ないが、コーヒーかす・砂・髪の毛は多め ごみ清掃:今回のテスト中もっとも遅い21分かかった。3回テスト中、2回吸引されなかったエリアがあった
障害物回避:ナビゲーション能力が弱く、カーテンや窓枠にしつこくぶつかるシーンも。また、唯一ケーブルをずっと踏んだまま掃除を終了した

テスト条件や内容については「実機テスト詳細」で詳しく解説しているので、チェックしてみてくださいね。

■第1位 Roomba Combo 10 Max ロボット + AutoWash 充電ステーション

Roomba Combo 10 Max ロボット + AutoWash 充電ステーション

△「Roomba Combo 10 Max ロボット + AutoWash 充電ステーション」本体の正面と底面

【テスト結果:Roomba Combo 10 Max ロボット + AutoWash 充電ステーション】
評価項目/機種 Roomba Combo 10 Max ロボット + AutoWash 充電ステーション
7機種中ランキング 1位
ごみの残量(5段階評価) 5点
清掃時間 (5段階評価) 3点
ナビ・障害物回避(5段階評価) 5点
合計点数 13点
残ったごみの種類と特徴 微量。コーヒーかすがちょっと残っただけ

Roomba Combo 10 Max ロボット + AutoWash本体外観

△Roomba Combo 10 Max ロボット + AutoWash本体

1位になったのは2024年8月に発売を開始した「Roomba Combo 10 Max ロボット + AutoWash 充電ステーション」です。ルンバ初の「自動ごみ収集+モップ自動洗浄・乾燥機能」を備えた高機能な「AutoWash 充電ステーション」を初めて採用した革新的なモデルです。

【注目ポイント】
充電ステーションでモップを自動洗浄&乾燥!

Roomba Combo 10 Maxのモップとオートウォッシュ充電ステーション

△Roomba Combo 10 Maxはモップオートリフティングシステムを採用し、可動式のモップを備えています

Roomba Combo 10 Maxは4段階クリーニングシステムにより、ごみの吸引と拭き掃除を効率的に行い、ハウスダストまでしっかりと除去します。特に従来モデルから2倍に向上した吸引力とスマートスクラブ機能により、頑固な汚れも効果的に落とすことが可能です。

さらに、掃除後はモップパッドが自動で洗浄・乾燥され、毎回清潔な状態で使用が可能。特定の部屋の掃除後に自動でモップパッドを洗浄する設定もでき、汚れの広がりを防ぎます。

カメラ認識機能も強化され、汚れの検出頻度が最大8倍にアップ。より汚れの多い場所を徹底的に掃除します。

▼Roomba Combo 10 Max ロボット + AutoWash 充電ステーションの比較検証BEFOREとAFTER・残ったごみ

Roomba Combo 10 Max ロボット + AutoWash 充電ステーションの比較検証BEFOREとAFTER・残ったごみ

テストではごみ収集にかかった時間が15分と、他の機種よりも遅い結果となったのですが、その分ごみの残り方が非常に少なかった印象です。

「パッドリフティングシステム」と新搭載の「スマートスクラブ」機能により、床面に圧力をかけて前後に往復しながら、丁寧に水拭きを行っていたのが印象的でした。

Roomba Combo 10 Maxの障害物テスト

△Roomba Combo 10 Maxは障害物をノータッチでクリア

ナビゲーション・障害物回避テストも、ベストな成績を納めています。カメラを使って障害物を回避する仕組み自体はコンボ j7+やコンボ j5+と同様ですが、より間近まで掃除しており、迷いがなくノータッチでクリアした点、かつ最終的な掃除面積の広さで5点を獲得しています。

ルンバ コンボ 10 maxロボットをレンタルする

■第2位 Roomba Combo j5+

Roomba Combo j5+

△「Roomba Combo j5+」本体の正面と底面

【テスト結果:Roomba Combo j5+】
評価項目/機種 Roomba Combo j5+
7 機種中ランキング 2位
ごみの残量(5段階評価) 4点
清掃時間 (5段階評価) 5点
ナビ・障害物回避(5段階評価) 4点
合計点数 13点
残ったごみの種類と特徴 コーヒーかすと砂が少量残っただけ。紙ごみと髪の毛は皆無

Roomba Combo j5+本体外観

Roomba Combo j5+本体

Roomba Combo j5+は、2024年4月19日に発売されました。ルンバシリーズのなかでミドルハイに位置するモデルで、掃除機能と水拭き機能を1台に統合した画期的な2in1デザインが特徴です。ダスト容器を交換するだけで、掃除機がけと水拭き掃除を簡単に切り替えられる利便性が魅力です。

【注目ポイント】
約10万円という価格で機能性の高さは申し分なし!

Roomba Combo j5+の2種類のダスト容器

△Roomba Combo j5+はダスト容器を交換することで吸引と水拭きを切り替え可能

Roomba Combo j5+は「PrecisionVision(プレシジョンビジョン)」を搭載しており、コードやペットの排泄物など80種類以上の障害物をカメラとAIで認識し、それらを回避しながら清掃する高性能モデルです。4段階クリーニングシステムとマイクロファイバーモップパッドで、隅々までパワフルな吸引と効果的な水拭きを実現します。

さらに、最大1年間ごみ捨て不要のクリーンベースを搭載し、アプリによる清掃のカスタマイズや外出先からの操作も可能です。10万円超えの高価格帯ですが、高い利便性と機能性を兼ね備え、ユーザーの多様なニーズに応えるプレミアムモデルといえるでしょう。

▼Roomba Combo j5+の比較検証BEFOREとAFTER・残ったごみ

▼Roomba Combo j5+の比較検証BEFOREとAFTER・残ったごみ

第1位に続き、第2位も2024年4月に発売された新しいモデルがランクインしました。清掃時間は実機テスト中最速のなんと8分。エリア指定可能&モップパッド固定式のため、前後移動などの無駄な動きが一切なく、直線的にかつスピーディーに掃除を完了していました。

Roomba Combo j5+の障害物テスト

△Roomba Combo j5+も障害物には一切触れずクリアしました

ナビゲーション・障害物回避テストに関してもオールクリアでしたが、Roomba Combo 10 Maxと比べると少し距離をとって避けていたため、ナビゲーション性能は−1点となりました。

スピードではRoomba Combo 10 Maxを抑えて1位という結果になっています。価格的にも、固定モップ式の水拭きで十分という人には非常に魅力的な製品といえるでしょう。

ルンバ コンボ j5+をレンタルする

■第3位 Roomba Combo j7+

Roomba Combo j7+

▲「Roomba Combo j7+」本体の正面と底面

【テスト結果:Roomba Combo j7+ 吸引+水拭きモード】
評価項目/機種 Roomba Combo j7+ 吸引+水拭きモード
7機種中ランキング 3位
ごみの残量(5段階評価) 3点
清掃時間 (5段階評価) 4点
ナビ・障害物回避(5段階評価) 4点
合計点数 11点
残ったごみの種類と特徴 コーヒーかすと紙ごみが多少残ったが、砂とウィッグは皆無

Roomba Combo j7+は2022年11月に発売されました。基本性能はルンバ j7+を踏襲していますが、大きなポイントはルンバシリーズ初の水拭き機能を備えた点です。

また、Roomba Combo j7+に搭載された「パッドリフティングシステム」は、モップパッドを上下回転式のアームに取り付けることで使用時だけ水拭きモップが床面に移動し、カーペットやラグを検知したときは本体上面に格納されるという、独創的な解決方法を採用しています。

【注目ポイント】
カーペットを濡らさない水拭きモップシステムを新搭載

Roomba Combo j7+

▲「Roomba Combo j7+」に搭載されたパッドリフティングシステム

水拭き対応のロボット掃除機で問題になるのが、カーペットやラグ、畳といった水拭きをしたくないエリアへの対応です。他社製品では、水拭き禁止の部屋やエリアを設けて、水拭き時に侵入させないことで回避するものもありますが、アイロボット社はより確実で利便性の高い方法を発明しました。

このシステムの採用により、カーペット・ラグ・畳などの場所で水拭きを一時的に停止できます。また、水拭き時にモップを床面に押し付ける働きもあるため、頑固な汚れを拭き取るのにも効果的です。

▼Roomba Combo j7+ 吸引+水拭きモードの比較検証BEFOREとAFTER・残ったごみ

▼Roomba Combo j7+ 吸引+水拭きモードの比較検証BEFOREとAFTER・残ったごみ

Roomba Combo j7+はパッドリフティングシステムを初めて採用し、水拭き性能を強化したモデルです。床面に圧力をかけながら、効果的に水拭きを行う同システムにより、吸引のみのときよりも、残った砂の量が明らかに激減しています。

ダスト容器に固定されたモップによる水拭きを採用したモデルと比べて、床のサラサラ具合が一段上な点も強調しておきたいポイントです。今回テスト対象になっていないような油や皮脂の汚れ、また液体の汚れなどが多いご家庭では、Roomba Combo 10 Max同様、Roomba Combo j7+も有力な選択肢に入ってくるでしょう。

ルンバ コンボ j7+をレンタルする

■第4位 Roomba Combo i5+

Roomba Combo i5+

△「Roomba Combo i5+」本体の正面と底面

【テスト結果:Roomba Combo i5+】
評価項目/機種 Roomba Combo i5+
7 機種中ランキング 4位
ごみの残量(5段階評価) 3点
清掃時間 (5段階評価) 3点
ナビ・障害物回避(5段階評価) 3点
合計点数 9点
残ったごみの種類と特徴 紙ごみは少ないが、コーヒーかす・砂・髪の毛は少量残る

Roomba Combo i5+本体外観

△Roomba Combo i5++本体

Roomba Combo i5+は、Roomba Combo j5+と同じ2024年4月19日に発売されたモデルです。同モデルはルンバシリーズのなかでスタンダードモデルに位置づけられ、79,000円(税込)という手頃な価格で高機能なのが魅力です。

【注目ポイント】
ダスト容器を付け替えるだけで掃除機かけも水拭きもできる!

Roomba Combo i5+に付属する2種類のダスト容器

△Roomba Combo i5+には水拭き用(装着しているもの)と吸引用の2種類の容器が付属しています

Roomba Combo i5+は、掃除機がけと水拭き掃除を簡単に切り替えられる画期的な2in1デザインが特徴です。アイロボット社独自の4段階クリーニングシステムを採用し、エッジクリーニングブラシ、ゴム製デュアルアクションブラシ、パワフルな吸引力、高性能マイクロファイバーモップパッドが連動して効果的な清掃を実現します。

また、ダートディテクトテクノロジーにより汚れの多い場所を集中的に清掃し、3〜4部屋に対応する間取り学習能力も備えています。抑えめな価格帯ながらクリーンベースを標準装備しており、使いやすさと性能のバランスがとれた製品となっています。

▼Roomba Combo i5+の比較検証BEFOREとAFTER・残ったごみ

▼Roomba Combo i5+の比較検証BEFOREとAFTER・残ったごみ

価格的・機能的にも現行ラインナップ中でスタンダードなモデルといえるRoomba Combo i5+は、テストでは4位という結果になりました。エリア指定はできないものの、清掃終了時間は15分と下位機種に比べると早めでした。紙ごみはほとんど除去されていましたが、コーヒーかす・砂・髪の毛は少量残っていました。

■第5位 Roomba i2

Roomba i2

△「Roomba i2」本体の正面と底面

【テスト結果:Roomba i2】
評価項目/機種 Roomba i2
7 機種中ランキング 5位
ごみの残量(5段階評価) 2点
清掃時間 (5段階評価) 4点
ナビ・障害物回避(5段階評価) 2点
合計点数 7点
残ったごみの種類と特徴 コーヒーかすと砂が多め、紙ごみと髪の毛は皆無

Roomba i2は2022年7月に発売されたエントリーモデルです。本モデルには、クリーンベース(自動ごみ収集機)が付属するモデルは設定されていません。

【注目ポイント】
価格は入門機、なのに機能はほぼ“全部入り”

Roomba i2の注目ポイントは、何といっても価格の安さです。39,800円(税込・発売時)という導入しやすい価格ながら、清掃性能やセンサー、アプリ連携など主要な機能は上位機種のものを踏襲しています。

▼Roomba i2の比較検証BEFOREとAFTER・残ったごみ

▼Roomba i2の比較検証BEFOREとAFTER・残ったごみ

△溝に入り込んだ細かい砂もしっかり掃除できています

エントリーモデルの「Roomba i2」は7機種中では5位となりました。今回のテスト環境は1部屋全体で廊下やドアなどへの移動が不要なためか、7機種中でも最速レベルの清掃時間10分となっています。

先に部屋の内側を直線的に移動した後、部屋の周囲をぐるりとなぞるように掃除しており、エッジクリーニングブラシが跳ね飛ばしてしまうごみも、後から周囲を掃除する際に回収できている場合が多かったです。

ただし、結果的にごみはコーヒーかすと砂が多く残ってしまいました。一方で、ウィッグや紙ごみはほとんど残りませんでした。

ルンバ コンボ i2をレンタルする

■第6位 Roomba Combo 2 Essential ロボット + AutoEmpty 充電ステーション

Roomba Combo 2 Essential ロボット

△「Roomba Combo 2 Essential ロボット」本体の正面と底面

【テスト結果:Roomba Combo 2 Essential ロボット + AutoEmpty 充電ステーション】
評価項目/機種 Roomba Combo 2 Essential ロボット + AutoEmpty 充電ステーション
7 機種中ランキング 6位
ごみの残量(5段階評価) 2点
清掃時間 (5段階評価) 2点
ナビ・障害物回避(5段階評価) 2点
合計点数 6点
残ったごみの種類と特徴 紙ごみは少ないが、コーヒーかす・砂・髪の毛は割と残った

ルンバ コンボ 2 エッセンシャルロボット + オートエンプティ 充電ステーション外観

△ルンバ コンボ 2 エッセンシャルロボット + オートエンプティ 充電ステーション本体

2024年9月20日に発売された、ルンバの新しいエントリーモデル「Essential」の2代目のモデルが、このRoomba Combo 2 Essential ロボット + AutoEmpty 充電ステーションです。

【注目ポイント】
水拭き機能と自動ごみ収集機能を備えて6万円以下を実現!

Roomba Combo 2 Essential ロボット + AutoEmpty 充電ステーションとV字型シングルアクションブラシ

△底面のV字型シングルアクションブラシでごみをかき出し吸引します

Roomba Combo 2 Essential ロボット + AutoEmpty 充電ステーションは、アイロボット史上最も手頃な価格で水拭き機能と自動ごみ収集機能を兼ね備えたモデルです。また、充電ステーション付きモデルとして初めて「ホワイト」カラーを導入しました。

4段階クリーニングシステムを採用し、従来モデルの2倍の吸引力を実現。V字型シングルアクションブラシ、エッジクリーニングブラシ、マイクロファイバーモップパッドが連動して効果的な掃除と水拭きを同時に行います。

さらに、AutoEmpty 充電ステーションによる60日分のごみ自動収集機能も付いています。iRobot Homeアプリ対応で、清掃スケジュール設定や清掃後のマップ確認が可能です。

▼Roomba Combo 2 Essential ロボットの比較検証BEFOREとAFTER・残ったごみ

▼Roomba Combo 2 Essential ロボットの比較検証BEFOREとAFTER・残ったごみ

ダミーごみの清掃には20分かかりました。エリア指定ができず、部屋全体を清掃するため余計に時間がかかってしまいました。また、ごみ吸引力自体もスタンダード以上のモデルと比較すると弱い印象です。

■第7位 Roomba Combo Essential robot

Roomba Combo Essential robot本体の上面と底面

△「Roomba Combo Essential robot」本体の上面と底面

【テスト結果:Roomba Combo Essential robot】
評価項目/機種 Roomba Combo Essential robot
7 機種中ランキング 7位
ごみの残量(5段階評価) 2点
清掃時間 (5段階評価) 1点
ナビ・障害物回避(5段階評価) 1点
合計点数 4点
残ったごみの種類と特徴 紙ごみは少ないが、コーヒーかす・砂・髪の毛は多め

Roomba Combo Essential robot本体外観

△Roomba Combo Essential robotはクリーンベースのないシンプルなデザイン

Roomba Combo Essential robotは、現行のルンバシリーズのなかでエントリーモデルに位置づけられる製品です。機能をシンプルにした分、39,300円(税込)という手頃な価格を実現しています。

【注目ポイント】
4万円以下のお手頃価格で水拭きもできる!

Roomba Combo Essential robotの底面モップ

△ダスト容器にモップパッドを取り付けると自動的に掃除機がけと拭き掃除を行います

Roomba Combo Essential robotは4段階クリーニングシステムを採用し、効果的な掃除と水拭きを同時に実行できます。吸引力と水分量は3段階から選択でき、床の状態に合わせた最適な清掃を行うことができます。

12年ぶりに「ホワイト」カラーが登場し、インテリアに合わせて選べるようになったことも特徴の一つです。1回の充電で約120分間の稼働が可能で、広範囲の清掃にも対応します。

▼Roomba Combo Essential robotの比較検証BEFOREとAFTER・残ったごみ

▼Roomba Combo Essential  robotの比較検証BEFOREとAFTER・残ったごみ

今回テストしたなかで、唯一拭き残しが出た機種でした。ダミーごみの収集テストは3回行いましたが、3回中2回、拭き残しがありました。そのため、紙ごみは少なめではありますが、ごみは多く残る結果に。

また、後発のRoomba Combo 2 Essentialロボットと比較してもナビゲーション能力が弱く、カーテンや窓枠にしつこくぶつかるシーン見られました。

ルンバ コンボエッセンシャルロボットをレンタルする

■実機テスト詳細

今回は7機種を使って実際に同じ条件で清掃を行い、性能を比較・検証するテストを実施しました。実機テストの評価項目や評価方法、またテストで使用したごみなどをご紹介します。

▼評価項目
評価項目 評価内容
7 機種中ランキング ごみの残量と清掃完了時間、ナビゲーションと障害物回避性能を総合して順位を決定
ごみの残量(5段階評価) ごみの残量を5段階評価(数字が大きい方が少ない)
清掃時間 (5段階評価) 清掃完了までの時間を5段階評価(数字が大きい方が早い)
ナビ・障害物回避(5段階評価) ナビゲーションのスムーズさと障害物の回避(数字が大きい方が良い)
合計点数 ごみの残量と清掃時間の点数合計
残ったごみの種類 テスト後に残っていたごみの種類と特徴

■テストで使用したごみ

△実機テストのために用意したごみとスペース

まいたごみ
合計25g
●コーヒー豆(出がらしを乾燥させたもの):11g
●砂:11g
●ウィッグを約10cmにカットしたもの:1g
●色紙をシュレッダーしたもの:2g

■テスト環境について

▼実機テストの条件
動作スペース

●清掃対象は、約8畳のリビング(約16 平方メートル13㎡)。 ソファ、家具、収納などあり
●ごみ散布スペースは、図で赤く囲んだ(写真では白枠で囲んだ)範囲。幅1.2m×奥行き1.7m(2.04㎡)
●エリア設定が可能な機種については、ごみ設置エリアを指定して掃除を行った

床の素材

●フローリング

テスト方法

●マップ作成機能のある機種はあらかじめマップを作成し「すべて清掃」を実施
●走行回数は「部屋の大きさに合わせて清掃」に設定

評価方法

●ごみの残量の評価

・開始前に掃除機で部屋全体を清掃。テストごみはごみ散布スペース(上記)にまんべんなく散布した。テスト後はちりとりで全エリアからごみを収集し、分量をチェックした。
・7機種内での比較のため、最も少なかったものを5とし、多かったものを1として他の機種について相対的に評価した。

●清掃時間の評価

・「部屋の大きさに合わせて清掃」に設定し、掃除開始から充電ステーションに帰るまでを清掃時間としてストップウォッチにて計測した
・最も速かった機種を5、遅かった機種を1として他の機種の清掃時間を相対的に評価した

●ナビゲーション・障害物回避テスト

・ごみ残量テストと同じエリアに障害物として「靴下」「ケーブル」「アヒルのおもちゃ」を指定した位置に並べ、ごみ収集テストと同じメニューで清掃を実施
・ナビゲーションのスムーズさや、障害物の回避状況を確認して5段階で評価した

5 まとめ

今回は、ルンバの歴史やそれぞれの個性を紹介し、また最新の「Roomba Combo 10 Max ロボット + AutoWash 充電ステーション」や「Roomba Combo 2 Essentialロボット + AutoEmpty 充電ステーション」を交えた現行7機種について、実機テストも交えてしっかりとレビューしてみました。あなたの希望に合ったルンバは見つかりましたか?

気になる商品が見つかったら、購入前にレンタルして、実際に自宅でお試ししてみるのがおすすめです。購入前に試してみることで、「もうワンランク上のモデルがいいかも」「うちにはこの機能はいらないな」というのが見えてきます。自宅に合ったものを選ぶためにも、ぜひチェックしてみてください。

※2024年10月時点での情報です。
最新情報について、詳しくは「メーカーのホームページ」でご確認ください。
※表示金額はすべて税込価格です。
※商品写真および画像はイメージです。

取材・執筆

デイブ田中

ガジェット・家電のレビューをメインに扱うブログ「デイブ」を運営する副業ブロガー。外資系企業のマーケターとして勤務する一方、『家電総合アドバイザー』の資格を取得。2019年よりブロガーとしても活動中。

関連する商品


関連する記事

Loading...