体験記事詳細

アクションカメラの集合イメージ

【2024】実機で検証!注目アクションカメラをあらゆるポイントから徹底比較

GoPro HERO11 Black アクションカメラ

GoPro HERO11 Black アクションカメラ

月額サブスクプラン

初月無料

初月のみ

0円/月額

3,500円/月額

(30日単位/自動更新)

短期レンタルプラン

5,980円/4日間~


アクションカメラ
公開日:2023年4月20日(2024年1月17日更新)


普通のカメラとはひと味違う、躍動感あふれる動画が撮影できると人気のアクションカメラ。一体どんな機能を備え、どんな動画を撮影できるのでしょうか? カメラに詳しい専門ライターが気になる機種をピックアップし、実機検証しました。見本動画と合わせて、丁寧に解説します。

1 アクションカメラってどんなもの?

アクションカメラとは、持ち運びしやすい小型の動画撮影用カメラのこと。激しい動きなどに対応できるよう、普通のカメラやスマホより耐久性や防水性が強化されていて、その機動性を活かして、バイクや車、自転車などに装着して旅の記録を撮影したり、アウトドアスポーツなどで臨場感にあふれた動画を撮ったりすることができます。

■アクションカメラのメリットとは

アクションカメラを自転車に取り付けたイメージ

アクションカメラのメリットは、どんな場所にも持って行ける小さいサイズ感と、その小型な本体からは想像できない躍動感にあふれた動画を撮影できること。小型なのでアクティブシーンだけでなく、旅や日常の記録を気軽に動画で記録できるのもメリットです。

また、アクションカメラは高画質なのもメリットのひとつ。最近では、テレビのバラエティ番組でも使用されており、出演者が小さなカメラを持って取材に挑む姿を見たことがあるのではないでしょうか。プロの現場でも使用されるほどの画質は申し分ないといえますね。

その上、操作が簡単で気軽に撮影が可能なため、カメラの存在を気にせず現場の出来事に集中できるのです。

機能的には、激しい動きに対応するため、ブレを補正する機能がとても優秀なのが特徴です。バイクや自転車、スポーツなどの動きを補正して、観賞しやすい動画を記録してくれます。

さらに、ヘビーデューティーな状況に対応するため、あらかじめ耐久性が考慮されており、急な雨や水中でも使用できるよう、防水性の高い設計になっているのも特徴です。

アクションカメラのメリット
・躍動感あふれる動画を撮影できる
・操作が簡単
・旅や日常の記録を気軽に動画で記録できる
・広範囲を撮影できる
・コンパクトなボディ
・手ブレ補正機能に優れている
・耐久性、防水性に優れている

■普通のカメラやスマホとどう違う?

アクションカメラで風景を撮影しているイメージ

普通のムービーカメラが美しい映像記録を重視するのに対し、アクションカメラはその場の臨場感や記録性を重視するため、基本的には複雑な操作をすることなく、カメラの知識がなくても、録画ボタンを押すだけで簡単に動画を撮ることができます。

そして、より広い範囲を記録できるように、普通のカメラよりワイドな画角で撮影できるようになっています。

さらに、普通のカメラより強力な手ブレ補正機能、ハードな使用に耐える堅牢性、水濡れに強い防水設計などにより、場所やシチュエーションを選ばずに使用できるようになっています。

2 どんなメーカーの製品がある?魅力的なアクションカメラをチェック

アクションカメラはGoProが有名ですが、ほかにもさまざまなメーカーがこのジャンルに参入しています。どんなメーカーが、どんな製品を出しているのでしょうか。

■人気のアクションカメラのブランド4選!それぞれの特徴は?

各メーカーは、ただGoProを模倣するのではなく、メーカーの特色を強く打ち出したオリジナリティの高いカメラを発売しています。それぞれの特徴をチェックしてみましょう。

◎GoPro

言わずと知れたアクションカメラの代名詞的存在。操作が簡単でわかりやすく、汎用性が高いので、誰にでもオススメできます。アクセサリーを含め高品質なので、価格もそれなりに高めです。

GoPro/GoPro HERO11 Blackの製品画像

△GoPro HERO11 Black

kikitoでレンタルする

◎Insta360

Insta360は名前のとおり、360度撮影カメラにこだわっているメーカー。せっかくならほかの人とひと味違った映像に挑戦したいという方はこちらを選択。価格も比較的低価格。

Insta360/Insta360 X3の製品画像

△Insta360 X3

kikitoでレンタルする

◎DJI

ドローンやジンバルで有名なDJIは、その技術を生かしてお手頃価格のアクションカメラを製造しています。

DJI/Osmo Action 3の製品画像

△Osmo Action 3

◎AKASO

コストパフォーマンスに優れた低価格なアクションカメラ。性能はトップとはいえませんが、手軽に入手できます。

AKASO/Brave 7 LEの製品画像

△Brave 7 LE

■選び方のポイントを伝授

アクションカメラの集合イメージ

「何を撮影したいのか」「どういうシチュエーションで使いたいか」によって、求められる「画質」「性能」「アクセサリー」などは変わってきます。

アクションカメラは最近の機種であればどれも、緻密な4K以上の動画記録性能、映像のブレを抑える強力な手ブレ補正機能、録画ボタンを押すだけの簡単な操作性、持ち運びやすいコンパクトなサイズ、悪天候や衝撃に強い防水性や耐久性などを基本的に備えています。もしまだ自分が何を撮りたいかの具体的なイメージがないのなら、どの機種を選んでも「こんな映像を撮れるんだ」という新鮮な喜びを味わえるはずです。

もちろんすべて性能が同じわけではないので、使用目的がはっきりしているなら、以下のようなポイントに注意してアクションカメラを選ぶと、ベストな製品に巡りあえるでしょう。

▼アクションカメラ選びでチェックしたいポイントまとめ

車やバイク、自転車に乗せて撮りたいなら 手ブレ補正が優秀な製品。防水性や耐久性に優れた製品
日常を簡単に記録したいなら コンパクトで操作性のよい製品
自撮りをしたいなら 前面モニターを搭載する製品や、自撮り撮影モードのある製品
悪天候や水中で撮影したいなら 高い防水性を備えた製品(防水ハウジングが存在する製品)
旅行などで絶景や美しい風景を撮りたいなら 超広角レンズや超広角モード、360度動画撮影が可能な製品
スローモーションの動画を撮りたいなら フレームレートに120pや240pが選べる製品
できるだけ長時間動画を撮影したいなら バッテリーの持ちがいい製品。容量の大きな記録メディアも必要

今回の検証では、実機を使って操作性やバッテリーの持ちについてもチェックしました。ここからはその結果について解説していきます。

3 人気アクションカメラ6機種を徹底比較

アクションカメラをバイクのタンクに吸盤式のマウントで装着した様子

△バイクのタンクに吸盤式のマウントで装着して、検証しました

■実機検証、ここに注目してチェックしました!

筆者が注目した人気のアクションカメラ6機種を、下記のポイントに着目して比較テストしました。基本的に最大の動画解像度、30p、そのほかは初期設定で撮影しています。

検証① 画質のよさ 立体的なループ橋をバイクで走行して撮影。動きを記録した動画の画質やノイズの具合を確認しました。
検証② 手ブレ補正 ループ橋の走行では同時に、ブレ補正がどのくらい効いているかをチェックしました。
検証③ 明るい場所の画質 昼に鮮やかな桜の風景を手持ちでパン撮影して、明るい場所での動画の発色などを確認しました。
検証④ 暗い場所の画質 夜にライトアップされた桜をカメラ固定で撮影して、暗い場所での画質を見ました。
検証⑤ 使いやすさ、機能性 撮影しながら、録画ボタンの押しやすさや液晶モニターなどの操作性を調べました。

■GoPro/GoPro HERO11 Black

GoPro/GoPro HERO11 Blackの製品画像

発売日 2022年 9月17日
動画解像度(最大) 5.3K: 8:7 (5312×4648) 30fps
静止画画素数(最大) 5568×4872
重量(カメラ+バッテリー) 約153g
大きさ(W×H×D) 71.8×50.8×33.6mm
背面液晶モニター 2.27インチタッチLCD
前面液晶モニター 1.4インチカラーLCD
レンズ視野角 広角 123°
防水性 10m
バッテリー 1720mAh Enduroバッテリー リチウムイオン

アクションカメラのパイオニア的存在。優れた画質、強力な手ブレ補正を備えながらも、操作は直感的で簡単。HEROシリーズは毎年のようにバージョンアップされ、他メーカーの追随を許しません。

HERO11 Blackは5.3K 60fpsの動画と、最大27MPの静止画を撮影可能。さらに新型イメージセンサーの採用により、これまでのHEROカメラで最も広い視野角を実現しています。8:7という独特なアスペクト比で撮影して、広角16:9の映像として出力が可能になりました。

GoPro HERO11 Blackの製品画像

△HERO9からマウントが本体に装備され、すぐにアクセサリーを装着できるなど、使い勝手がよくなっています。

【実機で検証!】

5.3K(16:9)@30fps/動画モード:標準(5.3K HyperView)/手ブレ補正:HyperSmooth5.0ビデオブレ補正で撮影

①画質のよさ

バイクに搭載してループ橋を走行。5.3Kの解像度を持ち、画質は安定していてノイズも少なくきれいです。移動時にわずかに歪むものの、最も広い「HyperView」は走行時の状況をよく伝えてくれています。太陽が画面に入るとわずかにゴーストやフレアが出現しますが全体的に好印象。

②手ブレ補正

バイクの走行には吸盤式のマウントをタンクに取り付けて使用(ほかの機種もすべて)しました。レンズ面まで20センチ近い高さがあり、走行中かなり激しく揺れていて心配でしたが、見事にブレを補正しています。

③明るい場所の画質

早咲きの桜と菜の花を撮影。青空も含め、春らしい鮮やかできれいな発色です。

④暗い場所の画質

夜桜も、白からピンクの花の色の差も出ていて、特にノイズを感じることもなく良好な画質になっています。

⑤使いやすさ、機能性

録画ボタンやタッチ式の液晶が大きめで、メニューもわかりやすく、操作がしやすいです。バッテリーの持ちもまずまず良好。

【まとめ】

アクションカメラの代名詞、GoProの最新機種だけあって、いつ、どんな条件でもきれいな映像が得られるため、場所や状況を選ばず、安心して使用できます。

kikitoでレンタルする

■GoPro/GoPro MAX

GoPro/GoPro MAXの製品画像

発売日 2019年10月25日
動画解像度(最大) HD:1080p 60p 360度ビデオ:撮影時6K / スティッチ後5.6K
静止画画素数(最大) 5,760×2,880
重量(カメラ+バッテリー) 約154g
大きさ(W×H×D) 約640×680×230mm
背面液晶モニター 1.69インチタッチLCD
前面液晶モニター
レンズ視野角 360度
防水性 5m
バッテリー 1600mAh Enduroバッテリー リチウムイオン

GoPro MAXは1台で幅広い使い方に対応できる360度カメラ。ボディ前後に搭載した2つのレンズにより5.6K 30fpsの360度ビデオを撮影できます。通常の16:9の映像は解像度が1080pになりますが、撮影可能です(4:3なら1440pになります)。

強力な手ブレ補正機能、360度の映像に合わせ、マイクも6つ搭載。臨場感あふれる映像や音声を記録できます。

【実機で検証!】

1080p(16:9)@30fps/動画モード:標準(1080p Max SuperView)/手ブレ補正:Max HyperSmoothビデオブレ補正で撮影

①画質のよさ

Maxのみ別の日の撮影となり、あいにくの曇り空となってしまいました。360度ではない通常の動画はHD映像となってしまいますが、シャープで解像感のある動画が撮れました。ノイズもあまり感じません。動画の色調と、フレアやゴーストに関しては、HERO11とよく似た傾向の映像でした。

②手ブレ補正

ループ橋を走行しても、手ブレ補正はよく効いていて安定しています。

③明るい場所の画質

こちらも曇り空での撮影となってしまい、桜や空の発色は少しおとなしく見えています。晴天ならHERO11に近い鮮やかさになったはず。

④暗い場所の画質

夜桜は、HERO11とはだいぶ異なっていて、ピンクの花の色は薄めですが、一番明るく写りました。その代わり、歩道の左側の桜にノイズを感じます。

⑤使いやすさ、機能性

録画ボタンやタッチ式の液晶がHERO11同様大きめで、操作しやすいです。HD撮影のためかバッテリーの持ちも良好。

【まとめ】

GoProの360度カメラは、通常の16:9の映像はHD画質となりますが、それを理解し、通常の動画を明るい時間に撮影するには全く問題ない画質です。

kikitoでレンタルする

■Insta360/Insta360 X3

Insta360/Insta360 X3の製品画像

発売日 2022年 9月 8日
動画解像度(最大) 5.7K@30fps
静止画画素数(最大) 7200万画素 (12000×6000)
重量(カメラ+バッテリー) 約180g
大きさ(W×H×D) 114.0×46.0×22.5mm
背面液晶モニター 2.29インチタッチLCD
前面液晶モニター
レンズ視野角 6.7mm
防水性 10m
バッテリー 1800mAh

X3は、5.7Kの高解像度での映像を撮影できる360度カメラ。「4Kシングルレンズモード」にすることで、一般的なアクションカメラ同様4Kの映像を撮影できます。また、縦長のボディデザインですが、縦に構えたまま横長の16:9の動画撮影が可能です。

面白いのは360度の機能を利用した「ミーモード」。「見えない自撮り棒」を使用して撮影すると、編集時に自撮り棒の見えない不思議な映像を作り出すことができます。

【実機で検証!】

4K(16:9)@30fps/動画モード:標準(シングルレンズモード)/手ブレ補正:FlowState手ブレ補正で撮影

①画質のよさ

縦位置の状態でバイクに搭載してループ橋を走行。4Kですが画質はONE RSよりやや荒く感じる仕上がりです。太陽が画面に入るとフレアが出現しました。

②手ブレ補正

マウントが三脚穴で、カメラの向きが縦位置となり、そのためレンズ面が最も高くなるなど条件が悪く、走行中激しく揺れていましたがブレは十分補正されています。

③明るい場所の画質

早咲きの桜と菜の花は地味な印象の色合いで、冬のような仕上がりになりました。

④暗い場所の画質

全体にやや暗く、花の色の差もあまり感じませんでした。特にノイズを感じることはありませんが、寂しい夜桜になりました。

⑤使いやすさ、機能性

タッチ式の液晶が大きくて使いやすいです。一方、録画ボタンは手に持って押すぶんには使いやすいですが、バイクのグローブをはめた手には向かないようです。バッテリーは意外と持つ印象ですが、フタと一体化されていてカード交換時にも丸ごと外さないといけないのが不便でした。

【まとめ】

縦長のデザインと前後のレンズでわかるように360度カメラが本来の使い方。ダイナミックな360度映像撮影の合間に、日常的なシーンなどを手軽にシングルレンズモードで収めるのに向いているカメラだと感じました。

kikitoでレンタルする

■Insta360/Insta360 ONE RS ツイン版

Insta360/Insta360 ONE RS ツイン版の製品画像

発売日 2022年 3月25日
動画解像度(最大) 6016×2560@25fps(6Kワイドスクリーンモード時)
静止画画素数(最大) 8000×6000(4:3)
重量(カメラ+バッテリー) 約125.3g
大きさ(W×H×D) 70.1×49.1×32.6mm
背面液晶モニター 1インチタッチLCD
前面液晶モニター
レンズ視野角 16mm
防水性 5m
バッテリー 1445mAh

ONE RSの最大の特徴は、レンズ交換が可能なアクションカメラであるということ。ベースとなる本体は、4800万画素の静止画と6Kワイドスクリーンモードで動画を撮影できるレンズ部の「4Kブーストレンズ」、液晶モニターの付いた「ONE RS コア」、「ONE RS バッテリーベース」の3ブロックで構成されます。

4Kブーストレンズを「360度レンズ」に交換することで360度ビデオを、「1インチ広角レンズ」に交換することで1インチセンサーによる高画質な映像を撮影できるようになります。

Insta360 ONE RS ツイン版の製品画像

△ツイン版には「4Kブーストレンズ」と、右側の「360度レンズ」がセットになっていて、自由に組み替えて使用できます

マウントブラケットを装着したInsta360 ONE RS ツイン版

△ONE RSにはマウントが装備されないため、マウントを使用したい場合は付属する「マウントブラケット」を使用します

【実機で検証!】

4K(16:9)@30fps/動画モード:標準 4Kブーストレンズ使用/手ブレ補正:FlowState手ブレ補正で撮影

①画質のよさ

ループ橋の映像は安定して高画質できれいな4K動画になりました。太陽が画面に入ってもゴーストやフレアは最小で、とても優秀。ただし、橋の下やフレア下などで暗部を中心に全体に少しノイズを感じます。

②手ブレ補正

激しく揺れるバイクからの撮影ですが、見事にブレを補正しています。

③明るい場所の画質

桜の花も青空も、GoPro以上に鮮やかさを重視した非常にハデな発色になっているのがわかります。

④暗い場所の画質

夜桜でも色のハデさはイチバン。白からピンクの花の色の差も自然に表現され、十分きれいな動画が撮影できました。

⑤使いやすさ、機能性

構造上、録画ボタンやタッチ式液晶が小さく、バイクでの操作性はあまりよくはなかったです。またバッテリーの減りが幾分早いように感じました。

【まとめ】

ONE RSはレンズ交換すれば、さらに高画質な映像が撮れるはず。360度レンズにも変更できるので、映像表現を追求したいならこのアクションカメラをオススメしたいです。

kikitoでレンタルする

■DJI/Osmo Action 3

DJI/Osmo Action 3の製品画像

発売日 2022年 9月17日
動画解像度(最大) 4K (16:9): 3840×2160@120fps
静止画画素数(最大) 4000×3000
重量(カメラ+バッテリー) 約145g
大きさ(W×H×D) 70.5×44.2×32.8mm
背面液晶モニター 2.25インチタッチLCD
前面液晶モニター 1.4インチカラーLCD
レンズ視野角 FOV155度
防水性 16m(防水ケースなし)、60m(防水ケース使用時)
バッテリー 1770mAh

ドローンで有名なDJIのアクションカメラ。DJI Action 2は、スクエアなレンズ部とバッテリー部を組み合わせて使う独特なカメラでしたが、Osmo Action 3はベーシックな仕上がり。1/1.7インチの高性能センサー搭載により、高画質な動画を撮影できます。

面白いのは、マグネットを活用した独自のクイックリリース設計。アクセサリーに素早く取り付けられるほか、本体だけで金属部にくっつけることができるなど、アイデア次第で楽しく使うことができます。

Osmo Action 3の製品画像

△マグネットでアクセサリーとワンタッチで接続! ロックも付いていて、思った以上に強力なので安心して使用できます

【実機で検証!】

4K(16:9)@30fps/動画モード:標準(超広角155°FOV)/手ブレ補正:RockSteady 3.0映像ブレ補正で撮影

①画質のよさ

とても高画質な4K動画で、ノイズも少ないです。太陽が画面に入るとゴーストやフレアが一瞬大きく出ますがすぐに消え、全体に好印象。

②手ブレ補正

手ブレ補正の効きは良好。見事にブレを補正しています。

③明るい場所の画質

ピンクの桜と菜の花の黄色、青空も含め、誇張のない自然な色合いで春らしい風景になりました。

④暗い場所の画質

夜桜は、やや解像感に乏しいですが、花の色は自然で、ノイズを感じることもなく良好な画質でした。

⑤使いやすさ、機能性

録画ボタンやタッチ式の液晶は大きめで、メニューもわかりやすく、操作しやすいです。バッテリーはすぐに消耗しはじめますが、今回は3本のバッテリーに充電可能な「多機能バッテリーケース」があったおかげで気になりませんでした。

【まとめ】

ひときわ小型な本体にやや大きめの1/1.7インチCMOSセンサーだけあって、画質や手ブレ補正の効きは優秀。本体にもマグネットが内蔵され、ワンタッチでアクセサリーの着脱などが行えて便利です。

■AKASO/Brave 7 LE

AKASO/Brave 7 LEの製品画像

発売日 2020年 6月30日
動画解像度(最大) 4K 30fps
静止画画素数(最大) 20MP写真画素
重量(カメラ+バッテリー) 約127g
大きさ(W×H×D) 65×45×32mm
背面液晶モニター 2インチタッチLCD
前面液晶モニター
レンズ視野角 170°超広角レンズ
防水性 防水ケース装着40mまで
バッテリー 1350mAh(2本)

圧倒的に低価格ながら機能が充実したアクションカメラ。4K 30pの動画撮影に対応。6軸ジャイロスコープ内蔵による強力な手ブレ補正もポイント。このサイズで背面と前面の両方にモニターを搭載していて、操作性も悪くありません。

さらに、パッケージには40mの防水ケースや腕時計型リモコン、多彩なマウント類があらかじめ豊富に用意されており、はじめて使う方でも便利に使えること間違いなしです。

防水ケースを装着したBrave 7 LE

△40mの防水性能を持つ防水ケースが付属しています

【実機で検証!】

4K(16:9)@30fps/動画モード:標準(スーパーワイド)/手ブレ補正:EIS2.0手ぶれ補正/日付スタンプ:オン(初期設定)で撮影

①画質のよさ

ミラーが映らないことでわかるように、最も広角にしてもほかの機種よりも画角が狭いです。少しノイズを感じるうえに、太陽が画面に入ると線状のフレアが出現してしまいました。しかし、価格を考えると十分に健闘していると感じます。

②手ブレ補正

少し大きめのショックが入るとブレを補正しきれていないようですが、極端には破綻しないので臨場感があると考えれば気にならないレベル。

③明るい場所の画質

全体に鮮やかですが、青空と桜の花がややくすんだ色合いの発色となりました。

④暗い場所の画質

残念ながら、夜桜は全体に暗く、花の色もよくわかりませんでした。暗い場所の撮影には向いていないかも。

⑤使いやすさ、機能性

録画ボタンやタッチ式の液晶もまずまずの大きさがあり操作性は悪くありません。機能がシンプルなこともあり、メニューはわかりやすいです。バッテリーの消費はそこそこ速いですが、はじめから2本付属しているのは気が利いています。

【まとめ】

大手メーカーと比べると、レンズ画角の狭さ、手ブレ補正の効果、暗い場所での画質など、まだまだ改善の余地のある性能と言えますが、価格が何分の一ということを考慮すると、大変健闘していると感じました。明るい場所だけで使うなら十分な画質。とにかく安くはじめてみたいという方や数を揃えたい場合に最適。

4 この機種はこんな人におすすめ!

上記で紹介した製品をそれぞれ、どんな撮影に向いているのか、おすすめシーンをご紹介します。

■自転車やバイクに取り付けて使いたいなら

ズバリ、GoPro/GoPro HERO11 Black!

GoPro/GoPro HERO11 Blackの製品画像

安定した映像、強力な手ブレ補正と、高い耐久性。何より録画ボタンの押しやすさなど、操作性に優れており、HERO11は安心して使用できました。また純正オプションはやや高価に感じますが、ネジがすぐに緩んだりしないなど品質がよく、安心感があります。

kikitoでレンタルする

■アクションカメラでもこだわりの映像が撮りたいなら

ズバリ、Insta360/Insta360 ONE RS!

Insta360/Insta360 ONE RS ツイン版の製品画像

標準レンズとなる「4Kブーストレンズ」も性能がよいですが、「1インチ広角レンズ」ならさらに高画質な映像が撮影できます。また「360度レンズ」を使えば、360度動画を撮れますし、これ1台でさまざまな映像が撮影可能。記録するだけでなく、よりこだわった映像が撮影できるポテンシャルを持っています。

kikitoでレンタルする

■山や海などアウトドアでガンガン使いたいなら

ズバリ、DJI/Osmo Action 3!

Osmo Action 3 多機能バッテリーケース

△Osmo Action 3 多機能バッテリーケース

どのアクションカメラもアウトドアでの撮影は可能ですが、Osmo Action 3は本体の防水が16mと他を引き離す高性能。マグネットを利用した独自のクイックリリース設計と合わせ、屋外撮影に最適です。また「Osmo Action 3 多機能バッテリーケース」があれば3枚のバッテリーをスマートに充電でき、バッテリーを収納した状態でパワーバンクとしても使うことができるため、バッテリーを気にすることなくOsmo Action 3を使うことができます。

■体のいろいろなところに装着して撮影したいなら

ズバリ、Insta360/Insta360 X3!

Insta360/Insta360 X3の製品画像

今回の中では、縦長デザインで胸ポケットに入れやすいX3が体に着けるには最適です。ただし、意外とサイズと重量があるのと、前後にレンズが存在する点には注意したいところ。体に装着して使うなら、Insta360にはGO2という小型モデル があるのでこちらをオススメしたいです。

Insta360 X3をレンタルする

Insta360 Go2をレンタルする

■360度映像をメインに撮りたいなら

ズバリ、GoPro/GoPro MAX!

GoPro/GoPro MAXの製品画像

360度全方向を撮れる360度カメラは、アクションカメラとは少し異なった超ワイドや全周動画が撮影できます。GoPro MAXなら多彩な映像を生み出すことができ、必要なときは普通のアクションカメラとしても使用可能です。最新のInsta360 X3もオススメですが、縦長のボディのためマウント方法にひと工夫が必要となります。

kikitoでレンタルする

■コスパがいいアクションカメラがほしいなら

ズバリ、AKASO/Brave 7 LE!

AKASO/Brave 7 LEの製品画像

バッテリーやオプション類を購入するとすぐに10万を超えてしまいそうなGoProなどに比べ、その何分の1で購入できるAKASO製品の低価格さが光りました。パッケージに含まれる装着用オプションも豊富で、とりあえず最初に使ってみたいという用途には最適です。さすがに、これより下のクラスでは手ブレ補正などの性能に満足できないと思われるので注意しましょう。

5 まとめ

アクションカメラに俄然興味は出てきたけれど、いきなり購入するのはちょっと勇気がいる……でも気になる、1度使ってみたいという方はレンタルして試してみてはいかがでしょうか。GoPro、Insta 360などのアクションカメラが揃っています。金額もそれほど高くありませんし、気に入ったらそのまま購入も可能です。

またレンタルには、バイクや自分の体に装着するためのオプション類も豊富に揃っています。できるだけ予備バッテリーは追加で借りた方が、後で困らないのでオススメします。

またmicroSDカードは、書き込みが高速な32GB以上をできるだけ自分で購入しましょう。自分の使用目的を考えて最適な1台を選んで、アクションカメラの動画をぜひ楽しんでください!

\kikitoの利用は4ステップ!使い方を動画で解説/

※2023年3月時点での情報です。最新の情報はメーカーのホームページでご確認ください。
※商品写真および画像はイメージです。

取材・執筆

稲葉利二
カメラ、パソコンなどデジタルガジェットを主なジャンルとするライター、編集。クリエイターとして撮影、イラスト制作、画像編集、動画編集なども行う。バイクは2気筒エンジンの鼓動感を好んでいる。

関連する商品

もっと見る人気の商品

関連する記事

Loading...