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ダイソンのホットアンドクール 空気清浄ファンヒーターの口コミ・評価! 家電ライターが実機レビュー

Dyson Purifier Hot+Cool(TM)Gen1 空気清浄ファンヒーター HP10WW
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生活家電
公開日:2024年11月12日
1年を通して快適な室内空間を保つために欠かせないのが空気清浄機です。しかし、夏場の扇風機や、冬場の床置き暖房器具などとの併用を考えると、置き場所に困ることがあります。そんなときに注目したいのが、ダイソンのホットアンドクール。空気清浄機能はもちろん、扇風機・ヒーター機能を備えた優れものです。今回は専門家目線でダイソンのホットアンドクールをレビューします。
1 ダイソンのホットアンドクールとは?
扇風機とヒーター、そして空気清浄機。 1台3役なのがダイソンのホットアンドクールです。省スペースに設置でき、安全性が高く、しかもデザイン性にも優れています。
シリーズには、お買い得な「ピュア」と、より空気清浄機能を高めた「ピュリファイアー」があります。そんなホットアンドクールについて詳しく解説していきましょう。
■ダイソンのホットアンドクールの特徴
△おしゃれなリビング空間に置いても違和感がないデザイン性が魅力です
ダイソンのホットアンドクール一番の特徴は、 羽根がない構造です。もともと「羽根のない扇風機」として誕生しました。その後、ヒーター機能や空気清浄機の機能が追加され1台2~3役で使える家電に進化を遂げます。
本体下部から空気を吸い込み、上部の円形パーツの隙間から風を放出します。そのときにAir Multiplier™テクノロジーが周囲の空気を巻き込むことで、気流を増幅させて多くの風を送る仕組みです。扇風機のような羽根がないので指を挟むなどの心配がなく、幼いお子さまやペットのいるご家庭でも安心して使用できます。
さらに、 製品名に「Pure」「Purifier」が付いているモデルは空気清浄機能を搭載しています。本体下部にはPM0.1レベルの微細粒子も99.95%をキャッチする高性能HEPAフィルターを搭載。検知できる汚れの種類に差がありますが、フィルター性能は共通です。
ホットアンドクールには家電量販店で購入できるモデルに加えて、直販限定モデルなどがあります。また、ジャパネットなどのテレビショッピングでも販売されています。
■ダイソンのホットアンドクールへの口コミ
ダイソン公式サイトに掲載されているいくつかのモデルの口コミをチェックしてみました。
「冬は温かく、夏は涼しいと通年で使っています」「風が優しくて音も静か」と基本性能は高く評価されています。また、スマホアプリで空気の質がわかる点を評価するユーザーも多数いました。シックハウス症候群が改善した(※個人の感想です)という声もあります。
気になるのは暖房時の電気代です。「ヒーター利用時の電気代は8時間ほどで1000円」「思っていたより電気代がかかる」と電気代が高い点に不満が多く見られました。
2 ダイソンのホットアンドクールを体験レビュー
ダイソンのホットアンドクールを、短期間ですが実際に試してみました。使用したのは 「Dyson Purifier Hot+Cool™ Gen1 空気清浄ファンヒーター ホワイト/ホワイト (HP10 WW)」です。14畳のリビングダイニングに設置して、サイズ感や風量、暖房機能や空気清浄機能をチェックしてみました。
■近未来的デザインがかっこいい。省スペースに置ける
△リビングに置いても場所をとらず、広い範囲に送風できます(画像はイメージです)
「Dyson Purifier Hot+Cool™ Gen1 空気清浄ファンヒーター」は円筒状のフォルムを採用した近未来的なデザインが特徴です。一見するとフィルター部分が太いため大きく見えますが、設置スペースはA4サイズに収まり、一般的な扇風機よりも省スペース。しかも、ファン部分が左右に出っ張らないため、首を振ったときに家具にぶつかる心配もありません。
本体サイズは直径248×高さ764mmで、広い部屋の空気を効率よくきれいにできます。
■優しく静かに広範囲に送風できる
△送風や温風、首振りなどの操作がわかりやすいリモコン
まずは扇風機としての送風を試してみました。送風の設定は10段階。約1m離れた場所で試しましたが、風量4ぐらいから肌にしっかりと風が当たるのが感じられます。動作音も風量4ぐらいからハッキリ聞こえますが、音が低いのでそれほど耳障りではありませんでした。
風量5での騒音値は約42dB(実測値)で、日常的な会話やテレビの視聴などには問題ないレベルです。風量を最大の10に設定すると騒音値は約53dB(実測値)まで上がりました。会話はできますが、風切り音はかなり大きいと感じます。ただし、風圧は強くなく、柔らかさを感じました。エアコンと併用する場合は、風量は2~4ぐらいでよさそうです。
首振りは45°、90°、180°、350°で設定可能。また、上下にも傾けることができます。
■周辺は温かいが、部屋全体は暖まりにくい
ホットアンドクールには名前のとおり 温風機能があります。ただ、口コミに「部屋が暖まらない」という声が数多くあったとおり、周辺は温かいですが、部屋全体は暖まりにくいです。というのも、エアコンのように部屋を暖める機能ではありません。 本来は風に当たって温まるための機能です。
温風モードの最大消費電力は1400Wのため、電気代に注意が必要。1時間あたりの電気代は約37.8円です(1kWhあたり31円換算)。冬の朝、起きてすぐに冷えたリビングダイニングを暖めるなど、短時間かつ、ピンポイントでの使用がおすすめです。電源を入れて、リモコンのホットボタンの上下キーで、室温+10℃まで設定できます。オートモードを利用すれば、空気が暖まったあとは節電で運転できます。
■高性能フィルターが空気中の汚れを逃がさずキャッチ
△空気の状態がディスプレイでわかります
ホットアンドクールは 密閉性の高いグラスHEPAフィルターを搭載しており、 PM0.1レベルの微細な粒子を99.95%除去できます。さらに活性炭フィルターで、有害なガスやにおいの除去も可能。Purifier(ピュリファイアー)モデルの本体内は密閉されているため、フィルターで捉えた物質が外に漏れる心配もありません。
本体正面に搭載されているディスプレイには、センサーによる検出結果が表示されます。口コミでも空気清浄機能の評判は非常に高く、部屋の空気の質が改善したというコメントが多く投稿されていました。アレルギーもちのライターによる体験レビューもあるので、参考にしてみてください。
■アプリ連携で出先からでもオンオフできる
△Bluetooth機能搭載モデルならスマホから空気の質がチェックできます
「HP09」や「HP07」などのBluetooth機能を搭載したモデルではスマホアプリとの連携ができます。「MyDyson™アプリ」から、離れた場所でも空気の質の状態がチェックできるほか、7日間のスケジュール設定も可能です。
Bluetooth機能を搭載しない「HP10」などは、付属のリモコンと本体ボタン、ディスプレイで、操作や状態の確認ができます。コンパクトなリモコンはマグネットで本体上部に固定できる仕組みです。
■フィルター交換は1年に1度でOK
フィルターの交換は1年に1回。稼動時間に合わせて、ディスプレイやアプリに通知が表示されたら交換しましょう。
あとの本格的なメンテナンスは不要です。一般的な扇風機のようにファンの周りにほこりがたまることはほとんどありません。家具・家電のように表面を乾いた布で軽く拭く程度でOK。あとは、たまに円形パーツの吹出口やフィルターカバー内の開口部が詰まっていないかチェックするだけです。
3 ダイソンのホットアンドクールの商品ラインナップ
ダイソンのホットアンドクールには多くのモデルがあります。それぞれ機能面での違いがあるので、それらを見極めて最適なモデルを選びましょう。ここでは代表的なモデルを紹介します。
Dyson Purifier Hot+Cool | Dyson Purifier Hot+Cool
Formaldehyde |
Dyson Pure Hot Cool | ||
---|---|---|---|---|
HP10 | HP07 | HP09 | HP04 | |
空気清浄機能 | ○ | ○ | ○ | ○ |
扇風機 | ○ | ○ | ○ | ○ |
ヒーター | ○ | ○ | ○ | ○ |
空気清浄能力 | 8畳(30分)
/25畳(60分) |
9畳(30分)
/25畳(60分) |
9畳(30分)
/25畳(60分) |
9畳(30分)
/26畳(60分) |
風向調整 | 350度 | 350度 | 350度 | 350度 |
上下風向 | ○ | ○ | ○ | – |
ディフューズド
モード |
– | ○ | ○ | ○ |
アプリ連携 | – | ○ | ○ | ○ |
ホルムアルデヒド検知分解 | – | – | ○ | – |
情報メニュー | 直近12秒の空気質/PM10/PM2.5/室内温度/フィルター | 直近12秒の空気質/PM10/PM2.5/NO2/VOC/温度/湿度/フィルター | 直近12秒の空気質/PM10/PM2.5/NO2/VOC/HCHO/温度/湿度/フィルター | 直近12秒/24時間の空気質/PM10/PM2.5/NO2/VOC/温度/湿度/フィルター |
サイズ | 直径248×高さ764mm | 直径248×高さ764mm | 直径248×高さ764mm | 直径248×高さ764mm |
本体質量 | 5.29kg | 5.69kg | 5.75kg | 確認 |
最大消費電力 | 涼風モード50W
/温風モード1400W |
涼風モード40W
/温風モード1400W |
涼風モード40W
/温風モード1400W |
涼風モード40W
/温風モード1400W |
運転音(最小/最大) | 空気清浄モード23.8/49dB
温風モード34.9/45.3dB |
空気清浄モード23.8/48.6dB
温風モード30.4/40.8dB |
空気清浄モード23.5/48.9dB
温風モード34.4/44.2dB |
空気清浄モード23.5/48.9dB
温風モード34.4/44.2dB |
■ダイソン ピュリファイアー ホットアンドクール(Dyson Purifier Hot+Cool™) の機種
Purifier(ピュリファイアー)は日本語で「清浄機」の意味で、空気清浄機能を指します。この言葉が付いたモデルはすべて空気清浄機能付き。高気密で、捉えた汚れを逃しません。主要モデルを紹介します。
◎HP10
ホットアンドクールでは最もシンプルな、ベースとなるモデルです。10段階の送風機能と温風機能、そして空気清浄機能を備えており、40~350°の送風に対応しています。また、空気清浄機能もシリーズ共通でPM0.1まで99.95%除去できます。ホットアンドクールシリーズの基本機能は上位モデルと同等の機能を備えています。
ただし、風を背面に放出することで、風を当てずに空気清浄機能を使う「ディフューズドモード」や、Bluetooth機能は搭載していません。 スマホ連携などの付加機能が不要と割り切れるなら、非常にお買い得です。
◎HP07
Bluetooth機能を搭載し、スマホアプリ連携ができるモデルです。本体前面のLCDディスプレイでは、PM1.0、PM2.5の微細粒子に加えて、二酸化窒素(NO2)やほかの酸化ガス、揮発性有機化合物(VOC)の検出と表示が可能。空気の質をより細かく可視化できます。さらに、送風が不要なときでも空気清浄機として使えるディフューズドモードを搭載したモデルです。1年を通して空気清浄機能を使いたい人におすすめです。
MyDyson™アプリを使えば、部屋の中だけでなく、住んでいるエリアの空気の状態も表示可能。屋外と屋内の状況を1つの画面で見比べられます。
さらにWi-Fiに接続することで、スマートスピーカーと連携して音声での操作も可能です。リモコンが手元にない状態でも操作できます。
◎HP09
HP07をベースに、住宅建材の接着剤や塗料などに広く採用されているホルムアルデヒドを検出するセンサーを搭載したモデルです。ほかのモデルでは、ホルムアルデヒドは揮発性有機化合物(VOC)と誤認識される場合があります。HP09は、ホルムアルデヒドの専用センサーを搭載することで正確な検知が可能になっています。
さらに、検出したホルムアルデヒドは、内蔵の触媒フィルターにより、水とCO2に分解される仕組みです。このため、シックハウス症候群に悩んでいる人におすすめ。 住宅内の空気中に含まれている微細な汚れやガスと一緒に、ホルムアルデヒドをキャッチして分解できます。
■ダイソン ピュア ホットアンドクール(Dyson Pure Hot+Cool™)の機種
製品名にPure(ピュア)が付くのは、Purifier(ピュリファイアー)が発売される前の旧モデル。家電量販店やネットショップで、低価格で販売されています。
◎ダイソン ピュア ホットアンドクール(Dyson Pure Hot+Cool™)空気清浄ファンヒーター
空気清浄機能を搭載したダイソンのホットアンドクールの中でも、特に低価格で購入できるモデルです。AirMultiplierテクノロジーにより、たっぷりの風を優しく送ってくれます。PM0.1レベルの微細な粒子を99.95%除去できる機能もPurifierモデルと共通。ディフューズドモードやBluetooth機能も搭載しています。
Purifierモデルとの違いは、本体の機密性です。捉えた汚れを逃さない空気清浄性能ではPurifierの方が勝るものの、そこに目をつぶれれば、非常にお買い得なモデルといえます。
4 まとめ
ダイソンのホットアンドクールは、扇風機、ヒーター、そして空気清浄機として1台3役で使えます。また、モデルによってBluetooth機能の搭載や、ホルムアルデヒド対応などが選べます。
1年を通して、長く使える家電だからこそ、ライフスタイルに合った最適なモデルを選びたいもの。とはいえ、高級な家電だからこそ購入を悩んでいる人も多いでしょう。
そんな人には、まずはお試し利用がおすすめ。自宅で実際に使用してみてサイズ感や風量など気になるポイントをチェックして、しっかり吟味してみましょう。
※2024年9月時点での情報です。
最新情報について、詳しくは「メーカーのホームページ」でご確認ください。
※表示金額はすべて税込価格です。
※商品写真および画像はイメージです。
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