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【2024最新】スマートグラス・ARグラスのおすすめ7選!人気モデルの本音レビューも紹介
ARグラス XREAL Air 2
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ARグラス
公開日:2024年4月9日(2024年11月19日更新)
スマートウォッチのように、一つのデバイスにさまざまな便利な機能を搭載した製品として最近注目を浴びているのが「スマートグラス」や「ARグラス」です。まだあまりなじみのないデバイスですが、一体どんなことができるのでしょうか。
今回は、IT・家電に詳しいジャーナリストが、「スマートグラス」や「ARグラス」がどんな製品であるか基本的な解説から、おすすめの製品までご紹介します。
目次
1 スマートグラス・ARグラスとは?
スマートグラスとは、映像やデジタル情報を視聴できるメガネ型のウェアラブルデバイスです。目の前にディスプレイを配置することで、数メートル先に大画面スクリーンが表示されているような迫力のある映像を楽しめます。
個人用途では映画鑑賞やゲーム、パソコンモニターでの作業などのシーンで利用されています。VR(仮想現実)ゴーグルと違って目の前が見えるため、ビジネス用途では作業の効率化や生産性向上に活用されています。
AR(拡張現実)グラスは、スマートグラスの1種で、現実のものや場所にデジタル情報を重ねて表示するデバイスです。XR*グラスなどと呼ばれることもあります。
今回紹介する7製品は、ARグラスとしても使えるスマートグラスです。
*1 XR=AR、VR(仮想現実)、MR(複合現実)の総称2 スマートグラス・ARグラスができること
スマートグラスは、メガネ型のデバイスを装着することで、映像を視聴するのがメイン機能。ほかには、搭載されたマイクを使って通話したり、カメラで視界の共有ができたりするものもあります。最近はマイクやカメラ機能などを使って、作業現場やビジネスシーンでも活用されています。
VRのように完全に視界を防ぐことなく、周りの様子を確認できるため、飲食やほかの作業がしやすいのが魅力。コンパクトでありながら大画面の映像が見られるため、出先でも使いやすいのもポイントです。
ARグラスの場合、現実世界の映像にバーチャル映像を重ねたようなゲームが楽しめます。ただし、後ほど詳しく記載しますが、アプリや専用のデバイスが必要になるケースが多いため、AR機能を楽しみたいなら、事前に確認しておきましょう。
3 スマートグラス・ARグラスの選び方
どんなポイントに注目して選べばいいのでしょうか。チェックすべき項目を確認していきましょう。
■映画やゲームを楽しむならディスプレイ性能をチェック
映画やゲームなどを楽しみたいのであれば、ディスプレイの性能に注目しましょう。今回紹介する7製品はすべてフルHD×2枚のディスプレイを搭載するため解像度は同じですが、視野角や輝度、リフレッシュレート(映像を更新する頻度)が異なるため、没入感や映像の見やすさなどが変わってきます。
◎没入感を求めるなら視野角が広いものを
没入感のある映像を楽しみたいのであれば、視野角の広さが重要になります。各製品の仕様には投影画面サイズもありますが、4m先に130インチ、6m先に215インチなど製品によって表現がまちまちです。それよりも、表記が統一された視野角の広さを参考にするのがおすすめ。45°程度の製品が多いですが、50°以上あると広視野角と考えてよいでしょう。
◎画面揺れによる酔いを防ぐなら「3DoF表示対応」
一般的なスマートグラスは、画面が常に目の前にあるため、頭を動かすと酔ってしまう場合もあります。酔いを防ぐのであれば、頭の上下、左右、傾きを検知できる3DoF*2対応機器がおすすめです。
3DoF対応機器の場合、頭を動かしても同じ場所に映像を表示させることが可能です。ただし、3DoF機能を利用するにはアプリを利用するか、オプション製品の購入が必要になるものが多いため、購入前に対応可否と併せて、対応方法もチェックしておきましょう。
*2 DoF=ドフ。Degree of Freedomの略で、ユーザーの動きを検知する性能の高さを示します。◎明るい場所で使用するなら、画面の輝度が高いものを選ぼう
明るい場所で映像を見るためには、輝度(画面の明るさ)が高いものを選ぶとよいでしょう。ただし、輝度を公開していない製品もあるため、できれば実店舗で映像の明るさを確かめてみるとよいでしょう。
◎ゲームをするなら、リフレッシュレートが高いものを選ぼう
ゲームをプレイするのであれば、映像のなめらかさに直結するリフレッシュレートもチェックしましょう。リフレッシュレートが高い製品の方が、より遅延の少ない映像でゲームを楽しめます。
■ゲーム機をつなぐのであればオプション製品が必要
ゲーム機を接続してプレイしたいのであれば、本体とは別にオプション製品が必要です。XREAL AirシリーズやRokid Maxなどは、ゲーム接続用の純正オプションを用意されています。
VITURE ProやRayneo Air 2などの純正オプションがない製品であっても、基本的にはHDMIからUSB Type-Cに変換できる市販の製品などを利用することでゲーム機との接続が可能です。
■手軽に没入感を得たいなら電子調光機能が便利
多くの製品には、レンズの前面をふさいで真っ暗にできる遮光カバーが付属しており、それを装着することでどこでも没入感の高い映像を楽しめます。
しかし、より手軽に没入感の高い映像を見たいのであれば、レンズ自体の明るさを調節できる電子調光機能が便利です。電子調光機能があれば、ボタンを押すだけでレンズを透過する光の量を調節でき、手軽に没入度合いを調節できます。
今回紹介する7製品の中ではXREAL Air 2 ProとVITURE Proが電子調光機能を搭載しているので、ぜひチェックしてみてください。
■AR機能を使いたいなら対応アプリやオプション製品を確認
現実風景にバーチャル映像を重ね合わせたようなゲームや、頭を動かしても映像が風景の中に固定される、などのARグラスとしての機能を楽しむなら、必要なアプリやオプション製品を事前に確認しておきましょう。
基本的にAR機能を利用するためには、アプリをインストールする必要があり、アプリを利用できないスマホやPCではAR機能を利用できません。
製品によっては、オプション製品を購入することでAR機能を利用できるものもあるので、事前に確認しておくとよいでしょう。
■対応OSやデバイスは事前に要確認
どの製品も基本的にUSB Type-C接続(DisplayPort Alternate Mode)になっており、DisplayPort Alternate Modeに対応するUSB Type-C対応スマホであれば接続可能です。
ただし、Lightning端子を搭載するiPhoneシリーズやDisplayPort Alternate Mode非対応のスマホ、HDMI出力を搭載するゲーム機などを接続する場合、本体とは別にオプション製品が必要になります。
XREAL AirシリーズやRokid Maxのように純正オプションを用意している製品もありますが、HDMIからUSB Type-Cに変換できる市販の製品を利用することでゲーム機との接続が可能です。
各製品のサイトには接続を検証した機器の一覧が表示されている場合もありますので、気になる人はそちらもチェックしましょう。
■長時間着用なら装着のしやすさも大切
長時間装着して映像やゲームなどを楽しむなら、装着のしやすさ、快適さも重要です。重さだけでなく、テンプル(めがねのつる)の柔らかさや角度調整が可能かどうか、ノーズパッドの柔らかさなどをチェックしましょう。
基本的には100gを切るくらいなら重く感じることはないと思いますが、長時間装着していると鼻や耳が痛くなってくる場合があります。フィット感や長時間装着における快適さは、試着では判断できない部分なので、購入前にレンタルでお試ししてみるというのもひとつの手です。
■使い勝手を左右するポイントもチェック
スマートグラスはメガネタイプの機器を装着しながらボタンを操作するため、手探りでボタン操作がしやすいかもチェックしましょう。
また、付属ケーブルはType-Cとマグネット式の2種類がありますが、他の充電ケーブルと併用したり、ケーブルの買い替えなどを考慮したりするとType-Cケーブルがおすすめです。
着脱しやすいマグネット式は何かに引っかかった場合に外れやすくて安全ですが、断線した場合は専用ケーブルを購入するまで使えなくなってしまいます。
どの製品も使いやすさにはかなり気を配っているのですが、ユーザーの好みにも左右されるので、実際の製品を一度お試しで触ってみることをおすすめします。
■まずはレンタルしてみるのもあり
スマートグラスは決して安い機器ではないですし、頭や顔のサイズ、形によって装着性も人それぞれです。自分に合うスマートグラスかどうか不安な人は、購入前にレンタルサービスを利用してみるのがおすすめです。
購入前にお試しすることで、気になる見え方や画面酔いの具合などがチェックでき、買ったけどあまり使わなくなった…ということを防げます。
4 スマートグラス・ARグラスの実力を本音レビュー
次のパートでおすすめの製品をいくつか紹介しますが、今回は人気の「XREAL Air 2」をピックアップし、使用した感想をレポートします。以下の記事では、より詳しく「XREAL Air 2」についてレビューしているので、気になる人はチェックしてみてくださいね。
■映像の美しさは想像以上。周囲が見えるのも便利
投影された映像は、想像以上に高精細で明るくキレイな印象です。公式では4m先に130インチのスクリーンがあるくらいの大きさだとしていますが、狭い部屋の中で使用すると1mくらい先に40インチ程度のスクリーンがあるというような感覚が正直なところ。
ただし、外の広い空間で使用すると大画面に感じられます。そのため、周りの環境により投影サイズが左右される可能性はあるでしょう。
ARグラスの画面サイズの体感は人それぞれだと思いますが、周囲の風景の中に大画面が浮かび上がるのはとても面白い体験です。
スマホを接続するだけで、どこでも手軽に大画面の映像やゲームに没入できるのはARグラスならではのメリットではないでしょうか。
■広がりのあるサウンドは没入感がアップ
左右のテンプル部にスピーカーを備えています。指向性オーディオ技術を搭載し、前モデルの「XREAL Air」に比べて音漏れが減少。もちろん音量を上げると周囲に音が漏れてしまいますが、抜け感のいいクリアなサウンドを楽しめます。
高音質イヤホンほどの解放感はありませんが、耳の穴をふさいだり耳を覆ったりすることなく、解放感のある音を楽しめるのはスピーカーならではの魅力です。
よほど大きな音でなければ音漏れも少ないので、映画やYouTubeなどの動画をゆったり楽しみたいのであれば本体だけで十分に満足できると思います。
■見た目よりも遥かに軽く、装着感も快適
「XREAL Air 2」の重さ約72gは普通のメガネに比べると重いのですが、実際に装着してみるとノーズパッドとテンプルに荷重が分散されることもあって、重く感じることはありませんでした。VRゴーグルなどと比べると圧倒的に軽く感じます。
テンプルの角度を3段階に調整できるほか、ノーズパッドも弾力性があり、顔の形にぴったりとフィット。頭を激しく振るようなことをしない限り、ほぼずれずに装着できるように感じます。
5 プロおすすめのスマートグラス・ARグラス7選
IT・家電ジャーナリストがおすすめする製品を7つご紹介します。今回は映画やゲーム、デスクワークで使えるスマートグラス・ARグラスを選定しました。
■XREAL「XREAL Air 2」
XREAL「XREAL Air 2」は、同社の「XREAL Air」の後継機にあたるモデル。従来機に比べて明るさ、音質、着け心地などが改善されています。特に3段階でテンプルが調整できるため、それぞれの骨格に合わせて調整できるのがうれしいポイントです。
「Nebula」アプリを利用すると、XREALやサードパーティーが開発したARコンテンツ「AR Space」が楽しめるのもメリット。ただし、現在時点で「Nebula」のAR機能はAndroidデバイスでのみ利用可能となっており、iPhoneシリーズでは使えないため注意が必要です。
また、オプション製品を数多くラインナップしており、接続可能なデバイスが多いのが魅力。DisplayPort Alternative Mode対応のスマホなら、付属のUSB Type-Cケーブルで接続するだけで、簡単に映像が投影できます。
iPhone14以前のモデルを場合は、別売りの「XREAL Beam」、ゲーム機などと接続する場合は、HDMI端子搭載の「XREAL Adapter」が必要です。使用デバイスに必要なオプションを確認し、購入後に手持ちのデバイスが使えなかったということがないようにしましょう。
ディスプレイ | ○(Micro-OLED) |
---|---|
投影画面サイズ | 130インチ(4m先) |
解像度(両眼) | 1920×1080×2 |
視野角 | 46度 |
輝度 | 500Nits |
リフレッシュレート | 120Hz |
接続方法 | USB Type Cケーブル(DisplayPort Alternate Mode) |
対応OS | USB-C映像出力ができるデバイス |
DoF | 3DoF |
重量 | 72g |
■XREAL「XREAL Air 2 Pro」
XREAL「XREAL Air 2 Pro」は、「XREAL Air 2」の機能に加えて、グラスの透過率を変更できる「電気クロミック調光」機能を搭載するARグラスです。
映画などの映像に没入したいときには没入モード、周囲の明るさを少し抑えたい時には通常モード、暗いところなどで明るく見たいときには透明モードと、調光モードを3段階で調整できます。
遮光カバーを取り出すことなく、シーンに合わせて手軽に透過率を変更できるのが魅力です。それ以外の機能や性能は「XREAL Air 2」と全く同じなので、調光モードにこだわらないのであれば「XREAL Air 2」でよいでしょう。
どちらも遮光カバーは付属していますが、遮光カバーを持ち歩かず、手軽に明るさを調節したいという人にはこのモデルがぴったりです。
ディスプレイ | ○(Micro-OLED) |
---|---|
投影画面サイズ | 130インチ(4m先) |
解像度(両眼) | 1920×1080×2 |
視野角 | 46度 |
輝度 | 500Nits |
リフレッシュレート | 120Hz |
接続方法 | USB Type Cケーブル(DisplayPort Alternate Mode) |
対応OS | USB-C映像出力ができるデバイス |
DoF | 3DoF |
重量 | 72g |
■ROKID「Rokid Max」
ROKIDの「Rokid Max」は、近視補正ダイヤルを搭載しており、0.00D~-6.00Dまでの視力補正が可能なARグラスです。補正範囲の近視の人なら、メガネがなくても映像を楽しめます。微調整も可能な形状記憶ノーズパッドを付属しているので、装着性も快適です。
DisplayPort Alternative Mode対応のスマホと付属のUSB Type-Cケーブルで接続すると、簡単にスマホの映像が投影できます。Androidスマホ向け「Rokid AR」アプリを利用すると、自社開発やサードパーティー製のARコンテンツも楽しめますよ。
DisplayPort Alternative Modeに対応しないスマホのユーザーには、Android TVを搭載していてYouTubeやAmazonプライム・ビデオなどの映像を楽しめる「Rokid Station」も別売で用意しています。
USB Type-C端子を搭載するiPhone 15シリーズには対応するものの、iPhone 14以前のiPhoneシリーズ(Lightning端子のもの)に関しては現在対応していないため、注意しましょう。
ディスプレイ | ○(Micro-OLED) |
---|---|
投影画面サイズ | 215インチ(6m先) |
解像度(両眼) | 1920×1080×2 |
視野角 | 50度 |
輝度 | 600Nits |
リフレッシュレート | 120Hz(最大) |
接続方法 | USB Type Cケーブル(DisplayPort Alternate Mode) |
対応OS | USB-C ディスプレイ ポートと OTG を備えたデバイス (Android 10 以降) |
DoF | 3DoF |
重量 | 75g |
■VITURE「VITURE Pro」
VITUREの「VITURE Pro」は度数調整ダイヤルを搭載し、0.00D~-5.00Dまでの視力調整が可能なARグラスです。4000Nitsの高輝度で3m先に135インチ相当のフルHD画面が広がります。リフレッシュレートは最大120Hzと高スペックなのでゲームへの利用にもおすすめです。
iPhone 15以降のiPhoneシリーズやAndroidスマホをケーブル1本で接続できるだけでなく、「SpaceWalker」アプリ(iOS/Android対応)をインストールすると、スクリーンが画面の中心に固定される3DoF表示も可能になります。動画視聴やネット検索などをマルチ画面で利用できます。
SpaceWalkerアプリはMacOSにも対応しており、最大3枚の画面を4種類の画面レイアウトで開きながら空間コンピューティングを行えます(Windows向けARアプリは開発中)。
光の透過率を0.5%と40%の2段階で調節できるレンズ調光機能を搭載しているのも大きな魅力です。明るい画面でゲームを楽しみたいという人にぴったりのモデルです。
ディスプレイ | ○(Micro-OLED) |
---|---|
投影画面サイズ | 135インチ(3m先) |
解像度(両眼) | 1920×1080×2 |
視野角 | 46度 |
輝度 | 4000Nits |
リフレッシュレート | 120Hz |
接続方法 | USB Type Cケーブル(DisplayPort Alternate Mode) |
対応OS | USB-C映像出力ができるデバイス |
DoF | 3DoF |
重量 | 77g |
■TCL「Rayneo Air 2」
TCLの「RayNeo Air 2」は、ソニー製マイクロOLEDを採用し、600Nitsの輝度と120Hzのリフレッシュレートを実現したARグラスです。
ダイナミックステレオサウンドを左右に搭載しており、周囲に人がいる場合は音響位相キャンセル技術によって音漏れを抑制する「ウィスパーモード」を利用できます。また、「RayNeo XR」アプリを利用することで3DoF表示にも対応します。
アクセサリーが充実しているのが魅力の一つ。たとえば、Amazon Prime VideoやYouTubeなどの動画サービスやアプリを利用できるストリーミングメディアボックスの「RayNeo Pocket TV」や、Nintendo Switchの背面に装着することで、家の中や外出先でも充電しながらゲームを楽しめる「RayNeo JoyDock」などが用意されています。
RayNeo JoyDockはほかの機器に対してもモバイルバッテリーとして使えるので、いろいろなシーンで役立ちそうです。
ディスプレイ | ○(Micro-OLED) |
---|---|
投影画面サイズ | 201インチ(6m先) |
解像度(両眼) | 1920×1080×2 |
視野角 | 46度 |
輝度 | 600Nits |
リフレッシュレート | 120Hz |
接続方法 | USB Type Cケーブル(DisplayPort Alternate Mode) |
対応OS | USB-C映像出力ができるデバイス |
DoF | 3DoF |
重量 | 76g |
■TCL「NXTWEAR S」
TCLの「NXTWEAR S」は付属するケーブルがほかの製品とは違って、磁気コネクター接続になっており、スマートな脱着が可能なARグラスです。付属している3タイプのノーズパッドで位置と幅を調整できるため、骨格に合わせて調整ができます。
「TCL AR」アプリを利用すると自社開発やサードパーティー製のARコンテンツも楽しめますが、現在はAndroid向けとなっているため、iPhoneユーザーは使用できません。
映像投影だけならDisplayPort Alternative Mode対応のスマホと付属のUSB Type-Cケーブルで接続するだけで簡単にできます。Lightning端子を搭載するiPhoneシリーズの場合、別売の「Mira Screen Portable Adapter」で接続が可能です。
接続はほかの製品と同じUSB Type-C接続ですが、専用ケーブルのため汎用性が低いのが難点。一方で、磁気コネクター接続で外れやすくなっているため、使用中にコードを引っ掛けてしまっても、ケガや破損などを防ぎやすいのが魅力です。
ディスプレイ | ○(SONY製Micro-OLED) |
---|---|
投影画面サイズ | 130インチ(4m先) |
解像度(両眼) | 1920×1080×2 |
視野角 | 45度 |
輝度 | ─ |
リフレッシュレート | 60Hz |
接続方法 | USB Type Cケーブル(DisplayPort Alternate Mode) |
対応OS | USB-C映像出力ができるデバイス |
DoF | 3DoF |
重量 | 82g(フロントレンズを除く) |
■エプソン「MOVERIO|BT-40S」
エプソンの「MOVERIO BT-40S」は、ARグラスの「BT-40」とAndroid OSを搭載するスマホタイプのコントローラーがセットになった製品です。コントローラーはmicroSDXCカード(最大2TB)に対応しており、撮影した映像や写真、動画コンテンツなども保存して再生できます。
メガネをかけたまま使用できるのが大きな特徴です。メガネの幅が144mmを超えると装着できないなど制約はありますが、使い慣れたメガネを装着したまま見たいという人におすすめです。
また、ARグラス、コントローラーともに生活防水(IPX2)にも対応しています。
DisplayPort Alternate Mode対応のスマホと付属のUSB Type-Cケーブルで接続するだけで、簡単にスマホの映像が投影可能。ただし、他社のようにARコンテンツを利用できる個人向けアプリは用意されていないのが残念なところです。
ディスプレイ | ○(Si-OLED) |
---|---|
投影画面サイズ | 120インチ(5m先) |
解像度(両眼) | 1920×1080×2 |
視野角 | 34度 |
輝度 | ─ |
リフレッシュレート | 60Hz |
接続方法 | USB Type Cケーブル(DisplayPort Alternate Mode) |
対応OS | USB-C映像出力ができるデバイス |
DoF | 3DoF |
重量 | 95g |
6 まとめ
私たちの生活をより便利に、より充実したものにしてくれそうなスマートグラス・ARグラスですが、いざ購入してみると「思ったより重かった」とか、「自分のニーズに合わない」ということにもなりかねません。
人によって装着したときの使用感が異なるため、購入前にレンタルして使ってみるのをおすすめします。「kikito」では、さまざまなスマートグラスを取り揃えています。まずは、おためしでレンタルして装着性や使用感、映像の没入感、応答性などをチェックしてみてください。
※2024年10月時点での情報です。
最新情報について、詳しくは「メーカーのホームページ」でご確認ください。
※表示金額はすべて税込価格です。
※商品写真および画像はイメージです。
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