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【2025年】プロジェクターのおすすめ品13選!一人暮らし・天井用・テレビ代わりなどシーン・目的別で厳選

XGIMI HORIZON Pro ホームプロジェクター
月額サブスクプラン
6,000円/月額
(30日単位/自動更新)
短期レンタルプラン
9,800円/8日間~
プロジェクター
公開日:2023年9月27日(2025年1月29日更新)
年々進化を遂げ、高性能の製品が続々と登場しているプロジェクター。それぞれ打ち出している特徴が異なるため、どんな目的で、どんなシーンで使いたいのかによって、チョイスすべき製品が異なってきます。本記事ではプロジェクターに詳しい家電ライターが、最新の製品から目的別のおすすめ機種をご紹介します。
目次
1 プロジェクターの種類とは?
プロジェクターは主に、ホームプロジェクター、ビジネスプロジェクター、モバイルプロジェクターの種類に分けられます。
ホームプロジェクターとビジネスプロジェクターの見た目は似ていますが、それぞれの用途に合わせた機能が備わっているのが特徴です。
たとえば、ホームプロジェクターならNetflixなどのサブスクに対応していたり、スピーカーが搭載されていたり、家庭で楽しめる機能が豊富なのが特徴。ビジネスプロジェクターは、明るい部屋でもブラインドを閉めずに見られるような、輝度が高いものが多くなっています。
そして、キャンプやアウトドアなど、出先で使用するならコンパクトなモバイルプロジェクターがおすすめです。
モバイルプロジェクター | ホームプロジェクター | ビジネスプロジェクター | |
---|---|---|---|
携帯性 | ◎ | △ | ◯ |
バッテリー駆動 | ◎ | × | × |
明るさ | × | ◯ | ◎ |
高精細表示 | △ | ◎ | △ |
自動補正機能 | ◯ | ◯ | △ |
音質 | △ | ◯ | × |
2 プロジェクターの選び方
△まずはどういう使い方をするのか目的を決めて、それに合った種類を選びましょう
プロジェクターを選ぶ際、まずは使用する場所を明確にしましょう。 どこで使用するのかが決まると、選ぶべき「種類」が見えてきます。
次に、プロジェクターと壁までの距離や、投影したい画面サイズなどの条件を決めると、ある程度選択肢が絞れてくるでしょう。そして、最後に候補に残った製品のなかで機能を比較するとスムーズです。
■予算や目的に合わせて設置タイプを選ぼう
△「モバイル型」はバッテリーを内蔵し、場所を選ばず使えます。「中間型」と「据え置き型」はより明るい映像が投影可能。画質重視なら4K画質の「据え置き型」が選択肢に
プロジェクターは大きく分けて「モバイル型」「中間型」「据え置き型」の3つのタイプにわかれます。「モバイル型」は軽量コンパクトで持ち運びやすく、バッテリーを内蔵しているため電源が取れない場所でも使えます。
「中間型」はAC電源で動作する標準的なプロジェクター。フルHD解像度で、大画面で投影が可能です。それほど大きくはないため、宅内なら持ち運んで使うことができます。至近距離から大画面が投影できる短焦点タイプなどさまざまなモデルが選べるのも特徴です。
「据え置き型」は、4K画質で投影できる高画質モデルが中心。基本的には決まった位置に固定して設置します。本体が大きく、その分大きな画面を映せるものが多数あり、100インチを超える大画面で映画などを見たい場合は「据え置き型」がおすすめです。
■部屋の広さ・レイアウトとの相性をチェック
◎狭い部屋なら短焦点がおすすめ
△プロジェクターとスクリーンの距離のチェックポイントを解説した図
プロジェクターの投影サイズは、基本的に本体とスクリーンとの距離で決まり、大画面で投影したい場合は、できるだけ離して設置する必要があります。
たとえばアンカー・ジャパンの「Nebula Capsule 3 Laser」の場合、100インチで投影する場合、壁まで2.66mの距離が必要です。
十分な投影距離が確保できない場合、短い距離でも大画面で投影できる短焦点プロジェクターを選びましょう。ソファ前のテーブルなどに設置すれば、壁から1mぐらいの距離でも大画面で投影できます。
スクリーンサイズ(16:9)と投影距離の例 | ||
---|---|---|
画面サイズ | 投影距離 | |
アンカー・ジャパン「Nebula Capsule 3 Laser」の場合 | 短焦点のAcer「H6518Sti」の場合 | |
60インチ | 1600mm | 700mm |
80インチ | 2130mm | 900mm |
100インチ | 2660mm | 1100mm |
120インチ | 3180mm | 1300mm |
◎正面に置けないならレンズシフト・台形補正・光学ズームが搭載されたものを
△提供:アンカー・ジャパン
座る位置と干渉したり、家具などがあったりして、プロジェクターをスクリーンに対して真正面に置けない場合は、スクリーンの調整機能があるプロジェクターを選びましょう。
たとえば、台形補正に対応していれば、低い位置や高い位置、さらに左右斜めからの投影でもきちんと映像を見られるように調整できます。また、自動で台形補正ができるプロジェクターも増えており、プロジェクターを移動していろんな場所で使いたい場合でも、自動で素早く調整してくれます。
ズーム機能があるプロジェクターなら、設置したあとでも画面サイズの微調整が可能です。光学ズームのモデルなら、画質も劣化しません。
◎設置場所の確保が難しいならシーリング型がおすすめ
プロジェクターの設置場所の確保が難しいなら、天井吊りできるシーリング型がおすすめ。シーリングライトとして設置するため、初回は設置の手間がありますが、一度設置してしまえば、いつでも手軽にプロジェクターを楽しめるのも魅力といえます。
ただし、天井の形状や、引掛シーリングから壁面までの必要距離など、設置環境の条件がある場合が多いため、購入前に設置条件を確認しましょう。
■映像や音質のスペックをチェック
◎高画質で映し出したいなら4K対応がおすすめ
△4KはフルHDの4倍のきめ細かさ。大画面で投影すると細部の表現の違いがわかります。
4Kに対応した製品が最も高画質ですが、その分価格が高くなる傾向があります。視聴距離にもよりますが、80インチ以下の投影サイズならフルHDとそれほど見え方は変わりません。
YouTubeなど、解像度が高くなく、画質を重視しないコンテンツの視聴がメインならHD画質で十分。映画やスポーツ中継などを高画質で映し出したいならフルHDや4K対応がおすすめです。
また、画質においては映像の色が自然に再現されているか、グラデーション表現力やメリハリのある映像を表現するために重要なコントラスト比なども要チェックです。なお、コントラスト比とは、同じ映像の中の最も明るい部分と暗い部分の差。数値が大きいほど、より細かなグラデーションで明暗差が表現でき、白飛びや黒つぶれが低減できます。「HDR」もコントラスト比をさらに高める技術です。
投影する映像の解像度は、製品によって以下のようにわかれています。
4K(3840×2160ドット) | 100インチ以上の大画面で高精細な映画やBS 4K放送を見たい場合の選択肢 |
---|---|
フルHD(1920×1080ドット) | スポーツや映画など、映像コンテンツを精細に楽しみたい場合の基本となる解像度 |
HD(主に1280×720ドット) | YouTubeの視聴や写真、ビジネス文書の表示など、解像度を問わないコンテンツ向け |
SD(主に720×480ドット) | DVD程度の画質。30インチ以下の投影サイズで画質を問わない場面向け |
◎800ANSIルーメン以上あれば昼間でも見やすい
△日中など、明るい部屋で映像を投影する場合は輝度の高いプロジェクターでないと映像が見えにくくなります
プロジェクターをテレビ代わりにしたり、昼間でもカーテンを開けて使用したりするなら、明るさは800ANSIルーメン以上がよいでしょう。
部屋を真っ暗にして映画などを見る場合は、それほど気にする必要はありませんが、リビングなど真っ暗にできない場所で使う場合は、できるだけ明るく投影できるプロジェクターがベスト。外光に負けない明るさで投影する必要があるからです。
プロジェクターの明るさは「輝度」で示されています。規格によって測定基準が異なるため、単純な数値比較はできないのですが、目安としては、800ANSIルーメン(3000ルーメン)より高いモデルなら、日中の明るい部屋でもある程度クリアに映せます。
なお、輝度表記に関しては複数の規格があり、ANSIルーメン以外で記されている製品もあります。実際の明るさを確認するのがおすすめです。
◎高音質スピーカー搭載モデルを選ぼう
△高音質スピーカーを搭載したプロジェクターならそれだけで映像と音楽が楽しめます
プロジェクターの多くが、スピーカーを内蔵しています。
本格的で高品質な音を出力できる製品がある一方、一応音が出る、最低限のレベルのものもあるため注意が必要です。5W以下のモノラルスピーカーを内蔵した製品はあくまで最低限レベルのため、映画や音楽を楽しむなら、別途スピーカーの接続が必須といえます。
ステレオスピーカーやウーファーを内蔵したモデルなら、臨場感豊かなサウンドが楽しめるでしょう。なかには、空間オーディオに対応していたり、サブウーファーを内蔵し、音がしっかり広がって高音質が再現できたりするモデルもあります。
■利便性をアップさせるプラスαの機能もチェック
◎OS内蔵ならWi-Fi接続だけで手軽に楽しめる
△提供:アンカー・ジャパン
プロジェクターで動画配信サービスを視聴するにはいくつかの方法がありますが、Google TVなどの汎用OSを搭載したタイプが最も手軽。Wi-Fiに接続するだけでサービスを利用できます。ただし、OSによって利用できるサービスが異なるため、要チェックです。
Wi-Fi非対応のモデルは、HDMIケーブルでBDレコーダーやAmazon Fire TVスティックなどを接続して利用します。
◎寝転びながら楽しむなら天井投影できるタイプを
△プロジェクターのレンズを天井に向けることで天井投影が可能。寝転んだまま見られます
プロジェクターのちょっと変わった使い方の一つとして天井投影があります。天井には基本的に障害物がないため、大画面の投影が可能。寝転がった状態で映像が楽しめるというわけです。大画面を映し出すスペースがないといったときにも有効です。
なお、天井投影をしたい場合、レンズを上向きにして設置できるプロジェクターを選ぶ必要があります。
◎屋外で楽しむならバッテリー容量もチェック
アウトドアシーンやガレージ、ベランダなどの屋外で映像を投影したい場合、バッテリーを内蔵したモバイル型を使うことになります。このときにチェックしておきたいのがバッテリー容量。多くのモデルが2~3時間のバッテリー駆動に対応しています。
それよりも長時間利用したい場合は、モバイルバッテリーやポータブル電源を用意しておきましょう。
3 【実機レビュー】用途別おすすめプロジェクターを13種類紹介!
▼ホームプロジェクター13種類の性能比較表
メーカー | Aladdin X | BenQ | Acer | JMGO | XGIMI | LGエレクトロニクス | アンカー・ジャパン | アンカー・ジャパン | アンカー・ジャパン | BenQ | エプソン | エプソン | Aladdin X |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
製品名 | Aladdin Marca | GV30 | H6518STi | 1600 | HORIZON Pro | HU810PBAJL | Nebula Capsule 3 | Nebula Capsule 3 Laser | Nebula Mars 3 | GP100 | dreamio EB-W06 | dreamio EH-TW6250 | Aladdin X2 Plus |
製品画像 |
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投影方式 | DLP | DLP | DLP | DLP | DLP | DLP | DLP | DLP | DLP | DLP | 3LCD | 3LCD | DLP |
解像度 | 1920×1080 | 1280×720 | 1920×1080 | 3840×2160 | 3840×2160 | 3840×2160 | 1920×1080 | 1920×1080 | 1920×1080 | 1920×1080 | 1280×800×3 | 1920×1080×3 | 1920×1080 |
HDR | HDR10 | - | - | HDR10 | HDR10 | HDR10 | HDR10 | HDR10 | HDR10 | - | - | HDR10 | HDR10 |
明るさ | 1000ANSIルーメン | 300ANSIルーメン | 3500ANSIルーメン | 2200CVIAルーメン | 2200ANSIルーメン | 2700ANSIルーメン | 200ANSIルーメン | 300ANSIルーメン | 1000ANSIルーメン | 1000ANSIルーメン | 3700ルーメン | 2800ルーメン | 900 ANSI ルーメン |
コントラスト比 | 非公表 | 100000:1 | 10000:1 | 1600:1 | 公表 | 2000000:1 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 100000:1 | 16000:1 | 35000:1 | 非公開 |
スクリーンサイズ | 80~120インチ | 30~100インチ | 45~303インチ | 100~150インチ | 最大200インチ | 40~300インチ | 40~120インチ | 最大120インチ | 80~200インチ(確認 | 80~120インチ | 33~320インチ | 40~500インチ | 40~120インチ |
スピーカー | 2.1 chサラウンド / 合計31W(中高音スピーカー:85W×2
低音スピーカー:15W×1) |
2.1 chチャンバースピーカー 4W×2 & 8Wウーファー | 3W | 10W×2 | 8W+8W | 5W+5W | 8W | 8W | 40W | 5W×2、10Wチャンバー | 2W | 10W | 8W+8W |
本体サイズ | 約 高さ119×幅427×奥行き263mm | 高さ196×幅120×奥行き185mm | 約 高さ100.2×幅313×奥行き255.3mm | 高さ203×幅241×奥行き236mm | 約 高さ136×幅208×奥行き218mm | 高さ151×幅337×奥行き410mm | 約 高さ78×直径160mm | 約 高さ167×直径83mm | 約 高さ260×幅160×奥行き250mm | 約 高さ193×幅169×奥行き213.5mm | 高さ77×幅302×奥行き234mm | 約高さ123×幅333×奥行き275mm | 高さ145×幅476×奥行き476mm |
本体重量 | 約5.31kg | 約1.6kg | 2.95kg | 約4.5kg | 2.9kg | 約11kg | 約850g | 約950g | 約4.5kg | 約2.9kg | 約2.5kg | 約4.1kg | 4.9kg |
主なインターフェイス | HDMI×2、USB Type-A×2、LAN、OPTICAL | HDMI1.4 ×2(1つはAndroid TVドングル内蔵用)、USB Type-C | HDMI×2、アナログRGB/コンポーネントビデオ、コンポジット | HDMI2.1×1、HDMI2.1(eARC)×1、USB Type-A×1 | HDMI×2、USB Type-A×2、LAN、光デジタル(S/PDIF) | HDMI×3、USB Type-A×2、LAN、光デジタル(S/PDIF) | HDMI、USB Type-C、AUX | HDMI2.1 (最大4K入力)、USB Type-C、AUX | HDMI、USB Type-A、USB Type-C、AUX | HDMI×2、USB Type-A×2、USB Type-C | HDMI、ミニD-Sub15pin、1RCA | HDMI×2、USB Type-A×2 | - |
ワイヤレス | 802.11a/ b/g/n/ac、Bluetooth 5.1 | Bluetooth、Wi-Fi | ワイヤレスプロジェクションキット (UWA5 Wi-Fiドングル) | Bluetooth 5.0、Wi-Fi | Bluetooth 5.0、Wi-Fi | Bluetooth、Wi-Fi | 802.11a/ b/g/n/ac、Bluetooth 5.1 | Bluetooth 5.1、Wi-Fi | 802.11a/ b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 | 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.0 | オプション | 対応 | Bluetooth 5.0、Wi-Fi |
光源 | LED+レーザー | LED | 245W ランプ | 3色レーザー | LED | デュアルレーザー | LED | レーザー | LED | LED | UHEランプ210W | 200W UHEランプ | RGBB LED |
バッテリー | 非搭載 | 約2.5時間 | 非搭載 | 非搭載 | 非搭載 | 非搭載 | 約2.5時間 | 約2.5時間 | 約5時間 | 非搭載 | 非搭載 | 非搭載 | 非搭載 |
OS | Aladdin OS | Android TV 9.0 | 非搭載 | Android TV 11.0 | Android TV 10.0 | webOS 5.0 | Google TV | Android TV 11.0 | Android TV 11.0 | Android TV 11.0 | 非搭載 | Android TV | Aladdin OS |
■部屋が狭くても動画を楽しみたい方におすすめ
「部屋は狭いけど大画面で映像を楽しみたい!」という方におすすめなのが、壁際にプロジェクター本体を設置して至近距離からでも映像を投影できる超短焦点プロジェクターです。長い投影距離を取らなくても大画面で映像を映し出すことができ、光源から投影面までが近いため映像も明るくなります。
◎Aladdin X「Aladdin Marca(アラジン マルカ)」
壁から24cmの位置に設置して、100インチの大画面で投影できる超短焦点プロジェクターです。ファブリック調のボディデザインを採用しており、インテリアにも溶け込みます。大人気の落ちものゲームである「スイカゲーム」などが楽しめる独自のAladdinOSを採用。さまざまなオリジナルアプリが利用できます。
◎画質
輝度は1000 ANSIルーメンで明るく投影できます。 色調はやや赤が強い印象ですが、全体的に落ち着いた色合いでバランスのよさを感じます。フルHDで80インチ相当だとややディテールがつぶれますが、仕方がないところだといえます。気になったのは、超短焦点プロジェクターは下から斜めに映写するため、吊り下げスクリーンだと映像に歪みが出やすいこと。 壁に直接投影するか、つり上げタイプや貼るスクリーンを用意するのがおすすめです。
◎音質
harman/kardon製の2.1chサラウンドスピーカーを本体正面に搭載。Dolby Audioやdtsなどの高音質化技術にも対応しています。音質は非常によく、広がり感があり、荘厳な印象。1つ1つの楽器の音の解像感が高く、鮮明に聞き取ることができました。低音の響きもよく、迫力満点です。
◎使いやすさ
本体背面(壁側)に充実したインターフェースを装備。HDMI 2.1×2(HDMI2対応eARC)、USB 2.0×2に加えて、有線LAN端子やOPTICAL端子も搭載。さまざまな機器と接続できます。インターフェースは、壁側になる背面に装備されているため、ケーブルが視界に入らないのもうれしいポイントです。
◎BenQ「LED天井モバイルプロジェクター|GV30」
カタツムリのようなフォルムが特徴的なコンパクトサイズのモバイルプロジェクター。解像度はHD(1280×720ドット)で、輝度は300ANSIルーメン。レンズを上に向けて天井に投影することもできます。
◎画質
HD画質のモバイルプロジェクターで、輝度300ANSIルーメンということもあり、明るさはそれなり。ただし、発色はおとなしめですが、グラデーションの表現が上手で、陰影もしっかり描けているのが好印象でした。部屋をしっかり暗くできれば、十分な画質で映像を楽しめそうです。
◎音質
Bluetoothスピーカーとしても使える、2.1ch(4W×2 & 8Wウーファー)スピーカーを内蔵。 音は非常に広がりが感じられて高音がしっかり伸びます。ボーカルと楽器の音の輪郭がクッキリしていて聞き取りやすく、繊細な音が表現できます。ワンランク上のサウンドです。
◎使いやすさ
オートフォーカスと垂直方向の台形補正機能を搭載しています。左右の台形補正は手動になるため、正面において使うのがベストです。Android TV 9.0搭載のドングルを本体に内蔵しており、コンテンツの視聴も簡単です。
◎Acer「H6518STi」
スクリーンから約1.1mの位置で、最大100インチの投影ができる短焦点のフルHDプロジェクター。投影距離が近いため、カタログ数値以上に明るく映し出すことができます。OSは非搭載ですが、Wi-Fi機能を搭載しており、スマホ画面のワイヤレス投影に対応しています。
◎画質
投影距離が近いこともあり、大画面でも非常に明るく映し出せました。Acer ColorBoost 3Dテクノロジーを搭載し、発色はおとなしめでナチュラル。非常に明るいため、鮮やかさを感じられる映像が映し出せます。よりビビッドに発色できるColorBoost機能も用意されています。
◎音質
3Wのスピーカーを搭載。 音の広がりなどはなく、音とともに映像コンテンツを楽しめるようなレベルのものではありません。サウンドを楽しむためには外部スピーカーの接続が必須です。
◎使いやすさ
上下最大40度の台形補正に対応。ただし、台形補正やフォーカスの調整はすべて手動で行う必要があります。OSを搭載していないため、コンテンツ投影にはスマホ画面をワイヤレスで共有するか、有線接続が必須。設定画面などは、ややわかりにくい印象です。
■ハイクオリティで映画・ライブ鑑賞をしたい方におすすめ
映画やスポーツ中継、ライブなどを高画質・高音質で楽しみたい方におすすめなのが、4K画質で映像投影ができる高画質な据え置き型のプロジェクター。非常に高価ではありますが、映画館のような迫力の映像が楽しめます。
◎JMGO「N1 Ultra」
3色レーザー光源を採用した4Kプロジェクター。ジンバル(スタンド)一体型となっており、上下135度の角度調整と、左右360度の回転が可能。天井投影もできます。高い色再現性を備えており、ハイクオリティな映像投影が可能です。
◎画質
明るさ設定10で投影。映し出される映像は、非常に明るく発色もビビッドでした。 映像の解像感は明らかに高く、奥行き感もありました。コントラストも高く、空や海のグラデーションも自然。圧倒的な高画質を堪能できました。
◎音質
DYNAUDIOスピーカー10Wを2基搭載。低音はそれなりですが、中高音は伸びがよく、しっかりと広がりのあるサウンドを再現してくれます。映画や音楽ライブなども内蔵スピーカーで十分に楽しむことができました。
◎使いやすさ
OSとしてAndroid TV 11.0を搭載しており、単体でのアプリ利用に対応しています。また、明るさ自動調整機能やスクリーンフィット、棚などを避けてスクリーンサイズを調整する自動障害物回避機能も用意されており、自動でセットアップしてくれます。
◎XGIMI「HORIZON Pro」
4K映像を最大200インチで投影できる据え置き型のプロジェクター。スポーツやゲームなど動きの速い映像を自然に表現できるフレーム補間技術「MEMC」を搭載し、映像をなめらかに表現できます。Android TVを搭載するほか、複数の入力端子を用意し、多彩な映像を映し出せます。
◎画質
標準モードにて投影。 明るさの自動調整機能を搭載しているため、環境に合った明るさで投影できます。発色はナチュラルでややおとなしめの印象。彩度が高くないため派手さはありませんが、グラデーションもきれいに表現できます。細部表現は非常に繊細で白壁の陰影などもしっかりと表現できていました。
◎音質
専用に開発されたHarman/Kardonのスピーカーを採用。 音の解像感が非常に高く、高音はクリアで、楽器の1音2音まで繊細に聞き取れます。また、音の広がり感もよく、音に包まれる感覚が味わえます。臨場感が豊かな音場が堪能できました。
◎使いやすさ
自動台形補正、オートフォーカス機能、スクリーンアジャスト機能などを搭載しており、本体を移動した場合でもセッティングはほぼ自動でできます。Android TV 10.0を搭載しているため、多くのアプリが単体で視聴でき、リモコンで操作可能。なお、Netflixは純正アプリでの視聴ができないなどの使用時の制約があります。
◎LGエレクトロニクス「4Kレーザープロジェクター|HU810PBAJL」
OSに薄型テレビと共通のwebOSを採用している、4Kレーザープロジェクター。高画質化機能や高音質化機能を多数搭載し、最大300インチの映像が投影できます。多彩な入力端子を搭載するのに加えて、スマホの画面共有にも対応しています。
◎画質
デュアルレーザーによる光源を搭載し、200万:1の高コントラストに対応。 発色は非常に鮮やかで、抜けるようなクリアな青空を描写できました。ただし、明るく鮮やかな分、グラデーションの表現はシーンによっては、やや単調に感じる部分もありました。
◎音質
内蔵スピーカーは5W+5Wのステレオ。 中高音のレンジが広く加工のない音でセリフやボーカルはクリアに聞き取れました。ただし、映像と釣り合いは取れておらず、立体的なサラウンド効果を生み出すDolby Atmos対応を活かすためには外付けスピーカーと組み合わせて使いたいと感じました。
◎使いやすさ
手動ですがレンズシフトや台形補正機能、1.6倍のズーム機能を搭載。微調整は必要ですが、大きな据え置き型のため一度の設定で済みます。何より便利なのが、webOSを搭載していること。 各種設定はわかりやすく、Android TV 10.0/11.0とは異なり、Netflixもリモコン操作で楽しめるのが便利です。
■アウトドア・キャンプなど屋外へ持ち運びたい方におすすめ
電源が取れない屋外など、場所を選ばずにどこでも使えるのが、バッテリーを内蔵したモバイル型。小型・軽量なので鞄に入れて手軽に運ぶことができます。はじめてプロジェクターを使う初心者の方にも最適です。
◎アンカー・ジャパン「Nebula Capsule 3」
Capsuleシリーズの最新モデルです。OSにGoogle TVを搭載しており、付属のリモコンの「Netflix」ボタンを押すだけでNetflixが起動できる仕組み。垂直・水平台形補正、フォーカス調整、スクリーンフィット、障害物回避の4つの自動補正機能を備えており、簡単にセッティングできます。
◎画質
LED光源を採用し、輝度は200ANSIルーメンとやや低め。 モバイルプロジェクターのスタンダードな明るさで、クリアな映像を見るためには部屋の照明を落としたり、カーテンを閉めたりする必要があります。ただし、より明るく映像が表現できるHDR10対応のため、色の再現性はよく、鮮やかな色が描写できました。フルHDによる精細感にも満足できます。
◎音質
低音の迫力にやや物足りなさを感じましたが、8Wのモノラルスピーカーと考えると、許容範囲です。高音質化機能としてDolby Digital Plusを搭載しており、高音の伸びや、音の広がり、響きがよかったです。
◎使いやすさ
新たにGoogle TVを搭載したことにより、使い勝手が飛躍的にアップ。Amazon Prime VideoとNetflixは、リモコンの専用ボタンを押すだけで起動できます。また、リモコンのフォーカスボタンで素早く画面の調整ができるのも便利です。
◎アンカー・ジャパン「Nebula Capsule 3 Laser」
円筒状のボディを採用し、パワフルなバッテリーを内蔵。モバイルプロジェクター人気の火付け役となったシリーズの最新モデルで、新たにレーザー光源を採用し、より明るくクリアな映像の投影が可能になりました。
◎画質
輝度100設定で投影してみましたが、小型のモバイルプロジェクターながら、レーザーらしいパキッと引き締まった映像でした。300ANSIルーメンのため、ほかと比べるとやや暗め。ただし、40インチクラスなら明るく投影できます。発色はナチュラルで落ち着いた印象。
グラデーションの表現はやや苦手なようで、シーンによってはベタッと塗ったような表現になるところもありました。ただし、可搬性の高いモバイル型としてはトップクラスの画質です。
◎音質
Dolby Digital Plus対応の8Wスピーカーを搭載。 ボディサイズから考えると、十分以上のしっかりと安定したサウンドが奏でられます。広がり感や低音はそれほど強くありませんが、中高音はしっかりと伸び、聞き取りやすいサウンドでした。
◎使いやすさ
Wi-Fiに接続するだけでさまざまなアプリの画面を手軽に投影できます。自動台形補正やオートフォーカスに対応しているのでセッティングは一瞬。また、スマホの画面をワイヤレスで映し出せるミラーリング機能も搭載しています。
■ゲームやスポーツ観戦したい方におすすめ
ゲームやスポーツ観戦に使うなら、高輝度でフルHD画質の映像を投影できるバランスがとれたモデルがおすすめ。大画面を明るく投影できます。また、可搬性があるモデルなら、リビングから寝室など、場所を変えて使うことも可能です。
◎アンカー・ジャパン「Nebula Mars 3」
iPhone 14であれば約10回以上充電できる給電機能を搭載した高画質のモバイルプロジェクター。1000ANSIルーメンの明るさで投影が可能で、最長5時間の長時間再生ができます。IPX3の防雨性を実現しているので、屋外での利用に最適です。
◎画質
輝度100設定で試したところ、非常に鮮やかな発色で投影できました。レーザー光源のためか、色味は非常にクリア。コントラストはかなり高くビビッドな色味に見えますが、空や海のグラデーションもナチュラルで、ベタッと塗った感じには見えませんでした。映像の動きも非常になめらかです。
◎音質
Dolby Digital Plus対応の40Wスピーカーはかなりパワフル。 低音をしっかり響かせながら、高音がしっかりと伸び、人の声も聞き取りやすい良質なサウンドです。ボリュームを上げても音は割れず、クリアなままだったため、映画やライブ映像なども迫力満点で楽しめそうです。
◎使いやすさ
周辺の明るさを検知して最適な輝度に調整するAI Image Adjust機能や自動台形補正機能などを搭載しており、自動で見やすい状態に調整してくれるのが便利です。Android TV 11.0を搭載しており、Wi-Fiにつなぐだけで使えます。唯一、Netflixの導入方法が特殊で操作性が悪いのが残念です。
◎BenQ「BenQ|GP100」
本体上部に持ち運びのためのハンドルを配置したモデル。 電源の供給と、映像入力の両方に対応したUSB Type-C端子を搭載しており、Nintendo SwitchなどType-C端子で充電ができるゲーム機であれば、画面を出力しながら充電ができます。自動台形補正機能やオートフォーカス機能を搭載し、ゲームモードも用意しています。
◎画質
輝度は1000ANSIルーメンで発色がよく鮮やかに投影。部屋を真っ暗にしなくても十分に映像が楽しめました。解像度はフルHDですが、パキッとした発色のよさにより、さらに精細感が高く感じられました。
◎音質
20Wの2.1チャンネルスピーカーを搭載し、広がりのあるきれいな音が再現できました。 音の輪郭が非常によく、クリアな印象。 低音もしっかりしており、高音は伸びがありました。スマホと接続する「ワイヤレススピーカーモード」も搭載しています。
◎使いやすさ
手軽にハンドキャリーできるハンドルがあるため、片手で運べるのが便利。また、本体上部のボタンで簡単に入力が切り替えられるため、ゲームをしたいときなどにリモコンを用意する必要がなく、サッと変更できます。
■テレビ代わりに使用したい方におすすめ
リビングなどに設置して、テレビ代わりとしてプロジェクターを使うなら、部屋を暗くしなくても映像が見やすい高輝度タイプがベスト。日中でも、直射日光さえ入らなければ明るい映像が楽しめます。
◎エプソン「dreamio|EB-W06」
色再現性が高く、発色のいい3LCD方式を採用した薄型ボディが特徴のビジネスプロジェクター。高輝度のUHEランプを採用しており、3700ルーメンの明るさで映像を映し出せます。Wi-Fiはオプションとなっており、映像投影には有線接続が必要です。
◎画質
輝度5設定にて映像を投影しました。 輝度が非常に高いため、映像は明るく映し出せましたが、その分コントラスト比は抑えめで、色表現はおとなしい印象。シーンによってはやや白飛びして見える場合もありました。輝度が高いため大画面投影に対応できますが、その際は視聴距離を保つ必要があるでしょう。
また、大画面対応ながらHD画質ではないため、精細感がそれほど高くないのがやや気になるポイント。ビジネスプロジェクターのため、明るい場所でも使えますが、高精細ではない点に注意が必要です。
◎音質
本体後方に2Wのモノラルスピーカーを搭載。 残念ながら高音質でコンテンツを楽しむためのものではなく、最低限音が鳴るレベル。映画や音楽を楽しむなら外部スピーカーの接続は欠かせません。
◎使いやすさ
台形補正や1.2倍のズームレンズを搭載。調整は基本的に手動で行う必要があります。また、OSは搭載していないため、コンテンツ投影のためにはほかの機器を接続しなくてはなりません。
◎エプソン「dreamio|EH-TW6250」
エプソン独自の3LCD方式を採用するプロジェクター。ランプ光源を採用しており、2800ルーメンの明るさで映像が映し出せます。また、独自の4Kエンハンスメントテクノロジーにより、4K相当の高画質を実現。1.6倍の光学ズームレンズを搭載しており、約1.8mで100インチが投影できます。
◎画質
高輝度モデルということもあり、 映像を非常に明るく表現できます。発色は鮮やかで、抜けるような青い空が映し出せました。4K相当の高精細映像が表現できますが、フォーカスが手動のため高精細になるように設定するのがやや大変でした。
◎音質
内蔵するスピーカーは10Wのモノラルタイプ。「一応搭載している」といったレベルで、音質を語るほどのものではなさそうです。映画や音楽などの音が重要なコンテンツを楽しむときは外付けスピーカーやヘッドホンなどを使いましょう。
◎使いやすさ
レンズの上部に、ピントを合わせるフォーカスレバー、画面のサイズが設定できるズームレバー、画面の上下位置を調整するダイヤル、そして台形補正用のレバーを配置。手動で調整する仕組みです。
◎Aladdin X「Aladdin X2 Plus」
天井の引掛シーリングに取り付けられる、照明兼用のプロジェクターです。吊り下げられるため、置き場所を用意する必要がありません。独自開発の専用インターフェイス(ホーム画面)を搭載しており、知育アプリなどを数多く搭載しています。
◎画質
発色は明るく鮮やかですが、よく見ると空や海などのグラデーションがあまり表現できておらず、のっぺりした色味に感じました。照明をつけた明るい状態でも見やすい色味で調節している印象です。
フルHD画質なので大画面での投影時は、4Kプロジェクターと比較すると解像感はやや低めで細部のディテールはつぶれ気味。投影サイズの調整機能を使うとやや画質が低下するため、垂直調整のみで使うのがおすすめです。
◎音質
Harman/Kardonのスピーカーを搭載しており、音質のよさは折り紙付き。天井に設置するため、音が降ってくるように聞こえ、広がりが感じられて非常に好印象でした。低音はそれほど強くありませんが、臨場感があります。中高音は非常にクリアで伸びがあり、気持ちよく聞くことができました。
◎使いやすさ
天井に吊り下げて設置する仕組みのため、一度セッティングしてしまえばその後はリモコン操作だけで使えるのが便利です。ただし、投影位置の上下調整や台形補正は手動なのがやや面倒。YouTubeアプリは手動で追加する必要がある点も不便に感じました。なお、レコーダーなどとの接続には別売の「Aladdin Connector 2」が必要です。
4 まとめ
タイプ別でさまざまなプロジェクターを紹介しました。軽量のモバイル型から、4K高画質モデルまで、それぞれ個性があり、目的に合った一台を選ぶのがポイントです。高い買物だけに、用途と異なるモデルを買ってしまわないよう注意が必要です。
まずはレンタルして、普段の生活のなかでどんなタイプのプロジェクターがハマるのか、先に試してみてはいかがでしょうか。
\kikitoの利用は4ステップ/
※2024年11月時点での情報です。
最新情報について、詳しくは「メーカーのホームページ」でご確認ください。
※商品写真および画像はイメージです。
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