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GoPro HERO11 Mini実撮レビュー!HERO11との違いも整理
GoPro HERO11 Black Mini アクションカメラ アクセサリーセット
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アクション/360度カメラ
公開日:2023年3月8日(2023年12月15日更新)
人気アクションカメラGoProの最新作「GoPro HERO11 Black Mini」は、前面モニターを省略することで本体サイズと価格を抑えつつ、HERO11 Black同等のビデオ機能を搭載していてコスパ抜群です。撮影動画も交えた実機レポートをお届けします。
目次
1 GoPro HERO11 Black Miniとは
軽くて持ち運びやすく、高い防水性と手ブレ防止機能を誇るアクションカメラ「GoPro」シリーズ。
その最新作となる「GoPro HERO11 Black Mini」が、ついに発売されました。2022年9月に「GoPro HERO11 Black」と同時発表されたものの、Miniの発売が11月18日に延期された経緯があっただけに、期待が高まっていた方も多いのではないでしょうか。
本記事ではGoPro HERO11 Black Miniの特徴を撮影動画も交えながらご紹介。GoPro HERO11 Blackとの違いを知りたい方、どちらが自分に合うか知りたい方は必見です。
2 HERO11 Black MiniとHERO11 Blackの違いは?
同時期に発表されたGoPro HERO11 BlackとGoPro HERO11 Black Mini。まずはこのふたつの製品の違いを機能面とスペック面から見ていきましょう。
■大きな違いは「写真撮影」と「ディスプレイの有無」
2022年9月に発売されたGoPro HERO11 Blackは、GoProアクションカメラシリーズの最も進化したフラッグシップモデルです(記事執筆時点)。新しい大型イメージセンサーがより高画質な撮影を可能にしているほか、水平ロック機能内蔵のHyperSmooth5.0がなめらかなショットを実現しています。
そのすぐ後に発売されたGoPro HERO11 Black Miniも、ビデオ撮影機能においてはHERO11 Blackと同等です。画質やハードウェア仕様はもちろんのこと、ブレ補正機能やタイムラプス(選択した秒数の間隔でシャッターを切り、その静止画を一本の動画にしたもの)機能も同等で、美しいビデオ撮影を得意としています。
■GoPro HERO11 Black miniのメリット
GoPro HERO11 Black Miniのメリットとしては、本体サイズが小さく、重量がGoPro HERO11 Blackに比べると約20g軽いことが挙げられます。また、「フォールディングフィンガー」と呼ばれるGoPro独自のマウントに装着するパーツが2組付いているところも特徴です。
フォールディングフィンガーがふたつあることで、マウントに装着する際の自由度が増し、際どいカメラアングルを狙っていけるのがGoPro HERO11 Black Miniの醍醐味ではないでしょうか。
■GoPro HERO11 Black miniのデメリット
一方で、GoPro HERO11 Blackと比較してデメリットとなる点もいくつかあります。まず、GoPro HERO11 Black Miniに写真撮影機能はありません。ただし、GoPro専用のQuikアプリを使えば、ビデオから静止したフレームを簡単に切り出すことが可能です。
また、前面ディスプレイがなく、上面に配置された小さなディスプレイから撮影中のシーンを確認することはできません。撮影前や撮影中にディスプレイを通して構図や明るさを確認するのに慣れている方は、不便に感じるかもしれません。
GoPro HERO11 Black Miniのバッテリー容量は、GoPro HERO11 Blackのバッテリー容量のおよそ9割ほどです。また、内蔵型で取り外せないので、スペアのバッテリーを駆使しながらの長時間撮影はできません。さらに細かいポイントとしては、ライブストリーミング機能の有効画素数がGoPro HERO11 Blackに比べて小さいこと、ウェブカメラモードが使えないことに加え、外部接続マイクを接続できないことなどが挙げられます。
- HERO11 Black miniの特徴
- ・HERO11 Blackと同等のビデオ撮影能力
- ・小型&軽量ボディで撮影の自由度アップ
- HERO11 Black miniのメリット
- ・HERO11 Blackより本体が小さくて軽い
- ・マウント装着の自由度が高く、際どいカメラアングルも狙える
- HERO11 Black miniのデメリット
- ・写真撮影機能はない(Quikアプリから動画切り出しは可能)
- ・前面ディスプレイがない
- ・バッテリーが内蔵型=スペアバッテリーとの入れ替えができない
- ・ウェブカメラモードは使えない
- ・外部接続マイクを接続できない
- ・GPS非搭載
■HERO11 Black MiniとHERO11 Blackをスペック表で比較
製品名 | GoPro HERO11 Black Mini | GoPro HERO 11 Black |
---|---|---|
発売日 | 2022年11月18日 | 2022年9月14日 |
サイズ (幅 x 高さ x 奥行き) | 52.4 x 51.2 x 38 mm | 71.8 x 50.8 x 33.6 mm |
重量 | 133g | 154g |
バッテリー | 1500mAh、内蔵型(取り外し不可能) | 1720mAh、取り外し可能 |
フル充電にかかる時間 | 約2時間 | 約3時間 |
耐久性+防水性 | 10m | |
システムプロセッサー | GP2 | |
イメージセンサー | 1/1.9インチCMOS 2760万有効画素(5599×4927) |
|
ライブストリーミング | 1080p | |
レンズ口径 | F2.5 | |
ビデオアスペクト比のサポート | 16:9, 4:3, 8:7 | |
ビデオブレ補正 | HyperSmooth 5.0 | |
写真撮影機能 | なし | あり |
タイムラプスビデオ撮影機能 | あり | |
外部マイク | 使えない(内蔵マイクのみ) | 使える |
スピーカー | 11 x 15 mm | |
背面ディスプレイ | 0.55インチステータス専用ディスプレイ | 2.27インチタッチLCD |
前面ディスプレイ | なし | 1.4インチカラーLCD |
HDMIポート | なし | あり |
GPS | なし | あり |
3 実際に使ってみた!HERO11 Black Miniの実力は?
ここからは実際に使ってみた感想をお伝えしていきます。
■持ち運びやすさと堅牢性はピカイチ
GoPro HERO11 Black Miniを手に取ってみてまず実感したのは、その持ち運びやすさでした。ほぼ正方形のかたちは手に収まりやすく、気兼ねなくポケットに入れられるサイズ感です。
全面が頑丈なケースで覆われ、屋外へ持ち出す時にも安心感があります。
精密機械でありながら、水深10mまでの耐水性を持っているのもGoProならでは。堅牢性が高いので、海へ、山へ、どこへでも持ち出せます。
■操作がシンプルで直感的
録画を始めるには、上部のボタンを一度押すだけ。もう一度ボタンを押せば止まります。録画開始時と終了時には音で知らせてくれるので、いちいちディスプレイを確認しなくても直感的に操作できます。
シンプル極まりない操作ですが、自動でブレ補正や水平ロックがかかり、流れるような美しいビデオを撮影できます。また、撮り終えたビデオは自動的にクラウドにアップロードされ、自動的に「ハイライトビデオ」と呼ばれるまとめ動画が生成されます。
このハイライトビデオ、筆者が試してみたところではなかなかの出来栄え……!ハイライトビデオはスマートフォン上のQuikアプリで編集することも可能なのですが、自動生成された内容をそのままSNSにシェアしても問題ないクオリティでした。
■ブレ補正がとにかく優秀
実際に運動しながら動画を撮影してみたところ、HyperSmooth 5.0の威力を目の当たりにしました。ご覧の通り、起伏がある地形を激しく方向転換しながら走っても、なめらかなビデオに仕上がっています。
■タイムワープ機能で非日常感を楽しむ
さらに、TimeWarp(タイムワープ)機能を使って同じ場所で撮影してみました。タイムワープでは、シーンによって自動でシャッターが切られ、なおかつブレ補正の機能が加わるので、よりなめらかな映像に仕上がります。
なんの変哲もないランニング動画が、タイムワープ機能を使うことによってちょっとした冒険のように演出されるのは楽しいですね!子どもの成長や、愛するペットの姿を記録しておくのにも、このタイムワープ機能は有効かもしれません。
タイムワープのほかにも、カメラ任せで簡単にアーティスティックな夜景を撮影できる「ナイトエフェクト」や、動きのある光源を使って暗闇の中でデザインを作成する「ライトトレイル」など、数種類の撮影モードが用意されています。使い方次第で芸術的な動画が撮れるのも、GoPro HERO11 Black Miniの魅力です。
■マウント次第で視点を自在に変えられる
すでにご紹介したとおり、GoPro HERO11 Black Miniにはフォールディングフィンガーが2組備わっており、マウントに装着する自由度が高いのもポイントです。工夫次第では自転車のヘッドチューブやフォークにくくり付けたり、帽子や衣服にクリップで固定したりと、特異なアングルからの撮影も可能となっています。
試しにヘッドストラップとチェストマウントハーネスを使って同じルートをサイクリング中に撮影してみたところ、マウントの仕方によって視点が大きく変わりました。ヘッドストラップを使った撮影のほうが、よりPOV視点(一人称視点)に近づく結果となりました。
4 HERO11 Black MiniとHERO11 Black、どちらを選べばいい?
GoPro HERO11 Black Miniの特徴と使用感についてお伝えしてきましたが、なにかひとつでも「Miniがいいかも!」と思えたところはありましたでしょうか。
撮りっぱなしでも美しいビデオに仕上がるのは、GoPro HERO11 Black MiniとGoPro HERO11 Blackどちらにも共通している新型イメージセンサー、HyperSmooth 5.0ビデオブレ補正と、水平ロックのおかげです。さらに、撮り溜めた映像を自動でハイライトビデオにまとめてくれる機能もHERO11シリーズに共通しています。
■とにかくたくさん撮りたい人はHERO11 Black Mini
HERO11 Black Miniをおすすめしたいのは
- ・趣味でサイクリング・ツーリング・登山・マリンスポーツなどを定期的に楽しんでいる方
- ・旅行好きな方
- ・家族や友人に継続して動画を送り続けたい方
- ・動画を編集する時間的な余裕がない方
- ・アート作品・建設現場・自然現象・生物の成長などを、継続して撮り続けたい方
こまめに動画を撮り続けたい!という方は、機動性の高いHERO11 Black Miniとの相性がいいかもしれません。また、野外アクティビティなどを撮影する際に、少しばかりラフに扱ってもへこたれないカメラをお探しならば、HERO11 Black Miniがうってつけです。
■クオリティを追求したい人はHERO11 Black
逆にHERO11 Blackをおすすめしたいのは
- ・SNSなどに投稿するために、完成度の高い動画を自分で編集して作りたい方
- ・動画と写真をひとつのGoProカメラで撮影したい方
- ・ライブストリーミングしたい方
- ・ウルトラレースやロングトレイルなど、長時間にわたって動画を撮り続けたい方
前面ディスプレイで動画を確認しながら撮影できるHERO11 Blackは、よりクオリティを追求する方に喜ばれそうです。ビデオの露出コントロールができるのも、HERO11 Blackならでは。
5 手軽さが魅力なHERO11 Black Miniは、まずレンタルがおすすめ!
一度は使ってみたいGoPro HERO11 Black Mini。でも、購入するとなるとやはりコスト面での負担は大きいですし、技術的に使いこなせるかどうか不安に感じますよね。
もしも悩んでいるのなら、レンタルという選択肢をおすすめします。特に、ディスプレイがあるかないかでは使用感が大きく異なるので、実際使ってみるうちにHERO11 Blackか、それともHERO11 Black Miniを買うべきなのかが見えてくるのではないでしょうか。
GoProに限らず、新しいガジェットを導入する際、「どれだけ毎日の暮らしを便利で豊かなものにしてくれるか」、「どれだけ使用が習慣化するか」は、実際に使ってみないとわからないもの。まずはレンタルしてみて、“宝の持ち腐れ”にならないかどうかを検証してみてください。
\kikitoの利用は4ステップ!使い方を動画で解説/
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