体験記事詳細

野外ライブで双眼鏡を使ってステージを見る女性のイメージ画像

ライブにおすすめの双眼鏡10選!推し活が捗る倍率の選び方を解説します

SIRIUS 防振双眼鏡 シリウス14 14×30 倍率14倍 完全防水

SIRIUS 防振双眼鏡 シリウス14 14×30 倍率14倍 完全防水

月額サブスクプラン

初月無料キャンペーン

(2025/01/12まで)

初月のみ

0円/月額

3,400円/月額

(30日単位/自動更新)

短期レンタルプラン

7,880円/4日間~


双眼鏡
公開日:2023年1月16日(2024年11月19日更新)


好きなアイドルやアーティストのライブに出かけたら、“推し”の姿を大きく見たいもの。そんなとき活躍するのが「双眼鏡」です。そこで、ライブにおすすめの双眼鏡を選ぶときのポイントと、活用シーンに合った双眼鏡をご紹介します。

1 ライブに双眼鏡は必要?

「ライブに双眼鏡は必要」という人もいれば、「必要ない」という声も。人によって意見が違うので近々ライブに行く予定のある人は「本当のところはどっちなの?」とお悩みではないですか。ここからは、そんな疑問にお答えします。

■推しを見るなら双眼鏡は必須!

ライブ会場でペンライトをもって盛り上がる観客のイメージ画像

好きなアイドルやアーティストの姿を見たいなら、ライブに双眼鏡を持って行くことをおすすめします。

会場が大きい場合は、観客席からステージまでの距離が遠く、肉眼では推しの表情を確認できないうえ、メンバーが多いアイドルやアーティストの場合は会場のモニターになかなか推しが映らないということも…。

双眼鏡であれば推しの姿を見逃しませんし、表情もより鮮明に見ることができます。

会場によっては双眼鏡が使用禁止の場合もありますが、使用OKであれば、自分に合った双眼鏡を持って行くことをおすすめします。

■価格の安いものと高いものの違い

双眼鏡を片手で持っている人物のイメージ画像

双眼鏡の価格は安いもので数千円、高いものになると十万円以上とピンからキリまであります。価格の違いは、「倍率」、「口径」、「コーティング」、「防振機能」の有無などによって生じるのが一般的です。

「倍率」が高いほど拡大する能力が高く、「口径」は大きいほど明るく見えます。「口径」の大きさは双眼鏡のサイズや、重さに比例し、大口径のものは高額になる傾向があります。

そのほか、よりクリアな視界に格上げする「コーティング」や、手ブレを防ぐ「防振機能」などの、プラスαの機能が搭載されているのが高価な双眼鏡の特徴といえます。

2 ライブやコンサートに役立つ双眼鏡の選び方

いざ双眼鏡を選ぶとなると、何に注目して選べばいいか悩んでしまいますよね。そこで、双眼鏡をはじめとする光学製品の専門メーカーである、(株)ケンコー・トキナーの廉澤俊樹さんに、選ぶときのポイントを伺いました。

■持ち運びがしやすい「ダハプリズムタイプ」がおすすめ

防水ダハプリズム双眼鏡のイメージ画像

△ライブ用双眼鏡は持ち運びが簡単な「ダハプリズムタイプ」がおすすめです

双眼鏡には主に「ポロプリズムタイプ」と「ダハプリズムタイプ」の2つのタイプがあります。

「ダハプリズムタイプ」は、現在主流のタイプで小型・軽量が魅力です。携帯性に優れることから、ライブやコンサートには「ダハプリズムタイプ」が向いています

一方、「ポロプリズムタイプ」は低価格で口径の大きな双眼鏡を作れるのが特徴です。大きく、重くなってしまうのがデメリットですが、価格を抑えつつ明るくクリアな像が見たい場合には、ポロプリズムタイプも選択肢にはいるでしょう。

■「倍率」が高いほど推しが近づいて見える

ライブにおすすめな双眼鏡の倍率と対象物までの距離を示した図

△適切な倍率を選ぶとどの距離にいても推しがよく見えます

双眼鏡を選ぶ際に、まず考えたいのが「倍率」です。倍率が高いほどステージ上の推しの姿を大きく見ることができます。

「倍率」とは、どのくらい大きく見えるか、どれだけ遠くの対象を引き寄せられるかを、数値で表したものです。双眼鏡の製品名に「8×32」や「14×30」とあれば、その前側の数値「8」と「14」が倍率を示しています。

倍率による見え方のイメージは「対象物までの距離(m)÷倍率」でわかります。

■対象者(物)までの距離が100mのとき
倍率 対象物までの距離(m)÷倍率
8倍 100÷8=12.5m
10倍 100÷10=10m
倍率14 100÷14=7.1m

例えば、倍率8倍なら100(m)÷8倍率=12.5mの距離まで近づいたように見えることになります。

「倍率」は必ずしも高ければいいというものではありません。前方の席なのに10倍を超える双眼鏡を使ったら、推しの顔のアップしか見えない、ということもあります。会場の大きさや自分の席からステージまでの距離に合わせて、適正な倍率の双眼鏡を選んでください。

◎アリーナやセンター席のような近い席なら3~8倍

ステージに近い前方の席では、8倍までの倍率の双眼鏡があるといいでしょう。肉眼でも推しの姿を追える距離ですが、双眼鏡を使うことで、推しの表情をより鮮明に見ることができます。

◎1階スタンドなどの少し距離のある席なら8〜10倍

アリーナ席でもステージまでの距離が離れた後方の場合は、8倍では倍率が足りないことがあります。そのため10倍の双眼鏡があると安心です。10倍であれば、スタンド席でも推しの姿が大きく見えるでしょう。

◎2階スタンドなどかなり遠い席なら10倍以上

ステージまで距離がある2階スタンド席では、10倍以上の双眼鏡がおすすめです。少しでも推しの姿を大きく見たければ、12倍や14倍の双眼鏡があるといいでしょう。このクラスの双眼鏡には「防振機能」付きモデルが多いので、手ブレを抑えることができます。

■明るくはっきり見るなら「口径」が大きいものを選ぼう

双眼鏡の口径で見え方を比較した画像

△口径が大きいほど暗い場所でも対象物がはっきり見えます

双眼鏡は「口径」が大きいものほど、のぞいたときに対象物が明るく見えます。屋内で行われるライブやコンサートは、ライトから外れた場所ではアーティストが暗くて見えづらくなるため口径が重要です。

「口径」が20mm以下になると屋内では暗くて見えづらいことが多いため、口径30~40mmがおすすめです。明るさと本体のサイズのバランスがちょうどよく、長時間見ていても苦になりにくいでしょう。

しかし、口径が大きくなるほど、双眼鏡のサイズが大きく、重くなるので、使用シーンに応じて最適な口径を選びたいものです。ただ、最新モデルでは口径32mm前後でも本体がコンパクトなものもあります。

■「ひとみ径」が大きいほど「明るさ」もアップ

「ひとみ径」も双眼鏡の明るさを知る目安の一つであり、「ひとみ径」が大きいほど明るい像が見られ、暗いシーンでも推しの姿を鮮明に見ることができます。

「ひとみ径」は「対物レンズ有効径」÷「倍率」で割り出せます。また、「ひとみ径」を2乗した「明るさ」という数値もよく使われます。

「ひとみ径」の数値が人の瞳孔より大きければ明るく感じ、小さければ暗く感じます。人の瞳孔の直径は、明るい場所では2〜3mmに絞られますが、周囲が暗いと7mmくらいまで開きます。一般的に「ひとみ径」は3mm以上、「明るさ」は9以上あれば明るい双眼鏡とされます。

ひとみ径 明るさ
5~7mm 25~49 かなり明るい。暗い場所でも対象を明るく見ることができる
3~5mm 9~25 明るい。薄暗い場所でも明るく対象を見ることができる
2~3mm 4~9 やや暗め。日中の屋外で使うのであれば十分に明るい。暗い屋内では視界が暗く、見にくくなる
2mm未満 4未満 暗め。屋内では視界が暗く、見にくくなる

■推しの姿を見失いたくなければ「実視界」が広いものを選ぼう

8倍双眼鏡と10倍双眼鏡の実視界を比較したイメージ図

△一般的に、実視界は倍率が高くなるほど狭くなります

広い視界を確保するのに重要なのが「実視界」です。「実視界」とは、双眼鏡を動かさずに見ることができる範囲を角度で表したもので、実視界の数値が大きいほど視界が広くなります。

8倍の双眼鏡の場合、「実視界」が7.5°以上あれば視界は広く快適に感じられるでしょう。10倍であれば、6.5°以上、12倍では5°以上、14倍では4°以上は欲しいところです。

また、同じく視界の広さを表す数値として「見かけ視界」があります。「見かけ視界」とは双眼鏡の倍率に関係なく、視界の広さを表すことができる角度で、「実視界」の代わりに製品の仕様に記載するメーカーもあります。この「見掛け視界」が60°以上あるものは、広い視野が得られることから「広視界双眼鏡」と呼ばれます。

■見え方や使い勝手を向上させる機能面もチェック!

双眼鏡は見え方や利便性を向上させるさまざまな機能が付加されています。プラスαの機能までチェックして自分にぴったりの1台を選びましょう。

◎はっきりくっきり見たいなら「コーティング」の優れたものを選ぼう

双眼鏡のコーディング種類別に見え方を比較したイメージ画像

△ライブに使うなら明るく・くっきり見える「フルマルチコート」がおすすめです。

対象物をはっきりくっきり見るには、レンズにコーティングが施されているものがおすすめ。コーティングは、レンズやプリズムに塗布される反射防止膜で、コーティングの層が多いほど、はっきりくっきり見ることができます。

コーティングの膜が単層であるものをマゼンタコート、複数のコーティングの層を施したものをマルチコートといいます。マルチコートのほうが複数のコーティングが施されているため、反射を防ぐ能力や、レンズの透過率が高いということになります

さらに、すべてのレンズ面、プリズム面にマルチコートを施した「フルマルチコート」と呼ばれるものもあります。フルマルチコートであれば、光の反射防止効果がより高く、安心して使うことができます。

コーティングされていないものだと、像が暗くなったり、コントラストが低下して鮮明に見えなくなったりするため、安定したきれいな像を求めるならチェックしておきたいポイントです。

◎屋外の会場なら防水機能付きが安心

みずしぶきに濡れた双眼鏡のイメージ画像

△防水機能付きの双眼鏡なら屋外のライブでも安心です

双眼鏡が防水機能付きであれば、屋外のライブやコンサートでも安心です。突然の雨はもちろん、水しぶきがかかるようなことがあっても大丈夫です。

防水タイプは、密封構造となっていて内部に窒素ガスが充塡してあります。そのため空気中の湿気を取り込むことがなく、レンズ内部が曇りにくくなっています。

◎推しの表情をしっかりと見るなら「防振機能」は必須

倍率8倍や10倍の双眼鏡なら両手でしっかりと持てば比較的安定しますが、倍率の高い12倍以上の双眼鏡は、手ブレを起こしやすいため「防振機能」付きがおすすめです。

「防振機能」とは、内蔵されたセンサーでブレを認識し、自動的に手ブレを補正してくれる機能です。防振機能のある双眼鏡は、センサーとモーターを駆動するため電池が必要になり、大きく、重くなる傾向があります。ライブは2~3時間と長丁場なので、500g未満の比較的軽量なモデルを選ぶとよいでしょう。

ただし、ECサイトなどでセンサーが内蔵されていないものであっても、「防振」とうたわれているケースもあります。防振性能を重視するなら、必ずどういった仕組みで手ブレが補正されているのかチェックしましょう。

◎メガネをかけている人は必ずアイレリーフをチェック

「アイレリーフ」は、接眼レンズの最終面から「アイポイント(全視野がきれいに見える眼の位置)」までの長さを指します。

この「アイレリーフ」が短いと、メガネをかけたまま双眼鏡をのぞく際に、視野の一部が欠けてしまいます。メガネをかけている方には「アイレリーフ」が15mm以上あるものをおすすめします。

■購入を迷ったらレンタルするのもあり

選んでみたけどこれでよいのか不安…、という人は購入前にレンタルしてみるのがおすすめです。

実際に使うことで、倍率や実視界が十分であるか、より高倍率で広視界のものがよいかなど、はじめて気づくことがあります。本当に求める機能が分かることで「買ったけど失敗した」ということが防げるでしょう。

大手メーカーの本格的な双眼鏡の購入を検討しているなら、ぜひ実際に使ってみることをおすすめします。

3 ライブ用の双眼鏡おすすめ10選

■倍率8倍クラス2選

◎ケンコー・トキナー「ウルトラビューEXコンパクト 8×32 (防水機能付き) 倍率8倍」

ケンコー・トキナー/ウルトラビューEXコンパクト 8×32 (防水機能付き) 倍率8倍の製品画像

サイズmm 108.5×49.5×124mm
重量 375g
倍率 8倍
対物レンズ有効径 32mm
実視界 8.3°
アイレリーフの長さ 15.2mm
ひとみ径 4mm
明るさ 16
コーディング フルマルチコート
防水性
付属品 ポーチ、ストラップ

小型軽量で持ち運びしやすい倍率8倍の双眼鏡。口径が32mmと大きいことに加えて、フルマルチコートが施されていることで、はっきりくっきり見えるのも強みです。

広い視界が確保され、対象物を見逃すことも少ないでしょう。アイレリーフは15.2mmと長く、メガネをかけていても見やすいのが特徴です。防水&抗菌設計なので、野外のライブにもぴったり。大口径で明るく見やすく、携帯性に優れているので、初めての双眼鏡におすすめの1台です。

ウルトラビューEXコンパクトをレンタル

◎ニコン「PROSTAFF P7 8×30」

ニコン/PROSTAFF P7 8×30の製品画像

サイズmm 125×130×52mm
重量 485g
倍率 8倍
対物レンズ有効径 30mm
実視界 8.7°
アイレリーフの長さ 15.4mm
ひとみ径 3.8mm
明るさ 14.4
コーディング 全面多層膜コーティング
防水性
付属品 ソフトケース、ストラップ

シンプルなデザインがおしゃれな倍率8倍の双眼鏡。すべてのレンズ・プリズムに多層膜コーティングが施されているため、クリアな像を鑑賞できます。また、実視界は8.7°、見かけ視界は62.6°と広い高視界タイプなので、動き回る推しをしっかり追うことができます。

防水・防曇構造で、対物と接眼レンズには撥水・撥油コーティングが施されているため、汚れが付きにくく、突然の雨や水しぶきにも安心。アイレリーフは15.4mmと長く、視度調正リングは便利なロック付きです。

■倍率10倍クラス2選

◎ケンコー・トキナー「ウルトラビューEXコンパクト 10×32」

ケンコー・トキナー/ウルトラビューEXコンパクト 10×32の製品画像

サイズmm 108.5×124×49.5mm
重量 370g
倍率 10倍
対物レンズ有効径 32mm
実視界 6.7°
アイレリーフの長さ 15mm
ひとみ径 3.2mm
明るさ 10.2
コーディング フルマルチコート
防水性
付属品 ポーチ、ストラップ

口径32mm、倍率10倍の双眼鏡としては、非常にコンパクトで軽量なモデル。実視界は6.7°を確保し、ステージを動き回る推しを見逃しません。フルマルチコートが施され、クリアな視界が確保されています。

アイレリーフは15mmと長く、メガネの上からでも問題なく使用できます。防水設計なので、突然の雨でも安心。外装は抗菌仕様で、細菌の増殖を抑制します。屋外ライブなどにもってこいの1台です。

ウルトラビューEXコンパクトをレンタル

◎Vixen「アトレックⅡ HR10×32WP」

Vixen/アトレックⅡ HR10×32WP

サイズmm 109×119×43mm
重量 390g
倍率 10倍
対物レンズ有効径 32mm
実視界 6.0°
アイレリーフの長さ 15mm
ひとみ径 3.2mm
明るさ 10.2
コーディング パーフェクトフーリーマルチコート
防水性
付属品 ソフトケース、ストラップ、対物キャップ×2、接眼キャップ×1(一体型)

優れたコーティングにより、クリアな視界が得られる倍率10倍の双眼鏡。口径が32mmと大きく、明るさが確保されているため、暗いシーンも安心です。

ハードな使用にも耐えるラバーボディが採用され、防水仕様となっているため、野外フェスなどのアクティブなシーンにぴったりです。アイレリーフは15mmと長く、メガネをかけていても広い視野が得られます。

■倍率12倍の防振双眼鏡

◎ケンコー・トキナー「VCスマートコンパクト ブラック 12×21」

ケンコー・トキナー/VCスマートコンパクト ブラック 12×21の製品画像

サイズmm 135×120×50mm
重量 405g(電池別)
倍率 12倍
対物レンズ有効径 21mm
実視界 4.8°
アイレリーフの長さ 11mm
ひとみ径 1.8mm
明るさ 3.2
コーディング フルマルチコート
防水性
付属品 ポーチ、ストラップ

防振機能を搭載しているとは思えないほどコンパクトで持ち運びに便利な双眼鏡。手が小さな人でも片手で握りやすいコンパクト設計なので、双眼鏡を持ちながら、もう片方の手でうちわを持つことができます。

防振機能のスイッチは使いやすいスライド式なので、簡単に切り替えが可能。フルマルチコートにより、明るくクリアな視界が得られます。レンズには撥水・撥油コーティングを採用しているため、化粧などの汚れが付着しづらいのもメリットです。

VCスマートコンパクト ブラック 12×21をレンタルする

◎SIGHTRON「FESTA 12×21 STABI Ⅲ ブラック」

SIGHTRON/FESTA 12×21 STABI Ⅲ ブラックの製品画像

サイズmm 128×107×63mm
重量 353g(電池別)
倍率 12倍
対物レンズ有効径 21mm
実視界 4.8°
アイレリーフの長さ 11mm
ひとみ径 1.75mm
明るさ 3
コーディング 全面マルチコート
防水性
付属品 専用ソフトケース、ストラップ

世界最軽量をうたう倍率12倍の防振双眼鏡。単4形乾電池2本をセットしても400gを切るため、長時間使用しても腕が疲れにくいのが魅力です。電源スイッチはわかりやすいレバー式で、面倒なモード切り替えなどの必要はありません。

連続90分使用するとオートパワーオフが働くため、電源の切り忘れによる電池の消耗を防ぎます。カラーバリエーションが豊富なので、推しのメンバーカラーに合わせて選ぶのもおすすめです。

*2022年7月時点(メーカー調べ)

FESTA 12×21 STABI Ⅲをレンタルする

◎Vixen「ATERA Ⅱ H12×30 チャコール」

Vixen/ATERA Ⅱ H12×30 チャコールの製品画像

サイズmm 149×108×62mm
重量 422g(電池別)
倍率 12倍
対物レンズ有効径 30mm
実視界 4.2°
アイレリーフの長さ 17.5mm
ひとみ径 2.5mm
明るさ 6.3
コーディング フーリーマルチコート
防水性
付属品 ミニトートバッグ型ケース、ストラップ

明るく操作性に優れた実用性の高い防振モデル。レンズ全面に多層膜コーティングを施し、常にクリアな視界が得られます。2種類の防振モードが用意されていて、画面の揺れ方に応じて選択可能。本体を右、または左に傾けるだけで簡単に切り替えられます。

90分のオートパワーオフ機能が搭載されているので、電池をムダに消耗することがありません。アイレリーフは17.5mmと非常に長く、メガネをかけていても快適に使えます。

ATERA Ⅱ H12×30 チャコールをレンタルする

■倍率14倍の防振双眼鏡

◎ケンコー・トキナー「VC スマート 14×30 Cellarto」

ケンコー・トキナー/VC スマート 14×30 Cellartoの製品画像

サイズmm 147×118×51mm
重量 462g(電池別)
倍率 14倍
対物レンズ有効径 30mm
実視界 3.7°
アイレリーフの長さ 14.5mm
ひとみ径 2.1mm
明るさ 4.4
コーディング フルマルチコート
防水性
付属品 ポーチ、ストラップ

双眼鏡の動きを読み取り、防振モードを自動的に切り替える先進機能を搭載した双眼鏡。スライドスイッチで簡単に防振機能のオン・オフの操作ができ、稼働時間は約28時間と非常に長いのが特徴です。

倍率は14倍で、100m先にいる推しを約7mまで引き寄せて見ることができ、フルマルチコートにより、明るい視界が広がります。手の小さい人でも片手で握りやすい設計なので、もう一方の手でうちわやペンライトを持てることも魅力です。

VC スマート 14×30 Cellartoをレンタルする

◎シリウス「SIRIUS 14 14×30」

シリウス/SIRIUS 14 14×30の製品画像

サイズmm 150×125×53mm
重量 560g(電池別)
倍率 14倍
対物レンズ有効径 30mm
実視界 4.4°
アイレリーフの長さ 15mm
ひとみ径 2.1mm
明るさ 4.4
コーディング フルマルチコート
防水性
付属品

ステージ上の推しの動きを追うシーンに最適な「フローティングモード」と、止まっている推しをよりくっきり見られる「スティルモード」の2つの防振モードを持ち、レバー操作でワンタッチ切り替えが可能です。

防振機能の最大稼働時間は約12時間。高い防水性能を持ち、雨にぬれても心配いりません。レンズには撥水・撥油コーティングが施され、化粧などの汚れもすぐに拭き取れます。倍率14倍モデルとしては広い視野を持つことも大きなアドバンテージです。

SIRIUS 14 14×30をレンタルする

◎Vixen「ATERA Ⅱ H14×42WP ブラック」

Vixen/ATERA Ⅱ H14×42WP ブラックの製品画像

サイズmm 181×117×68mm
重量 559g(電池別)
倍率 14倍
対物レンズ有効径 42mm
実視界 3.8°
アイレリーフの長さ 14mm
ひとみ径 3mm
明るさ 8.3
コーディング フーリーマルチコート
防水性
付属品 ミニトートバッグ型ケース、ストラップ

高倍率と明るさが両立した高性能な防振双眼鏡。口径が42mmと大きく、全面マルチコートが施されているため、暗い屋内のステージでも明るく快適にライブを鑑賞できます。

防振モードは、動き回る推しを追うのに適したモードと、止まっている推しをより鮮明に見るのに最適なモードの2つから選択可能。90分のオートパワーオフ機能も搭載され、電源の切り忘れによる電池の消耗を防げます。やや大きく、重量のある双眼鏡ですが、倍率の高さと明るさはトップクラスです。

ATERA II H14×42WPをレンタル

4 ライブが始まる前に済ませたい設定と正しい使い方

■視度調整はライブ会場に入る前にやっておこう

双眼鏡の視度調整をする女性のイメージ画像

△推しをしっかり見るためにもライブ前の視度調整は重要です

人の目は左右でわずかに視度が異なります。通常、双眼鏡には右目と左目の視度の差を揃えるための視度調整リングが設けられているので、使用前にこのリングで視度の調整を行います。

左右のピントがズレていると、見え方に違和感を覚えます。この視度調整は会場に入る前に済ませておきましょう。

視度調整の方法は次の4ステップ。

  • 1) 少し離れた場所にある看板の文字などの目標を決めます。
  • 2) 右目を閉じ、左目だけで双眼鏡のピントリングを回して、ピントを合わせます。
  • 3) 次に左目を閉じ、右目だけで双眼鏡をのぞき、右目の接眼部にある視度調整リングを回してピントを合わせます。
  • 4) この状態で左目を開け、両目で対象物がくっきりと見えていれば、視度調整は完了です。

※双眼鏡によって視度調整リングの位置が異なる場合があります。

■開演前に「接眼レンズの幅」と「ピント」をチェック!

ライブ会場に入り、自分の席に着いたら、照明が明るいうちに双眼鏡のチェックを行いましょう。「視度調整」が適切か再度チェックするほか、左右の「接眼レンズの幅」も自分の目幅に合わせてください。

ピントも、会場が明るいうちにメインステージに合わせておきましょう。ライブが始まり、場内が暗くなってからピントを合わせるのは難しいものです。

■正しい持ち方は「両手で持って両脇を締める」

両手で双眼鏡を持つ女性のイメージ画像

△両脇を締めて持つとブレが少なくなります。

双眼鏡は両手で持った方が安定します。両手で双眼鏡を軽くつかみ、両脇を締めるとブレは少なくなります。どうしても片手で持ちたい場合は、両手のときと同様に脇を締めましょう。

通常、親指は双眼鏡の下側、その他の指は外側に来ますが、もし双眼鏡が重く感じられるようでしたら、親指と小指の2本で双眼鏡の下側から支える持ち方をすると安定します。

■落下を防ぐ「ネックストラップ」を付けよう

ストラップ付の双眼鏡を首から下げる女性のイメージ画像

△両脇を締めて持つとブレが少なくなります。

ライブでは、楽曲によっては一緒に歌ったり、立ち上がって声援を送ったりします。このようなとき、首にかけるネックストラップがあれば、双眼鏡を落とす心配がありません。

ネックストラップは、短すぎると使いにくいので、自分のお腹か、その少し上にくるような長さに調整します。また、座席に座って見る場合には、双眼鏡が自分の太ももの上に乗るくらいの長さに伸ばしておくと、首が疲れずにすみます。

■メイクでレンズが汚れたときはクリーニングクロスを使おう

双眼鏡の接眼レンズや対物レンズが汚れたときは、双眼鏡やカメラ、メガネ用のクリーニングクロスで拭き取りましょう。タオルなどの一般の布ではコーティングを傷つけるおそれがあります。砂ぼこりなどが付いた場合は、すぐに布で拭かず、ブロワーでゴミを吹き飛ばした後にクリーニングクロスを使うのがベストです。

また、接眼レンズに皮脂や化粧が付いてしまった場合は、カメラ量販店で売られているカメラ用レンズクリーナー液を、カメラ用クリーニングクロスに適量つけて拭き取ります。最近では、あらかじめクリーナー液を染み込ませてあるレンズクリーニングクロスも販売されているので、これを使うと簡単に汚れを拭き取ることができます。

5 まとめ

「推し活」に最適なライブ向けの双眼鏡は、見やすくて、長くのぞいても疲れにくい大きさ、重さのものがベストです。ライブ会場ではステージまでの距離によって必要な倍率は変わりますし、防振機能の効果も製品によって違いがあります。

購入する双眼鏡が自分の使い方に合っているかどうか不安な人は、購入前にレンタルしてライブ会場で試してみるのがおすすめです。実際に使うことで、倍率や実視界が十分であるか、より高倍率で広視界のものがよいかなど、はじめて気づくことがあります。

双眼鏡がほしいと思った人は、ぜひチェックしてみてください。

※2024年10月時点での情報です。
最新の情報はメーカーのホームページでご確認ください。
※商品写真および画像はイメージです。

取材・執筆

雑誌企画・編集・ライター 小田切裕介

1967年、東京都生まれ。カメラ雑誌『CAPA』『デジキャパ!』等の編集者を経て、2009年にフリーランスのライター&カメラマンに転向。カメラ、野鳥、鉄道、旅行など幅広いジャンルの雑誌、ムック、webサイトの記事制作に携わる。初心者にもわかりやすい記事作りがモットー。

関連する商品

もっと見る人気の商品

関連する記事

該当する関連記事はありません

Loading...