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【プロが実機で解説】nasneがあればテレビ視聴がスマホ/プロジェクターでできる!
BUFFALO ネットワークレコーダー&メディアストレージ nasne (ナスネ)
月額サブスクプラン
初月無料
初月のみ
0円/月額
2,100円/月額
(30日単位/自動更新)
PC周辺機器
公開日:2022年4月11日(2024年4月23日更新)
「若者のテレビ離れ」というニュースや記事が新聞などのメディアを賑わせています。NHK放送文化研究所が2021年5月に発表した「2020年 国民生活時間調査」によると、1日にテレビを視聴する人は5年前よりも減少しており、特に16〜19歳では約半分が「ほぼテレビを見ない」ことが分かりました。家電量販店のコンシェルジュに聞くと、進学や就職などで新生活を迎える“新生活家電”としてテレビを購入しない人も少なくないようです。
とはいえ、「たまには話題になったテレビ番組を見たい」とか、「スポーツ日本代表の試合は見たい」という人もいるのではないでしょうか。
テレビがなくても、「スマートフォンやタブレットなどでテレビ番組を視聴できる機器として以前から人気なのが、バッファローが販売するネットワークレコーダー&メディアストレージの「「nasne(ナスネ)」です。
nasneはスマートフォンやタブレットだけでなく、Android TVなどを搭載するプロジェクターでもテレビ番組をリアルタイム視聴や録画番組再生などができるということで注目されています。
そこで本稿ではnasneの魅力に加えて、Android TV搭載プロジェクターと組み合わせた楽しみ方を紹介しましょう。
1 「nasne」ってどんなもの?何ができるの?
■スマホやタブレットでテレビ番組を録画・視聴できる
nasneとは、地上/BS/110度CSチューナーとHDD(ハードディスク)を内蔵し、NAS(ネットワーク接続ストレージ)としても使うことができるネットワークレコーダー&メディアストレージです。
元々SIE(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)がPlayStationシリーズ向けに製造販売していましたが、2021年3月からはバッファローが受け継いで製造販売をしています。
当初はPlayStationシリーズで操作できるNAS搭載レコーダーとして誕生し、PlayStationシリーズと液晶ディスプレイの組み合わせでもテレビの録画や視聴ができる機器として人気を集めました。
その後スマートフォンやタブレット向けアプリも提供されるようになったことで、テレビ放送を録画・視聴できる機器が一気に広がりました。
寝転がりながらスマートフォンやタブレットで番組を視聴したり、録画番組を転送して外出先で視聴したりできることで、新たなテレビ番組の楽しみ方ができるようになったといっても過言ではありません。
■nasneがおすすめなのはこんな人
テレビを視聴/録画する環境を持っていない以下のような方は、nasneの導入がおすすめです。
◎PlayStationシリーズ/Windowsパソコンユーザー
PlayStationシリーズ(PS4/PS5)もしくはWindowsパソコンユーザーで、現在テレビ録画視聴環境がない人、もしくはより快適に録画視聴環境が欲しい人におすすめです。Windowsパソコンの場合、ソニーが提供する「PC TV Plus」という有料ソフト(3300円〜)を利用することで録画視聴が可能になります。
◎スマートフォン・タブレット、Android TV搭載プロジェクターユーザー
スマートフォンやタブレット、もしくはAndroid TV搭載プロジェクターを持っていて、テレビ録画視聴環境がない、もしくはより自由なテレビ録画視聴環境が欲しいという人におすすめです。
2 nasneでできることを解説!
ここからは、nasneでできることを簡単に紹介していきましょう。
■テレビ番組の視聴や録画・再生
デジタル3波(地上/BS/110度CS)チューナーを1基搭載しているので、テレビ番組の視聴、もしくは視聴中の番組の録画ができます。録画中は裏番組の視聴はできません。
■録画番組のネットワーク再生やテレビ放送の視聴
DLNA(Digital Living Network Alliance)に準拠し、著作権保護規格の「DHCP-IP」に対応するホームネットワーク機能を搭載したテレビ、スマートフォン・タブレット向け「torne(トルネ)」アプリなどから、nasneのチューナーを使ったテレビ視聴や、録画番組の再生ができます。Android TV搭載プロジェクターもtorneアプリをインストールできるので、同じように視聴や再生が可能です(※)。
※torneアプリ自体は無料ですが、アプリで放送・録画番組を視聴する場合はAndroidで500円、iOSで610円のアプリ内購入が必要になります。
■スマートフォンやタブレットに録画番組を転送
スマートフォン・タブレット向けの「torne(トルネ)」アプリを利用することで、nasneに録画した番組をスマートフォン・タブレットに転送し、外出先などで視聴することができます(※)。
※こちらの「書き出し機能」は先ほど紹介した「視聴再生機能」とは別に、アプリ内購入(Androidの場合は840円、iOSの場合は860円)が必要になります。
■パソコン向けのファイルサーバーとしても使える
nasneと同一のネットワーク上に接続したパソコンなどから、nasneのHDDをファイルサーバーとして使うことができます。
3 nasne+モバイルプロジェクターで使い勝手を検証!
テレビは持っていないけれど、NetflixやAmazon Prime Videoを大画面で見るためにモバイルプロジェクターは持っている……という方もいるのでは? nasneがあれば、そのプロジェクターを使ってテレビも見られるようになるんです!
今回はアンカー・ジャパンの「Nebula Capsule II」というモバイルプロジェクターを使って、nasneの使い勝手を検証してみることにしました。
■まずはスマートフォンアプリでnasneをセットアップ
nasneはAndroid TV搭載プロジェクターから直接セットアップすることもできますが、ここではスマートフォンアプリを使ったセットアップの方法を紹介します。手順はほぼ同じなので、プロジェクターから同じことを行うことも可能です。
まずはnasneに付属のB-CASカード(視聴に必要な小型カード)を装着し、電源ケーブルやアンテナケーブルを接続し、LANケーブルをルーターなどに接続します。
続いてAppStore(iOS)やGoogle Playストア(Android OS)からtorneアプリをダウンロードしてインストールします。ここからはtorneアプリの画面とともに説明しましょう。
nasneの設定画面に進んだら、nasneの名前(登録名)を入力して居住地域を選び、チャンネルスキャンを行います。地デジ、BS、CSチャンネルリストが一覧表示されたら設定完了です。torneアプリから番組表を開いて録画予約をしたり、nasneのチューナーを使ってテレビを視聴したりできます。
続いて、プロジェクターからアクセスできるようにしましょう。
■Nebula Capsule IIをセットアップ
Nebula Capsule IIを電源に接続し、Wi-Fi設定やアカウント設定などの初期設定を行います。
ホーム画面の最上部にある「アプリ」を選び、画面下の「他のアプリやゲームを探す」の右側にある「Playストアに移動」します。検索窓に「torne」と入力して検索すると「torne mobile」アプリが表示されるので「インストール」を選んでインストールを進めます。
torneアプリを起動すると、スマートフォンアプリと同様に居住地域などを聞かれるので答えていきます。初期設定が完了すると同一ネットワーク上のnasneが現れるので、名前を付けて保存すれば、スマートフォンと同様にnasneを使えるようになります。
torneアプリを起動すると、左から「TV(テレビ)」、「VIDEO(ビデオ)」、「GUIDE(番組表)」、「SEARCH(番組検索)」、「RANKING(録画予約ランキング)」の5つのメインメニューが並びます。
nasneのテレビチューナーを使ってテレビ番組をリアルタイム視聴する場合は「TV」、録画した番組を再生したい場合は「VIDEO」、番組表から録画予約または視聴したい番組を一覧したい場合は「GUIDE」を選びます。
■リアルタイムのテレビ視聴はなかなかサクサク
トップ画面から「TV」メニューを選ぶと、以前に視聴した(もしくは初期設定の)チャンネルをリアルタイムで視聴できます。リモコンのボタンを押すと画面下にミニ番組表が表示され、ほかのチャンネルで放送中の番組も一覧表示できるので便利です。
Wi-Fi経由で接続しているものの、操作からチャンネル切り替えまでのタイムラグはほとんど感じません。このあたりの使い勝手はなかなかスムーズです。
■番組表やランキングなどから手軽に録画予約ができる
トップ画面から「GUIDE」メニューを選ぶと、テレビ番組表が表示されます。予約したい番組を選んで決定ボタンを押すと録画予約メニューが表示され、録画先(nasne本体か外付けHDDか)や繰り返し録画の有無(一回録画や毎週録画、毎日録画など)、録画モード(DRモードか3倍モードか)を選んで録画予約ができます。
放送中の番組の場合、左側に「選局する」が表示され、そちらを選ぶとチャンネルが切り替わって視聴できるようになっています。
この操作はトップ画面から「RANKING」を選んだ場合も同様です。RANKINGの場合は「総合ランキング」や「地上アニメ以外」「BS全ジャンル」などのジャンルに分かれており、それぞれで録画予約ランキングが表示されます。知らなかった番組を発掘したい場合などに便利なのではないでしょうか。
■自動チャプター付けがなされた録画番組はシーンスキップも可能
トップ画面から「VIDEO」メニューを選ぶと、録画した番組を一覧表示できます。番組を選んで決定ボタンを押すと再生が可能です。
番組の再生中にリモコンのボタンを押すと、再生メニューが表示されます。CMなどでシーンが切り替わる際に自動チャプター付けがなされるので、再生メニューのスキップボタンを選ぶとチャプタースキップができます。そのほか、早送り・早戻しボタンを選ぶと30秒の早送り・早戻しができるようになっています。
録画番組の一覧画面で番組を選択してリモコンの決定ボタンを長押しすると、番組情報を見たり、削除したりといった操作が可能です。「ビデオの書き出し」というメニューもありますが、これは十分なストレージを搭載するスマートフォンやタブレット用の有料機能で、ストレージの少ないプロジェクター向きではないので注意してください。
番組は同じ番組シリーズごとにフォルダー分けされるほか、キーワード検索で番組を探すこともできます。右上の「…」ボタンを押すと、ジャンルやチャンネル、曜日、録画先などの条件を設定して細かく検索することも可能です。
■Android TV搭載プロジェクターとnasneの相性は抜群!
nasneは手軽にテレビ番組の視聴や録画番組の再生を楽しめる機器として、PlayStationシリーズのユーザーはもちろん、スマートフォン・タブレットユーザーにとってもかなり便利な製品です。Android TV搭載プロジェクターをお持ちの方なら、それに加えてさらに大活躍することは間違いありません。
Android TV搭載プロジェクターだけでもNetflixやAmazonプライムビデオ、Hulu、ディズニープラス、DAZNなどさまざまなVODサービスを利用できるので、単体で映画からドラマ、アニメ、スポーツまでさまざまなコンテンツを存分に楽しめます。それに加えてテレビ放送をリアルタイムで視聴したり、録画して楽しみたいという人には、nasneを加えるとさらにプロジェクターを楽しく活用できるかもしれません。
Android TV搭載プロジェクターを持っていてnasneを試してみたいという人や、どちらも一緒に試してみたいという人は、まずはレンタルで試してみるのがおすすめです。kikitoではAndroid TV搭載プロジェクター、nasneともにレンタルを行っているので、一度試してみてはいかがでしょうか。
※2022年4月11日時点での情報です。
最新情報について、詳しくは「メーカーのホームページ」でご確認ください。
※表示金額はすべて税込価格です。
※商品写真および画像はイメージです。