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GoPro HERO10 Blackをハンドル部分に装着したイメージ

【バイクで実証】ツーリングに最適なアクションカメラとアクセサリー

GoPro HERO10 Black アクションカメラ

GoPro HERO10 Black アクションカメラ

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アクション/360度カメラ
公開日:2022年3月1日(2023年12月15日更新)


バイク好きの間で話題のアクションカメラは、防水性能や手ブレ防止機能がとても優秀で、バイクツーリングの動画撮影にピッタリ。バイク好きカメラマンが装着方法から動画撮影を検証し、おすすめのアクションカメラとアクセサリーをご紹介します。

1 バイク用アクションカメラの魅力とは

GoPro HERO10 Blackをバイクのハンドル部分に装着したイメージ

ここ数年、250ccのニューモデルの充実や、コロナ禍により他人との接触の少ないバイクの魅力が評価されたこともあり、バイクがブームとなっています。はじめてバイクの魅力に目覚めたという方も、十数年ぶりにバイクに復活したという方もいるでしょう。

バイク自体の進化にも目覚ましいものがありますが、なかでも画期的なのはバイクで走行した体験を手軽に動画で収めることができるようになっていることです。アクションカメラが1台あれば、ツーリングの思い出や出来事、自分のバイクの動き、旅先の自分自身などを、自由に、そしてずっと記録しておくことができます。

しかもやってみると本当に簡単。ライダーならはじめない手はありません。あなたもアクションカメラを取り入れてバイクライフをさらに充実させましょう!

■魅力1 ツーリングの思い出が撮れる

バイクの最たる魅力は、目の前に広がる道を颯爽と駆け抜ける気持ちよさ。刻々と変わる世界はライダーに常に新しく魅力的な風景を見せてくれます。特に旅先の風景は一期一会。忘れたくない思い出は動画で記録しておくに限ります。

■魅力2  操作が簡単

アクションカメラはほぼシャッターボタン一つで撮影開始、終了が可能。難しい操作は特に必要ありません。撮りたい瞬間にすぐ撮影できるから貴重な景色を撮り逃さないで済みます。また撮影中、両手、両足で操作するバイクの運転のジャマになることはありません。

■魅力3 1台3役で手荷物がかさばらない

バイクの敵のひとつである大きな荷物。しかしアクションカメラはコンパクトな製品が多いので、ジャマになることはありません。小型・軽量だから、丸一日、体に付けていても負担になることもありません。基本は動画用カメラですが、もちろん静止画も撮れるので、荷物も減らせます。

■魅力4 タフな設計で天候に左右されない

機種にもよりますが、最近のアクションカメラはある程度の防水性も備えているので、バイクでは避けられない突然の雨などにも慌てないで済みます。

2 バイクツーリングに最適なアクションカメラの選び方8つ

実際にアクションカメラを購入する場合、どんなことに注意すればいいでしょう? いくつか挙げてみましょう。

1)4Kなどの高品位動画が撮影できるか?

バイクの動画は動くことが前提なのでそれほど画質にこだわる必要はありませんが、将来見直すことなどを考えるとできるだけ高品位な動画で記録しておきたいもの。

2)多彩な撮影方法に対応できるか?

昼間の撮影のほか、夜間イルミネーションを撮りたくなることも。スローモーションやタイムラプスといった撮影方法にチャレンジしたくなるかもしれません。

3)手ブレ補正は強力に効くか?

バイクと振動は切っても切れない間柄。手ブレ補正の効いていない動画はとても鑑賞しにくいので、手ブレ補正機構は必須です。

4)操作性はよいか?

バイクはグローブをはめて操作するため、操作性は重要です。

5)防水性はあるか?

急な雨をしのげるだけの防水性がないと、カメラをダメにしてしまうかもしれません。

6)耐久性や信頼性の高いメーカーか?

アクションカメラには低価格な製品もありますが、手ブレ補正や防水性、信頼性に劣る場合があります。たとえば装着用アクセサリーが同じ形に見えても保持力が弱かったりするので注意が必要です。

7)バッテリーは持つか? 予備バッテリーは購入しやすいか?

ボディの小さなアクションカメラは、バッテリーがあまり持たないと思った方がいいです。複数の予備バッテリーが必要になることが多いので、こちらが入手しやすいかどうかも重要になります。

8)アクセサリーは豊富にあるか?

バイクに装着するためにはアクセサリーが必要になる場合があります。やはりメジャーなものほど、圧倒的に選択肢が広いといえます。

以上を考慮すると、アクションカメラの代名詞的存在であるGoProの最新機種「GoPro HERO10 Black」が現在のおすすめです。

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3 バイクで撮影する際のアクションカメラの装着方法

実際にバイクでアクションカメラを使用するとき一番気になるのが、どうやって装着するかでしょう。アクションカメラにはマウント用のアクセサリーが豊富にあります。代表的な装着方法は、
(1)ヘルメットに装着する
(2)ハンドルに装着する
(3)自分の体に装着する

という3パターンです。

実際にアクセサリーを用意してテストしてみました。装着方法や使ってみた感想を詳しく解説します。

■ヘルメットに装着する

ヘルメットにベースマウントを取り付け、そこにマウント用バックルを付けたアクションカメラを装着します。両面テープが強力で安定感がありますが、自分から見えないのでぶつけたりしないか少し頭上が気になるのが欠点。またシャッターボタンも手探りになるのでやや押しづらいです(サイドに付けたり、タイマーを使ったり、リモコンがあったりすれば改善するはず)。

カメラを載せることで頭が重くなり、疲れたりしないかやや不安でしたが、アクションカメラ自体が軽いからか、体に負担はありませんでした。ただし、高速でスピードを出すと抵抗になるかもしれません。

GoPro HERO10 Blackをヘルメットに装着したイメージ

GoPro HERO10 Blackをヘルメットに装着したイメージ

△ヘルメットのトップに付けると、映像はかなり見下ろした状態に。体の中央に装着するため映像は安定しています

■おすすめのアクセサリー
ヘルメットフロント+サイドマウント

ベースマウントをヘルメットの上やサイドに装着できます。ベースマウントはやや曲面になっていて、ヘルメットになじみやすいです。

GoProヘルメットフロント+サイドマウントの紹介ページスクリーンショット

■ハンドルに装着する

バータイプのハンドルであれば、ハンドルにマウントすることも可能です。位置が固定されるため、映像が安定します。バイク本体に装着できるので、体への負担がなく楽です。また常に視界に入っているので精神的に安心感があります。

ミラーの付け根などにも装着できますが、カメラを正面に向けるには工夫が必要。パイプのないセパレートハンドルのバイクでは、マウント用のクランプバーなどを使う必要があります。

GoPro HERO10 Blackをハンドル部分に装着したイメージ

GoPro HERO10 Blackをハンドル部分に装着したイメージ

△最初に左の写真のような位置にマウントしたところ、今回用意した機材ではハンドルの絞りによりカメラが前を向きませんでした。そのため右の写真のように平行な位置に装着し直しました

△カメラが車体の中央からズレていたので、映像では少しメーターがゆがみました(キーのせいで中央には付けられませんでした)

GoPro HERO10 Blackをエンジンガードに装着したイメージ

△エンジンガードなどパイプがあると、付け方によって変化のある映像が撮れます

■おすすめのアクセサリー
ハンドルバーシートポストマウント

ハンドルやフレームのパイプにクランプできるマウントセット。

GoProハンドルバーシートポストマウントの紹介ページスクリーンショット

■自分の体に装着する

自分の体(胸)にハーネスを付けて装着する方法もあります。カメラが胸に位置するため、映像が自分から見た視点に近く自然。シャッターボタンが押しやすく、向き調整なども行いやすいです。

操作がしやすいので、最初はこの方法で試すことをおすすめ。ただし、運転中はどうしても体が動くため映像に影響することがあります。

GoPro HERO10 Blackを胸部分に装着したイメージ

GoPro HERO10 Blackを胸部分に装着して撮影した映像イメージ

△カメラが胸の位置にあるため、自分から見た視点に近い画角となりました。個人的にはヘルメットやハンドルより好印象でした

■おすすめのアクセサリー
チェストマウントハーネス

右側ベルトをセンターから外すことができるので、装着も簡単に行えます。

GoProチェストマウントハーネスの紹介ページスクリーンショット

■ほかにも……ヘルメットのアゴ部分に装着

今回は試せませんでしたが、最近はヘルメットのアゴ部分に装着するライダーが増えています。これならチェストマウントハーネスよりさらに目線に近い映像になり、シャッターボタン操作もしやすそうです。機会があったらチャレンジしたいと考えています。

4 【ライダーカメラマン検証】GoPro HERO10で実際に試してみた

ずっと気になっていたものの、ついつい後回しにしていたアクションカメラ。今回、GoProの最新機種「HERO 10」をお借りして、ついに念願を果たすことができました!

実機を使ってみて何より驚いたのは、その操作の簡単さ。いってしまえばシャッターボタンを押すだけです。それでも十分高画質でキレイな映像が撮影できました。

「10」ということは10世代目ということで、すでに操作性やアクセサリーの完成度は完璧といっていい域に達しています。撮影して感じたおすすめのポイントを紹介します。

■シャッターボタンを押すだけで高品位な4K映像が撮れる!

GoPro HERO10は、基本的にはシャッターボタンを押すだけで高品質な動画を撮影することができます。映像の設定は、テレビなど4K環境が整っていれば4Kに。ただし4Kは容量の大きなメモリーカードや高性能なパソコンが必要になるのでご注意。日常的には1080p(フルハイビジョン)でも十分きれいな映像を撮ることが可能です。

4K60など設定値の後ろに付いている数字はフレームレート。1秒に撮影する回数です。こちらは標準で30pですが、動きの速いバイクでは余裕があれば50〜60pがオススメです。

GoPro HERO10のプリセット画面

△GoPro HERO10には、プリセットという映像の設定が入っています。設定のカスタマイズも簡単なので、最初はいろいろ設定を変えて撮影してみるとよいでしょう

■バイクの走行動画に最適な画角!

GoPro HERO10の標準の画角は「広角」。バイクのメーターやハンドルがちょうど入り、周囲の風景が自然に写る映像が撮れます。さらに、「SuperView」にするとよりワイドで臨場感のある映像が、「狭角」にすると少し寄り気味の映像を撮影することができます。

△広角(16~34mm):自然でワイドな風景を撮影できます

△SuperView(16mm):最もワイドで臨場感のある映像が撮影できます。ただし、映像の左右が少し引延ばされて歪みます

△狭角(27mm):少し寄り気味の映像になります

■手ブレ補正機構が強力

GoPro HERO10には「HyperSmooth」という強力な手ブレ補正機構が付いているので、多少動いてもスムーズな映像を撮影してくれます。カスタマイズも可能ですが、バイクの場合、最も強力な「ブースト」にしておくのが安心です。

GoPro HERO10のアンチフリッカー画面

△都市の明かりやイルミネーションを撮影すると、映像に映った明かりがちらつくことがあります。その場合、「アンチフリッカー」を設定すると改善できます

△「HyperSmooth」の効果もあり、都市の夜景くらいなら特別な設定をしなくても普通に撮影できます

■「QUIKCAPTURE」ですぐ録画開始など操作性に優れている

「QUIKCAPTURE」という機能を設定しておくと、電源OFF状態からでもシャッターボタンを押すだけですぐに撮影を開始できます。シャッターボタンは大きく、カメラ上部にあるため、バイクのグローブでも押しやすくできています。また、設定変更などは液晶画面をタッチすることで操作でき、メニューの階層も深くないので、直感的に行えます。

GoPro HERO10のQUIKCAPTURE画面

■バッテリーは多めに持って行こう

アクションカメラは小型・軽量なものが多いため、バッテリー容量も小さめ。連続使用すると、1時間ほどで切れると思っておきましょう。丸1日たっぷり撮影したいなら、バッテリーはそれなりの本数を揃えておくとグッドです。

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■性能のよいMicro SD メモリーカードを使おう

GoProの記録メディアはMicro SD メモリーカード。最近は「V30」というビデオ規格に対応したカードがあるので、できるだけ対応製品を使いたいもの。もし性能に劣るカードを使うと最悪録画を失敗することもあるので注意しましょう。

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5 ほかにもまだある! バイクにおすすめのアクションカメラ

■GoPro MAX

GoPro MAX製品画像

従来の映像撮影に加え、360 度映像での周囲すべての撮影や、パンしなくてもパノラマ写真の撮影が可能なGoProの兄弟機。より変化に富んだ映像を撮影したいならGoPro MAXは選択肢の最有力候補。アクセサリーもほぼHERO10と同じものが使えます。

△エンジンガードのパイプに装着して撮影

■DJI Action 2

DJI Action 2製品画像

2021年秋に発売されたDJIのアクションカメラ。GoProよりさらに小さく、モニターがマグネットを利用した分離式で、工夫次第でいろいろと面白い映像を撮ることができそうです。

DJI Action 2のアクセサリー画像

△強力なマグネットを利用した装着方法が魅力。胸元にネックレスのように装着できます

△胸元に付けて撮影した例。4K撮影も可能です

6 バイクに最適なアクションカメラ選びにはレンタルがおすすめ

今回、はじめてバイクでGoPro HERO10を使って動画撮影に挑戦したのですが、とにかく思った以上に簡単に撮影できる印象でした。これまで面倒だとやってこなかったのが、今となっては残念で仕方がありません。

春の桜、夏の高原、秋の紅葉など、目にした絶景は数々あれど、もう記憶の中にだけある存在です。それを今後は実際の映像として残せるわけですから、アクションカメラを1回使ったライダーはもう手放すことができません。

それでもいきなり購入するのは不安という場合は、まずはレンタルしてみましょう。アクセサリーのレンタルも可能なので、実際に自分のバイクで体験が可能です。金額もそれほど高額ではありませんし、そのまま購入もできます。

ぜひあなたも、アクションカメラをバイクで使ってみてください。その豊かな世界に魅了されること間違いありませんから。

※2022年3月1日時点での情報です。
最新情報について、詳しくは「メーカーのホームページ」でご確認ください。
※表示金額はすべて税込価格です。
※商品写真および画像はイメージです。

取材・執筆

稲葉利二

稲葉利二

カメラ、パソコンなどデジタルガジェットを主なジャンルとするライター、編集。クリエイターとして撮影、イラスト制作、画像編集、動画編集なども行う。バイクは2気筒エンジンの鼓動感を好んでいる。


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