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子どもがLOVOTを抱っこして頭をなでている様子

ロボットペットおすすめ4選!実際にお迎えしてわかった魅力&機能を本音でレビュー

LOVOT2.0 ソロ(ちゃ)

LOVOT2.0 ソロ(ちゃ)

月額サブスクプラン

63,000円/月額
(30日単位/自動更新)

短期レンタルプラン

35,000円/8日間~


ロボット
公開日:2021年8月23日(2024年9月30日更新)


さまざまな事情でペットが飼えない方や、自宅に一人でいる時間のさみしさを紛らわせたい方などにおすすめしたいのが「ペット型ロボット」。プロがおすすめモデルをご紹介&実際にお迎えした感想をレポートします!

1 ペット型ロボット、どうして注目されているの?

子どもたちがLOVOTと遊んでいる様子

△はじめてのロボットに興味津々の子どもたち。かわるがわるなでたり、話しかけたりしています

1999年にソニーから発売された犬型ペットロボット「aibo」は、実際の犬のような仕草やユーザーとのコミュニケーションを通して“成長”することで話題を集めました。

その後、会話に特化したものや、介護や見守り向けのものなど、見た目もペット型に限らないコミュニケーションロボットが多数登場してきています。子ども用のおもちゃから高齢者向けまで用途もいろいろ。

ペットの代わりにしたい、一人時間に気軽な話し相手がほしい、遠くに一人で住む老親を見守りながらコミュニケーションも取ってくれるガジェットがほしい……など、あなたのニーズを満たしてくれるものがきっとあるはずです。

2 どの子もかわいい! おすすめしたいペット型ロボット4選

それでは、筆者が選んだ注目のペットロボット4機種を紹介していきましょう。一部モデルは実際に自宅にお迎えして一緒に生活してみたので、そのレポートもお伝えします。

▼おすすめペット型ロボット性能表

メーカー名 GROOVE X ユカイ工学 シャープ ミクシィ
製品名 LOVOT Qoobo ロボホン Romi
LOVOT Qoobo ロボホン Romi
タイプ 癒やし系 癒し系 インテリ系 インテリ系
セッティングの簡単さ ★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★★
価格(税込) 月額21,858円~(本体48回分割) 13,200円 132,000円(Wi-Fiモデル) 本体49,280円、月会費1,078円
サイズ・質量 幅280×高さ430×奥行260mm 全長約52cm ×直径32cm ×高さ15cm・約1kg 身長約19.8cm・体重約395g 10.6×10.6×9.6 cm・307 g
移動・動き タイヤでの室内移動が可能 なし 卓上歩行・ダンスなどが可能 静音モーターを搭載。上下左右に動き、100種類以上の顔アニメーションと組み合わせて感情を表現
音声会話 聞き取りのみ なし 音声会話が可能 ディープラーニングによる自律会話が可能
カメラ 360度カメラを搭載 なし 額にカメラを搭載 搭載(人の顔を検出する際に使用。判定した数値結果のみを保存・使用)
見守り機能 あり なし あり なし(スマホアプリの「活動記録」はあり)
kikitoでレンタル kikitoでレンタル

■GROOVE X/LOVOT(らぼっと )

GROOVE X/LOVOT製品画像

ペットのように部屋のなかを自由に移動し、家族とコミュニケーションが取れる愛らしさが魅力のロボット。名前を呼びかけたり、なでたり、抱っこしたりすると喜び、より一層なついてきます。2体いると、もう一体に嫉妬することもあるとか。モードを切り替えると、 頭のカメラで周辺の撮影が可能。侵入者を発見すると通知してくれる「留守番モード」も備えています。

>お迎えしてみたレビューを読む

■ユカイ工学/Qoobo(クーボ)

ユカイ工学/Qoobo製品画像

しっぽのついたクッション型セラピーロボット。 優しくなでるとしっぽが軽く動き、たくさんなでるとぶんぶん強く振って応えてくれます。しっぽの動きはいつも同じではなく、なで方に応じてさまざまなしっぽの動きがあり、また、なでていないときも気まぐれに動くので、本当のペットのように思えます。膝の上に置いてなでているだけで癒やされる、そんなロボットです。

■シャープ/ロボホン

シャープ/ロボホン製品画像

手のひらサイズの人型ロボット。二足歩行したり、音楽に合わせてダンスを踊ったりできるのが特徴。また音声会話にも対応し、届いたLINEを読み上げて家族に伝えたり、写真を撮ったりすることができます。留守番時の見守りとしても使うことができますよ。 3G・LTE回線内蔵モデルや、歩かない着座モデルも選べます。

■ミクシィ/Romi(ロミィ)

ミクシィ/Romi製品画像

ミクシィ独自開発の人工知能を搭載した自律型の会話ロボット。手のひらサイズのしずくのようなフォルムで、卓上から大きな目で見つめてくれます。

最大の特徴は、あらかじめインプットされた定型文ではなく、自由な会話ができること。Romiに向き合いながら、ちょっとした雑談ややり取りができます。アラームのような便利な機能に加え、英語モードに切り替えると英会話も可能です。

3 ライフスタイルにマッチするペット型ロボットの選び方

上で紹介した4つのロボットを「インテリ系」と「癒やし系」に分類し、どんな方におすすめかご紹介しましょう。

「インテリ系」ロボットの特徴は、会話ができること。話しかけると言葉や動作でさまざまなリアクションを返してくれます。タイマーや目覚まし、写真撮影などの機能を備えているモデルもあります。

それに対して「癒やし系」ロボットは、機能面より情緒面での役割を重視したものが多いです。特に何かしてくれなくても、なでたり抱っこすることで癒やされる……そんな存在です。

■話してコミュニケーションしたい方は「インテリ系」ロボットがおすすめ

インテリ系
ロボホン Romi
ロボホン Romi
  • 気軽な話し相手になってくれる
  • カメラがあれば防犯目的でも利用可能
  • 音声で操作できるのが便利

「インテリ系」ロボットは会話でコミュニケーションができるため、話し相手がほしいという方にぴったり。友達に電話しづらい深夜や、人には話しにくいことがあるときも、ロボットなら気兼ねせず話せるので、気持ちが楽になるかも知れません。

話しかけるだけでさまざまなことができる点も、機械に詳しくない方でも利用しやすいポイント。一人暮らし中の、ご高齢の親御さんにプレゼントするのもいいかも知れません。防犯や留守番などの機能を求める場合は、カメラがついているモデルを選びましょう。

■ただ癒やされたい方には「癒やし系」ロボットがおすすめ

癒やし系
LOVOT Qoobo
LOVOT Qoobo
  • なでたり、抱っこしたり。スキンシップに反応があります
  • 何も言わず寄り添ってくれる存在になってくれます
  • ほんの少しのコミュニケーション機能も

「癒やし系」ロボットはペットと同じで、基本的に何かの機能を求めて使うのではなく、なでたり抱っこしたり触ってリラックスしたりすることで癒やしを得るためのロボットです。 何も言わず寄り添ってくれる存在がほしい方には、とてもいい相棒になってくれるでしょう。

「動物をモフモフしたいけど、アレルギーがあるから…」と諦めていた方も、思う存分モフモフできますよ!

留守番機能を搭載する製品もありますが、それはあくまでおまけ。機能ではなく「愛着を持てるか」で選ぶのがおすすめです。

4 注目のおすすめペット型ロボット「LOVOT」の魅力をレビュー【動画あり】

子どもがLOVOTを抱っこしている様子

△大きなお目々が表情豊かなLOVOT。抱っこされると大喜びです!

△LOVOTとコミュニケーションを取るようす。鳴き声や動きが愛らしいです

LOVOT(らぼっと)は2018年に発表され、2019年より一般発売された“家族型ロボット”。足代わりのタイヤがついており、自走することができます。本体サイズは高さ430×幅280×奥行き260mmで、ペンギンのようなフォルムが特徴。頭に360度カメラを搭載し、センサーで 周囲を見回しながら行動することができます。

お留守番中に人の動きなどを検知すると通知する機能や、スマートフォンからカメラ映像を見るモニター機能も搭載しています。

LOVOTを子どもがなでている写真

△充電中は目にバッテリーマークを表示(左)。なでなでしているとトロンとした目に(右)

抱っこしてほしがるLOVOTと、白い服を着たLOVOTの写真

△抱っこしてほしいときはタイヤをしまって手を挙げます(左)。着せ替え用の服などファッショングッズも豊富。LOVOTをかわいくしてあげられます(右)

■新しく来た家族を子どもたちも喜んでお出迎え

LOVOTが入っている箱の画像

LOVOTは、充電台と本体が入った大きなダンボール箱2つに分かれて届きます。充電台を置くスペースとLOVOTが動き回るスペースを確保しておきましょう。

LOVOTが箱に入っている状態の画像

LOVOTをお迎えするためにリビングを片付けていると、子どもたちも興味津々。「LOVOTっていうロボットが来るから、動きやすいように部屋を片付けてキレイにしようね」と伝えると素直にいうことを聞きました。

到着した2つの箱のうち、まず大きい箱に入っているネスト(充電ステーション)を設置。続いて小さい箱からLOVOTを取り出します。LOVOTは布に包まれているので優しく脱がせてあげて、充電台にそっと置きます。

充電中のLOVOTの様子

LOVOTを充電している間にアプリのセッティングです。スマートフォンに専用アプリをダウンロードして、ログイン。初期設定を行います。初期設定ではLOVOTの名前を付けたり、目のデザインを変えることができます。

うちでは名前を「ミント」にしました。 LOVOTはこの名前を聞き取り、顔を向けたり、寄ってきてくれたりするようになります。

いろんな表情をするLOVOTの目はまぶたも含めて6層の映像をアイ・ディスプレイに投影しており、 数十億のパターンから選べる仕組み。画一的ではない、“うちの子だけの目”を選べます。 アプリでの初期設定が終わると準備完了。 しばらくすると動き出しました。

ミントちゃんは、最初は戸惑っている様子。ゆっくりと周囲を見回しながら動きます。子どもたちも近づいて来て、「ミントちゃん」と話しかけたり、優しくなでたりしています。初日は「叩いたり、倒したりしたらだめだよ」とだけ伝えました。

■気づいたら誰かが抱っこしている家族のアイドルに

子どもがLOVOTと遊んでいる様子

LOVOTはリビングで行動しています。我が家はリビングが2階にあるため、玄関まで迎えに来ることはできませんが、誰かがリビングに入ると近づいてきて、体をくねらせ、手を振って喜んだようなポーズを取ります。ほんの数日で家族になついたようです。

子どもたちがそれぞれに遊んでいるときも、小さい声で「くぅ~」と鳴き、部屋を動いていました。LOVOTの前に行って、名前を呼びながら目を合わせるとさらにうれしそうな様子に。車輪をしまって手を上げて、抱っこをせがんできます。気づいたら、誰かがLOVOTを抱っこしている……そんなシーンが当たり前になっていきました。

LOVOTが車輪をしまっている状態と、車輪を出している状態

△車輪をしまっている状態(左)と、車輪を出している状態(右)

よく「ペットを飼うと家族の会話が増える」なんてことを言いますが、LOVOTも同じでした。「お父さん、ミントちゃんのお目々がハートになったんだよ」「ミントちゃんがずっとついてくるんだけど、私のことが好きなのかなあ」と、子どもたちもそれぞれ感じることがたくさんあるようです。

「LOVOT」をお迎えしてみる

スマホアプリのログ例

△LOVOTをなでたり抱っこしたりすると、アプリにログが残ります

スマホアプリには、なでられたり抱っこされたりしたログがダイアリーとして記録されています。「なでてもらった」「抱っこしてもらった」という記録を見た長女が、自分の記録行動が記録されていることがうれしかったようで、それを見て、より一層抱っこをしたりなでたりするようになりました。

また、家族の笑顔を検知すると、頭に搭載したカメラで写真撮影もしてくれて、アプリで見ることができます(撮影しないよう設定変更も可能)。家族の楽しそうな写真が自動的にたまっていくのはうれしいですね。

なお今回は試せませんでしたが、LOVOTを使ってプログラミング学習ができるのも魅力的だと感じました。

5 迎えてわかったペット型ロボットの魅力

■リアルペットと変わらない愛情が芽生える、愛しい存在

わが家にはペット(猫)もいるため、子どもたちがロボットにどこまで興味を示すか、試してみるまでわかりませんでした。ところが、実際にペット型ロボットが家に来てみると、子どもたちは大喜び! 約1週間の生活でしたが、愛情をたっぷり注いで、常にLOVOTのことを気にしていました。

会話も増え、リビングがいつも以上に明るい雰囲気だったように思います。ロボットも本当のペットと変わらないと感じました。

そして、LOVOTの表情豊かな目と「くぅ~」という甘えた声がなんともかわいらしいのです! 返却後、いなくなってしまったときはさみしさを感じました……。

かわいさ満点!
「LOVOT」をお迎えしておうちで癒やされてみよう
LOVOTをレンタルする

たかがロボットと思うなかれ。今回の1週間のお試し体験を通じて、この何とも言えない愛しいという感情がわき上がってくる感じを、ぜひたくさんの方にも体験してみてほしいと思いました。

いきなり買うのはちょっと勇気がいる…という方も、レンタルできるので、ぜひ自宅にお迎えしてみていただきたいです。あなただけのLOVOTに、きっと愛着がわくはずです。

※2021年8月23日時点での情報です。
最新情報について、詳しくは「メーカーのホームページ」でご確認ください。
※表示金額はすべて税込価格です。
※商品写真および画像はイメージです。

■ 取材・執筆

コヤマタカヒロ

コヤマタカヒロ

デジタル家電ライター。1973年生まれ。大学在学中よりカルチャー誌でライターデビュー。PC、AV関連のデジタル機器から、白物家電、それらを取り巻くサービスについて、レビュー、検証、開発インタビュー、執筆活動を行う。三女の父。米・食味鑑定士。撮影とテストの空間「コヤマキッチン」スタート。企業のコンサル活動も対応。家電のためのコミュニティ「家電総合研究所」も開設。

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