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【GoProの基本を解説】楽しみ方いっぱい! 最強アクションカメラの使い方を紹介
GoPro HERO9 Black アクションカメラ
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アクティビティや旅行、街歩きなどを動画で撮影して、YouTubeなど動画投稿サイトやSNSでシェアするのはもはや一般的ですね。そんな動画撮影ブームに合わせて人気なのが「アクションカメラ」。その草分け的な存在が「GoPro(ゴープロ)」です。
これからアクションカメラで動画撮影を始めたいと考えている人にとって、GoProシリーズはおすすめのカメラなのですが、まず「GoProって何? どう使える?」という疑問があるはず。
そこで今回は、アクションカメラの代表的な機種であるGoProシリーズの効果的な使い方について、シリーズラインナップも含めてご紹介していきます。
目次
1 GoProとはどんなカメラ?
そもそもGoProとは、アメリカで2002年に設立したメーカーが製造・販売するアクションカメラです。2010年に、初代となる「HD HERO オリジナル」というフルハイビジョン対応の高画質な製品が発売され、アクションカメラとしてのGoProの歴史が始まりました。
今では、GoProのアクションカメラは「HERO」シリーズとなり、2021年2月現在の最新機種は「GoPro HERO9」で、「5Kの高画質動画」「小型軽量」を兼ね備えたアクションカメラとして、プロの現場でも利用されるほどです。
そんなGoProは、高い防水性能や体のさまざまな場所に取り付けられる使い勝手の良さから、撮影シーンを飛躍的に広げ、誰でも簡単に迫力いっぱいの動画を撮影できるアクションカメラとして世界中で大ヒットしています。
2 GoProのおすすめポイント&GoPro活用術
■GoProの特徴
GoProシリーズの主な特徴は以下の通りです。
・小型、超軽量
・超広角レンズ搭載
・4K動画撮影
・タイムラプスビデオ撮影
・ボイスコントロール機能
・Wi-Fi内蔵
・防水、耐久性
・静止画像も高画質
・アプリ(GoProAPP)との互換性
GoProの一番の特徴は、なんといっても小型・軽量のボディです。手のひらにすっぽりと収まるほど小さく、ポケットなどにそっと忍ばせて持ち歩いても邪魔にならない、非常に高い携行性を持っています。
そしてGoPro HEROシリーズを通してすべてに超広角レンズを搭載しているのも特徴です。自撮り撮影向けに、セルカ棒などで手持ちして広い画角の動画を撮影できるため、パーティーやイベントなど写したい人数が多い時に大活躍します。
さらに撮影機能も充実。最新の「GoPro HERO9」は5K、最大240fpsの動画撮影機能を搭載していて、「タイムワープ」(いわゆるタイムラプス)動画撮影や、声だけで操作可能な「ボイスコントロール」機能など、撮影スタイルを格段に広げる多彩な機能を持っているのも特徴となっています。
濡れや落下に強く、耐久性に優れたGoProシリーズについて、機能別に紹介していきましょう!
■GoProの楽しみ方はいろいろ!
GoProなら、さまざまなシーンで面白い動画を撮影することができます。たとえばGoProの「タイムワープ3.0」というタイムラプス動画撮影機能を使えば、コマ送りのようなイメージの動画を撮影できます。
また、高い防水性能を活かした水中撮影や、あらゆる場所に取り付けて、ふだんでは見ることのできない目線での動画を撮影するといった楽しみ方もあります。
【こんな時に! タイムラプスビデオ機能を使って星空撮影】
星空を、数秒(あるいは数分)に1回、静止画を撮影して、撮影した画像をつなぎ合わせて1本の動画に仕上げます。
これをデジタルカメラで撮影しようと思うと、カメラを三脚に固定して同じ露出、シャッター速度など条件を均一にしながらシャッターを切っていくという難しい撮影になるのですが、GoProの「タイムワープ」機能を使えば、ボタン操作ひとつで初心者でも簡単にタイムラプス動画を撮影できます。
【こんな時に! 優れた防水性・耐久性を活かして、水中撮影】
GoProシリーズの特徴でもある高い防水性と耐久性を活かして、スキューバダイビングで水中撮影などに活用するのもいいでしょう。保護ケースなどを使用しなくても水深10m(※メーカー公表値)までの防水性能があるので、シュノーケリング程度ならまったく問題なく動画撮影を楽しむことができます。
【こんな時に! さまざまな目線で動画撮影を楽しむ】
GoProは、アタッチメントの豊富さも魅力です。たとえば自転車のハンドルや車のダッシュボードなどに取り付ければ、車載カメラとして走行中の動画を撮影できます。
また、体の一部に取り付けることもできますので、ヘルメットに付けたり、子どもの体に取り付けたりすることで、ふだんは体験できない目線で動画撮影を楽しむこともできるのです。
3 ほかのデバイスとGoProはどう違う? メリット・デメリットを比較
アクションカメラのGoProは動画撮影に強いカメラとして人気ですが、ほかにも動画撮影ができるカメラはあります。それでは、GoProとほかのデバイスで、何が違うのか見てみましょう。
■デジタルカメラとの違い
最近では動画撮影も可能なデジタルカメラが増えてきました。しかし、こういったカメラは静止画撮影を前提として開発・生産されているので、最長29分59秒の動画撮影で、一旦録画が停止してしまいます。(デジタルカメラとしての輸出規定に準ずるため)
そのため、静止画撮影用のカメラは、長時間の動画撮影には不向きです。ほかにも、水中撮影用の保護ケースがこれらの製品のものは高価な場合もあり、自転車のハンドルや体の一部に取り付けるといった使い方には向いていないといえるでしょう。
〇使い分けポイント〇
アクションカメラ:アクティビティなど、撮影時間が長くてフットワークが求められるシーン
デジタルカメラ:風景や旅行など、静止画をきれいに撮影したいとき
■ビデオカメラとの違い
長時間の動画撮影が可能なビデオカメラとアクションカメラとの違いは、どこにあるのでしょうか?
一つ目は大きさです。ビデオカメラにもコンパクトな製品が登場してはいますが、片手に持って撮影するスタイルのビデオカメラは小型化に限界があります。これに対し、アクションカメラは体に取り付けたりする(ウェアラブル)用途が想定されているため、そのサイズは圧倒的に小さいのです。
二つ目は、体験の共有です。ビデオカメラは手に持って撮影するため撮影者が一緒に動きながら撮影することは難しいのです。一方、アクションカメラは体に取り付けられるので、たとえば子どもと海水浴に行って、一緒に水遊びを楽しみながら動画撮影するといった楽しみ方ができます。
〇使い分けポイント〇
アクションカメラ:子どもと遊んだり、仲間とイベントに参加したりといった体験を共有するシーン
ビデオカメラ:運動会や発表会、講演など、撮影に専念できるシーン
■スマートフォンとの違い
スマートフォンの動画撮影機能も性能が向上し、SNSなどとの親和性も高いのでちょっとした動画撮影ならスマートフォンカメラで十分にアクションカメラの代用は可能です。
しかし、GoProなどのアクションカメラは動画撮影に特化した機材なので、動画撮影に対するストレスを限界まで低減する機能がたくさん搭載されています。たとえばボタン一つで動画撮影できるといった操作性は、スマートフォンカメラでは不十分だったりします。
特に、アクティビティシーンでは、激しいスポーツで使用すると画面が割れてしまうリスクがあり、スキューバダイビングでの水中撮影などは、ほぼ不可能に近いと思われます。
これに対し、アクションカメラは高い耐久性や防水性能を兼ね備えているので、アクティビティに強いカメラといえます。
〇使い分けポイント〇
アクションカメラ:スキーやスノボ、スキューバダイビングなどのアクティビティで動画撮影したい
スマートフォン:ちょっとしたメモ的な動画をSNSでシェアしたい
4 GoProシリーズヒストリー
GoProの歴史は、2005年発売の「GoPro HERO 35ミリ オールシーズンスポーツカメラ」という35mm判フィルムカメラからスタートしました。そして2010年、ハイビジョン対応「HD HERO オリジナル」の発売により、デジタルアクションカメラとしてリスタートしたのです。
▽GoProシリーズのヒストリー2012~2017年
▽GoProシリーズのヒストリー2018~2019年
その後、毎年のように同一デザインで、2014年の「GoPro HERO4」までマイナーチェンジを繰り返し、2015年に「GoPro HERO5」でデザインを一新。5年後の2020年にフルモデルチェンジした最新機種「GoPro HERO9」を発売という歴史を刻んできました。
5 GoProシリーズの現行モデルラインナップ
2021年2月現在GoProシリーズのラインナップは、どのようなものが販売されているのでしょうか。現在、GoProシリーズには以下の4機種があります。それぞれの機種について、特徴などを見ていきましょう。
▽GoPro現行モデルの性能比較表
製品名 | GoPro HERO9 Black | GoPro HERO8 Black | GoPro HERO7 Black | GoPro MAX |
---|---|---|---|---|
発売日 | 2020年9月17日 | 2019年10月25日 | 2018年9月27日 | 2019年10月25日 |
日本総代理店公式価格 (税込) |
¥64,900 | ¥55,880 | ¥30,800 | ¥67,100 |
動画解像度(最大) | 5K30 + 4K60、広角視野角 | 4K60、広角視野角 | 4K60、広角視野角 | 360 度、 6K |
静止画画素数(最大) | 20 MP+SuperPhoto (HDR搭載) |
12 MP+SuperPhoto (HDR搭載) |
12 MP+SuperPhoto (HDR搭載) |
18 MP |
ビデオ安定化 (手ブレ補正) |
Hypersmooth 3.0 | HyperSmooth 2.0 | HyperSmooth | Max HyperSmooth |
液晶モニター | フロントカラーディスプレイ | タッチスクリーン | 液晶表示 | タッチスクリーン |
タイムラプス機能 | ○ | ○ | ○ | ○ |
レンズ視野角 | 148℃ | 148℃ | 148℃ | 360℃ |
大きさ(㎜) | W71.0×H55.0×D33.6 | W66.3×H48.6×D28.4 | W62.3×H44.9×D33.0 | W64.0×H69.0×D24.0 |
重量 (カメラ + バッテリー+フレーム) |
158g | 126g | 116g | 154g |
バッテリー | 1720 mAh(着脱式) | 1220 mAh (充電式) | 1220 mAh (充電式) | 1600mAh (着脱式) |
kikitoでレンタル | – |
■GoPro HERO9 Black
GoProシリーズ初となる「フロントカラーディスプレイ」を搭載。新たに5Kに対応したセンサーを搭載し、映像の画質が大きく向上しています。さらに、バッテリーの駆動時間が30%向上し、手ブレ補正機能も「HyperSmooth 3.0」へと進化を遂げ、より滑らかで綺麗な動画を撮影することが可能となっています。
■GoPro HERO8 Black
4K、60fpsの動画撮影性能を持ち、HDR写真機能「SuperPhoto」搭載で、静止画の画質が非常に高いのが特徴です。また、このHERO8から本体の底面にマウントが搭載されたため、従来のフレームを介さないとアクセサリーと接続できないという不便な面が解消されています。
■GoPro HERO7 Black
初めて、独自の手ブレ補正機能「HyperSmooth」が搭載された機種。従来の手ブレ補正は「ジンバル」と呼ばれるスタビライザーの役割を果たす専用機器が別途必要でしたが、この機種からジンバル同様の手ブレ補正が可能となりました。カラーバリエーションとしてSilverとWhiteがラインナップされましたが、現在ではSilverのみ併売されています。
■GoPro MAX
「GoPro HERO8」と同時に発売された、同社初の360°カメラが、この機種です。通常のアクションカメラとしても使える欲張りなアクションカメラとなっています。撮影可能な動画は5.6K、30fpsとかなりの高画質で、撮影した360°動画はスマホの専用アプリで後から自由にアングルを変えることもできます。
■現行シリーズのまとめ
▽GoPro現行シリーズのまとめ図
上記のように価格や性能によって現行モデルの立ち位置をまとめました。また、2021年2月時点では「GoPro MAX」が67,100円(税込)、「GoPro HERO9」が64,900円(税込)、「GoPro HERO8」が55,880円(税込)、「GoPro HERO7 Black」が30,800円(税込)となっています(すべて日本総代理店公式価格)。予算とスペックを見比べて、自分の希望に合ったGoProを探してみてください!
6 GoProの使い方
実際にGoProを使う際、どんなセッティングが必要になるのか、手順やアクセサリーなどをご紹介します。
■設置・取り付け
GoProで撮影する場合、まずは設置・取り付けが必要となります。「HERO8」と「HERO9」はマウントが底面に用意されているので、ボディから直接アタッチメントにフレームなしで設置が可能です。それ以外のGoProに関しては、専用のフレームを利用してマウントに接続します。
マウントは三脚だけでなく、ヘルメットや体の一部にも設置が可能。また、クリップタイプのアタッチメントにも取り付け可能など、設置場所の自由度が非常に高くなっています。
■撮影品質の選択
主に画像解像度(5K、4Kといった数値)と、フレームレート(1秒間に何コマ撮影するかの数値。単位はfpsで表す)を選びます。
YouTubeなど動画投稿サイトにアップする場合は、フルHD品質(1920×1080ピクセル、24fps)で十分といわれています。最高品質(5K、4Kなど)で撮影した場合、ファイルサイズが非常に大きくなり、編集にはハイスペックなPCが必要になるので要注意です。
また、撮影時にも記録するマイクロSDメモリーカードはメーカー推奨SDカードを使わないと記録できないなど、制約が大きいので注意してください。
■撮影
GoProシリーズはボタン一つで撮影開始できるのが魅力です。本体右上の録画ボタン(シャッターボタン)を押せば、記録が始まります。停止する場合は、再度録画ボタンを押せばOK。なお、撮影した動画は画面を上にスワイプすればプレビューできます。
■編集・アプリ
撮影した動画を編集するには、PCに取り込んでトリミング、不要な部分をカット、BGMを付けるといった作業が必要です。GoProには「GoPro APP」というアプリが用意されています。これは撮影から編集まで可能なアプリで、スマートフォンと接続してリモート撮影ができたり、撮影時の細かな設定が変更できたり、撮影した動画をSNSに直接投稿できるといった豊富な機能を備えています。
GoProの操作に慣れてきたら、ぜひアプリをインストールして活用してください。
■おすすめアクセサリー
さまざまな撮影シーンで臨場感のある動画を撮影するには、マウント経由でいろいろなアクセサリー(アタッチメント)を利用しましょう。GoProの魅力を引き出すためのアクセサリーとして、おすすめの製品を以下にピックアップしたので参考にしてください。
- ベンテッドヘルメットストラップマウント▶ヘルメットに装着するためのマウント
- チェストマウント▶身体の一部に設置するためのマウント
- MAX Grip + 三脚▶GoProを固定設置するための三脚
- 3-Way▶手持ち撮影で利用するグリップタイプのセルカ棒
- 保護ハウジング + 防水ケース(ダイブハウジング)▶水中撮影時に必要な防水ケース
- Caseyセミハードカメラケース(ケイシー)▶GoProとアクセサリー類を持ち運ぶためのバッグ
7 まとめ
アクションカメラはアクティビティなど体験しながら動画を撮影するツールとして、使い勝手のよいカメラになっています。特にGoProは小型軽量ながら品質の高い動画を撮影できるアクションカメラとして、アマチュアからプロまでユーザーが多いモデルです。ぜひ、手に入れて思いっきり使い倒してみてください!
購入するには少し高価なため、事前に使用感を試してみたい人や、旅行やスポーツイベントに合わせて使ってみたい人は、気になる機種をレンタルする…という手もあります。「kikito」の商品レンタルページをぜひチェックしてみてくださいね!
※2021年2月時点での情報です。最新の情報はメーカーのホームページでご確認ください。
※商品写真および画像はイメージです。
■取材・執筆
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