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アンカー・ジャパンの「Nebula Capsule 3」を徹底レビュー!コンパクトボディでフルハイビジョンを実現

アンカー・ジャパンの「Nebula Capsule 3」を徹底レビュー!コンパクトボディでフルハイビジョンを実現

Anker Nebula Capsule 3 モバイルプロジェクター

Anker Nebula Capsule 3 モバイルプロジェクター

月額サブスクプラン

4,900円/月額

(30日単位/自動更新)

短期レンタルプラン

6,980円/3日間~


プロジェクター
2025年1月30日


自宅で、映画館のように映像作品を楽しみたい方には、「Nebula Capsule 3」がおすすめ。コンパクトボディで、フルHDの高精細な映像を楽しめます。実際の使い心地はどうなのか、率直な使用感をお伝えします。

「自宅で、映画館のように大きなスクリーンで映像作品を楽しみたい!」という願いを叶えてくれるのが、「Nebula Capsule 3」です。 コンパクトなボディで卓上にあっても邪魔にならず、持ち運びもしやすいのに、フルHDの高精細な映像を楽しめます。

ソファに座って、ベッドで寝転がりながら、キャンプに持ち出して…コンパクトだからこそ、幅広いシチュエーションに対応してくれるのも魅力です。

とはいえ、実際に使ってみないとわからないこともたくさんあります。「広い家電量販店では、自宅で使用しているイメージがつかみにくい」と常々思っていた筆者が、実際の使用感をお伝えします。

1.「Nebula Capsule 3」とは?

Nebula Capsule 3

「Nebula Capsule 3」は、Ankerグループの人気モバイルプロジェクター「Nebula Capsule II」の次世代モデルとして、2024年1月25日より販売が開始されました。

片手で持ち運べる軽さと、 500mlペットボトルよりもコンパクトなサイズながら、最大120インチの大画面で、映画をはじめ多くの映像エンターテインメントをフルHDの高解像度で楽しめます。

Nebula Capsule 3には複数のアプリが搭載されています

Google TV搭載で、NetflixやAmazon Prime Video、YouTubeなど、さまざまなアプリが、スマホやパソコンなどと接続しなくても、「Nebula Capsule 3」単体で映像作品を楽しめるのが魅力です。HDMI端子もあるため、Nintendo SwitchやPS5などのゲームも楽しめます。

そして、特筆すべきはNebula独自のテクノロジーである「Nebula IEATM™ 3.0」。4つの自動補正機能が備わっており、各補正がわずかな時間で完了します。 プロジェクターにありがちな、手動での面倒な補正・調整が必要ありません。しかも斜め方向からでも映像を投影できるため、設置場所を選ばないのもポイントです。

Nebula Capsule 3のスペック一覧
サイズ 高さ:約160mm、直径:約78mm
重量 約850g
輝度 200ANSIルーメン
解像度 1920×1080画素
アスペクト比 16:9
スクリーンサイズ 40~120インチ
フォーカス 自動
台形補正 オート/マニュアル
水平補正 オート/マニュアル
スクリーンフィット あり
障害物回避 あり
スピーカー Dolby Digital Plus
HDMI端子 あり
バッテリー持続時間(動画再生) 約2.5時間
価格 69,990円(税込)

2.「Nebula Capsule」シリーズの違い

「Nebula Capsule」シリーズの比較

「Nebula Capsule」シリーズとして、以下のように複数のコンパクトプロジェクターを販売しています。

  • Nebula Capsule
  • Nebula Capsule Pro
  • Nebula Capsule II
  • Nebula Capsule 3
  • Nebula Capsule 3 Laser
Nebula Capsule Nebula Capsule Pro Nebula Capsule II Nebula Capsule 3 Nebula Capsule 3 Laser
サイズ 高さ:約120mm、
直径:約68mm
高さ:約120mm、
直径:約68mm
高さ:約150mm、
直径:約80mm
高さ:約160mm、
直径:約78mm
高さ:約167mm、
直径:約83mm
重量 約470g 約470g 約740g 約850g 約950g
輝度 100ANSIルーメン 150ANSIルーメン 200ANSIルーメン 200ANSIルーメン 300ANSIルーメン
光源 LED LED LED LED レーザー
解像度 854×480画素 854×480画素 1280×720画素 1920×1080画素 1920×1080画素
アスペクト比 16:9 16:9 16:9 16:9 16:9
スクリーンサイズ 最大200インチ 最大100インチ 最大100インチ 40~120インチ 40~120インチ
フォーカス マニュアル マニュアル 1秒オートフォーカス 自動 自動
台形補正 オート/マニュアル オート/マニュアル オート/マニュアル オート/マニュアル オート/マニュアル
水平補正 マニュアル マニュアル オート/マニュアル オート/マニュアル
スクリーンフィット あり
障害物回避 あり
HDMI端子 あり あり あり あり あり
バッテリー持続時間(動画再生) 約2.5時間 約4時間 約2.5時間 約2.5時間 約2.5時間
価格 39,999円(税込) 46,800円(税込) 69,990円(税込) 69,990円(税込) 119,900円(税込)

それぞれ、見た目はほとんど違いがありませんが、ナンバリングが大きなモデルほどハイスペックになります。

モバイルプロジェクターの入門編としては、比較的安価な「Nebula

Capsule」もしくは「Nebula Capsule Pro」がおすすめです。

ただし、安価なものは輝度・解像度ともに低いため、 より高画質な映像を求めるならフルHD画質で視聴できる「Nebula Capsule 3」以上のモデルがおすすめです。ちなみに「Nebula Capsule II」は前世代モデルですが公式販売価格が「Nebula Capsule 3」と同額のため、あえて「Nebula Capsule II」を選ぶ理由はないでしょう。

また、ハイエンドモデルである「Nebula Capsule 3 Laser」は、同社がはじめてレーザー光源を採用したモバイルプロジェクターで、LED光源を用いたほかのモデルよりも、高精細かつ豊かな色表現が可能。映像のクオリティにこだわる方におすすめです。

3.「Nebula Capsule 3」を開封!

前世代モデルからパワーアップした「Nebula Capsule 3」は、どのような使用感なのか、実機で試してみます。いざ開封!果たして、どのような商品なのかワクワクします。

■箱・付属品について

「Nebula Capsule 3」の本体と同梱品

△プロジェクターが届いたとは思えないほど箱が小さく、驚かされました

まず思ったのが「こんなに箱が小さいの?」でしたが、開けてみるとさらにびっくりで、本体はよりスリムかつ背が低く、 350mlのタンブラーと変わらないぐらいのサイズ感です。

コンパクトだとは知っていましたが、実物の小ささを見ると驚かされます。特に筆者は、プロジェクターといえば会社や学校などで見た、あの大きなもの…というイメージがあったため、より驚きました。

【商品・同梱品一覧】

  • Nebula Capsule 3本体
  • リモコン
  • USBケーブル(Type-C)
  • USB充電器
  • クイックスタートガイド

「Nebula Capsule 3」のリモコン

△手に吸い付くような、暗い部屋でも持ちやすいリモコンです

リモコンにはさまざまな機能が集約されており、オートフォーカスや音声検索、音量調整などの基本的な操作は、全部ソファやベッドで寝転がりながらできてしまいます。

特にオートフォーカスは、「Nebula Capsule II」のリモコンにはなかった機能。 ワンボタンで瞬時にフォーカスできるため「画面の歪みが気になるけど、調節がめんどうだから我慢しよう…」なんてことにはなりません。

また、「Nebula Capsule II」からの変更点としてNetflixやAmazon Prime Videoへのショートカットボタンが用意されています。たくさんのアプリのなかから検索する手間がなく、すぐにアクセスできます。

■本体の外観

「Nebula Capsule 3」の本体

本体は、海苔の缶のようなツルっとした円筒状になっており、上映時の暗さに馴染むようなツヤの少ない黒いボディです。

「Nebula Capsule 3」の天面

△リモコンを使わなくても、本体天面からも操作できます

背面には電源ボタンとモード切替ボタン(Bluetoothスピーカーモード or プロジェクターモード)があり、天面には音量ボタン・確定ボタン・戻るボタン・方向キーボタンがあります。

シックでかっこいい見た目のため、そのままリビングに出しっぱなしでも恥ずかしくない、インテリアに馴染みやすいデザインです。ただし、若干ホコリが目立ちやすいため、定期的な掃除は必須でしょう。

「Nebula Capsule 3」のサイズ比較

サイズは500mlのペットボトルより小さく、400mlのペットボトルよりも若干小さいぐらいです。テーブルの上に置いても邪魔にならないのはもちろん、収納場所に困らないのがうれしいところ。

前世代モデルの「Nebula Capsule II」と比べると、高さが1cmアップ、直径が2mmダウンしており、若干サイズが変更されています。
片手で持ち運べるサイズ・重さのため、 キャンプをはじめアウトドアにも最適。家族や友達と、自然に囲まれながら好きな映画を観るのは、ほかでは味わえない体験でしょう。

「Nebula Capsule 3」の三脚用ソケット

△底面はグリップの効く素材になっており、位置がズレにくいよう工夫されています

底面には三脚用ソケットがあり、別売りの三脚スタンドにセットすることも可能です。三脚以外にも、別売りの公式プロジェクタースタンドや公式ジンバルスタンドも接続でき、簡単に好みの角度に調整・固定できます。

  • プロジェクタースタンド:投影角度を調整できるが、天井に映す場合は本体ごと寝かせる必要がある
  • ジンバルスタンド:同じく投影角度を調整でき、垂直方向に傾けるだけで天井に映せる。加えて水平方向に360°回転させられる

4.「Nebula Capsule 3」の実機を使用してレビュー!

「Nebula Capsule 3」の実機を使用して、率直な使い心地をレビューします。どのような使用感なのか、自宅で試してみた素直な感想をお伝えしますので、手軽にホームシアターを実現したい方は要チェックです!

■セッティングは自動調整機能で簡単かつスピーディーにできる

「Nebula Capsule 3」の自動調整

△起動させるだけで、自動的に調整がはじまります

電源を入れるだけで、 毎回自動でオートフォーカスと台形補正が行われ、何もしなくても勝手に調整してくれます。

オフィスや学校のプロジェクターで画面位置がうまく調整できず、イライラした経験が嘘のようでした。「なんて賢い子なの!」と、驚くこと間違いなしです。しかも、20~30秒足らずで調整してくれるため、あっという間に準備が完了します。

一応手動でも修正できますが、自動補正が正確なためノータッチで問題ないレベルです。むしろ、変にいじってしまう方が歪んでしまうこともありました。

また、設定画面からスクリーンフィット・障害物回避の設定もできます。

  • スクリーンフィット:自動でスクリーンサイズに合わせてくれる
  • 障害物回避:投影先に障害物があると、自動で避けて画面サイズを調整してくれる

どちらも、設定→プロジェクター→画像補正と3ステップでON・OFFが切り替えられるため、必要に応じて使いわけるとよいでしょう。

■Google TV搭載で人気アプリはほとんど対応済み

「Nebula Capsule 3」に対応している豊富なアプリ

△正直、選びきれないほどアプリが豊富で、さまざまなエンタメを楽しめます

Nebula Capsule 3には、下記のようなさまざまなアプリに対応しており、スマホやパソコンなどと接続しなくても、Nebula Capsule 3単体で映像作品を楽しめちゃいます。

  • Netflix
  • Amazon Prime Video
  • YouTube
  • Disney+
  • TVer
  • U-NEXT
  • Hulu など

なお、各種サービスへの対応状況は、公式サイトの 「Nebula製品の各種動画視聴サービス対応状況」からご確認ください。

Nebula Capsule 3のGoogle TV操作画面

△よく使うアプリの表示や履歴に応じたおすすめなど、コンテンツを探す方法が充実しています

Nebula Capsule 3は、1万個以上のアプリに対応しており、便利な反面、使いたいアプリや気になる映像作品を見つけるのはひと苦労。

こうした複数の動画サービスの視聴体験を便利にしてくれるのが、モバイルプロジェクターにおいて世界初搭載*となる「Google TV」です。

Google TVなら、 複数のストリーミングサービス(Netflix、Amazon Prime Video、Disney+など)を横断してコンテンツを検索してくれるほか、ユーザーの視聴履歴や好みに基づいて、個別にカスタマイズされたおすすめコンテンツを表示してくれます。

よく使用するアプリは、Google TV上に一覧表示されるため即アクセスできます。検索どころか、スクロールの手間すらありません。

検索機能やレコメンド機能、ジャンル検索のおかげで、面白そうな作品をサクサク見つけられました。筆者のような、 レンタルショップで何を借りるか考えるだけで1時間が経ってしまう人間の救世主といえるでしょう。

*DLP(モバイル)プロジェクターにおける、2023年12月時点Anker調べ

「Nebula Capsule 3」のGoogle TVでの音声検索

△リモコンで入力するよりも素早く検索できるので、すぐ観たい作品を見つけられます

Google TVは音声検索にも対応しており、投影される仮想キーボードよりも素早く入力できるのも便利です。

また、リモコンにNetflixとAmazon Prime Videoのボタンがあるおかげで、ワンボタンでアプリへ直接飛べるため、観たい作品をすぐに楽しめます。

■フルHDの高解像度・鮮明な映像

「Nebula Capsule 3」の映像は解像度が高く美麗

フルHDの高解像度な映像が、最大120インチもの大画面で表示されるため、テレビモニターよりも遥かに大きな画面で映像作品を楽しめます。

720p HD画質だった「Nebula Capsule II」よりも、 ワンランク上の1080pフルHD画質のため、高解像度の鮮明な映像を投影してくれます。この差は、画面に表示される点(ピクセル)の数によるものです。

映像の出力は点描のようなもので、ピクセル数が多ければ多いほど、多くの点で映像を表現できるためより鮮明に見えます。輪郭までハッキリ見えるため、ボヤけた感じがなく、なめらかな映像を楽しめたのが印象的でした。

「Nebula Capsule 3」で映画を視聴

△映画館で観たあの作品が、自宅でも美麗かつ迫力あるサイズで鑑賞できてうれしいです

大ヒットしたインド映画『RRR』の字幕版を視聴してみたところ、本当に映像がキレイで 爆発や炎、水しぶきなどが繊細に表現されており、映画館で観た感動が思い起こされました。もちろん字幕もくっきり表示されるため、漢字が潰れて読めない…なんてこともありません。

ただし、投影する場所によって、画質は大きく左右されます。筆者は賃貸住宅によくある白いビニールクロスに映しましたが、映画を視聴するのに問題は感じませんでした。しかし、色のある壁紙は映像に支障をきたすかもしれません。

「Nebula Capsule 3」を壁に投影すると壁紙の影響を受ける

△近くで見ると、どうしても凹凸が目立ちます

エンボス加工が施された壁紙の場合、壁紙の凹凸により、細かな部分が潰れて粗くなっているように感じました。たとえば、渋谷のスクランブル交差点を行き交う人々を映すシーンのような引きの映像だと、細かい部分の表現が気になる可能性はあります。

筆者は気になりませんでしたが「映像のキレイさにこだわりたい!」という方は、 スクリーンを使用するか、凹凸のない壁紙を貼ることをおすすめします。

■音質の満足度も高く1台で十分楽しめる

「Nebula Capsule 3」はスピーカーも高品質

△カメラがある前面を除いて、ぐるっと一周してスピーカーが搭載されており、全方位に音が広がります

映像だけでなく音響のレベルも高く、1台で映像も音も十分に楽しめるクオリティです。高音・中音・低音いずれにも偏っていないフラットな音質で聞きやすく、どんな映像作品でも楽しめると感じました。

小さな声のセリフもしっかりと聞き取れるため、まさに映画にもってこいの音響だといえます。それもそのはずで、 映画館やゲーム機などで使用されるサウンド技術「Dolby Digital Plus」対応のスピーカーを搭載しています。

Dolby Digital Plusは、セリフや音楽、細かい音の表現まで鮮明に聞こえるため、クリアで豊かなサウンドを再現可能です。 立体的な音の広がりを表現してくれるため、臨場感あるサウンド体験ができます。

また、ハッキリと聞き取れる音声のおかげで、そこまでボリュームを大きくしなくても鑑賞できるのもよかったです。隣室への影響が気になるマンションでも、音漏れの心配なく視聴できます。

5.「Nebula Capsule 3」を使ってみて気になったポイント

ホームシアターとして申し分ない性能を誇る「Nebula Capsule 3」ですが、いくつか気になったポイントもあります。いずれも実機を試してみたからこそわかるもので、家電量販店の体験コーナーなど、短時間のお試しでは見落としてしまうところかもしれません。

安い買物ではないからこそ、気になるポイントも把握して、納得した上で購入しましょう。

■起動や操作にやや時間がかかる

「Nebula Capsule 3」は起動に約1分かかる

△ホーム画面が表示されるまで約1分かかるため、使いはじめはストレスを感じそうです

起動・操作にやや時間がかかるため「今すぐ観たい!」という気持ちにブレーキがかかるのが気になります。

「Nebula Capsule 3」を起動するのに、ボタンを押してから画面調節が完了してアプリを選択できる状態になるまで、約58秒かかりました。おおよそ1分はかかるため、思い立ったときに気軽に「Nebula Capsule 3」を立ち上げて映画を観るといったことは、ややハードルが高いなという印象です。

同じく映像作品を楽しめるスマホやパソコン、PS5などと比べると、起動までの長さは顕著。普段使いよりは「今日は映画を観るぞ!」と、腰を据えて楽しむ際に使用するのに適しているかもしれません。

「Nebula Capsule 3」は操作にやや時間がかかる

△わずかな待ち時間でも、積もり積もるとわずらわしさを感じました

せっかちな筆者としては、操作がサクサク動かないのも気になる点。映画の再生やシーンの切り替え、映画の検索など、ほとんどの操作でローディングを挟むため、ワンテンポ遅いのが、段々とストレスに感じてしまいます。

特に、最近のスマホやパソコンなどはロード時間を挟まないため、それに慣れていると余計に時間がかかっているように感じてしまうかもしれません。

■明るい部屋での使用は難しい

「Nebula Capsule 3」は明るい部屋での使用は難しい

△昼間の明るい部屋で使用してみると、何が映っているかほぼわからなくなります

これはモバイルプロジェクター全般にいえることですが、明るい部屋での使用は厳しく、照明を消して部屋を暗くするなど、視聴環境を整えるのは必須です。

昼間に投影してみましたが、何が映っているのかほとんどわからず、映像作品を楽しめる状態ではありませんでした。たとえ夜でも、明かりがついていると見にくいため、明るい環境での視聴には適さないといえます。

「Nebula Capsule 3」の部屋の明るさによる映りの違い

△部屋が暗くなるほど、ハッキリと映るようになります

ハッキリとした映像を楽しむためには、カーテンを閉めて照明を消しましょう。ポイントは、投影する面に光があたらないようにすることです。

プロジェクターはスクリーンに映し出された映像を観るスタイルのため、スクリーンに余計な光があたると映像が白っぽくなってしまいます。特にカーテンの隙間などから光が漏れないようにするだけで、日中でも快適に視聴できるようになります。

■個人的にはリモコンはすべてのボタンが光ってほしい

「Nebula Capsule 3」のリモコンはボタンが光る

△ボタンがハッキリと光ってくれて、暗い部屋でも操作しやすくなっています

「Nebula Capsule 3」のリモコンは、各ボタンが光ってくれるため、暗くした部屋でも操作しやすくなっています。しかもリモコンを動かした数秒間だけ光るため「操作がしやすいこと」と「映像の邪魔にならないこと」を両立しています。

ただし、個人的にはすべてのボタンが光ってほしかった!と思いました。というのも、映画を観ていて音量を変えたいときに、ボタンが光っていないため調整しにくいからです。

映画では、「序盤は音量が小さかったのに、急に爆音でBGMが鳴り出した」「静かなナレーションからはじまったと思ったら、本編の音は大きかった」など、途中で音量を変えたいと思うのは、あるあるなはず。特に筆者のように賃貸マンションに住む方なら、お隣さんへの影響が気になるでしょう。

映像作品の世界にあんしんして没入するためにも、音量ボタンは常に光っていてほしいところ……なのですが、慣れてくるとノールックで調整できるようになるため、それほど気にならなくなりました。

■別売りのスタンドは必需品といえる

「Nebula Capsule 3」本体を斜めに設置している様子

△コースターを底面に挟むことで、斜め上に映しやすいよう調整しました

映像を観やすいベストな位置に投影するためには、角度を調整するのが大切ですが、「Nebula Capsule 3」本体に角度調整機能はありません。そのため、目線より高い位置に投影する場合は、本体の底面に何か挟んで、角度をつける工夫が必要となります。

とはいえ、無理やり角度をつけるのは難しく、ベストな位置に固定するのも至難の業。加えて充電しながら稼働させると、充電ケーブルの重みでやや傾いてしまうため、さらに調整が難しくなります。

「Nebula Capsule 3」のオプションアイテム

△スタンドがあると、角度調整が簡単になります

「いつでも手軽にホームシアターをしたい」という方は、 別売りのプロジェクタースタンドやジンバルスタンドの購入がおすすめです。

本体底面の三脚用ソケットに接続できるアイテムで、角度を調節・固定できるため、天井や壁面の上部などに投影したいのであれば、必須といえます。もしくは、ダクトレールのある家庭であれば、プロジェクター天吊用の金具を購入して、天井からぶら下げる方法もあります。

ちなみに天井に映す場合は、「Nebula Capsule 3」の箱に収納すると、スタンド類がなくても安定して真上に投影できます。

6.まとめ

「Nebula Capsule 3」は、500mlペットボトルよりもコンパクトなサイズ感で、小さなボディに多くの魅力が詰まっています。

自動調整機能のおかげで、簡単かつスピーディにセッティングできるため、わずらわしい手動での調節は不要。また、プロジェクターに搭載されたのが世界初*となるGoogle TVにより、観たい作品や使いたいアプリに即アクセスできるのもうれしいところです。

とはいえ、実際に自宅の環境で使ってみないと、本当に満足できる製品なのかわからないもの。 公式販売価格は6万円以上と、決して安くないからこそ、まずはレンタルしてみるのがおすすめです。

ドコモのレンタルサービス「kikito」では、月額(30日単位)で商品をレンタルでき、3日間からの短期お試しが可能。気に入った商品は、そのまま購入することもできます。今すぐ、「kikito」をチェックして、Nebula Capsule 3の魅力を体験してみましょう!

*DLP(モバイル)プロジェクターにおける、2023年12月時点、Anker調べ

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※2024年12月時点での情報です。
最新情報について、詳しくは「メーカーのホームページ」でご確認ください。
※商品写真および画像はイメージです。
※表示金額はすべて税込価格です。

取材・執筆

フリーWebライター ダル

大阪府在住のフリーWebライター。メディアへの寄稿や編集・ディレクションを行うほか、広報経験を活かしプレスリリースやクラウドファンディングのプロジェクトページの作成なども行う。趣味は漫画とゲームと音楽というわかりやすいオタクで、身の回りのモノは吟味して購入する。家事の「めんどくさい」を解決するインスタ運営中。

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