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PC用VRゴーグルおすすめ4選!安い最適なものを選ぶ方法も解説
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VRゴーグル
2024年11月28日
「VRゴーグル」は一般向けにも販売が広がり、より身近なものになりつつあります。その中でも今回は、PC用のVRゴーグルに注目しました。IT・家電に詳しいジャーナリストが、「PR用VRゴーグル」の最新おすすめ機種や選び方をご紹介します。
1. PC用VRゴーグルとは?_メリット・デメリットも紹介
PC用VRゴーグルは、パソコンと接続して、VR(Virtual Reality:仮想現実)体験をするためのデバイスです。どのような体験ができるのか、どのような製品があるのか、詳しく紹介してきましょう。
■PC用VRゴーグルとは?
VRゴーグルとは、あたかも別の空間にいるかのような感覚、目の前とは違う時空にいるような視覚体感を味わうためのデバイスといえます。なかでもPC用VRゴーグルは、高性能なパソコンと接続して使用するタイプを指すものです。
VRゴーグルにはPC用のほかに、装着するだけで単体で使えるスタンドアロン型、スマートフォンを装着して使用するもの、特定のゲーム機と連携して使用できるVRゴーグルがあります。
スタンドアロン型VRゴーグルの一部の製品には、パソコンと接続することでPC用VRゴーグルとしても使える製品もあります。高性能パソコンと接続すると、スタンドアロンで使用するよりも高精細でなめらかなコンテンツを楽しめるため、お得感があります。
■PC用VRゴーグルのメリット
PC用VRゴーグルのメリットは、 パソコンの性能を最大限に引き出すことで、非常になめらかでリアルな仮想現実体験ができることにあります。スタンドアロン型に比べて一般的に解像度やリフレッシュレートが高く、体の動きを検知するポジショントラッキングも優れていることから、よりリアルな体験が可能です。
■PC用VRゴーグルのデメリット
PC用VRゴーグルでは映像処理をパソコンが担うため、 ゲーミングパソコンをはじめとする高性能GPU(映像処理ユニット)搭載パソコンを別途購入する必要がある点がデメリットです。ただし、すでに高性能パソコンを持っている場合は、スタンドアロン型VRゴーグルよりも初期費用を抑えられる場合もあります。
2. PC用VRゴーグルのおすすめの選び方
続いて、PC用VRゴーグルの選び方を紹介していきましょう。
■使用するパソコンのスペックに合ったものを選ぼう
PC用VRゴーグルの公式サイトには、その VRゴーグルを快適に利用するために必要なパソコンの最低限のスペックもしくは推奨スペックが記載されています。この情報を参考に、自分のパソコンがVRに対応しているかどうかを必ず確認しましょう。
パソコンとの接続方法もチェックしましょう。有線で接続できるものと、ワイヤレスで接続できるもの、どちらにも対応しているものがあります。ワイヤレス接続は遅延が生じる場合もありますが、ケーブルに煩わされずに楽しめるのが魅力です。
■利用したいコンテンツで選ぶ
VRゴーグルは、その機種やプラットフォームによって、利用できるコンテンツが異なります。これは、各ゴーグルが持つハードウェア性能や、ソフトウェア、開発者向けに提供される開発キットが異なるためです。
また、 VRゴーグルで利用するコンテンツによって、必要なPCスペックは大きく異なります。特にVRゲームの場合、快適にプレイするためには高性能なCPUやGPUが必須です。VRゲームの公式サイトには必要スペックや推奨スペックが記載されているので、自分のパソコンが対応しているかを確認しましょう。
VRコンテンツを楽しむためには、VRコンテンツプラットフォームと呼ばれるサービスを利用します。 VRコンテンツプラットフォームとしては、パソコン向けのVRコンテンツプラットフォームとして広く知られている「Steam VR」のほか、Oculusシリーズ専用の「Oculus Store」、HTC Viveシリーズ専用の「VIVEPORT」などが有名です。
「Steam VR」に対応するコンテンツであればPC用VRゴーグルで利用できますが、シリーズ専用のコンテンツを楽しみたい場合は、対応するVRゴーグルを選びましょう。
■PC用VRゴーグル本体のスペックをチェックする
PC用VRゴーグルを選ぶうえで必要なスペックの見方を紹介しましょう。
◎解像度(きれいな画質を求めるなら)
美しい映像を楽しみたいのであれば、高い解像度のディスプレイを選びましょう。PC用VRゴーグルの場合、最近は片目あたり1920×1920ピクセル、横4K×縦2K(4000×2000ピクセル)程度が主流になっています。解像度が上がれば上がるほど映像のリアル感が向上し、よりVRの世界へ入り込んだかのような没入感が得られます。
◎視野角(リアルさを求めるなら)
VRコンテンツの没入感を高めたいのであれば、視野角が100°以上のものがおすすめです。視野角が広いほど、VRゴーグルを通して見える世界がより自然に見えて、まるでその場にいるような感覚を味わえます。逆に視野角が狭いと、VR空間と現実世界の境目がはっきりして、違和感を覚えることがあります。
◎リフレッシュレート(ゲームでの使用がメインなら)
VRゴーグルのリフレッシュレートは90Hzあれば十分ですが、120Hzまで対応する製品はさらにおすすめです。リフレッシュレートが低いと、映像と頭の動きにズレが生じやすく、VR酔いを起こしやすくなります。高リフレッシュレートのVRゴーグルは、よりなめらかな映像表示を実現し、VR酔いを軽減する効果が期待できます。FPS(1人称シューティングゲーム)などの即応性が要求されるゲームをプレイする人は、リフレッシュレートの数値を重視しましょう。
◎トラッキング性能
VRゴーグルのトラッキング性能は、VR体験の質を大きく左右する要素です。 動画視聴やシンプルなVR体験であれば頭の動きを感知する「3DoFトラッキング」で十分ですが、ゲームなど、よりアクティブなVR体験をしたければ、頭の動きに加えて体の位置も感知する「6DoFトラッキング」が必要です。
今回紹介するVRゴーグルはすべて6DoFトラッキングに対応していますが、VRゴーグル内のカメラやセンサーでセンシングする「インサイドアウトトラッキング」と、外付けのセンサーを使ってVRゴーグルの位置を特定する「アウトサイドイントラッキング」の大きく2つに分かれます。
インサイドアウトは外付けのセンサーが不要で、設置が簡単です。アウトサイドインは設置が面倒ですが、高精度なトラッキングが可能なのが魅力です。
また、一部の製品には目の動きをトラッキングする「アイトラッキング」や、顔の動きをトラッキングする「フェイストラッキング」機能を備えている製品もあります。
◎フォーカス調整、瞳孔間距離(IPD)調整機能
VRゴーグルはユーザーに合わせてフォーカスを調整できる機能のほか、瞳孔間の距離に合わせてディスプレイの距離を調整する機能を備えています。どちらも正しく調整できれば、より自然なVR映像を楽しめるだけでなく、VR酔いの軽減にもつながります。
■VRゴーグル本体の重さやフィット感を比べる
VRゴーグルを長時間快適に使用するためには、 できるだけ軽いモデルを選ぶのがおすすめです。軽いだけでなく、重量バランスも重要です。購入前に実際に試着して、ヘッドストラップの長さやレンズの距離調整など、自分に合った調整ができるモデルを選ぶと、より快適に利用できます。
メガネをかけている人は、メガネに対応しているかどうかもチェックするといいでしょう。
■条件に合致した製品から安いものを選ぶ
VRゴーグル選びで失敗しないためには、 事前に自分のニーズを明確にしたうえで、必要なスペックや機能を絞り込み、条件に合致した製品から安いものを選ぶのがおすすめです。自分にぴったりのVRゴーグルを選べるかどうか不安だという人は、購入前にレンタルサービスを使って試してみてから購入を検討するのもおすすめです。
■迷ったときはレンタルがおすすめ
VR酔いはしないか?何が自分に合うのかわからない!そんな方は、まずは買う前に自宅でレンタルして試してみるのもおすすめです。決して安くないVRゴーグル、「買ってから失敗した…」を防ぐために一度レンタルしてから自分に合ったものを購入しましょう。
3. PC用VRゴーグルのおすすめ機種4選
パソコンで利用できるVRゴーグルのおすすめ製品4機種を紹介しましょう。
HTC VIVE XR Elite | HTC VIVE Cosmos Elite | HTC VIVE Focus Vision | DPVR E4 | |
---|---|---|---|---|
スタンドアロン利用 | 対応 | 非対応 | 対応 | 非対応 |
PC接続 | 有線(USB Type-C)、ワイヤレス(Wi-Fi 6 + 6E) | 有線(USB 3.0以降) | 有線(USB Type-C)、ワイヤレス(Wi-Fi 6 + 6E) | 有線(DisplayPort 1.4、USB 3.0) |
ディスプレイ | 片目あたり1920×1920 ピクセル(両目3840×1920 ピクセル) | デュアル3.4インチ 片目あたり1440×1700ピクセル(合計2880×1700ピクセル) | 片目あたり2448×2448ピクセル(合計4896×2448ピクセル) | 5.46インチ(3664×1920ピクセル) Fast LCD |
リフレッシュレート | 90Hz | 90Hz | 90Hz | 120Hz |
視野角(FOV) | 最大110° | 最大110° | 最大120° | 116° |
重量 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 285g |
瞳孔間距離(IPD) | 54~73mm | 対応 | 自動アイコンフォート調整(57~72mm) | 54~74mm(専用ソフト「DPVR Assistant 4」で調整可能) |
トラッキング方式 | インサイドアウト | アウトサイドイン/インサイドアウト(別売のモーション・フェースプレートが必要) | インサイドアウト | インサイドアウト |
アイトラッキング | 非対応 | 非対応 | 対応 | 非対応 |
推奨環境 | CPU:Intel Core i5‑4590 またはAMD Ryzen 5 1500X 相当以上、GPU:NVIDIA GeForce GTX 1060 6GBまたはAMD RadeonTM RX 580同等以上、RAM:8GB以上、OS:Windows 10以降、USB Type-C×1(有線接続)、Wi‑Fi 802.11ac、Wi‑Fi 802.11ax (5GHz)、またはWi‑Fi 6E(無線接続) | CPU:Intel Core i5-4590または AMD FX 8350の同等品以上、GPU:NVIDIA GeForce GTX 970 4GBまたはAMD Radeon R9 290 4GBの同等品以上、RAM:4GB以上、OS:Windows 10以降 | CPU:Intel Core i5‑4590 またはAMD Ryzen 5 1500X 同等以上、GPU:NVIDIA GeForce GTX 2060 6GB相当以上 / AMD Radeon RX 5500 シリーズ相当以上 (最小: 6 GB VRAM)、RAM:8GB以上、OS:Windows 10以降 | CPU:Intel Core i5/i7/Xeon E3-1240 v4以上、GPU:NVIDIA GTX1060以上、RAM:8GB以上、OS:10以降(64bit) |
■HTC VIVE XR Elite
4個の広視野角トラッキングカメラと高解像度RGBカラーカメラ、深度センサーによって、ゴーグルを外さずに周囲を見渡せるパススルー機能を実現したスタンドアロン型VRゴーグルです。現実世界の中にVRコンテンツを映し出すMR体験も可能です。
「VIVE Desk」を導入することで、パソコンの画面を仮想空間に映し出す空間コンピューティングも利用できます。
無段階のIPD(瞳孔間距離)調整ができるほか、焦点距離ダイヤルで片目ごとにフォーカスを調整する機能も備えています。体の動きをトラッキングする「VIVEトラッカー(Ultimate)」や視線と顔をトラッキングする「VIVEフルフェイストラッカー」など、オプション品が充実しているのも魅力です。
VRコンテンツプラットフォームは独自のVRストア「VIVEPORT」のほか、Steam VRに対応しています。
■HTC VIVE Cosmos Elite
付属の「ベースステーション1.0」を室内に設置することで、ユーザーの動きを正確にトラッキングできるPC専用VRゴーグルです。
ベースステーション1.0を2台設置する面倒はあるものの、VRゴーグル内のセンサーでトラッキングするインサイドアウト方式に比べてより精密なトラッキングを行えます。細かな動きを検知してプレイしたいVRゲーマー向け製品です。
別売りのモーション・フェイスプレートを利用すれば、正確なフェイストラッキング機能も利用できます。
ディスプレイ部分は片手で簡単に開くフリップアップ式デザインになっており、ゲーム中にVRゴーグルを付けたまま一休みしたり、周囲を確認したりすることが可能です。
VRコンテンツプラットフォームは独自のVRストア「VIVEPORT」のほか、Steam VRに対応しています。
■HTC VIVE Focus Vision
周囲の映像とVRコンテンツを組み合わせたMR体験も可能なスタンドアロン型VRゴーグルです。2つの高解像度カメラと深度センサーを搭載することで、周囲の環境を見渡せるパススルー機能も備えています。
「VIVE Desk」によって、パソコンの画面を仮想空間に映し出す空間コンピューティングも利用できます。
赤外線センサーと4つのカメラによって26点のハンドトラッキングが可能になっており、簡単なジェスチャーでVR/MRの操作が可能です。赤外線ライトとカメラ、コンピュータービジョンを使用したアイトラッキング機能も備えており、コンテンツによっては視線入力やアバターの視線制御などもできます。
体の動きをトラッキングする「VIVEトラッカー(Ultimate)」などを組み合わせれば、顔も含めた全身のトラッキングが可能になります。
VRコンテンツプラットフォームは独自のVRストア「VIVEPORT」のほか、Steam VRに対応しているモデルです。
■DPVR E4
ストラップを除くと約285gと、ほかのVRゴーグルに比べて軽量なPC専用VRゴーグルです。
120Hzと高いリフレッシュレートに対応し、本体の軽さもあってVRゲームなどを快適にプレイできます。パススルー機能などは搭載していませんが、ヘッドセットを90°上に持ち上げるフリップアップデザインを採用しており、すぐにVR体験を中断できます。視野角は116°と広く、専用ソフトを用いることでIPD(瞳孔間距離)調整が可能です。
比較的安価で装着時の快適性も高いことから人気の高いVRゴーグルです。
4. まとめ
VRゴーグルは頭に装着してVR体験ができる機器なので、場合によっては長時間にわたって装着する可能性があります。そのため、スペックや価格だけでなく、装着性のしやすさや重量バランスなども重要になります。
決して安い買い物ではないので、購入前にkikitoのレンタルサービスでお試ししてみてはいかがでしょうか。
※2024年10月時点での情報です。
最新情報について、詳しくは「メーカーのホームページ」でご確認ください。
※表示金額はすべて税込価格です。
※商品写真および画像はイメージです。