体験記事詳細
ダイソンのファンヒーター付き空気清浄機の効果は?アレルギー持ちのライターが試した
Dyson Purifier Hot+Cool 空気清浄ファンヒーター(HP07) シルバー/ブルー
月額サブスクプラン
初月無料キャンペーン
(2025/01/12まで)
初月のみ
0円/月額
3,700円/月額
(30日単位/自動更新)
短期レンタルプラン
8,480円/15日間~
空気清浄機
公開日:2022年4月6日(2024年4月23日更新)
目次
エレクトロニクスライターである私は、2016年に発売されたダイソンのタワー型空気清浄機「Dyson Pure Cool Link」を発売後すぐに自腹購入し、以来自宅で愛用しています。理由は、スマホから操作できる斬新さに一目惚れしたこと。そして何より、ハウスダストや花粉症などに悩まされるアレルギー体質持ちとして、実際に使ってみて効果を実感したからです。
購入以来我が家でずっと活躍してくれている「Dyson Pure Cool Link」ですが、約5年の間にダイソンからは新製品が続々登場しました。
今回、1台で空気清浄機/扇風機/ファンヒーターの3役をこなせる「Dyson Purifier Hot+Cool」を試す機会を得たので、製品の機能や効果のほどをレポートしたいと思います。
1 Dyson Purifier Hot+Coolの特長を整理
私はハウスダストや花粉がめっぽう苦手。毎年1月くらいから花粉に悩まされています。自宅にある「Dyson Pure Cool Link」に満足してはいるものの、敢えて挙げるとすれば、ファンヒーターの機能がないことが不満でした。肌寒くなる秋後半から冬の時期に使えなくなってしまうからです。
■1台で空気清浄機/扇風機/ファンヒーターの3役をこなせる
今回試した「Dyson Purifier Hot+Cool」は、空気清浄機に扇風機、ファンヒーターの3役を1台でこなせるスマート家電です。iOS/Android対応の「Dyson Link」アプリを使って、外出先から自宅の空気の状態を見守ったり、帰宅する直前にファンヒーターをオンしたりといったリモート操作にも対応します。
■コンパクトで置きやすい&移動も楽々
「Dyson Purifier Hot+Cool」の外観は、ダイソンの空気清浄機シリーズのシンボリックな「羽のない扇風機」のデザインを踏襲しています。本体は25cm×25cm程度のスペースに設置できるコンパクトさで、質量も5.69kgと扇風機や電気ストーブと同程度に軽量。リビングや寝室など家のなかで持ち運んで使うことも苦ではありません。
2 空気清浄能力をチェック
■部屋の四隅まで満遍なく浄化する設計
空気清浄能力については、約25畳のスペースの空気を1時間で浄化する性能を持っています。ダイソンでは実際の住宅環境を想定して、独自の方法により空気清浄機をテストしているとのこと。部屋の一部分だけでなく、四隅の空気までまんべんなく浄化するように設計されている点が特長です。
■HEPAフィルターで微細粒子を99.95%除去
Dyson Purifier Hot+Coolは室内の空気中に浮遊する粒子状物質、VOC(揮発性有機化合物)を含む化学物質を検知すると、直近12秒間の空気質の変化を解析して、本体正面に配置する丸窓のLEDディスプレイに表示します。
検知された空気中のヨゴレは、空気を循環させながら、本体に装着するHEPAフィルターに吸着させます。高密度なフィルターにより、PM0.1レベルの微細な粒子を99.95%まで除去しつつ、活性炭効果が臭いの成分を取り除きます。
■空気清浄性能を使ってみた実感をレポート
空気清浄機としてのDyson Purifier Hot+Coolの実力は、使いはじめから約1~2週間ほどで実感を伴ってきます。
私は花粉症を持っているので、春の時期は目覚めた途端にくしゃみが止まらなくなったり、目のかゆみに悩まされていますが、使い続けるほどに鼻炎症状や目のかゆみなどアレルギーに伴う辛さが軽減される実感がありました。この時期の朝は肌寒いので、目覚める少し前の時間にDyson Purifier Hot+Coolのファンヒーターが部屋を暖めるようにタイマーを設定しておけば、部屋の空気もきれいになって一挙両得でした。
料理の後にリビングやダイニングルームに充満してしまう臭いも、ダイソンの空気清浄機は素速く消してくれました。
夏は換気のために窓を開けると虫が入り込むこともありますが、ダイソンの空気清浄機があれば心配ありません。私は時々、自分の部屋にこもってプラモデルを作ったりもするので、塗料や接着剤の鼻を突く臭いもDyson Purifier Hot+Coolは素速く消臭してくれ、とても重宝しました。
3 ファンヒーター性能をチェック
■マイルドな肌当たりで快適な温風
本機は中空な楕円形の本体上部に内蔵するPTCセラミックプレートで空気を暖めながら、Air Multiplierテクノロジーにより増幅して毎秒290リットルの温風を送り出します。転倒した時に送風を自動停止する機能も備えています。風が肌に優しくマイルドに触れる感覚で、どこか一点が過剰に熱くなったりすることがなく快適です。
本体の正面向きに風を送り出す通常モードと、室温が設定された温度に達すると本体の後方開口部から風を送り出すディフューズモードを用意。さらに、本体中心を軸に350度の首ふり運転ができるので、部屋中均一に、素速く温かな空気がまわります。
■冬の朝でも素早く均一に部屋が暖まる
自宅の12畳前後のリビングルームで使いましたが、ひと桁台の気温に冷え込む冬の朝にも、15分前後で部屋が暖まりました。
ファンの回転速度は10段階で強弱のレベルが変えられます。最も弱いレベル、あるいは「ナイトモード」に設定すると静音運転に切り替わりディスプレイの明るさを下げてくれるので、寝室での利用にも最適です。
■本体が過度に熱くなることはないが、開口部だけは注意
プレートに供給する電力を自動調整して、本体が過度に熱を持たないように制御運転しているため、ファンヒーター部分がものすごく熱くなることはないのですが、正面の開口部周辺は熱を持つので、手を触れないように気をつける必要があります。特に小さな子どもがいる家庭では、ファンヒーターとして運転中には少し距離を空けて過ごすように家族で心がけましょう。
■省エネ機能も用意
オートモードを選択すると、自動温度制御機能がはたらきます。アプリやリモコンから設定した室温に到達すると、自動で温風モードが停止。再び室温が下がると運転を再開して室温を最適に保ってくれます。部屋がむやみに温かくなりすぎず、部屋の空気をきれいなままに保てます。
Dyson Purifier Hot+Coolの場合、温風モードに固定して稼働し続けた場合と比べて、オートモードの自動温度調整機能は約20%の省エネができると説明されています。約8畳の部屋の室温を9度から25度になるまで温めてから、自動温度調整機能により25度の設定温度をキープした場合に、1時間あたり平均の電気代は目安約30.2円になるそうです。
夏場はリビングルームのエアコンを付けて、ダイソンのファンで空気を隣室まで循環させると、家のなか全体が程よい塩梅に涼しくなります。光熱費の節約にもつながるでしょう。
4 スマホアプリや音声操作にも対応
Dyson Purifier Hot+Coolは、Wi-Fi経由でホームネットワークに接続して使うとさらに真価を発揮します。ネットワーク機能の設定、ならびに設定後の遠隔操作にはiOS/Androidに対応する「Dyson Link」アプリを使います。
■ネットワーク接続設定は簡単
スマホによる家電の操作は設定等が面倒というイメージがあるかもしれません。しかし、ダイソンの空気清浄機はこれがとても簡単。スマホにDyson Linkアプリを入れて、画面に表示されるガイダンスに沿って数ステップの設定を進めるだけでOKです。
もちろん物理リモコンも付属しているので、スマホに頼らなくても操作は可能ですが、アプリの画面からは本体を設置した部屋の空気質だけでなく、ユーザーの住まい近辺の空気質もチェックができたり、様々な情報が確認できるビューワーとしても使えたりするお得感があります。
■「おはよう」の一言で電源ON。音声コントロールが便利
「音声コントロール」機能もすごく便利でした。Dyson Purifier Hot+CoolにはアップルのSiri(シリ)、またはアマゾンのAlexa(アレクサ)と連携する音声コントロール機能があります。自宅にあるDyson Pure Cool Linkにはこの機能がないので、ぜひ手持ちのアップル製デバイスと連動させて使ってみたいと思っていたのです。
音声コントロールの設定もやはりDyson Linkアプリから。メニューに並ぶ「音声コントロール」を選択すると、SiriとAmazon Alexaのそれぞれにセットアップのガイダンスが表示されます。Siriを使う場合は「Siriショートカット」という、複数の操作内容を「任意のフレーズ」を登録して音声で動かす機能が使えます。
温度設定や風量、ナイトモードなど、よく使う設定をまとめて登録しておくと、「Hey Siri、リビングルームをオンにして」といったように、予め決めた任意の音声フレーズをデバイスに話しかけるだけでスムーズに操作ができます。例えばベッドに入ったまま起床・就寝時にDyson Purifier Hot+Coolを任意の音声フレーズで起動したり、電源をオフにするためのシンプルなショートカットを用意するだけでもかなり役立ちます。
5 日々のメンテナンスも簡単
Dyson Purifier Hot+Coolは本体がシンプルな構造なので、扇風機と比べて拭き掃除がとても簡単です。細かなほこりが本体送風口のスリットなどに入り込まない構造になっているので、ほこりの焼き付きや大きな故障の不安もありません。
本体下側のフィルターを格納する吸気口部は、グリル状のカバーにホコリが付着する場合があるので、こまめに拭き掃除をするのがおすすめです。
専用の使い捨てフィルターは、水洗いなどのお手入れ不要。古いフィルターを外して新しいフィルターを装着すればOK。交換の頻度も、1日12時間使用する場合なら約1年で1回だけとなっています。交換時期が近づくと本体のLCDディスプレイにお知らせが表示されるほか、Dyson Linkアプリを使えばフィルターの寿命と交換時期をより細かくチェックできますよ。
6 「わが家の空気質が大事」という意識も高まる
ダイソンの空気清浄機を使い続けていると、身の回りの空気質に自然と関心が向くようになります。コロナ禍の中では、在宅勤務や在宅学習の機会が増えるので、家族がより長い時間をひとつ屋根の下で過ごすことになります。家の中はダイソンの空気清浄機が空気の汚れをしっかり取り除いてくれていると思えば、これほど心強いことはありません。
ただ、私の場合を思い返すと、ふとダイソンの空気清浄機を使わなくなる時期があったり、アプリに表示される空気質のデータに対して無関心になることもあります。Dyson Purifier Hot+Coolは本体のディスプレイで空気質の変化を見える化してくれるのですが、ユーザーがさらに積極的に空気質の改善に向けた関心が持てるように、ダイソン製品の側から背中を押してくれるような仕掛けも欲しいと思いました。
例えばDyson Linkアプリが取得している屋外の空気質情報から、空気が汚れたきた場合に「きょうは空気清浄機を使いませんか?」とプッシュ通知を届けてくれたら、忘れずに電源をオンにできそうです。
Dyson Purifier Hot+Coolはファンヒーター・扇風機として、一年を通して使えるスマート家電です。特に小さな子どもや、アレルギーを持っている家族がいる家庭には最適な製品なので、迷わず試してみることをおすすめします。オフィスで使っていたので、在宅ワーク用にも1台ほしいという方も、kikitoのレンタルサービスが大いに役立つと思います。
※2022年4月6日時点での情報です。
最新情報について、詳しくは「メーカーのホームページ」でご確認ください。
※表示金額はすべて税込価格です。
※商品写真および画像はイメージです。
取材・執筆
関連する商品
該当する商品はありません
関連する記事
該当する関連記事はありません