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専門家おすすめスマートロック4選。鍵の閉め忘れ防止や防犯強化に!賃貸でも使える

Qrio スマートロック Qrio Lock Q-SL2

Qrio スマートロック Qrio Lock Q-SL2

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生活家電
公開日:2022年3月10日(2024年4月23日更新)


スマートフォンで鍵の解錠や施錠を行えるスマートロックは、便利かつ防犯性も向上可能!専門家がおすすめのスマートロックをピックアップ&実機比較しました。鍵をかけたか出先で心配になってしまう人、忘れ物が多い人はぜひご注目を。

1 スマートロックってどんなもの?

スマートロックとは、スマートフォンアプリなどを使うことで、物理的な鍵を使わずに開閉できる錠のことです。開閉に物理的な鍵が不要なだけでなく、スマートフォンアプリに必要に応じて権限を付与できるため、シェアハウスや企業の入退室管理などさまざまな用途に活用できるのが特徴です。

2 スマートロックのメリット・デメリットをおさらい

鍵がかかっていることがわかる画像

スマートロックを導入することでどんなメリットが得られるのか、逆にどんなデメリットがあるのかを整理しましょう。

■メリット

鍵の閉め忘れがなく、セキュリティを強固にできる
物理的な錠の場合、外出先から鍵の閉め忘れを確認することはできませんが、スマートロックならアプリから手軽に確認するだけではなく、開いている場合は遠隔でロックをかけることもできるため、セキュリティ面で安心です。
ハンズフリー・遠隔操作などで解錠・施錠が可能
開閉の権限を与えた特定のスマートフォンが近づくと自動的にロックが解除されたり、逆に出かけると自動的にロックがかかったりするなど、ハンズフリーでの開閉が可能です。同居人以外の家族や親族、友人などが訪れたときに遠隔でロック解除するなど、遠隔操作ができるのも魅力です。
合鍵設定が簡単でシェア機能も
メールアドレスなどを指定することで、ほかのスマートフォンアプリにも合鍵のように権限を与えることができます。友人が訪れたときなどに、一時的に権限を与えるシェア機能なども利用できます。
工事をすることなく簡単に取付け可能
市販されているスマートロックの多くは、通常の錠のサムターンに取付ける形で利用できる後付けタイプのため、工事せずに取付けが可能です。ただし一部には工事が必要なスマートロックもあります。

■デメリット

スマートロックやスマートフォンの電池切れによる閉め出し
一般的な後付けタイプ(工事不要)のスマートロックは電池で稼動するため、電池切れになると作動しなくなってしまいます。もちろん、利用するスマートフォンの電池が切れても操作できないため、どちらかの電池が切れると使えなくなってしまいます。
解錠・施錠にスマートフォンが必要
ほとんどのスマートロックは、スマートフォンアプリを利用して解錠・施錠を行うため、スマートフォンがないと解錠・施錠ができません。リモコンキーやテンキー入力端末など、スマートフォンがなくても解錠・施錠ができる端末を用意している製品もあります。しかし、そのようなオプション品を用意していない製品では、スマートフォンを持たない子どもや高齢者の家族にとっては使うのが難しい場合があります。
取付けが難しい場合も
玄関ドアのサムターンは形状がさまざまなため、構造によっては取付けができない場合があります。たとえば、ドアノブにサムターンが付いている場合は取付けができません。購入する前に、取付ける場所のサムターンの形状を確認する必要があります。
また、後付けタイプはドアに両面テープで取り付けるのですが、それがドアの素材や形状などによってはがれ落ちてしまう場合もあります。そのあたりも含めて事前に確認しましょう。
誤作動や通信環境による機器トラブルの不安
スマートロックはスマートフォンアプリとBluetooth経由で直接(インターネットを経由せずに)通信して施錠・解錠を行うか、遠隔地からクラウドサービス経由で施錠・解錠を行う仕組みになっています。直接通信でも遠隔操作でも、誤作動してしまったり、うまく作動しなかったりといった可能性がゼロではありません。クラウドサービスを経由する場合は特に、サーバーダウンなどで一時的に、もしくはサービス終了などで使えなくなる可能性もあります。
集合玄関のあるマンションでは利用できない場合がある
マンションなどでは、個別玄関の前に集合玄関(エントランスセキュリティ)がある場合があります。数字キーを押して解錠できる場合はいいですが、個別玄関の鍵を挿す必要がある場合、スマートロックを導入しても「キーレスエントリー」は実現できません。

3 スマートロック導入をおすすめしたいのはこんな人

鍵を忘れてしまった人のイメージ

では、どういった方にスマートロックが向いているのでしょうか。具体的に紹介していきましょう。

■物忘れが多い/鍵を閉め忘れたりする不安を解消したい

鍵を忘れやすい人でも、スマートフォンアプリさえあれば解錠・施錠ができるので便利です。また、スマートフォンが離れると自動でロックするオートロック機能を搭載した製品もあるため、うっかり鍵を閉め忘れてしまう人や、よりセキュリティを強化したい人にぴったりです。

そのほか、オプション品を追加してスマートロックをWi-Fiに接続すれば、遠隔地からでもスマートフォンアプリ経由でいつでもロックの開閉状況を確認し、開けっぱなしであれば遠隔操作で閉めることもできます。

外出先から「鍵閉めたっけ……?」と不安に駆られて、用事があるのに帰宅した…という経験がある方はいませんか? スマートロックがあれば、そういったことが解消できますよ。

■デジタルデバイスを活用して持ち歩くものを少なくしたい

スマートフォンアプリが鍵の代わりになるため、鍵を持ち歩かずに出かけることができます。オプションで、タッチでの暗証番号入力ができる端末を用意しているモデルであれば、スマートフォンなしでも鍵の開け閉めができます。

■自宅をスマートホーム化したい

オプション品を追加してスマートロックをWi-Fiに接続すれば、鍵の開閉状況をいつでもどこでも確認できます。それに合わせてエアコンをオン・オフするなど、自宅のスマートホーム化にも役立ちます。

■こんな人にもスマートロックはおすすめ

自宅のセキュリティを強化したい
スマートフォンアプリ経由でいつでもロックの開閉状況を確認できることから、ロックし忘れという状況を防げます。スマートフォンが離れると自動でロックするオートロック機能や、閉め忘れ通知機能などもあるため、セキュリティを強化したい人にぴったりです。
家族の出入りを把握したい
ドアの開閉通知機能を利用することで、家族などの人の出入りを確認できます。共働き家庭の場合は子どもがいつ帰ったのか、または出かけたのかを把握でき、友人や親戚などと合鍵をシェアする場合などでも、出入りを把握できて便利です。
出入りや荷物が多いときに鍵を探して取り出すストレスを解消したい
買物などをして帰宅した場合に、荷物を持ちながら鍵を探して取り出し、ロックを解除するのはなかなか大変です。オート解錠・施錠機能を利用すれば、ハンズフリーで鍵の開け閉めができます。

スマートロックをレンタルしてみる

4 4つのステップでわかる!スマートロックの選び方

スマートロックといってもその種類はさまざまで、どれを選べばいいのかわからないという人も多いはず。そんな人のために、スマートロックの選び方をご紹介します。

■ステップ1 取付けタイプをチェック

貼り付けタイプの画像

取付け方法は、主に3種類あります。スマートロックを付ける予定の家が、賃貸なのか、それとも持ち家なのかによっても取付け方法は変わるので、まずは取付け方法を知りましょう。

貼り付けタイプ
工事をせずに後付けできる、賃貸住宅にぴったりの最も手軽なタイプです。ただし、両面テープで貼り付けるタイプなので、本体が落下するリスクがあります。今回紹介するのは、こちらの貼り付けタイプになります。
シリンダー交換タイプ
鍵を挿し込むシリンダー部分を取り外して交換するタイプです。ものによってはドライバーで取り外すだけで交換できるので、賃貸住宅でも利用しやすいのがポイントです。ただし、リアルな鍵も残したい場合は工事が必要になることもあります。
穴開け工事タイプ
ドリルなどで玄関ドアに穴を開けて設置するタイプです。工事が必要になるため、基本的には持ち家にしか使用できません。DIYでも設置が可能な場合はありますが、基本的には業者による工事が必要で、導入ハードルは最も高いです。

■ステップ2 鍵の構造(サムターン)が適しているかチェック

サムターンのタイプの画像

△サムターンのタイプ。画像提供:Qrio

ここでは、導入ハードルが最も低い貼り付けタイプを紹介します。これは既存のシリンダーやサムターンをそのまま利用するため、サムターンの形状がスマートロックに適しているかを確認する必要があります。タイプによっては取付けられない場合もあるので注意しましょう。

▼サムターンのタイプ

ドア付き ドアに直接サムターンが付いているタイプです。基本的に対応可能です。
面付き箱錠 ドアに箱型の錠前が付いているタイプです。基本的に対応可能です。
プッシュプル錠 ドアノブの上下にサムターンが付いているタイプです。対応できる場合とできない場合があります。
ドアノブ付き ドアノブの上にサムターンが付いているタイプです。基本的に対応できません。
取付けスペース
貼り付けタイプは、ドアの空いているスペースに貼り付けるため、サムターンに届く範囲で本体を貼り付けるスペースが必要になります。また、スマートロックの回転部(アタッチメントなど)をサムターンに装着し、回せるような距離にあることを確認する必要があります。

■ステップ3 解錠と施錠の機能をチェック

スマートロック『Qrio Lock』のリモコンキー『Qrio Key』の画像

スマートロックで解錠・施錠ができるのはスマートフォンだけではありません。ハンズフリーで解錠・施錠できるスマートロック専用キーや、タッチ操作で解錠・施錠ができるボタンなど、製品によって別売品が用意されている場合もあります。

スマートフォンアプリのみ対応するモデルの場合、スマートフォンの故障や紛失、バッテリー切れなどで解錠・施錠ができなくなるリスクがあります。また、スマートフォンを子どもに持たせられない場合もありますので、スマートフォン以外の鍵やデバイスによる解錠・施錠ができる機種の方がより安心感があります。

スマートフォン操作機能 スマートフォンアプリから解錠・施錠のほか、解錠・施錠履歴の確認、合鍵のシェアなどの操作ができます。
ハンズフリー機能
オートロック機能
スマートフォンのGPS情報を使うことで、設置場所から指定した半径以内に入ると解錠、出ると施錠といった自動解錠・施錠を行える機能です。
リモコンキー機能 別売のリモコンキーを使うことで、キーのボタンを押すだけで解錠・施錠を行える機能です。ハンズフリーでの解錠・施錠を行えるものもあります。
その他のデバイス対応 機種によっては、暗証番号を入力して解錠・施錠を行えるテンキー端末や、専用カードキーなどを使ってタッチ操作ができる端末を用意しているものもあります。

■ステップ4 製品別の対応機能をチェック

貼り付けタイプのスマートロックに搭載されている機能はかなり共通していますが、製品によって、付いている機能と付いていない機能があります。リモコンキーなどのオプションが充実している製品もありますので、買う前にどんな機能やオプション品があるのか、見定めておきましょう

5 【全機種アプリ検証】プロが選定したおすすめのスマートロック4選

今回、実際に製品をチェックして比較したうえで、おすすめの製品4モデルをご紹介します。

おすすめスマートロックの性能を先にチェック!
>>おすすめのスマートロック4選のスペック比較表

■家族で安心して使えるスマートロックが欲しい人に

Qrio/Qrio Lock Q-SL2

25,300円

Qrio/Qrio Lock Q-SL2 の製品画像

Qrio Lockは価格的にはほかのモデルと比べて高いですが、リモコンキーやハンズフリー対応のリモコンキー、テンキー端末など、オプション品が充実しているのが最大の魅力です。ただし、サムターンの回転角度が90度(※)を大きく超える場合には対応していません。

リモコンキーを用意しておけば、スマートフォンが電池切れしても解錠・施錠ができ、また、テンキー端末の「Qrio Pad」や専用カードキーの「Qrio Card」などを導入することで、子どもから高齢者の家族まで安心して使えると思います。

電池2本で稼動しますが、バックアップ用の電池2本も本体内にセットしておくことで、片側の電池が切れるともう一方の電池に自動的に切り替わる機能も備えています。不意な電池切れを防いでくれるので、その点も安心感があります。

※適正は90度ですが、110度まで対応。90度を大きく超える場合は対応できない場合もあるため、事前に確認が必要です(サポートページに設置可否問い合わせフォームやチャットサポートが用意されています)。

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▼Qrio Lock Q-SL2の評価

コスパ ★★☆☆☆ ほかのモデルに比べて本体価格が高いのが難点です。
装着しやすさ ★★★☆☆ 3種類(ほかに別売り2種類あり)のサムターンホルダーと2種類の高さ調整プレートを使うことで、難なく装着できます。
アプリ機能 ★★★★★ 必要な機能がすべてそろっており、安心です。
オプション品 ★★★★★ リモコンキーからテンキー端末まで幅広く取りそろえています。

◎Qrio Lock Q-SL2のアプリを検証

Qrio Lockアプリの設定画面△Qrio Lockアプリの設定画面

Qrio Lockアプリのロック開閉操作画面

アプリの初期設定では、スマートロックの設置方法や設定方法が図解とともに進められるようになっており、とてもわかりやすいです。ドアが半開きの状態での施錠を防ぐ開閉センサーも付属しており、安心感があります。

アプリの基本画面にはQrioの開閉状況を知らせつつ、ワンタッチで解錠・施錠ができるボタンが1つだけ表示されており、誰でも難なく操作できます。履歴の確認や合鍵の登録なども簡単です。

■スマートフォンだけでなく、リモコンでのロック解除もしたい人に

ユーシン・ショウワ/SADIOT LOCK

13,200円

 ユーシン・ショウワ/ SADIOT LOCKの製品画像

3種類のサムターンホルダーに加えて、3サイズのスペーサーが付属しており、一般的な鍵であればさまざまなタイプに対応できます。ただし、90度を超えるもの、ガードロック錠等には対応していません。

オプション品の充実度はQrio Lockほどではないものの、リモコンキーが用意されていることと、本体価格がそれほど高くないのが魅力です。

そして、ユーシン・ショウワはドアロック・セキュリティシステム機器の総合メーカー。鍵のプロとして、全デバイスにセキュリティチップを搭載し、不正アクセス対策を強化している点や、初期設定から通常の使い勝手まで、アプリのユーザーインターフェースがわかりやすいのも大きな特徴です。

▼SADIOT LOCKの評価

コスパ ★★★☆☆ 安い方ではありませんが、オプション品も含めたら納得です。
装着しやすさ ★★★☆☆ 3つのホルダーを交換するだけでさまざまなサムターンに対応します。
アプリ機能 ★★★★★ ウィジェット解錠機能は搭載していませんが、ほとんどの機能は備えています。
オプション品 ★★★★☆ リモコンキーを用意しているのが注目ポイントです。

◎SADIOT LOCKのアプリを検証

SADIOT LOCKアプリの初期設定画面△SADIOT LOCKアプリの初期設定画面

SADIOT LOCKアプリのロック開閉操作画面△SADIOT LOCKアプリのロック開閉操作画面

初期設定がわかりやすく図解されており、迷わずに設置から設定まで行えます。通常の使用画面にはSADIOT LOCKの状態が一目でわかるようになっているほか、解錠・施錠もそれぞれボタンが用意されており、最も使いやすい印象です。そのほか、オートロックやハンズフリー解錠の設定なども迷わずに行えます。

■スマートロックも含めて家全体を“スマート化”したい人に

SwitchBot/SwitchBotロック

9,980円

 SwitchBot/SwitchBotロックの製品画像

ハンズフリー解錠には対応していませんが、オートロック機能を搭載し、Apple Watchにも対応しています。鍵のシェア機能も現在開発中とのことです。ドアの開閉状態を検知できるセンサーが付属している点も魅力です。

ただし、オプション品がスマートフォンによるタッチ解錠が可能なNFCタグ(SwitchBotタグ)しか用意されていないため、子どもも含めた家族で使うのは少し難しいといえます。

遠隔操作や外出先からの施錠確認、履歴確認を行うためには、どのモデルもスマートロックをWi-Fi対応させるオプション品が必要になります。しかし、SwitchBotのオプション品である「SwitchBot ハブミニ」は他社の製品と違い、赤外線を用いて室内の家電を操作できる「スマート家電リモコン」として使えるところが大きな魅力です。

また、ドアの状態を検知できるのもSwitchBot ロックの魅力の一つ。時計式のオートロックは指定時間内に自動で施錠可能。外出際にカギの閉め忘れが心配ありません。

スマートロックに加えて、家中の家電をスマート化して遠隔操作したいという人には、同じアプリで家電からスマートロックまで一元管理して操作できるSwitchBotロックはかなりおすすめです。

▼SwitchBotロックの評価

コスパ ★★★★☆ スマートロック本体としてのコスパも悪くないですが、オプション品でスマートホーム化できるのにも注目です。
装着しやすさ ★★★☆☆ 3つのアダプターでサムターンに合わせられるほか、8段階の高さ調整が可能です。
アプリ機能 ★★★★★ 鍵のシェアからハンズフリー機能、ウィジェット解錠機能まで幅広く対応しています。
オプション品 ★★★☆☆ スマートロックにはNFCタグしか用意していないものの、同ブランドのスマートホーム製品は充実しています。

◎SwitchBotロックのアプリを検証

SwitchBotアプリの初期設定画面△SwitchBotアプリの初期設定画面

SwitchBotアプリのロック開閉操作画面△SwitchBotアプリのロック開閉操作画面

初期設定画面は図解入りで装着や設定がしやすくなっています。半開き状態での施錠を防ぐ開閉センサーも付属しているので安心です。アプリ画面はSwitchBotのスマートホーム製品と一緒に一覧表示されるようになっており、SwitchBotロックの操作画面もとてもわかりやすくなっています。

■初期費用を抑えたい人に

Bitkey/bitlock MINI

初期費用: 0円(月額550円/年額5,980円)

 Bitkey/bitlock MINIの製品画像

装着しやすい小型のスマートロック本体に加えて、リモコンキー、テンキー操作やICカードなどによるタッチ操作が可能なカードリーダー端末などのオプション品が充実するスマートロックです。ほかの製品と違って買い切り型の商品ではなく、月額550円もしくは年額5,980円で利用するサブスクリプション(有料契約)タイプの商品です。

電池2本で約500日以上使用できますが、電池残量の低下を検知すると交換用の電池を送付してくれるほか、万が一故障した場合でも交換保証してくれる点がサブスクリプションサービスならではの特徴です(オプション品は月額課金ではなく買い切り)。

Wi-Fiに接続して遠隔操作などができる「bitlink」とカードリーダー端末「bitreader+」をセットにした「開け方いろいろセット」や、「bitlink」とリモコンキーの「bitbutton CARD」をセットにした子どもがいても安心の「家族安心セット」など、用途に合わせたセットを用意しているのもポイントです。

▼bitlock MINIの評価

コスパ ★★★☆☆ 初期費用は0円ですが、月額費用がかかるのがほかの製品とは違うところです。
装着しやすさ ★★★★★ 高さ調整からサムターンの幅に合わせるところまで、とてもスムーズに行えます。
アプリ機能 ★★★★☆ ウィジェット解錠やApple Watch解錠には非対応ですが、それ以外の機能は一とおりそろっています。
オプション品 ★★★★★ テンキー入力からリモコンキー、FeliCaカードでの解錠など、かなり充実しています。

◎bitlock MINIのアプリを検証

bitlock MINIの初期設定画面△bitlock MINIの初期設定画面

オートロックの設定画面△オートロックの設定画面

初期設定画面は写真や動画とともに詳しく案内してもらえるので、とてもスムーズに取付けや設定が行えます。オートロックやハンズフリー解錠の設定まで、きめ細かく説明してくれるので、安心して設定を行えます。

■おすすめスマートロック4選・スペック比較表

製品 Qrio/Qrio Lock Q-SL2 ユーシン・ショウワ/SADIOT LOCK SwitchBot/SwitchBotロック Bitkey/bitlock MINI
Qrio/Qrio Lock Q-SL2 ユーシン・ショウワ/SADIOT LOCK SwitchBot/SwitchBotロック Bitkey/bitlock MINI
価格 25,300円 13,200円 9,980円 初期費用0円、月額550円/年額5,980円
オートロック、ハンズフリー、鍵のシェア、電池残量通知、履歴閲覧 ○(しめ忘れ防止機能あり)
ウィジェット解錠 × ×
apple watch △(アプリ非対応。FeliCa機能に対応)
遠隔操作 ○Qrio Hub(別売)が必要 ○SADIOT LOCK Hub(別売)が必要 ○SwitchBotハブミニ(別売)が必要 ○bitlink(別売)が必要
リモコンキー ○Qrio Key、Qrio Key S(別売)が必要 ○SADIOT LOCK Key(別売)が必要 × ○bitbutton Card(別売)が必要
暗証番号入力 ○Qrio Pad(別売)が必要 × × ○bitreader+(別売)が必要
カードキー ○Qrio Pad(別売)、Qrio Card(別売)が必要 × × ○bitreader+(別売)、bitbutton Card(別売)が必要
スマホタッチ解錠 ○Qrio Pad(別売)が必要 × ○SwitchBotタグ(別売)が必要 ○bitreader+(別売)が必要
FeliCaカード解錠 × × × ○bitreader+(別売)が必要
オプションキー対応 Qrio Key(リモコンキー)、Qrio Key S(ハンズフリー対応リモコンキー)、、 SADIOT LOCK Key(リモコンキー)
ブラック・ブルー・ピンク 3色展開
SwitchBotタグ(スマートフォンタッチ対応) bitbutton Card
サイズ 115.5mm×57mm×77mm 約61mm×66.7mm×123.6mm(つまみ含む) 111.6 mm x 59 mm x 73.2mm 109.7mm×53.5×56 mm
重さ 約207g 約168g 253g(電池込み) 196g(電池込み)
電池本数 リチウム電池(CR123A)×2本(最大4本) リチウム電池(CR123A)×2本(最大4本) リチウム電池(CR123A)×2本 リチウム電池(CR123A)×2本
電池持ち 通常時:2本で約半年、4本で約1年/省電力モード時:2本で約420日、4本で約840日 ※1日に10回使用で計算 約3~6か月動作(1日10回の解施錠で想定) 約180日間(1日10回解施錠した場合) 約500日以上(1日10回の開閉駆動を想定した理論値)
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6 まとめ

スマートロックを導入すれば、スマートフォン一つで解錠・施錠が行えるようになり、鍵を持ち歩かなくても済むようになります。オプション品が充実した製品なら、スマートフォンをなくしたり故障したりした場合でも、さまざまな代替手段で解錠できるため、いざというときにも安心です。

とはいえ、自宅の鍵に取付けられるのか、自分のライフスタイルに合っているのか、うまく使いこなせるのかなど、不安に思う人も多いことでしょう。セキュリティの要になるスマートロックだからこそ、失敗せずに選びたいところです。

そのためには、購入前にレンタルして試してみるのもおすすめです。kikitoではスマートロック製品のレンタルも行っているので、気になる方は一度試してみるといいでしょう。

※2022年3月10日時点での情報です。
最新情報について、詳しくはメーカーのホームページでご確認ください。
※表示金額はすべて税込価格です。
※商品写真および画像はイメージです。

取材・執筆

安蔵靖志

安蔵靖志

IT・家電ジャーナリスト。家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)。AllAbout家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」に出演中。その他ラジオ番組の家電製品リサーチや構成などにも携わっている。

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