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プロが選んだおすすめのチェキ8選。目的別の選び方やスマホ連携方法も紹介

FUJIFILM "チェキ" instax mini 90 ネオクラシック フィルム10枚付

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チェキ

公開日:2021年9月22日(2024年4月23日更新)


撮影したその場でプリント(現像)できるインスタントカメラ instax“チェキ“。自分にぴったりのチェキの選び方をはじめ、人気機種を実際に使ってみてわかった長所や、楽しい活用例なども紹介します!

1 チェキがおすすめな理由って?

スマホのカメラ性能が大幅に向上し、高画質なデジカメも安くなっているいま、なぜチェキはこれほど人気を保ち続けているのでしょうか。その理由は4つあります。

■ 撮ったその場でプリントできる

チェキの一番の特徴は、パシャリと撮ったすぐ後にプリントを手にできること。友だちとの集まりやイベント、旅行などの臨場感のあるスナップをその場で形として共有できる、持ち帰れるというのが最大の魅力です。

■ フィルムならではの味わい

チェキのプリントは、写真の歴史の中で長い間使われてきた「フィルム」の技術が使われています。そのため、インクジェットやレーザーでの印刷とは味わいの違う、フィルムならではの質感を楽しむことができます。

■ 余白に書き込める

チェキのプリントには上下左右に余白があり、文字やイラストを書き込むことができます。思い出のメモ、友だちへのメッセージ、寄せ書きなど使い方が広がります。

■ ちょうどいいサイズ感

チェキで一番小さいフィルム「instax mini」のサイズは縦86×横54mmと、写真のプリントで一般的なL判(89×127mm)の約半分。それだけに、パソコンモニタの脇にちょっと貼ったり、コルクボードにたくさん並べたりと、かえって使いやすいこともあります。

2  2つのポイントを知ればすぐわかる! チェキの選び方

チェキは製品の種類が多いため、どれを選べばいいのかわからなくなってしまいがち。

しかし、実は2つの分類ポイントさえ知っておけば、自分の目的にあったチェキをすぐに選ぶことができます。

その2つとは
「フィルムサイズ」
「撮影・プリント方式」です。

▼フィルムサイズと撮影・プリント方式の図

△ 3種類のフィルムサイズ。縦のサイズはすべて同じで、横幅だけが異なっています

形式\フィルムサイズ mini SQUARE WIDE
アナログ instax mini 90 ネオクラシック instax SQUARE SQ1 instax WIDE 300
instax mini 40
instax mini 11
instax mini HELLO KITTY
ハイブリッド instax mini LiPlay instax SQUARE SQ20
プリンター instax mini Link instax SHARE SP-3

■フィルムサイズ

チェキのフィルムは、大きさに応じて「mini」「SQUARE」「WIDE」の3種類があります。そしてどのチェキ本体も、対応しているフィルムサイズは1種類のみ。つまり、たとえば「SQUARE」対応の本体を購入した場合は、「mini」や「WIDE」のフィルムは使えません。逆に「mini」のフィルムを「WIDE」の本体で使うといったこともできません。

つまりカメラ本体を選ぶ際には、どのサイズのフィルムを使いたいかを決める必要があるということです。

□mini

プリントサイズ:86×54mm(画像サイズ:62×46mm)

もっとも小さいサイズです。最初に登場したサイズなので対応カメラ本体も多く、フィルムのバリエーションも多数存在します。作例も多く、チェキのスタンダートサイズといえるでしょう。

□SQUARE

プリントサイズ:86×72mm(画像サイズ:62×62mm)

miniの横幅を広げ、正方形にしたサイズです。インターネットの写真投稿サイトでよく使われる縦横比なので、Instagramなどに慣れている人には構図を決めやすいサイズでしょう。

□WIDE

プリントサイズ:86×108mm(画像サイズ:62×99mm)

その名の通り、横幅をさらに広げてminiの2倍以上にしたサイズです。L判(89×127mm)に近い大きさになっています。風景や集合写真など、大きくプリントしたい写真を撮るのに適しています。

■撮影・プリント方式

撮影とプリント(現像)を行なう方式の違いです。

大きく分けて、「アナログカメラ」「ハイブリッドカメラ」「プリンター」の3種類があります。

□アナログカメラ

シャッターを切ると写真がプリントされる“アナログカメラ”方式

△シャッターを切ると写真がプリントされる“アナログカメラ”方式

シャッターボタンを押して撮影後、画像はすぐにプリントされます。チェキのもっとも基本的な方式で、多くの人がチェキといえばこの方式をイメージしているのではないでしょうか。

撮影すると必ずプリントされてしまうため、撮影に失敗してもフィルムが1枚減ることになります。ただしそれだけに、1枚1枚を撮影をする際の本気度や緊張感は、デジカメでは味わえないものがあるでしょう。

また、「事前にチェックしていたらプリントしなかったであろう失敗写真が、プリントを見たら意外にも面白い写真になっていた」という驚きも、アナログ方式ならではです。

操作の簡単さも特長で、とにかくシャッターボタンを押せばプリントまで自動的に行なわれるので、小さな子どもや年配の方に渡して撮ってもらうのも簡単です。

□ハイブリッドカメラ

「デジタルカメラ」と「撮ったその場でプリントできるチェキ」が融合したハイブリッド方式

△「デジタルカメラ」と「撮ったその場でプリントできるチェキ」が融合したハイブリッド方式

デジタル技術を搭載したハイブリッドカメラは、カメラ背面のモニターを見ながら撮影し、写真を選んでプリントすることが可能です。

また、フィルターなどで写真を加工することもできます。同じ写真を繰り返しプリントできるので、複数の人に同じプリントを配ることができるのも大きな特長です。

さらに「instax mini LiPlay」には、カメラでありながらスマホの画像をチェキプリントにできる「プリンター機能」も搭載されています。

※「instax SQUARE SQ20」には「プリンター機能」は搭載されていません。

「デジタルカメラ」と「撮ったその場でプリントできるチェキ」が融合したハイブリッド方式といえるでしょう。

□プリンター

“チェキ”のプリンター

△スマホやデジカメの写真を簡単にプリントできる“チェキ”用プリンターもあります

スマホの写真を簡単にチェキプリントできる、スマートフォン用プリンター。スマホカメラの画質やズーム機能、編集機能などを活かしたうえで、チェキのプリントができます。もちろん、何枚も撮影して気に入ったものだけプリントしたり、同じ写真を複数枚プリントしたりすることも可能です。

専用アプリで画像の編集・加工もでき、自由度の高い使い方ができます。

■その他の選択ポイント

□バッテリーの種類

チェキ本体の電源は、製品によって「充電池(内蔵型)」「充電池(着脱型)」「乾電池」「リチウム電池」などがあります。

「充電池(内蔵型)」「充電池(着脱型)」は、電池を購入する必要がありません。内蔵型は、切れてしまうと再充電するまで使えませんが、着脱型はあらかじめ予備の充電池を用意していれば交換してすぐに使えます。

「乾電池」の場合は、切れるたびに購入する必要がありますが、予備の用意がしやすく、コンビニなどで購入することもできます。

「リチウム電池」も予備を用意しておけば交換が可能ですが、乾電池よりは入手しにくいかもしれません。

3 おすすめのチェキ8選

ここでは、チェキの人気製品から8機種を選び、どんな特長があるのか、どんな人に適しているのかを解説します。「仕事でチェキを愛用している!」という編集者・中島晴美さんにもコメントを頂きました。

【凝った写真を撮りたいなら】

■instax mini 90 ネオクラシック

instax mini 90 ネオクラシック

  • mini
  • アナログ

機能満載のチェキ。光量を自動調整してくれる高性能フラッシュや、速い動きに強い「キッズモード」、30cmまで近寄れる接写モードなどで、さまざまな状況に対応可能。

「バルブモード」で夜景や光の軌道を撮影したり、「二重露光モード」で1枚のフィルムに画像を重ねるなど、アーティスティックな写真を撮ることもできます。

【中島さんコメント】

撮影しているとき、ママ友から「そのカメラかわいいね!」と、大絶賛を受けました。インスタントカメラを使っているということを忘れそうな本格的なカメラデザインも◎。

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【フィルム枚数を気にせずたくさん撮りたいなら】

■instax mini LiPlay

画像ALT

  • mini
  • ハイブリッド

ハイブリッド方式なので、撮った写真を画面で確認してからプリントするかどうかを選べます。内蔵メモリーに45枚保存できるほか、別売のmicroSDカードを使えば1GBあたり約850枚もの写真を保存できるため、とにかく気の向くままにパシャパシャ沢山撮って、あとから上手く撮れたものだけを選んでプリント、といった使い方ができます。スマホに接続して、スマホ内の画像をプリントすることも可能です。

【中島さんコメント】

チェキを使って子どもを撮影するとき、子供が動いてしまって失敗することがあるんです。このカメラならプリントする写真を選べるから、「これだ!」という1枚をプリントできて経済的。

■instax SQUARE SQ20

instax SQUARE SQ20

  • SQUARE
  • ハイブリッド

instax mini LiPlayと同じくハイブリッド方式のチェキですが、より大きなSQUAREフィルムにプリントできます。

スマホとの接続機能はありませんが、スマホの画像を保存したmicroSDカードを装着すれば、その画像をプリントすることが可能です。

チェキ初の、撮影時にデジタルズームする機能も持っています(最大4倍)。

【中島さんコメント】

普段一番使っているSNSがInstagramなので、スクエアの写真は非常にしっくりきます。スクエア写真ってオシャレに見えるところもいいですよね。

【大きい写真を撮りたいなら】

■instax WIDE 300

instax WIDE 300

  • WIDE
  • アナログ

最大サイズのWIDEフィルムが使えるチェキです。風景写真や集合写真など、大きい画角で撮りたい場合に適しています。本体サイズが大きく、手の大きな人でも握りやすいという特長もあります。

最大サイズのフィルム「WIDE」が使えるので大きい写真が撮れます

【中島さんコメント】

チェキにしては大きめなので、重いかと思ったら意外と軽いので使いやすいです。通常のチェキのフィルムよりかなり大きいので、プリント自体に迫力があります。

【本体のデザインも楽しみたいなら】

■instax mini 40

instax mini 40

  • mini
  • アナログ

レザー調の外装やシルバーフレームなど、クラシックカメラのような質感を醸し出しています。

レンズ横にセルフショットミラーがあり、簡単に自撮りができるセルフィーモードも搭載されていますよ。

【中島さんコメント】

instax mini 90 ネオクラシックと似ている外装だけど、こちらは全面がレザー調で覆われており、本当にオシャレ。どんな服装にもマッチするデザインですね。

■instax mini 11

instax mini 11

  • mini
  • アナログ

手に馴染んで持ちやすい丸みのあるボディデデザインで、5色のカラーバリエーションを展開。さらに、シャッターボタンに取り付け可能な2種類のボタンアクセサリーが同梱されており、自分好みにカスタマイズできるのもポイント。

【中島さんコメント】

instax mini 90 レンズ周辺部分までしっかりカラーが統一されていてとってもキュート。セルフィー用にミラーがついているので、失敗もなく一発で決まります!

【撮影はスマホやデジカメでしたいなら】

■instax SHARE SP-3

instax SHARE SP-3

  • SQUARE
  • プリンター

スマホ専用アプリを使って、スマホの写真をプリントすることができます。フィルムは大きめの「SQUARE」です。

プリントにかかる時間は13秒。Instagram感覚で明るさやコントラストなどを調整できる「カスタムフィルター」や、多数のテンプレートも用意されています。スマホのほか、デジタルカメラで撮った写真もプリントできますよ。

【中島さんコメント】

スマホで美肌加工やデカ目にして「盛った」写真をプリントできるのがなにより嬉しい! プリントして実際に残るものだから、そこはかなり重要なポイントでした。

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■instax mini Link (mini)

instax mini Link

  • mini
  • プリンター

スマホ専用アプリを使って、アプリのスマホ写真をプリントすることができます。標準サイズの「mini」フィルムを使用します。

プリント時間は約12秒。連続で約100枚プリントすることも可能です。専用アプリには動画からベストショットを選んでプリントする機能や、友達や気になる相手との相性診断ができる機能、 自分で描いた絵や文字を抜き出して画像と組み合わせてプリントする機能など、遊びながら楽しめるユニークな機能を搭載しています。

【中島さんコメント】

チェキでプリントすると、スマホ写真がシックでオシャレな雰囲気になるから不思議です。写真の加工や手書きの文字入れ、動画からベストショットを抜き出す、コラージュなど、アプリの機能も豊富!

4 人気機種を実際に使ってみた

ここでは、【3 おすすめのチェキ8選】で紹介した中から4機種を選び、実際に使ってみました。どんな特長があるのか、どんな人に適しているのかをレポートします!

■instax mini 90

撮影モードの切り替えを、レンズ周りのダイヤルでできるのが便利です。一眼レフのような操作スタイルも満足感を高めてくれました。

instax mini 90のモード選択ダイヤル

△モード選択ダイヤル。左右に回転させて撮影モードを切り替えます

□豊富なモード

シャッターを長時間(最大10秒)開いて光の軌跡を写せる「バルブモード」や、風景撮影に適した「遠景モード」など、さまざまなシーンに合ったモードがあり、モードを選ぶだけでいい写真が撮れます。

光の軌道で文字や記号を描ける、ペンライトアートの写真

△光の軌道で文字や記号を描ける、ペンライトアートも撮影できます

高度な撮影モードや、高性能なフラッシュなどで、制作意図を反映させた美しい写真を撮影できました。

高度な撮影モード多数!

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■instax SHARE SP-3

□写真の編集や加工ができる

スマホ専用アプリで、写真の明るさや彩度を変えたり、文字やマークを追加したりできます。

専用アプリで写真編集をしているようす

△「スマホde チェキ」アプリ。画像の調整や、色合いを変えるフィルターなどが使えます

□分割写真・組写真テンプレートが楽しい

1枚のプリントに複数枚の写真を並べる「分割写真」や、逆に1枚の写真を複数枚にプリントする「組写真」といったテンプレートがあります。

「組写真」テンプレートで写真を加工しているようす

△「組写真」。プリントを並べて、大きな写真として見ることができます

□独特のテンプレートが面白い

日付・場所・気温などを写し込む「リアルタイムテンプレート」や、連番を写し込む「リミテッドテンプレート」も面白いものです。

チェキの「リミテッドテンプレート」を使って写真を編集しているようす

△「リミテッドテンプレート」。プリントした総数と連番、そしてメッセージを記入することで、枚数の限定感を出せます

スマホやデジカメの高画質な写真を、miniよりも大きくプリントすることができます。専用アプリの機能も豊富で、作品としての作り込みも楽しめました。

いつものスマホ写真も特別な1枚に!

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■instax mini 40 mini LiPlay

□自撮りにも接写にも使えるセルフィーモード

「セルフィーモード」で、自撮りが簡単、キレイに撮影できます。接写が可能になるので、被写体をアップで撮りたい場合にも使えるモードです。

セルフィーモードを利用しているようす

△レンズの先を引き出して「SELFIE ON」のマークが見える状態にすると、セルフィーモードになります

□乾電池で動く

電源は乾電池。予備を大量に用意するのも簡単ですし、万一の電池切れでもあちこちで売っているので安心です。

instax mini 40のバッテリー(乾電池)の写真

△単3形アルカリ乾電池2本で、フィルム約10パック分撮影できます。

自分で変更できる撮影設定は少ないものの、それだけに「構図を決めてシャッターを押すだけ」で撮れるという気楽さがあります。高級感のあるデザインは、外で撮っているときちょっと自慢に感じるほどです。

■instax mini LiPlay

□スマホでリモート撮影

カメラから離れた場所でもスマホの操作によってシャッターを切ることができます。ローアングルやハイアングル、自撮りなどの撮影に便利です。

instax mini LiPlayを使ってリモート撮影しているようす

△リモート撮影。カメラのレンズに映っている映像は、スマホの画面に表示されています

□アプリで画像編集

専用アプリを使って、スマホで撮った写真の色合いを変えたり、トリミングしたりといった加工も可能です

「instax mini LiPLay」アプリの画面写真

△「instax mini LiPLay」アプリ。スマホ内の画像をプリントすることもできます

カメラ背面のモニターを見ながら撮影し、写真を選んでプリントすることが可能。カメラでありながら、スマホの画像をチェキプリントにできる「プリンター機能」も搭載。その場でプリントして相手に渡すこともできれば、大量に撮ってあとから選んでプリントすることもできるという、まさにハイブリッドモデルです。

さらに、instax初搭載の「サウンド機能」では、カメラで録音した音をQRコードにして、撮影画像と一緒にプリントできます。

■instax mini Link

□スマホの写真をプリント

「mini LINK」アプリで、スマホ内の映像を選択してプリントしているところ

専用アプリで、スマホ内の写真をプリントできます。

専用アプリで写真を加工しているところ

△写真に文字やイラストを追加したり、色合いの調整などができます

□動画からベストショットをプリント

動画からベストショットを切り出してプリントできます。

専用アプリで動画からベストショットを切り出しているところ

△動画を選択し、スライドして目的のシーンを選んで切り出します

いつも持ち歩いているスマホと組み合わせて、いつでもチェキプリントを楽しむことができますよ。

5 試してよかったこんな使い方

チェキのいいところは、その場でプリントが手に入ること。そしてそのプリントのちょうどいい「小ささ」。

そんなチェキをどんなふうに活用しているか、ともにチェキの愛用者である筆者と、編集者の中島晴美さんの使い方を紹介しましょう。

■色々なフレームのフィルムを使う

チェキの様々なフレームの画像

「フィルムのフレームは、白だけでなく、色々なバリエーションがあります。レインボーカラーだったり、キャラクターが描かれていたり。それだけで、撮った写真の雰囲気がガラリと変わって面白いですよ」(中島さん)

■フィルムのフチにメッセージやイラストを書く

チェキのフレームにメッセージを書いている写真

「プリントを渡すとき、お礼とか、感想とか、なにをしていたかの説明なんかを書き添えてます。ちょっとしたイラストにするときも。それだけで、あとから見返したときに記憶が鮮明に蘇るものです」(中島さん)

■モノクロのフィルムを使う

「もともとレトロ感のあるチェキですが、モノクロフィルムを使うとレトロ感に加えて重厚感も。動物でも、身の回りの小物でも、モノクロで撮るだけで『巨匠感』のある写真になりますよ」(湯浅)

■外出先で親しくなった人を撮ってあげる

「旅先や飲食店で話が盛り上がったような人を撮ってあげて、メッセージを書き添えて渡しています。デジカメやスマホだと、初対面の人に撮られるのってちょっと心配ですよね。連絡先を交換しないと送れないですし。でもチェキならこちらの手元には写真が残らず複製もできないので、安心してもらえるんです。もちろんちゃんと説明して断ってからにしていますよ。旅先で自分の写真を撮ることってあまりないから、けっこう喜ばれていますね」(中島さん)

■時刻表や案内看板を撮る

「バスの時刻表や、広い公園の案内図なんかをメモ代わりに撮ることがあります。スマホで撮っておけばいいんですが、チェキで撮るとプリントされるので、そのまま冷蔵庫なんかにマグネットで貼っています。それだけでちょっとシャレた感じになりますし(笑)」(中島さん)

■一眼レフで撮った写真をプリントする

「チェキのプリンターは、一眼レフで撮った写真でもスマホを通してプリントすることができます。本格的な機材で、設定も気合を入れてきっちり撮った写真を、最終的にチェキのフィルムで表現するという遊びが気に入っています」(湯浅)

■食べたものを毎日撮ってカレンダーにする

「その日に食べたものを1日1枚撮り、プリントをカレンダーのように並べて貼ります。これを12か月分作ると、『1年間の毎日の食事カレンダー』が出来上がります。できあがったカレンダーを年末にまとめて眺めると楽しいですよ」(湯浅)

写真の楽しみ広がる!“チェキ”をレンタルしてみる

6 まとめ

チェキには多数の製品が存在しますが、整理してみると意外にシンプルなラインアップで、迷うことなく目的の製品にたどりつけるのではないでしょうか。

それでも、「miniだと小さすぎないだろうか」「スマホとプリンターの接続、自分にはできるだろうか」など、実際に使ってみなければわからないことも多々あることでしょう。そんなときはまずレンタルで試してみるという方法も。「kikito」では、フィルムサイズも撮影・プリント方式も異なる2製品をレンタルすることができますよ。

「フィルムならではの質感」を体感してみたい人も、ぜひ実際に撮影・プリントしてみるといいでしょう。

■ 取材・執筆

湯浅顕人

湯浅顕人

IT&AVのフリーライター。計算機科学を学ぶかたわら、パソコン・ネットワーク関連のライターとして活動開始。現在はデジタルガジェットやIoT家電の解説もこなす。フィルム撮影を好み、チェキもinstax miniの機種を愛用。趣味はマイナーなデジタルガジェットの収集と、スキンダイビング、登山。

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