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GoPro MAXをプロが実写レビュー!メリット/デメリットを解説
GoPro MAX 360度カメラ
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(30日単位/自動更新)
短期レンタルプラン
6,480円/4日間~
アクション/コンパクトデジカメ
公開日:2021年8月23日(2024年4月4日更新)
小型軽量で高画質の動画が撮影でき、海や山のアクティビティで活躍するアクションカメラのなかでも注目なのが、360度動画も撮影できる「GoPro MAX」。プロが実写動画付きでそのクオリティや使い勝手をレビューします。
1 GoPro MAXってどんなカメラ?
■GoProシリーズの360度動画撮影対応アクションカメラ
GoPro MAXは、プロ・アマ問わず高い人気を誇るGoProシリーズの製品で、360度撮影に対応したアクションカメラです。
カメラ本体の前・背面に超広角レンズが搭載されているため、360度動画を撮影できるのが最大の特長です。
人間の視野とは全く異なる360度すべてを撮影できるので、これまでのカメラでは実現できなかった動画表現ができるのが魅力です。しかも、「HEROモード」に切り替えれば、従来のGoPro HEROシリーズと同じように、アクションカメラとして使うことも可能です。
■HEROシリーズより大きいが、手にしっくり馴染むサイズ
GoPro MAXは、同時期に発売されたGoPro HERO8はもちろん、HERO9よりもサイズが大きく、しかも両面にレンズが配置されているため、厚みも感じます。
ただ、ボディにはラバー製の加工が施されているため、ホールド感に優れていると感じました。また、両レンズを保護するためのレンズシールドが付属されており、タフな撮影でも安心して利用できます。
2 【実写レビュー】撮影動画&静止画のクオリティをチェック
GoPro MAXはMAX TimeWarp機能を使って、360度動画のほか、HEROモードとタイムラプスの3種類の動画撮影が可能です。それぞれのモードで撮影した動画を元に、クオリティなどをチェックしていきましょう。なお、360度動画はGoPro純正アクセサリー「El Grande」に取り付け、手持ちで歩きながら撮影。HEROモードは「ヘッドストラップ」で頭に取り付け、自転車にて撮影。タイムラプス動画も「El Grande」に取り付け、手持ちで歩きながら撮影しました。
すべて1080p、30fps(フルHD)にて撮影しました。特筆すべきは、「どのモードで撮影してもクオリティが一定だった」という点です。当たり前と思うかもしれませんが、これが統一されていることで編集の際に動画をつないだり、不要な部分をトリミングしたりしても、違和感なく自然な仕上がりになるという利点があります。
なお、今回は360度撮影とタイムラプス動画撮影に、97cmの延長ポール(自撮り棒)の「El Grande」、HEROモードの撮影に「ヘッド ストラップ」というGoPro純正のアクセサリーを使用しました。
GoPro MAXには、360度撮影ができるという特長があるため、できるだけ手持ちではなく、このようなアクセサリーを使用するといいでしょう。ラインナップもさまざまなものがありますよ。
たとえば、山歩きの際には両手をフリーにできるパフォーマンス チェスト マウント「Chesty」を、ダイビングには水中で使用でき、紛失防止にもなるフローティングハンドグリップ「The Handler」などを利用するのがおすすめです。
GoPro MAXは動画だけでなく、静止画の撮影にも力を発揮します。20MP(2000万画素)の高画質な写真を撮ることができるため、動画撮影の合間に風景を撮影したり、仲間と旅行に出かけたときに記念撮影したりすることも可能です。
もちろん、本格的な静止画撮影はデジタルカメラに及びませんが、アクティビティがメインの旅行で、できるだけ荷物を減らしたいという場合には、GoPro MAXの静止画撮影機能を活用するといいでしょう。
■360度動画撮影は高画質だが、編集には技術と機材が必要
撮影した360度動画は、ファイル形式が「.360」というGoPro独自のもので、そのままではSNSに投稿することができません。編集には、スマホまたはPCで利用できる同社の「GoPro Quik (クイック)」というアプリが必要で、編集方法も多少テクニックが必要となります。
60度動画は情報量も多いため、相応のスペックがあるパソコンが必須。動画編集まで考える場合は、少しテクニックや機材が必要となります。
メリット | これまでに見たことのない動画を撮影でき、新たな表現としてSNSなどで発信できる面白さがある。 |
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デメリット | 独自形式の動画ファイルで、編集には専用のソフトや高スペックのパソコン用などが必要となる。 |
3 360度動画編集はどうやるの? かんたん解説
GoPro MAXで撮影した360度動画は、どのように編集すればいいのでしょうか。ここでは「GoPro Quik」を使った撮影〜編集方法を紹介します。
(1)まずはアプリとペアリングさせる
専用アプリ「GoPro Quik」は編集だけでなく、撮影時にはGoProシリーズをコントロールできますので、必ずスマホにインストールしておきましょう。
動画の編集を行う際は、ペアリングした後に「メディアを表示」をタップします。これにより、GoPro MAXに挿入されているSDHCメモリーカード内の撮影動画が一覧で表示されます。
(2) 編集したい動画を選び、スマホにダウンロードする
GoPro MAXに挿入したSDHCメモリーカードに保存された撮影動画一覧が表示されます。編集したい動画を選び、タップすることでスマホへのダウンロードが開始します。
(3)360度動画に「キーフレーム」を設定する
GoPro MAXで撮影された360度動画は、ファイルの拡張子が「.360」という特殊なファイルなので、一般的なパソコンの動画編集ソフトなどでは編集ができません。そのため、いったんGoPro Quik内で視点の切り替えなどの編集を行います。
編集作業では、「キーフレーム」という視点を変える編集点を設定できます。キーフレームとキーフレームの間の時間で、ゆっくりと視点が変わっていくというイメージです。
キーフレーム間のタイムを短くすればするほど、急激に視点がぐるぐると変わるので、「3D酔い」といわれる、いわゆる目が回るような映像になってしまいます。これを防ぐためには、少なくともキーフレーム間の時間は、2秒以上はあけるようにしましょう。
(4)編集した動画をレンダリングして保存する
GoPro Quikで編集した360度動画は、いったん通常動画に変換してアプリ内に保存されます。これを「レンダリング」といい、まずレンダリングを行った後にスマホへ保存するという手順になります。
なお、360度動画から通常動画にレンダリングしても、情報量は普通に撮影した通常動画より大きいため、スマホへの保存は時間がかかります。必ずスマホの充電残量とメモリー容量を確認しておきましょう。
なおiPhoneの場合、編集した動画は「写真」の中に保存されます。タップすればプレビューを見ることができますので、確認したらパソコンに移動して、動画編集ソフトで編集するのがいいでしょう。
4 GoPro MAXはこんな人におすすめ
■旅行やイベントの思い出をいつもと違った方法で記録したい人
GoProには、2021年7月現在「GoPro MAX」以外に「GoPro HERO9」と「GoPro HERO8」というモデルが存在しています。
GoPro MAX | 360度撮影も可能なアクションカメラ。手ぶれ補正が強化されて、アクティビティでの利用に人気。67,100円(税込)。 |
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GoPro HERO9 | 現行のGoProシリーズでは最新モデル。最大5Kの解像度の動画、20MPの静止画撮影が可能な定番機種。64,900 円(税込)。 |
GoPro HERO8 | GoPro MAXと同時発売されたモデル。HERO9の前モデルだが併売されており、低価格で一回り小型軽量。55,880円 (税込)。 |
GoPro HERO9は5K動画撮影や20MP静止画撮影など、オーソドックスなアクションカメラとして最新機能を盛り込んだ、プロ・アマを問わず活用できる最上位モデル。
GoPro HERO8は、旧モデルながらアクションカメラとしての性能は十分高く、しかも価格が見直されてお手頃。これからアクションカメラを楽しもうというビギナーに、最適なモデルとなっています。
そしてGoPro MAXは一般的なアクションカメラ的な使い方に加えて、360度動画などさまざまな撮影を楽しみたい方向けです。
すでにアクションカメラを持っているけれど、さらに面白い表現の映像を撮ってみたいと思っている方や、これからアクションカメラを買うけれどなるべくいろいろな動画を撮ってみたいという方におすすめしたいです。
ただ、GoProシリーズ現行3モデルのなかで最も高価なので、使いこなせないと宝の持ち腐れになってしまいますよね。それに、旅行やイベントごとなどの特別なときだけ使いたい…という方もいるはずです。
そんな方には、まずはkikitoでレンタルして使ってみることをおすすめします。実際に使用してみることで、店頭で見ただけではわからなかったGoPro MAXのよさを実感することができますよ! 特別な映像で、特別な思い出を記録に残してみてくださいね。
※2021年8月23日時点での情報です。
最新情報について、詳しくは「メーカーのホームページ」でご確認ください。
※表示金額はすべて税込価格です。
※商品写真および画像はイメージです。