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ゲーム用プロジェクター4選&ゲーミング環境ガイド

Anker Nebula Cosmos Max ホームプロジェクター

Anker Nebula Cosmos Max ホームプロジェクター

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プロジェクター
公開日:2022年4月22日(2024年2月6日更新)


新型コロナウイルス禍でステイホーム生活が長くなったことで、再注目されたもののひとつが“おうちエンタメ”です。大画面テレビで映画やコンサートなどを楽しむのもいいのですが、圧倒的な迫力と臨場感を実現するのが【プロジェクター】です。今回は「ゲーム」に着目し、おすすめのプロジェクターを紹介したいと思います。

1 プロジェクター×ゲームでニューノーマルな遊び体験を!

プロジェクターでゲームをするイメージ画像

ゲームを大画面で楽しむディスプレイの筆頭はやはり薄型テレビですが、最近はさらに大画面で映像やゲームなどを楽しめる【プロジェクター】が注目されています。ここでは、ゲームを楽しめるプロジェクターを厳選して紹介したいと思います。

■ 大画面に映して憧れのゲーミング環境を!

プロジェクター導入で変わったこと5点

1. 没入感がすごい
2. 寝ながらプレイも
3. 大人数で盛り上がれる
4. 動画映像も迫力
5. マルチモニターも可能

プロジェクターの魅力は、なんといっても【大画面】で楽しめることにあります。

液晶テレビや有機ELテレビも安くなりましたが、80インチや100インチといった大画面で楽しむにはかなりの投資が必要になります。

その点、プロジェクターは部屋を暗くする必要はあるものの、薄型テレビでは困難な超大画面で映画やスポーツ中継などを楽しめます。

普段は小さい画面でプレイしている携帯ゲーム機をつなげて大画面で楽しめるほか、一部の機種ではスマートフォンの画面を映し出してプレイすることも可能です。

■ ゲームはプレイだけではなくウォッチの時代に

eスポーツイメージ画像

ゲームというと昔は自分ひとりでプレイするものでしたが、最近では携帯ゲーム機同士でのワイヤレス対戦やインターネットでのオンラインプレイなど、シーンが多様化しています。

また、動画配信サービスの発展でゲーム実況動画なども増えており、さまざまなゲームを通じてゲーマー同士が戦う「eスポーツ」なども盛んになっています。

ゲームを自らプレイするだけでなく、ウォッチして楽しむ人も増えています。

2 ゲームに最適なプロジェクターの見つけ方

■ ゲームにマッチするプロジェクターの種類

プロジェクターは大きく「モバイルプロジェクター」と「ホームプロジェクター」の2つにわかれます。

「モバイルプロジェクター」は本体がコンパクトで、バッテリーを内蔵することで電源のない場所でも使用できるのが特徴ですが、明るさや解像度などは「ホームプロジェクター」の方が優れています。

旅行先や出張先などに持ち出して大画面でゲームをプレイしたいのであれば「モバイルプロジェクター」、自宅で使うのであれば「ホームプロジェクター」を選ぶといいでしょう。

「ホームプロジェクター」には、解像度の高い【4Kプロジェクター】もあります。4K出力対応のゲーム機の場合、4Kプロジェクターなら本来のポテンシャルを最大限に引き出した解像度でゲームを楽しめます。

▽プロジェクターの種類

プロジェクターの種類 特徴
モバイルプロジェクター バッテリーを内蔵する小型プロジェクター
ホームプロジェクター
(HD/フルHD)
コスパの高い据え置き型プロジェクター
ホームプロジェクター
(4K)
4K解像度で映画やゲームなどを楽しめる据え置き型プロジェクター

■ プロジェクターとゲーム機の接続方法を選ぼう

プロジェクターとゲーム機は、基本的にHDMIケーブル1本で接続するだけでプレイできます。初心者の方はここから始めるとよいでしょう。

スクリーン+プロジェクター+ゲーム機という接続

ただし、プロジェクターにはスピーカーを搭載していないモデルも多く、搭載していてもモノラルで音質があまりよくない場合もあります。その場合は別途スピーカーを接続した方がいいでしょう。

スピーカーは「サウンドバー」というバータイプのものが、設置が簡単でおすすめ。価格は1万円程度から10万円を超えるものまで幅広くラインナップされています。

スクリーン+プロジェクター+ゲーム機+サウンドバーという接続

さらにゲームの世界に没頭したいという上級者の方には、Bluetoothヘッドホンを使ってみるという方法もおすすめです。

スクリーン+プロジェクター+ゲーム機+Bluetoothヘッドホンという接続

▽指南 もっと楽しむなら環境も整えよう

環境 工夫ポイント
置く環境 プレーヤーの背後に置く場合は、ラックに設置するなど、プレーヤーの頭が映り込まないように工夫しましょう。
映す環境 部屋の壁が白い場合はそのままで大丈夫な場合もありますが、一般的にはスクリーンを設置することが多いです。
部屋環境 遮光カーテンで外光を遮断したり、モールを使って配線が邪魔にならないようにするなど工夫しましょう。夜にプレイしたい場合は防音にも配慮しましょう。

■ ゲームにおすすめのプロジェクター選びのポイント

▽プロジェクターの機能をチェック!

機能 解説
解像度 パネル解像度のこと。フルHD(1920×1080画素)以上がおすすめ
輝度 明るさを表します(単位はルーメン)。数値が大きいほど、明るい部屋でも見やすいです
投影距離 投影距離が短いほど、狭い部屋でも大画面で楽しめます
ゲームモード 暗い場所を明るく表示して、ゲームをプレイしやすくする映像モードのこと
スピーカー 内蔵スピーカーは出力の大きさだけでなく、ステレオ対応かどうかも重要です
低遅延機能 アクションゲームやスポーツゲームなど、動きの速い映像を素早く表示するためには低遅延機能も重要です。映像を表示するまでの応答速度(ms)や、1秒あたりに表示できるコマ数(リフレッシュレート(Hz))などがそれにあたりますが、特にスペックとして明記されていない場合もあります。

プロジェクターを選ぶ上で重要なポイントは、パネル画素数(解像度)、最大輝度(明るさ)の2つです。

よく「4K対応」「フルHD対応」といった表現がなされている場合がありますが、それは入力映像の解像度であって、実際にはフルHDに満たない「720p(1280×720ピクセル)」しかない場合があります。

入力映像の対応解像度ではなく、あくまでも重要なのはパネル解像度なので気を付けてください。

最大輝度が大きいほど、明るい環境でもプレイしやすくなりますし、より大画面投影が可能になります。500ANSIルーメン(輝度の単位)もあれば60~80インチの投影は十分に可能ですが、手元が見えるくらいの明るさでプレイしたい人や、明るめの部屋でプレイしたい人は、できるだけ明るいモデルを選ぶといいでしょう。

また、プロジェクターから映像を映す壁などとの投影距離も重要です。この機能が短いほど、狭い部屋でも大画面で映すことができるためです。生活スタイルにあった機能を確認することも、プロジェクターライフをより楽しむために大切ですね。

3 ゲームにおすすめのプロジェクター4選

▽モバイルから4Kまで最適プロジェクターはコレ!

メーカー アンカー・ジャパン エプソン BenQ ViewSonic
製品名 Nebula Cosmos Max EH-LS500B/W TH685i PX701-4K
メーカー価格
(税込)
179,980円 329,978円 108,000円 オープン
方式 DLP 3LCD DLP DLP
解像度 3840×2160 1920×1080 1920×1080 3840×2160
HDR あり あり あり
明るさ 1500 ANSI ルーメン 4000 ルーメン 3500 ANSI ルーメン 3200 ANSI ルーメン
コントラスト比 2,500,000:1 10,000:1 12,000:1
スクリーンサイズ 30~150インチ 48~130インチ 60~200インチ 30~300インチ
スピーカー 10W×4 10W×2 5W×1 10W×1
本体サイズ(mm) H350×L248×W99 H210✕W458×D375 H110✕W312×D225 H108✕W312×D222
本体重量 約3.6kg 約9.3kg 約3.05kg 約2.8kg
主な
インターフェイス
HDMI入力x2、USB Type-Ax2 HDMIx3、USB Type-Ax1、USB Type-Bx1(mini-B)、ヘッドホン HDMI入力x2、USB Type-Ax1、ヘッドホン HDMI 2.0 x2、USB Type-Ax1、ヘッドホンx1
ワイヤレス Wi-Fi、Bluetooth Wi-Fi(Android TV™ 端末接続時)、Bluetooth Wi-Fi、Bluetooth なし
光源 RGB LED レーザーダイオード ランプ ランプ
OS AndroidTV 9.0 AndroidTV 9.0 AndroidTV 9.0 なし
 

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■ アンカー・ジャパン/Nebula Cosmos Max

アンカー・ジャパン Nebula Cosmos Max製品画像

Android TV 9.0を搭載する4K(パネル解像度3840×2160画素)スマートプロジェクターです。明るさは1500ANSIルーメンで、3.98mの距離で150インチの大画面投影が可能。HDR(HDR10)にも対応しているので、より鮮やかで美しい映像表現が可能です。

接続端子はHDMI×2に加えてUSB-A端子×2を搭載。10W×4台のスピーカーを内蔵するほか、Bluetoothスピーカーを接続して音を出すこともできます。

オートフォーカス機能に加えて、垂直方向±40°の自動台形補正機能(水平方向はマニュアルで±40°)を備えているので、ゲームをプレイするたびに取り出して設置するといった使い方にも向いています。

ゲームプレイにこの機能がマッチ!
アンカー・ジャパン Nebula Cosmos MaxのAndroid TVイメージ画像

Android TV 9.0を搭載しているので、Google Play Storeから3,600以上のアプリをインストールして使うことが可能。ゲーム機からのHDMI入力で投影するほか、市販のゲームパッドを購入すれば、Android TV対応のゲームをプレイすることもできます。

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■ エプソン/EH-LS500B/W

エプソン EH-LS500B/W製品画像

パネル解像度1920×1080画素、明るさ4000 ANSIルーメンで、色再現に優れカラーブレーキングのない「3LCD方式」を採用する液晶プロジェクターです。

超短焦点レンズを採用しており、投影距離約50cmで80インチの大画面を実現。約62cmで100インチの投影が可能です。壁際に置くだけで大画面表示ができるので、設置が簡単なのがポイント。

Android TV™ 端末が同梱されているので、接続すればさまざまな動画配信サービスも利用できます。

ゲームプレイにこの機能がマッチ!
エプソン EH-LS500Bの4Kエンハンスメントテクノロジー」イメージ画像

ゲームなどの動きの速いコンテンツ向けに、応答速度を向上させてフレーム遅延が軽減される「速い」モードに切り替えることで、快適にゲームを楽しむことができます。

パネル解像度はフルHDですが、1画素を斜めに0.5画素シフトさせる独自の「4Kエンハンスメントテクノロジー」により、4K相当の出力が可能。HDR(HDR10/HLG)規格にも対応しているので、4K解像度のゲームなども存分に楽しめます。

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■ BenQ/TH685i

BenQ TH685i製品画像

Android TV™ 端末を搭載し、パネル解像度1920×1080画素、明るさ3500 ANSIルーメンのDLPプロジェクターです。

解像度はフルHDですが、多くの4Kコンテンツに採用されているHDR規格(HDR10/HLG)対応なので、迫力のある映像表現が可能です。

120Hz動作時で応答速度8.3msと低遅延を実現しているため、スピード感のあるゲームでも存分に楽しめます。

ゲームプレイにこの機能がマッチ!
BenQ TH685iの投影イメージ画像

約2.5mの距離で100インチの投影が可能。縦方向の自動台形補正機能のほか、投影時の高さを設定できる垂直レンズシフト機能も備えています。

HDMI端子×2のほか、PC入力(D-Sub15pin)にも対応。スピーカー(5W×1)も内蔵しています。

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■ ViewSonic/PX701-4K

ViewSonic PX701-4K製品画像

解像度は4Kの3840×2180画素、明るさ3200ANSIルーメンを実現し、HDR(ハイダイナミックレンジ)映像規格である「HDR10」と「HLG」に対応する4Kプロジェクターです。

自動縦方向台形補正機能(横方向は手動)を搭載するほか、曲面や球形、円柱などに投映した場合にゆがむ画像を細かく調整できる「プロジェクターワーピングツール」も搭載しています。

1.1倍の光学ズームを搭載しており、80インチなら約2.65m~2.92m、100インチなら約3.32m~3.65mの距離で投影できます。

ゲームプレイにこの機能がマッチ!
ViewSonic PX701-4K

最も注目したいのが4.2msの超高速入力と、高速の映像表示が可能な240Hzのリフレッシュレートです。1080p(フルHD)入力時にのみ対応している4K非対応の機能で、ゲーム機の仕様の問題でPS4やPS5、XBOXには対応していないため、ゲーミングPC専用の機能です。大画面でゲームをプレイしたいPCゲーマーには注目の機能です。

もう一度、おすすめ4機種の性能をチェック!

4 まとめ

ポータブルゲーム機を使って外出先などさまざまな場所でゲームをプレイするのも楽しいですが、プロジェクターの大画面でプレイするのはそれとはまた違った感動が得られます。

以前に比べて価格が手頃で、設置も簡単なモデルが増えてきましたし、ステイホームステイホーム時間が延びた現在、ゲームをはじめ動画配信やライブ視聴などでプロジェクターが活躍するシーンは以前よりも多くなりそうです。

気になった機種はレンタルしてみる…という手もあります。レンタルが気になった人は、商品レンタルページをチェックしてみてくださいね!

※2022年3月時点での情報です。
最新情報について、詳しくは「メーカーのホームページ」でご確認ください。
※表示金額はすべて税込価格です。
※商品写真および画像はイメージです。

■ 取材・執筆

安蔵靖志さん

安蔵靖志

IT・家電ジャーナリスト。家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)。AllAbout家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」に出演中。その他ラジオ番組の家電製品リサーチや構成などにも携わっている。

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