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1　補聴器・集音器の違いとは？

△補聴器と集音器は明確な違いがあります

補聴器と集音器は、どちらも聴力をサポートする機器という点では共通しています。しかし、目的や購入場所、価格、形状などに違いがあるため、どちらがより自分に合っているのか、さまざまな角度から検討してみてください。

■目的の違い

補聴器は、おもに難聴や耳に関する持病を持っている人の、聞こえ方のサポートを目的としています。対応できる聴力のレベルが明示されており、聴力レベルに合わせて音を聞こえやすくしてくれます。

一方で集音器は、聞こえ方は改善されるものの、補聴器とは違い、医療的な目的で使用する機器ではありません。集めた音を大きく鮮明に聞こえるようにボリュームをアップしてくれるのが特徴です。

■購入場所の違い

耳鼻咽喉科で聴力を検査して補聴器の使用をすすめられた場合、補聴器の専門店やメガネ屋などで購入するのが一般的です。補聴器は医療機器に該当するため、厳しい基準をクリアしなければ製造や販売ができません。

一方で、集音器は医療機器ではないので、家電量販店やネットショップなど、幅広い場所で手軽に購入可能です。

■調整の有無による違い

補聴器は聴力に合わせて微調整を行った上で使用するため、購入時や購入後に調整してもらう必要があります。購入した店舗で調整できますが、店舗を訪れなくてもオンラインで調整できる補聴器もあります。

集音器は、購入から購入後まで調整してもらう必要はありません。

■販売価格の違い

補聴器は、すべての製品が医療機器認証されており、治療を目的としている機器であることから、集音器と比較すると価格が高い傾向があります。しかし、補聴器は本体の購入や調整・修理も非課税でできます。

ただし、非課税が適用されるのは本体のみで、付属品は消費税がかかるので注意しましょう。

2　補聴器と集音器を検討するときのポイント

△補聴器と集音器はポイントを絞って選びましょう

どちらがいいのか迷ったときに、チェックしておきたいポイントを3つ紹介します。購入してから「失敗した…」と後悔しないよう、じっくり検討してみてください。

■日常生活で不自由に感じるかどうか

日常生活を送る上で聞こえづらくて不自由さを感じる場面が多いなら補聴器、テレビやラジオの音が聞こえづらいなど、一時的に困る場面があるなら集音器が適しているかもしれません。補聴器は日常的な使用を前提に作られているため、充電式で長時間使用できたり、使用する場所や環境に合わせて手動または自動でモード切り替えができたりするモデルも多いです。

■使用場所や目的から選ぶ

集音器は会話を中心に集音するものが多く、会話が飛び交うような場所で使用すると、不要な会話も拾ってしまう可能性があります。しかし、補聴器はAIを搭載しているモデルもあり、必要な音と不要な音を選別する性能に優れています。

集音器も雑音や衝撃音、ノイズを抑制してくれるモデルがありますが、日常のさまざまな場面で必要な音を柔軟に判別してほしいなら、補聴器が適しているかもしれません。

■補聴器・集音器の形から選ぶ

補聴器と集音器は、おもに次の5つのタイプに分かれています。

• ●耳穴タイプ：耳の穴にすっぽりと収まるため、目立ちにくい
• ●耳かけタイプ：イヤーフックのように耳の付け根に引っ掛けて使用する
• ●ポケットタイプ：携帯音楽プレイヤーのように、ポケットに本体を入れた状態でイヤホンを着けて使用する
• ●メガネ一体タイプ：メガネに聴力をサポートする機能が付いた多機能モデル
• ●骨伝導タイプ：ヘアバンドのような形状で、耳穴をふさがずに骨伝導で音が聞ける

聴力やお悩みに合わせてベストな機器を選ぶのも大切ですが、日常的に使用する場合は、装着感も重視して選ぶと失敗しにくいでしょう。

■聞こえ方の違いが気になるときはレンタルするのもあり

なかなか補聴器と集音器で決めきれない場合や、予算の問題で悩んでいる場合は、まずレンタルしてみるのも1つの方法です。補聴器と集音器にはそれぞれに明確な違いがあるものの、実際に購入してみて「やっぱり補聴器の方がよかった」「集音器でもよく聞こえた」と、後悔する方も少なくありません。

レンタルで実際に使用してみると、自分にピッタリの補聴器・集音器を見つけやすくなります。ドコモの家電レンタル・サブスクサービス「kikito」は人気の補聴器・集音器をサブスク形式でレンタルできるほか、気に入ったら買い取りも可能です。

気になるモデルを絞り込んだら、ぜひkikitoでレンタルしてみてください。

3　補聴器と集音器のどちらかで迷ったら耳鼻咽喉科に相談

△補聴器と集音器で迷ったら相談するのがおすすめです

聴力レベルを自己判断することは難しいため、耳の聞こえ方が気になる場合は、耳鼻咽喉科に相談するのがおすすめです。日常的に聞こえづらさを感じているなら「補聴器」、テレビの音や人の声が聞こえにくいときは「集音器」を検討するのも、1つの判断基準です。

聴力レベルを自己判断することは難しいため、耳の聞こえ方が気になる場合は、耳鼻咽喉科に相談するのがおすすめです。日常的に聞こえづらさを感じているなら「補聴器」、テレビの音や人の声が聞こえにくいときは「集音器」を検討するのも、1つの判断基準です。

4　補聴器・集音器のおすすめモデル11選

補聴器・集音器それぞれのおすすめモデルを紹介します。補聴器と集音器の違いや、選び方のポイントを参考に、生活になじむ補聴器・集音器を選んでみてください。

■補聴器のおすすめモデル 6選

補聴器のおすすめモデルを6つ紹介します。今回は、コンパクトで着用感が少ない耳穴タイプから紹介しますが、ほかのタイプが向いている場合もあります。耳鼻咽喉科の医師などに相談しながらタイプやモデルを選ぶのもいいでしょう。

◎シャープ「補聴器 メディカルリスニングプラグ」

イヤホンのようなスタイリッシュな見た目が特徴の、耳穴タイプの補聴器です。会議や通話といったビジネスシーンに適応できるように作られているだけあって、雑音が気になる場所や複数の人の声が飛び交うシーンでも、必要な音を拾えます。

最長55時間までの連続使用ができるので、1日中使用しても充電切れの心配をしなくても大丈夫です。

kikito編集部のおすすめポイント

性能とタフさを兼ね備えた、ワンランク上の補聴器といえます。プロのフィッター※がスマホアプリや補聴器を調整してくれるので、はじめて補聴器を使用する方でも、難しい設定に迷うことがありません。

※「認定補聴器技能者」や「言語聴覚士」の資格を持ったフィッター（調整者）や専門のフィッティングスタッフを指します。

メディカルリスニングプラグをレンタルする

◎パナソニック「 耳穴型オーダーメイドC5シリーズ」

補聴器としてだけでなく、テレビやスマホ、タブレットと連携して、よりクリアな音声を楽しむことができるのが特徴です。背後や横からの音や会話をカットして、正面からの会話をクリアに際立たせてくれるほか、マスクをしたまま話している相手の声も聞き取りやすくサポートしてくれます。

聴力レベルに合わせて2種類のタイプから選択できるほか、リモコンだけでなく、スマホアプリと連携して音量調節、モード選択、補聴器探策ができる機能もあります。

kikito編集部のおすすめポイント

補聴動作なら約28時間、テレビ視聴なら約10時間まで連続使用できるので、日常生活のサポートとして使いたい方に向いています。

◎リオネット「HI-C3タイプ スーパーミニカナール極（きわみ）」

自分の耳の形状に合わせて、オーダーメイドで制作できる補聴器です。本体は、指先の幅とほとんど変わらないほどスリムなので、補聴器がバレたくない方にピッタリです。

鼓膜に近い位置に着けて使用するため、耳本来が持つ自然な聞こえ方を再現できます。また、補聴器が周囲の音を分析し、最適な設定に自動で切り替わるほか、雑音や騒音、衝撃音も自動で抑制してくれます。

kikito編集部のおすすめポイント

電池交換がしやすいよう、電池のプラスとマイナスのどちらの向きに入れても動作する仕様になっています。耐汗コーティングが施されているので、スポーツも思い切り楽しめます。

◎ニコン・エシロール「補聴器 NEF-10」

軽度～中度の聴力レベルに対応しており、日常生活の聴こえにくさを自然にサポートしてくれる耳穴タイプの補聴器です。手動のボリューム調整ダイヤルや、音質モード切り替えボタンなど、シンプルな使用感を求めている方に向いています。

エントリーモデルといえる補聴器です。

kikito編集部のおすすめポイント

耳になじむベージュカラーなので、バレにくいのも特徴です。医療機器認証もされている、信頼性の高い補聴器です。

◎GNサウンド「リサウンド・リンクス クアトロ7」

自動音量調整で、臨場感のある音を届けてくれる耳穴タイプの補聴器です。後方からの会話もキャッチしてくれるほか、衝撃音や風の音、騒音を抑制して、より聞き取りやすく調整してくれます。

スマホの専用アプリは充電残量を常に確認できるだけでなく、お店を訪問しなくてもアップデートや、遠隔操作によるサポートを受けられます。

kikito編集部のおすすめポイント

手厚く迅速なサポートを受けられるので、外出時の急なトラブルに備えたい方や、安心感を重視したい方におすすめです。

◎シバントス「Vibe Air」

耳穴サイズにすっぽり収まる、スリムでコンパクトな補聴器です。片耳の重さは約0.8gと、まるで着けていることを忘れてしまうような、ストレスオフな着用感が魅力です。

進化したリモートフィッティングシステムで、自分に必要な音をカバーしてくれるほか、補聴器に取り込んだ音を12分割して処理するため、なめらかでクリアに聞こえます。

kikito編集部のおすすめポイント

スマホアプリと連携して、聴こえ方の分析や音の調整が2ステップで完了します。1人1人の聞こえ方にフィットするので、着用感を軽減したい方におすすめです。

■集音器のおすすめモデル 5選

集音器のおすすめモデルを5つ紹介します。使いやすい耳穴タイプをはじめ、首かけタイプや骨伝導タイプも紹介しているので、ぜひ使いやすい集音器を見つけてみてください。

◎ソニー「首かけ集音器 テレビ用スピーカー｜SMR-10」

世界的な音響メーカー「ソニー」独自の音声技術を採用した、首かけタイプの集音器です。会話や電話越しの声など、聞き取りにくいと感じるシーンを自然にサポートしてくれます。

テレビの音声をワイヤレスで受信できるなど、用途の幅も広く、1回約3時間の充電で、集音なら24時間まで使用できます。音声案内機能で、本体の設定や操作ができるのもうれしいポイントです。

kikito編集部のおすすめポイント

使用していないときに首にかけていても目立たない、スタイリッシュな集音器です。折りたたんでコンパクトに収納できるので、お出かけや旅行の邪魔になりません。

首かけ集音器 テレビ用スピーカーをレンタルする

◎オリーブ「Smart Ear Plus」

オリーブ独自の音声アルゴリズムと、高性能音声認識エンジンが、会話を確実にキャッチして、自然に聞こえるようにアシストしてくれます。集めた音はクリアに、不要な音は抑制してくれるため、会話の一言一言を聞き逃すのを防いでくれます。

1回の充電で使用できるのは9時間以上と、1日中の使用には向いていないかもしれません。それでも日常の会話シーンに活用するなら、十分なパワーを持っています。

kikito編集部のおすすめポイント

専用アプリを使って、3種類のモード調整と10段階の音量設定がサクサクできます。現在の聞こえ方に合わせて、ベストな状態に調整できるのが魅力です。

◎フェミミ「耳穴型デジタル集音器｜VR-L50」

小さな音も最大80倍まで高める性能を持っている、高性能な耳穴タイプの集音器です。とくに人の声を集める力に長けているので、家族や友人、同僚とのスムーズな会話を楽しみたい方に向いています。

イヤホンよりもさらにコンパクトで、耳穴にすっぽり装着できるため、着用感が少ないのが魅力です。

kikito編集部のおすすめポイント

耳穴に収まるので、メガネやマスクと合わせて使用できるのもうれしいポイント。相手がマスクをしていても、声をしっかり拾ってくれます。

◎クロスブレイン「きこエール」

ワイヤレスイヤホンと集音器のいいところを両立した、機能的な耳穴タイプの集音器です。雑音やノイズをカットし、集音専用に開発された小型チップが、会話の声や音をしっかりキャッチしてくれます。

タッチセンサーに軽く触れるだけで簡単に操作できるほか、音量は8段階で調節可能です。

kikito編集部のおすすめポイント

スマホやタブレットと連携して、動画や音楽もクリアな音で楽しめます。マイク機能が搭載されているので、通話も可能です。

◎「骨伝導集音器 FUKU MIMI KOTUDEN ～福耳骨伝～」

耳をふさがずに長時間使える骨伝導タイプの集音器です。頭のサイズに合わせて調整できるので、頭にやさしくフィットして、落下しにくいのが特徴です。

集音器で周囲の会話やテレビの音を拾いながら、自分の耳で生活音も拾えます。1回の充電で使用できる時間は約10時と短めなので、会話やテレビ、動画の視聴を快適に楽しみたい方におすすめです。

kikito編集部のおすすめポイント

耳栓をすれば骨伝導の音に集中できます。集音器の中でも価格が抑えられているので、気軽に試せるモデルです。

5　まとめ

△補聴器や集音器はレンタルがおすすめです

日常生活で聞こえづらさが気になるなら「補聴器」、テレビの音や人の声の聞き取りづらさが気になるなら「集音器」が適しているかもしれませんただし、自己判断で決定するのではなく、まずは耳鼻咽喉科を受診して、相談してみてください。

補聴器と集音器で決めきれない方や、モデルが絞り込めない方は、レンタルで実際に使用してみると、自分にピッタリの補聴器・集音器を見つけやすくなります。kikitoは人気の補聴器・集音器をサブスク形式でレンタルできるほか、気に入ったら買い取りも可能です。

まずは一度、kikitoでレンタルしてみてください。

＼kikitoの利用は4ステップ／