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1　家庭用脱毛器で毛はなくならない？

△家庭用脱毛器のメリットは外出せずに定期的に使えることです

家庭用脱毛器を使っても、医療脱毛のように半永久的に毛が生えてこない状態にはなりません。

家庭用脱毛器は、医療脱毛やエステ脱毛と同様、毛根にダメージを与えるものです。しかし、家庭用脱毛器には医療用の脱毛器ほどのパワーはありません。

毛根の組織までは破壊できないものの、 定期的に使えば、ムダ毛が目立ちにくくなるでしょう。

2　家庭用脱毛器の選び方

■家庭用脱毛器は大きくわけて2種類。ニーズに合わせて選ぼう

△家庭用脱毛器は使いたい部位や脱毛方法で選びましょう

家庭用脱毛器は、大きくわけると、ローラーなどで物理的に毛を挟んで引っこ抜くタイプと、光や熱によって毛根などにダメージを与えるタイプの2種類があります。前者は痛みを伴うことが多く、最近は後者のタイプが主流です。

光や熱を用いた脱毛器には「光美容器」や「レーザー脱毛器」があり、それぞれ得意分野が異なるので、特徴をチェックしておくことが大事です。

◎全身に使いたいなら「光美容器」

家庭用脱毛器の主流となっている「光美容器」は、比較的簡単に使えて痛みも少ないため、顔も含めた全身のケアにおすすめです。

光美容器は、暗い色に反応する光を毛根に照射してダメージを与えます。そのため、光美容器を使う前には、毛根を集中的に照射できるようケアしたい部分の毛を剃っておく必要があります。

また、ムダ毛には髪の毛と同じように毛周期がありますが、光が反応するのは黒い色素（メラニン）を多く含む成長期の毛です。成長期の毛の割合は全体の10〜20％とされていて、毛周期は体のパーツごとに異なります。そのため、脱毛をはじめたての頃は1週間に1度など、適切な期間を空けてケアすると効果的です。

◎ピンポイントで使いたいなら「レーザー脱毛器」

レーザー脱毛器は、光美容器よりもパワフルな効果を得られます。ただし、パワーが強い分、セルフで安全に使用するのが難しく、現在日本で販売されている家庭用のレーザー脱毛器は非常に少ないです。 刺激が強いため、痛みが多少あっても、しっかり効果を感じたい人におすすめです。

また、 1回の照射範囲が狭いため、広い範囲だと時間がかかります。濃い髭など、ピンポイントで使いたいという人におすすめです。

■IPLやSHRとは？光美容器は照射方式で得意な毛質が変わる

△IPLとSHRそれぞれのメリット・デメリットを知って最適な脱毛方式を選びましょう

光美容器にもいくつか種類はありますが、家庭用で多いのは、断然IPLを使ったものです。

「IPL方式」は、美肌施術にも使われる光です。 照射範囲が広いので、効率よくケアできるのが特長です。ただし、日焼けした後など、濃い色の肌には使用できません。

また「SHR方式」は、毛を作る組織である毛包全体に熱を連続して与え、ムダ毛を目立ちにくくするもの。SHR方式はメラニンに反応しないため、 日焼けした肌やほくろのある部位にも照射できます。痛みは感じにくいですが、その分、効果は一般的に穏やかです。

■顔やVIOも？対応部位や照射可能範囲をチェック

△顔やVIOといったデリケートな部位を脱毛できる製品も増えています

光美容器の対応部位は、腕や脚、脇を想定したものが一般的。その上で、アタッチメントや出力などの調整により、顔やVIOにも対応できるものが多いです。

選ぶときのポイントとしては、「どこのムダ毛をメインにケアしたいか」。 腕や脚などの広範囲であれば、一度に照射できる範囲が広いものやスピーディーに連射できるものが◎。

逆に、VIOやヒゲなどの濃い毛をケアしたいなら、パワフルな出力でピンポイントに照射するモードや、アタッチメントが用意されているものがベター。いずれの機能も搭載したマルチタイプもあるので、自分のニーズに合わせて選びましょう。

■コスパよく使うなら最大照射回数もチェック

△家庭でのセルフ脱毛をするなら、コスパのチェックは欠かせません

光美容器では、基本的にランプの寿命がその製品の寿命になります。以前はカートリッジ式で交換可能なタイプも多くありましたが、今はカートリッジなしがほとんど。つまり、使い切りタイプです。

どれくらいの範囲に使うのかなどの使用条件によっても異なりますが、 複数人でシェアするなら、最大照射回数の多いものがおすすめ。逆に、自分だけが使う、最新の製品を定期的に買い替えていきたいというのであれば、照射回数は30万発程度で十分でしょう。

■家族で共有するならメンズも使えるものを

△最近は、男性の身だしなみとして髭脱毛する人も増えています

光美容器は、メンズの濃いスネ毛や髭にも対応しているものが一般的。ただし、効果を実感するにはそれなりの出力が必要です。出力を上げると刺激を強く感じるため、痛みを軽減する冷却機能付のものがおすすめです。

ただし、子どもが家庭用脱毛器を使用する場合、基本的に成長期は避けること。子どもの肌は薄く、光やレーザーによって大きな負担がかかる恐れがあるためです。

取扱い説明書を見て、何歳から使用していいか確認しましょう。もちろん、パッチテストはマストです。

■そのほかにあると便利な機能

△自分にとって必要な機能を見極めて選ぶようにしましょう

ここまで、脱毛器の基本的な情報をお伝えしましたが、プラスαであると便利な機能をピックアップ。自分の好みやライフスタイルに合わせて選んでみてください。

◎連続照射機能

1回1回ボタンを押すなどして照射せずとも、肌の上をすべらせたり、コロコロ転がしたりするだけで、自動的に連射する機能。 腕や脚などの広範囲を一気にケアできるため、時短になります。

◎冷却機能

濃い毛にもしっかりアプローチしたいとなると、高い出力が必要になります。その場合、肌へのダメージや熱さ、痛みが気になるところ。そこでおすすめなのが、冷却機能を備えた家庭用脱毛器です。 少しでも痛みや不快感を軽減したいという方におすすめです。

◎肌色自動調整機能

IPL方式の場合、暗い色に効果を発揮します。そのため、肌の色が濃いと反応が強くなりがちです。肌の色に合わせて出力を調整する必要がありますが、自分で判断するのが難しかったり、面倒だったりします。

そこでおすすめなのが、肌色を感知して適切な出力を知らせてくれる機能や、その進化形で 感知した肌の色に合わせて出力を自動調整して照射してくれる機能です。ひと手間省けて、適切な出力でケアできます。

◎コードレス

コードがない分、 フレキシブルに使えるのが魅力です。ただし、一般的にコード式よりも出力は低くなる傾向にあります。また、防水機能が付いていると、お風呂でムダ毛ケアができるので便利です。

◎美肌ケア機能

光美容器の多くに用いられるIPLには美肌効果もあります。肌をなめらかにする効果が期待できるため、その点を活かしたモードを搭載している製品も多く見られます。

また、LEDなど美顔器が持っているようなモードを搭載しているものもあり、まさに一台二役。ムダ毛ケアだけでなく、美しい肌をめざしたいなら、ぜひチェックしてみてください。

3　脱毛器のおすすめ人気モデル7選

どのようなポイントに注意して脱毛器を選んだらよいのかチェックしたところで、美容ライターがおすすめする製品をご紹介します。家庭用脱毛器のなかでも主流になっている光美容器のIPL式をピックアップしています。

■パナソニック「光エステ スムースエピ ES-WG0A」

光エステ スムースエピ ES-WG0Aは、パナソニック史上最高のハイパワーを、冷却機能と合わせることで実現しています。肌を急速に冷やしながら照射できるため、低刺激でしっかりケアできます。

冷却効果を備えたことで、 肌の引き締まり感まで得られるところがポイントです。お値段はそれなりにしますが、満足度は高い1台です。

【プロのおすすめポイント】

刺激が少なくハイスペックな製品。意外とよかったのが電源部分を別にしたことで、本体が軽いという点。美肌効果までしっかり狙いたい人にもおすすめです。

光エステ スムースエピ（ES-WG0A）のレンタルはこちら

■パナソニック「光エステ スムースエピ ES-WP9A」

光エステ スムースエピ ES-WP9Aは、男性のすね毛や髭に対応できるほどのハイパワーでありながら、刺激になりやすい光エネルギーを一部吸収する「肌刺激カットフィルター」付という特徴があります。そのため、 しっかりムダ毛ケアをしたい敏感肌の人におすすめです。

スキンセンサーで肌の色を感知して、適切な出力レベルを教えてくれるので、初心者でも使いやすいのも魅力の一つ。さらに、専用アプリを使うことで、ケア周期がチェックできます。家族でシェアしても一括管理が可能と、使いやすさ満点です。

【プロのおすすめポイント】

光による刺激をカットしてくれるのが、パナソニックならでは。機能が充実していながらも操作がわかりやすいので、いろいろなパーツのセルフケアをし初心者におすすめです。

光エステ スムースエピ（ES-WP9A）のレンタルはこちら

■ヤーマン「レイボーテ クールプロ」

レイボーテ クールプロは、0.2秒間隔で照射できて、 全身のケアがたったの3分というスピードを実現しています。しかも、冷たすぎることなくほどよい肌温に保つ、こだわりの冷却機能付で、シリーズ最高のハイパワーを備えています。

さらに、潤い*とハリ*の向上が期待できる赤色LEDと、照射後のケアに使える青色LEDの、二つのLEDを搭載。最大照射回数は120万発で、家族で使っても長持ちします。コスパ、タイパともに抜群です。

＊美肌光である赤色LEDのみを顔に照射した場合

【プロのおすすめポイント】

「時間がなくてセルフケアは難しい」という言い訳が成り立たないほど、とにかくスピーディーにケアできます。また、長寿命ランプなので、ファミリーやパートナーとのシェアユースにも向いています。

レイボーテ クールプロのレンタルはこちら

■ヤーマン「レイボーテヴィーナス プロ」

レイボーテヴィーナス プロは、ヤーマンならではの高出力な脱毛器です。 防水仕様×充電式だから、お風呂で使えるのが最大の魅力です。

敏感なVIOは、痛みを抑えてしっかり効かせるために、ソフトな光を3回連射するモードで対応しています。忙しくてゆっくりムダ毛ケアをする時間が取れない人、完全プライベートな空間でVIOケアをしたい人におすすめです。

【プロのおすすめポイント】

家族やパートナーと暮らしていると起こりがちな「いつ、どこでムダ毛ケアをするか」という問題をズバッと解決してくれます。ムダ毛を剃ってから脱毛器でケアするという流れが、一度のバスタイムで済ませられて楽チンです。

レイボーテ ヴィーナスプロのレンタルはこちら

■MTG「ReFa BEAUTECH EPI（リファビューテック エピ）」

ReFa BEAUTECH EPIは、ムダ毛にしっかりアプローチできる基本スペックを搭載しています。パーツによって 照射モードを変えられる便利さを備えつつ、手に取りやすい価格なのが魅力のモデルです。

軽くて持ちやすいのもうれしいポイントです。「家庭用で本当に効果あるの？」「いきなり高価なモデルはちょっと……」という「おうち脱毛」の初心者にぴったりのモデルです。

【プロのおすすめポイント】

「とにかく軽い、そして安い」のが魅力。もちろん、デザインにもこだわるリファなので、チープ感はありません。

リファビューテック エピのレンタルはこちら

■CYDEN「スムーズスキン pure adapt シャンパン」

スムーズスキン pure adaptは、 肌に当たるヘッド部分が可動式なので、顔の骨格や体のカーブに対するフィット感がピカイチ。光の照射漏れが少ないため、しっかり肌をケアできます。

イギリス本社では長期間にわたり厳密な臨床研究を実施しており、その結果、99％の方が効果を実感したとのデータも公開されています。色自動調整も搭載で、痛みやダメージを抑えられるのもポイント。さらに、起動したらボタンを押すだけで使えて、連射の間隔も最速0.46秒とスピーディー。シンプルで使いやすいので、面倒くさがりな人におすすめです。

【プロのおすすめポイント】

感覚的に使えて、とにかく扱いやすく、私が使ってきた光美容器のなかでは、簡単度No.1です。フィット感もよく、光を漏らさないので、しっかりケアしたい人におすすめです。

■MYTREX「MiRAY」

MiRAYは、独自のダブルレイヤーファン構造により、急速かつ強力な冷却機能を備える脱毛器で、 肌に合わせて照射パワーが自動で変わるという特徴がります。

さらに、サロンなどで用いられる美容光「DPL」を搭載しているため、美肌波長でサロン級のケアも行えます。ムダ毛ケアのみならず、肌に透明感もほしいという人におすすめの1台です。

【プロのおすすめポイント】

スタンド付でサイズが大きいので置き場所の確保は必要ですが、その分パワフル。それでいてきちんと肌を冷却できるため、痛みは少ないです。美肌に特化したモードもユニークで、本格的な美顔器効果が得られるのもうれしいポイントです。

4　まとめ

家庭用脱毛器にはそれぞれ特徴があるので、効率優先なのか、美肌効果も求めるのかなど、まずは自分のニーズを把握することが大事です。ただし、いずれも決して安いものではありません。絶対に失敗したくないなら、まずはレンタルを利用してみてはいかがでしょうか？

kikitoでは家庭用脱毛器のレンタルを行っていますので、気になる方は、ぜひ試してみてください。