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1　パナソニック「バイタリフト RF」とは？

△コンパクトなボディに盛りだくさんの機能を搭載した「バイタリフト RF」シリーズ

「バイタリフト RF」とは、エイジングケア*を目的としたパナソニックの家庭用美顔器シリーズです。特徴的なのが、複数の美顔機能を同時に出力する「マルチアクティベートテクノロジー」を搭載していること。高出力RFにデュアルダイナミックEMS、LED、イオンの4つの機能を、フェイスラインの肌や目もとケアといった肌の悩みにあわせて調整して使用します。

* 年齢に応じた対策

■「バイタリフト RF EX｜EH-SR86」で期待できる効果

△4つの機能を組み合わせることで、13種類の効果が期待できます

バイタリフトRFシリーズの最上位モデルが「バイタリフト RF EX｜EH-SR86」です。

同製品で期待できる効果は13種類。具体的には、目もとの乾燥小じわ*6やハリ感、明るさのケア*7、そして頬のハリ感や頬の毛穴のケア*8、さらに肌全体のツヤ感とキメ感の向上に、角質くすみなどがあります。そのほか、肌の汚れ除去、化粧水などの角層への浸透サポート、保湿することによる化粧ノリの向上、表情筋のトレーニング*5、フェイスラインの肌の引き締まり感アップもも期待できます。

とにかく幅広い肌や顔の悩みに応えてくれる、本格的な美顔器です。

*5 電気刺激を筋肉に伝え､筋肉を収縮させること
*6 効能評価試験済
*7 うるおうことによる肌の見え方
*8 キメが整うことによる肌の見え方

■従来機「バイタリフト RF」との違い

従来からの人気モデルである「バイタリフト RF｜EH-SR85」と上位モデル「バイタリフト RF EX｜EH-SR86」との大きな違いは搭載している機能です。RFとEMSのプログラム、イオン導出の3つの機能が向上しています。これらの新機能により、バイタリフト RF EXは、より満足感のあるエイジングケア*が可能となっています。

機能は大きく向上していますが、重さ約190g、高さ18.1×幅4.1×奥行4.2 cmという軽量でコンパクトなサイズは従来と同じです。

* 年齢に応じた対策

*1 キメが整うことによる肌の見え方
*2 うるおうことによる肌の見え方
*3 引き上げるように機器を動かすこと
*4 電気刺激を筋肉に伝え､筋肉を収縮させること

RFとEMS、イオン導入の機能は具体的に以下のように進化しています。

RFとは、美容エステでも利用されるラジオ波による温感ケアのことです。バイタリフト RF EXでは、従来3MHzだったRF出力を4MHzにパワーアップしています。

EMSは、電気で筋肉を直接刺激するケアのこと。どちらも筋肉を収縮させる25HzのEMSと、収縮と弛緩を繰り返す5Hzという2種類のEMSを組み合わせたプログラムを採用しています。新しいバイタリフト RF EXは、従来よりも筋肉の収縮時間を長くした「デュアルダイナミックEMS EX」に進化。より広範囲に刺激を与えられるようになりました。

また、従来モデルのEH-SR85はイオン機能として、化粧水の美容成分をイオンの力で角層浸透させる機能を搭載しています。バイタリフト RF EXならイオン導入に加え、毛穴に残った汚れなどを除去できるイオン導出も可能です。

2　パナソニック「バイタリフト RF EX」を実機レビュー！

ここからは、美容家電に詳しい筆者がバイタリフト RF EXを2週間じっくり使用して感じた使い勝手と効果について詳しくお伝えします。

■同梱品は？

△バイタリフト RF EX本体と同梱品

バイタリフト RF EXの箱には、バイタリフト RF EX本体のほか、スムースリフトジェル、コットンリング（2個）、USB電源アダプタ、USBケーブルが同梱されています。バイタリフト RF EXに新機能のCLEANモードが搭載されたことで、従来はなかったコットンリングが同梱されるようになりました。

ちなみに、スムースリフトジェルはEMSを肌に伝えたり、バイタリフト RF EXをなめらかにすべらせたりするためのジェルです。化粧水でも代用は可能ですが、スムースリフトジェルを使えばEMSをより効率的に肌に伝えることができます。

■操作のしやすさは？

△多機能ながら操作はシンプルでわかりやすいです

バイタリフト RF EXには13の効果が期待できるとお伝えしましたが、操作方法は5つのモードとレベル（強さ）を選ぶだけと至ってシンプル。

モードの内容は、RFとEMS、LED、イオンのすべての機能を出力する「RF×EMS LIFTモード」、RFによる温感ケアをメインに角層浸透も行う「RF PUMPモード」、穏やかな刺激でRFと角層浸透ケアを繊細に行う「EYE CAREモード」、RFによる温感とイオン導出で汚れを除去する「CLEANモード」、角層浸透機能を中心にケアする「MOISTモード」です。

■各モードの効果や刺激は？

*1 電気刺激を筋肉に伝え､筋肉を収縮させること
*2 効能評価試験済
*3 うるおうことによる肌の見え方

5つのモードはそれぞれ使用感が異なります。すべてのモードでRFによる温感効果がありますが、RF PUMPモードではより強い温かさを感じます。また、RF×EMS LIFTモードではEMSの力で顔の筋肉がグイグイビクビク動くのを感じます。強さのレベルによっては、痛みを感じるくらいのパワフルな電気刺激です。

■新しく追加されたCLEANモードで見えない汚れをOFF

△本体裏面にあるイオンパネル

バイタリフト RF EXで特に注目したいのは、今までにはなかったCLEANモードです。バイタリフト RF EXは、RFで肌を温めつつイオン導出ケアも行います。ちなみに、使用時は本体裏面にあるイオンパネルに触れながらケアする必要があります。

このCLEANモードのみ、付属するコットンリングでコットンをヘッドに取り付けて利用します。コットンがヒタヒタになるまで化粧水を染みこませたら、あとはCLEANモードでコットンを肌にすべらせるだけです。

△コットンリングを使ってヘッドにコットンを装着

CLEANモード中はRFによる温かさを感じるものの、特に刺激はありません。ちなみに、肌に残っていた汚れはコットンに付着しますが、CLEANモードは洗顔後に行うケアのため、コットンに目に見えるような汚れが付くわけではありません。

△CLEANモードを使用した後のコットンに目に見える汚れはありませんが、タンパク質に反応する薬液を加えると目に見えない汚れが取れているのがわかります

汚れが目に見えないため、正直なところ汚れ落ちの実感はそれほどありません。しかし、顔の片側だけCLEANモードを使ったところ、汚れがとれたためか、そちら側だけ手触りがよくなったと感じました。

■充電ポートにはUSB Type-Cを採用

△充電ポートには汎用性の高いUSB Type-Cを採用しています

バイタリフト RF EXの充電時間は約3時間で、満充電にすれば約4日間の利用が可能です。充電端子にはUSB Type-Cを採用しています。 やけどや感電、火災の原因となるため、付属のアダプタとケーブルを使用しましょう。

また、本製品は防水仕様で、 IPX5（噴流に対する保護等級）相当です。なお、充電端子にはカバーがありません。充電前後にカバーを脱着する面倒さがないのは便利でした。

3　2週間使用してみてわかったメリット・デメリット

△2週間実際に使用してみましたが、その使い勝手は……？

ここからは、筆者が実際に2週間にわたってバイタリフト RF EXを使用して実感したメリットとデメリットを紹介します。ちなみに、筆者は頬とアゴ付近は乾燥しやすく、Tゾーンはオイリーという混合肌。

■メリット

◎使用後は肌が引き締まる

△顔の左側のみにバイタリフト RF EXを使用し、顔全体に化粧水を塗って一時間後に撮影したもの。右側のほうが肌が引き締まって見えます

筆者が使って感じたバイタリフト RF EX最大のメリットは、なんといってもしっかり刺激を感じられるところ。

試しに顔の左側のみ、洗顔後にRF×EMS LIFTモードを使用したところ、肌が引き締まった感じがしました。ケア後の肌に触れるとモチッとした弾力があり、手に肌が吸い付くようでした。

◎保湿されることで化粧ノリのよさを感じた

筆者はバイタリフト RF EXを夜に使用していますが、ケアをした次の日は肌が潤って化粧ノリがよい点も気に入っています。特に違いがわかるのがリキッドファンデーション。しっかりケアをした翌日は、肌が潤っているためファンデーションがスーッと薄くムラなく伸びます。また、しっかり保湿されているからか、頬の毛穴も普段より気になりません。

◎デイリーケアは普段のケアのついでに続けやすい

バイタリフト RF EXで毎日使用できるデイリーケアは、洗顔後3分間の「CLEANモード」と化粧品の美容成分を角質まで届ける3分間の「MOISTモード」の2つです。残りのRF×EMS LIFTモード、RF PUMPモード、EYE CAREモードは、数日おきのスペシャルケアという位置付けです。洗顔も化粧水も毎日するケアのため、「ついで」にできるデイリーケアは比較的継続しやすいと感じます。

◎「ケアしている感覚」を実感できるからがんばれる

美顔器のなかには、刺激がなくケアしている感覚を得られにくいものもあります。バイタリフト RF EXは、ケア中にRFによる温感やEMSによる刺激を感じるため、「今、肌によいことをやっている！」と実感しながらのケアすることが可能です。特にEMSはかなりパワフルで、利用したあとはスッキリ感があるのも気に入りました。

◎ヘッドが水洗いできるため常に清潔な状態で使える

△バイタリフト RF EXを水洗いしている画像

バイタリフト RF EX使用後は、ジェルや化粧水などでヘッドがベタベタになりがち。そのため、ケア後に流水でまるごと水洗いできる防水性能は、かなりありがたい仕様だと感じました。

■デメリット

◎継続する必要がある

筆者の場合、肌が引き締まった感じがしましたが、肌のコンディションを維持するにはケアを長期間継続する必要があります。

◎人によっては痛みを感じる

△EMSに慣れていないと最初は刺激に驚くかも

EMSが強力なのがバイタリフト RF EXの魅力ではありますが、反面、EMSのビリッと感が痛くて続けにくいという方もいそうです。筆者は普段はレベル2でケア。最大レベルである3だと痛すぎると感じました。痛みの感じ方には個人差があるため、人によっては2でも痛いと感じるかもしれません。

◎スペシャルケアのスケジュールがやや煩雑

スペシャルケアは、コースによって「ケア後1日以上あける」「スペシャルケア同士は同じ日に利用しない」「週3回まで」など複数の注意点があります。このためデイリーケアと比べて、いつ、どのケアをするかスケジュールを組むのが少々面倒に感じました。

4　パナソニック「バイタリフト RF EX」の効果的な使い方を紹介

△せっかく利用するなら効果的な使い方で結果を出そう

ここでは、バイタリフト RF EXの基本的な使い方と注意事項、そして、より高い効果を得やすい使い方について紹介します。

■使用の流れは？

△バイタリフト RF EXの使用タイミング

バイタリフト RF EXは、基本的にメイクを落として洗顔したあとに利用します。CLEANモードは洗顔のあと、それ以外のモードは洗顔して化粧水を塗ったあとに使います。ケア後は肌が乾燥しないように乳液などでしっかり保湿ケアしましょう。

■使用するタイミングは？

デイリーケアなら、洗顔後にCLEANモード→MOISTモードの順で使いましょう。デイリーケアにスペシャルケアを組み合わせたい場合はCLEANモード→MOISTモード→スペシャルケアの順に使用します。

■使用のポイントは？

△ポイントを押さえてしっかり効果的にケアしよう

• ・ヘッドの動きは「下から上」が基本
• ・顔は片側ずつケアする
• ・一カ所を長くケアせず、常にヘッドを移動させる

バイタリフト RF EXを効果的に利用するには、ヘッドの動かし方も重要です。コースによって「ヘッドの最適な動かし方」は異なりますが、基本的には肌を引き上げるようにヘッドを「下から上」に向かって動かします。

また、ケアは顔の左右半分ずつ行うのが基本。ケアの残り時間が半分になると「ピピー」とアラームが鳴るため、その後に、反対側のケアをはじめます。オーバーケアを防止するため、一カ所にヘッドを当て続けず、常にヘッドを動かすことも意識しましょう。

■使用頻度は？

△各モードのケア頻度の目安

デイリーモードは毎日利用できますが、スペシャルケアはいずれも週3回までにしましょう。また、同じコースを利用するには中一日のインターバルを必要とします。さらに、RF×EMS LIFTモードとRF PUMPモードは同じ日に利用しないようにしましょう。

5　まとめ

多機能な美顔器はすでに数多く存在しますが、バイタリフト RF EXは4MHzのRFや、2種類の波形を組み合わせたデュアルダイナミックEMS EXなど、他製品にはない高い機能性が魅力。価格はそれなりにしますが、実際に使ってみると価格に見合うパワフルさを実感できます。

とはいえ、美顔器の効果は個人差も大きいもの。高い買い物で失敗しないためにも、購入前にレンタルなどで実際に使ってみることをオススメします。kikitoでもバイタリフト RFシリーズのレンタルを行っています。まずは、レンタルで使用感や効果、EMSの痛みのレベルなどをチェックしてみましょう。

＼kikitoの利用は4ステップ／