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１　自宅でヒゲ脱毛する方法とは？

近年、ヒゲ脱毛をする男性が増えています。しかし「ヒゲ脱毛には興味があるけれど。サロンやクリニックに通うのは恥ずかしい」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そんな方にピッタリなのが、本記事で解説する、家庭用脱毛器を使ったケア方法です。家庭用脱毛器の解説に入る前に、まずは自宅でヒゲの脱毛をする場合、ほかにはどんな方法があるのか、メリット・デメリットとあわせて確認しておきましょう。

自宅でヒゲ脱毛をする方法として、以下のようなものがあります。

■脱毛ワックス・脱毛テープ（脱毛シート）

ブラジリアンワックスなどの 脱毛ワックスや脱毛テープ（脱毛シート）は毛を一気に抜くため、一度で目に見えて効果を実感できます。デートの前日など、急いで脱毛したいシーンなどに便利です。

レーザーやライトを使った方法は、肌内部のメラニンに光を反応させて仕組みなので、粘膜やホクロのあるところは基本的に使用できません。しかし、脱毛ワックスや脱毛テープ（脱毛シート）は、部位にかかわらず使用できます。

ただし痛みはかなり強いのが特徴。肌への刺激も大きく、炎症をおこすことも少なくありません。また、2～3日ですぐに生えてくるため、ツルツル肌を維持したい方には向かないでしょう。

■毛抜き

毛抜きは、肌荒れしにくく、毛根から抜けるため青みが残りにくいというメリットがあります。ヒゲのデザインを整えやすい点も魅力ですが、一方で、1本1本抜いていくため、効果を実感するにはかなりの手間と時間を要します。

■カミソリ

カミソリは手軽にムダ毛をケアできますが、肌に直接刃が触れるため、刺激が強く、肌が傷つきやすいのが難点です。シェービングフォームなどを使って肌への負担を小さくする工夫が必要です。

■抑毛ローション

手軽に使える抑毛ローションは、 痛みもなく、肌にやさしいため敏感肌の方にも使いやすいでしょう。ただし、即効性はなく、特に太い・濃い毛に対しては十分な効果が見込めません。

■除毛クリーム

除毛クリームは、処理後のチクチク感も少なく手軽にケアできるアイテムです。しかし、クリームが肌に合わないと炎症などの肌トラブルにつながるリスクがあるため、注意が必要です。また仕組み上、その効果は皮膚表面に露出しているムダ毛に限定されるため、持続力は低いでしょう。

■電気シェーバー

電気シェーバーは、刃が直接肌に触れない構造になっていることから、肌へのダメージが少なく、敏感肌の方にも適しています。ただし、刃の交換やクリーニングを怠ると切れ味が落ちるため、定期的なメンテナンスが必要です。

2　家庭用脱毛器のメリット・デメリット

家庭用脱毛器には、どんな特徴があるのでしょうか。家庭用脱毛器のメリット・デメリットについて見ていきましょう。

■家庭用脱毛器のメリット

まずは家庭用脱毛器のメリットについて、詳しく解説していきます。

◎クリニックやサロンに通わなくて済む

どの部位のムダ毛を処理するにしても、十分な効果を実感するには、繰り返しケアを行う必要があります。クリニックやサロンで施術を受ける場合、何度もお店に足を運ばなければなりません。そのたびにスケジュールを調整せねばならず、時間もかかります。

家庭用脱毛器であれば、クリニックやサロンに通わず、自宅で手軽にムダ毛を処理できます。特に忙しい方や、サロンの予約に手間をかけたくない方にとって、家にいながら好きな時間にムダ毛のお手入れができる家庭用脱毛器は魅力的でしょう。

◎費用を抑えられる

サロンやクリニックで施術を受ける場合、料金が高くなりがちです。

メンズ/ヒゲ脱毛の総合情報サイト「ツルオ」を運営する株式会社Libereによる調査※では、サロンやクリニックを利用した場合のヒゲ脱毛の総額は平均15万円にも上るとの結果が出ています。全身脱毛の場合などは、より多額の費用が必要です。

家庭用脱毛器であれば、一度購入してしまえば長期間使用できます。費用はマシンの費用（約1～7万円程度）と電気代が少々かかるだけ。サロンやクリニックと比べて圧倒的にコストを抑えられます。

※ヒゲ脱毛のコスパに関する調査
　調査方法：インターネットを利用したアンケート調査
調査対象者： 20～59歳のヒゲ脱毛経験がある男性182名
調査期間： 2020年6月1日（月）～6月7日（日）
https://tsuruo.com/articles/1112

◎人目を気にしなくていい

サロンやクリニックで脱毛をする場合、当然ですがスタッフに肌を見せることになります。また店舗に通う姿を知人に見られる可能性もゼロではなく、プライバシーの点が気になる方もいるでしょう。特にデリケートゾーンの脱毛に関しては、抵抗感を抱く方が多いはずです。 家庭用脱毛器であれば、自宅で人目を気にすることなく脱毛のお手入れを行うことができます。

◎除毛クリームなどよりケア効果が期待できる

自宅でヒゲ脱毛ができるアイテムの一つに、除毛クリームがあります。クリームに含まれる成分で毛を溶かすもので、効果は表皮から出ているムダ毛に対してのみです。即効性はありますが、すぐにまた生えてきます。

一方で、 家庭用脱毛器は毛根にダメージを与え、毛の発育そのものを阻害するものです。また一定の期間ムダ毛が目立たない肌をキープできます。

◎理想の毛量・仕上がりにできる

サロンやクリニックで施術を受ける場合、必ずイメージどおりの仕上がりになるとは限りません。希望のイメージがスタッフにうまく伝わらないと、場合によっては想定していたデザインや毛量とかけ離れた仕上がりになってしまう可能性もあります。施術の途中で「なんだかイメージと違う」と感じても、なかなか言い出しにくいものです。しかし、 家庭用脱毛器であれば、自分で操作するためイメージどおりの毛量・仕上がりにできます。

■家庭用脱毛器のデメリット

家庭用脱毛器のデメリットについて、詳しく解説していきます。

◎サロンやクリニックより効果が落ちる

家庭用脱毛器の光やレーザーの出力は、サロンやクリニックで使われる機器よりも低く設定されています。

もちろん習慣的に使用することである程度の効果は見込めますが、やはりサロンやクリニックで施術を受けるほどの効果は得られません。

ケアをしても、時間の経過とともに濃くなってくるケースがほとんどです。

◎処理が難しい部位もある

サロンやクリニックの場合、他人に照射してもらうので、あらゆる部位のムダ毛をまんべんなく処理可能です。しかし、 自分で照射することになる家庭用脱毛器では、どうしても処理しにくい箇所が出てきてしまいます。

たとえば、背中など手が届きにくい箇所は処理が難しく、十分な効果が得られないことがあります。さらに背中やうなじ、あご下など角度的に目視するのが難しい部位は、ムダ毛が残っていてもなかなか気がつきにくいでしょう。

◎手間がかかる

サロンやクリニックの場合、スタッフに身を委ねていれば、自分は何もしなくても処理が進行していきます。一方、 家庭用脱毛器は自分で処理をしなければなりません。特に広範囲の処理には手間がかかることが多いです。たとえば、背中のムダ毛を処理するには、かなりの労力が必要になります。全身のムダ毛を処理しようと思えば、相当な手間を覚悟しなければなりません。

また、使用前にムダ毛を剃って準備しておく必要があります。準備を怠ると効果が減少したり、肌に負担がかかったりします。使用後も保湿ケアが欠かせません。

3　家庭用脱毛器の選び方

△家庭用脱毛器は選び方が重要

家庭用脱毛器は、さまざまなメーカーから販売されており、どれを選べばよいか迷う人も多いでしょう。ここでは、家庭用脱毛器の選び方について解説します。

■痛みや肌への負担、対応部位に影響する照射方式を確認

△照射方式で痛みや肌への負担、対応部位が変わる

家庭用脱毛器の照射方式には大きくわけて「フラッシュ式」「レーザー式」「サーミコン式」「ローラー式」「高周波（超音波）式」の5種類があります。

照射方式は、痛みや肌への負担などに影響します。また、照射方式によっては対応していない部位があるため、購入前に確認が必要です。まずはそれぞれの特徴を、メリット・デメリットとあわせて見ていきましょう。

◎フラッシュ式

メラニン色素に反応する光を肌表面に照射するタイプで、「光美容器」と呼ばれることもあります。 光により毛根細胞にダメージを与えることができます。最もオーソドックスで、家庭用脱毛器のほとんどが該当します。

レーザー式に比べると照射パワーは弱いものの、照射面積が広く、短時間でムダ毛処理ができます。また、脱毛器でありながら美肌効果が期待できるのも特徴です。

出力が小さいモデルが多く、ケア効果はそこまで高くありません。しかし照射パワーが弱い分、痛みも感じにくいので、はじめての方におすすめです。

◎レーザー式

メラニン色素に反応するレーザーを照射し、毛根にダメージを与えるタイプです。 フラッシュ式と比較して照射範囲は狭いですが、照射出力が高い分、ピンポイントでムダ毛処理ができます。

広い範囲の処理には時間がかかる難点はありますが、家庭用脱毛器のなかでは高いケア効果が期待できます。レーザー式の機種はしっかり効果を実感したい方や、ピンポイントで処理したい方向けといえます。

しかし、出力が大きいため、痛みを感じやすく、肌が弱い方は赤く腫れることもあるため注意しましょう。

◎サーミコン式

ヘッドに内蔵された熱線で、皮膚表面のムダ毛を焼き切るタイプです。毛根にアプローチするフラッシュ式やレーザー式と比較して機械が小さいため扱いやすく、本体価格も安いです。

ただし、サーミコン式はあくまでも皮膚表面に出ているムダ毛を処理するだけなので、厳密には脱毛ではありません。即効性はありますが、効果は一時的です。

基本的に熱線は肌に直接あたらない設計になっていますが、商品によっては、熱さや痛みを感じるケースもあります。特に、強く押さえたり、ゆっくり動かしたり、また同じ範囲を何度もケアしたりすると、やけどのリスクがあるので注意が必要です。

また、毛の焼ける臭いが気になること、処理漏れが発生しやすいこと、効果が低いことなどもデメリットでしょう。粘膜周辺や陰部といったデリケートゾーンの処理もできません。サーミコン式の脱毛器はムダ毛が細く、毛量が少ない方に適したタイプといえそうです。

◎ローラー式

ローラーで毛を挟んで巻き取りながら抜き取るタイプです。ヘッドの幅の範囲の毛を一度に抜くことが可能で、手早くムダ毛処理ができます。

肌質や部位を問わずケアが可能ですが、物理的に引き抜くので、フラッシュ式やレーザー式と比較して痛みが強いです。皮膚や毛穴への負担も大きく、毛嚢炎や埋没毛など肌トラブルのリスクも上がります。

そのため痛みに弱い方や、敏感肌の方にはおすすめできません。ケアに時間をかけたくない方に適したタイプといえそうです。

ローラー式の家庭用脱毛器は防水仕様のモデルも多いので、お風呂でケアしたい方にはおすすめです。

◎高周波（超音波）式

ヘッドに付いている器具で一本一本、毛を挟んで高周波(超音波)を流して抜き取るタイプと、高周波が流れているローラーで巻き取って抜くタイプがあります。

超音波を流すためムダ毛処理の際の痛みも小さく済み、肌や毛穴へのダメージも抑えられます。物理的に引き抜くタイプなので、肌質や部位を問わずケアすることが可能です。

しかし、毛を一本一本抜くことになるため、処理に時間がかかります。

■使用できる部位をチェック

△ヒゲに対応していない家庭用脱毛器もある

家庭用脱毛器は、商品によって使用できる部位が異なります。そのため、対応部位をきちんと確認することが重要です。

◎フラッシュ方式やレーザー方式のモデルはヒゲに対応

フラッシュ方式やレーザー方式の機種であれば、基本的にヒゲ脱毛が可能です。ただし、ヒゲの濃さやあごの形、肌の色、ほくろの位置などの兼ねあいで、処理がしにくかったり、強い痛みが生じたりすることもあるため、注意が必要です。

◎サーミコン方式のモデルは粘膜やデリケートゾーンには使えない場合がある

熱線で焼き切るタイプのサーミコン方式を採用しているモデルは、粘膜やデリケートゾーンなど敏感な部位には使えない場合があります。熱による刺激で肌トラブルを引き起こすリスクがあるため、VIOなどのムダ毛処理を考えている場合は、別のタイプの商品も検討しましょう。

◎アタッチメントの交換や出力の切り替えですべての部位に使えるモデルも

付属のアタッチメントを付け替えたり、出力を調整したりすることで、どの部位にも対応できるモデルもあります。その場合、値段も高額になりがちです。

■効果を求めるなら出力が大きなものを

「家庭用脱毛器でも、しっかりとケア効果を実感したい」という方は、出力が大きなものを選びましょう。出力が大きいほど、高い効果が期待できます。

おすすめは、出力が調整できるタイプのものです。出力を調整できるモデルであれば、低い出力から試し、徐々にパワーを強くしていくといった使い方ができます。ただし、出力の大きなものは痛みも強い傾向にあります。

■スピーディーに済ませたいなら照射面積が大きいものを

処理を手早く済ませたい方は、照射面積が大きいものを選びましょう。 効率よくケアをすることが可能です。

照射面積が小さい機種だと効率が悪いことに加えて照射漏れも発生しやすく、効果がまばらになってしまう可能性があります。

■自分の生活スタイルに合っているかもチェック

自分のライフスタイルに合った製品かどうかをチェックすることも重要です。たとえば、お勤めの方などで深夜の使用を想定している場合、作動音が大きいものは使いにくいでしょう。

また、テレビを見ながら使うなど“ながら使用”を考えている場合、本体の重さや形状、サイズも重要です。あまり重いと腕が疲れますし、持ちにくい形だったり大きかったりすると、うまく使いこなせず脱毛器の効果を十分に得られない可能性もあります。

購入前は「ながら使用なんてしない」と思っていても、片手でスマートフォンの操作をしながら、もう片方の手で脱毛器を使うといったシチュエーションは十分に考えられます。

■迷ったらレンタルしてみるのもあり

自分にあった機能は使ってみないとわからない…という場合は、レンタルでお試ししてみるのもあり。決して安くはない家庭用脱毛器だからこそ、納得してから購入するのがおすすめです。

kikitoならレンタルしてみて、気にいればそのまま買取ることもできるので、レンタル代が無駄になることも防げます。ぜひチェックしてみてください。

4　事前に知っておきたい家庭用脱毛器の注意点

△家庭用脱毛器には注意点もあります

家庭用脱毛器は、使用前に事前に知っておきたい注意点があります。以下で詳しく見ていきましょう。

■永久脱毛はできない

家庭用脱毛器は、手軽に自宅でムダ毛のお手入れができますが、安全性に配慮して作られており、出力は低く設定されています。毛の発育にかかわる細胞を破壊することはできないため、永久脱毛はできません。

■出力や対応部位を確認

家庭用脱毛器は、モデルによって、パワーや使用可能部位が異なることがあります。そのため、購入前によく確認しないと、使いたい部位に使えなかったり、やけどや色素沈着のリスクが高まってしまったりします。使用目的に沿ったモデルか、購入前に出力や対応部位をチェックすることが大切です。

5　メンズ美容ライターが75日間使ってわかった実機レビュー

△ES-WP97を使って検証しました

メンズ美容ライターの私が、Panasonicのラインナップでも定番のES-WP97を使ってヒゲ脱毛の効果を検証しました。その結果はいかに？使い心地や気になった点を紹介します。

■75日間（25回）使ったビフォー&アフターとその効果

△Panasonic「ES-WP97」を使用したビフォー（左）／アフター（右）

今回は、1回40照射（照射レベル３）を3日に1回のペースで、75日間、合計25回使用しました。

ムダ毛ケアの効果は、「ややある」といったと感じました。私はヒゲが濃くないので大きな変化は感じられませんでしたが、ヒゲが濃い方ならまた違うのかもしれません。また、フラッシュの効果により肌が引き締まりました。

◎開始58日（20回目）で肌にスベスベ感が

開始58日（20回目）あたりから美肌効果が出てきました。具体的には、使いはじめる前より肌がスベスベになった感じがしました。

◎開始70日（24回目）でヒゲが目立たなくなる

もともとヒゲが濃い方ではないのですが、開始70日目（24回目）に肌にハリが出ることでヒゲが薄い印象になっていることに気がつきました。朝のヒゲそりが楽になったのです。

△ハリがでて、徐々にヒゲが目立たなくなっていることを実感！

■使ってわかった肌の痛みの有無

基本的に痛みは感じませんでした。出力1～4では痛みはなく「熱」を感じるのみで、出力を上げるほど熱が強くなりました。出力5は若干ピリッとすることもありましたが、輪ゴムで軽くはじかれるような痛みでした。ただし、それも事前のそり残しがあった場合だけです。なお、ハイパワー照射は静電気のビリビリが強くなったような痛みがありました。

■使い心地と気になったポイント

◎操作が簡単で使いやすい

使いはじめる前は、いろいろと準備や設定が必要なのかなと思っていました。しかし、ES-WP97は、
①電源プラグを差し込む
②電源ボタン長押しでスイッチON
③電源ボタンで出力調整
の3アクションで使用できました。
電源コードも長く、使いやすかったです。「これなら負担なく続けられるなぁ」と感じました。シンプルで、家庭用脱毛器がはじめての方にピッタリの機種だと思います。

◎動作音が大きい

はじめは「ながらケア」をしようと考えていました。しかし、マシンの「ウィーン」という動作音が想像以上に大きく、テレビや音楽を鑑賞しながらの使用はできませんでした。

なお、本機に限らず脱毛器のフラッシュは目に悪影響をおよぼすリスクがあるため、フェイス用アタッチメントで顔に照射する時は、目を閉じてください。光をまぶしく感じる場合は、サングラスなどを使用してください。

◎照射にコツがいる

角度によっては照射されないため、コツがいります。皮膚にマシンが密着しないと照射されないので、あご下などはやりにくかったです。

■使う際に気をつけたいポイント

◎低出力から開始しよう

最初の照射のときは一番低い出力ではじめました。ES-WP97は出力が小さく最大レベルでもさほどの痛みはありませんが、ほかの機種だとわかりません。このため、最初は低い出力からはじめるか、メーカーが推奨しているように事前にパッチテストを済ませてから使用するのがよさそうです。

◎乾いた肌に使用しよう

家庭用脱毛器は、入浴後などヒゲが柔らかくなっているタイミングで使用するがよいのかと思っていました。しかし説明書には、乾いた肌に使用するようにとの記載がありました。

その理由は感電リスクがあるためとのことでしたが、水分がフラッシュの熱を吸収してしまい、十分な効果を得られないという理由もあるようです。「保湿してからケアするといい」といわれますが、保湿した後、肌表面に残っているジェルや水分はしっかりと拭き取ってから使用しましょう。

そのほか、一般的に家庭用脱毛器の使用で気をつけるべき点としては以下があります。

• 事前にシェービング
• 肌の色を確認（日焼けした肌は不可）

6　ヒゲ脱毛におすすめの家庭用脱毛器8選

ヒゲ脱毛におすすめの家庭用脱毛器を8つピックアップして紹介します。

■Panasonic 「光エステ スムースエピ ES-WG0A」

Panasonicが販売する、照射部とコントローラーが分かれた珍しいタイプの家庭用脱毛器です。顔からVIOまで全身に対応しているためコスパも◎。専用アプリと連携すればケアの管理も簡単で、続けやすいのも魅力です。

【特徴】

●照射部とコントローラーが別々だから“ながらケア“に最適
照射部とコントローラーが分かれたモデルです。照射部の重量は約360ｇと軽量で、長時間の使用でも腕が疲れません。そのため“ながらケア”も快適です。

●専用アプリで初心者でも継続しやすい
専用のアプリ「SMOOTHEPI」と連携すれば、部位ごとのケア周期やケア予定日、ケアの進み具合などを管理可能。ケアのタイミングも知らせてくれるため、継続しやすく、初心者にもおすすめです。

●全身のムダ毛ケアが可能
スムースエピ ES-WG0Aは顔からヒゲ、VIOゾーンまで全身に対応しています。複数の部位を自宅で手軽にケアしたい方におすすめです。

光エステ スムースエピ ES-WG0Aをレンタルする

■ReFa「光美容器 EPI Cool」

ReFa「光美容器 EPI Cool」は独自の冷却システムで痛みを抑えつつムダ毛ケアができるので、初心者にも適しています。一台で全身のケアができるため、コスパを重視する方におすすめ。美肌ケアができるのも特徴です。

【特徴】

●冷却機能で痛みを抑えながらケア
ムダ毛ケアのときにはどうしても痛みが生じてしまいますが、ReFa「光美容器 EPI Cool」は独自の冷却機能「アイストーニングシステム」を搭載。肌を冷却し、熱ダメージによる痛みを和らげてくれるため、快適にケアができる点が特徴です。痛みが気になる方でもあんしんして使用しやすいため、初心者にもおすすめです。

●専用アタッチメントで美肌に特化したケアも
美肌ケア用アタッチメントを装着すれば、美肌に特化した波長を集中照射できます。ムダ毛ケアをしながら、ハリとうるおいのあるお肌をめざせる仕様は、美肌ケアも行いたい方にとって、魅力に感じられるポイントではないでしょうか。

●一台で全身カバー
本モデルは、顔から胸、VIOまで全身に対応しています。全身のムダ毛ケアを一台で済ませたい方や、コスパを重視する方にぴったりです。

光美容器 EPI Coolをレンタルする

■STELLA BEAUTE「FLASH DEVICE サントリーニホワイト」

トータルライフサービス事業を営むKiralaが展開する美容ブランド「STELLA BEAUTE」の家庭用脱毛器です。痛みを抑えたケアが可能で、お手入れも簡単、美肌効果も期待できます。

【特徴】

●Wアイスプロテクションで肌への負担を軽減
「冷却アイスプレート」と「サファイアクリスタル」によるWアイスプロテクション機能が肌の痛みや熱さを抑え、快適にケアできます。肌が弱い方や、デリケートゾーンのムダ毛ケアを考えている方におすすめです。

●オートクリーンシステムでいつでも清潔
使用後、本体を専用の付属スタンドに置くと2分間で照射面を清潔にできるオートクリーンシステムを搭載しています。衛生的に使いたい方や、面倒な手入れをしたくない方にもぴったりでしょう。

●美肌効果を実現するグリーンLED
FLASH DEVICE サントリーニホワイトは、495～530nmの美容に効果的な波長を持つ「グリーンLED」を採用しています。肌に光を届け、キメの整った美肌に導いてくれます。

●照射面積は小さい
照射面積が小さいため、ケアに時間がかかる可能性があります。顔からワキ、VIOまで全身に対応していますが、ムダ毛ケアをスピーディーに行いたい方には適さないかもしれません。

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■ReFa [光美容器 EPI W」

高出力と低刺激を共存させた、ReFaの光脱毛器です。持ちやすい形状は、初心者の方にも使いやすいでしょう。

【特徴】

●高い出力
ReFa「光美容器 EPI W」の魅力は、なんといってもそのパワーです。「ダブルランプ」と「ダブルコンデンサー」によって、高出力を実現しています。

●ハイパワーと肌へのやさしさを両立
独自の光テクノロジー「GentleIPL」は「美」と「やさしさ」にこだわったテクノロジー。高出力でありながら、刺激を抑える仕様になっているので痛みに弱い方も使いやすいでしょう。

●扱いやすいＬ型で届きにくい場所もスムーズにケア
家庭用脱毛器は自宅で手軽にムダ毛のケアができる反面、背中など手が届きにくい箇所はケアするのが難しいです。しかし、EPI Wは形状がL型なので、背中などのムダ毛も簡単に処理できます。

光美容器 EPI Wをレンタルする

■ヤーマン「光美容器 レイボーテ クールプロ」

業務用機器を開発する美容機器専門メーカー、ヤーマンの光美容器です。9.24cm²の広い照射口にローラー連射機能と、スピードケアに必要な要素もそろっています。ムダ毛ケアと同時に本格的な美肌ケアができるのも魅力的です。

【特徴】

●刺激を抑えながらもしっかりケア
３つのアタッチメントのうちローラーアタッチメントには、サファイアガラスによる冷却システムを搭載。肌を冷やしながら光を照射することで、刺激を抑えつつ、パワフルな出力を実現してくれます。「しっかり効果を得たいけど、痛いのは苦手」といった方にピッタリです。

●ワイドな照射口と高速照射でスピーディーなケア
レイボーテ クールプロの照射口は大口の9.24cm²。照射間隔も約0.2秒、ローラー連射機能も備わっていて、スピーディーなケアが実現できます。

●ムダ毛ケアと美肌ケアが叶う
ヤーマン独自のLED光美容テクノロジー「美肌光」により、肌のうるおいとハリの向上が見込めます。

光美容器 レイボーテ クールプロをレンタルする

■ブラウン「光美容器 シルクエキスパート Pro5｜PL5248」

ドイツに本社を置く小型家電メーカー、ブラウンの家庭用脱毛器です。3つのモードを部位に応じて使いわけることで肌にやさしいケアができます。また、センサーが肌の色に応じて自動で出力を調整してくれるので、あんぜんかつ快適なケアが可能。デリケートゾーンにも対応しています。

【特徴】

●高い出力でしっかりケア
本機は「おうちでサロン」という発想のもと開発されたモデルで、その出力は、6J/cm²※。高いクラスの出力で、家にいながらしっかりケアできます。

※Ｊ（ジュール）とは熱エネルギーの単位です

●3モードを使いわけて肌にやさしくムダ毛処理
出力は「通常」「やわらかフラッシュ」「超やわらかフラッシュ」の３つのモードから選択可能です。部位によって使いわけることで、デリケートな部分の毛もやさしく処理できる仕様になっています。

●パワー自動調節機能で快適・あんぜんにケア
出力自動調節を搭載しているのもポイントです。センサーが肌の色を読み取って、色が薄い部位は高出力、濃い部位は低出力に自動調節してくれるため、あんぜんかつ高い効果が得られます。VIOのケアも快適です。

光美容器 シルクエキスパート Pro5｜PL5248をレンタルする

■グローバルエームズ「光美容器 エピレスト ダイレクトクール」

化粧品の製造・販売や、美容業務用品の販売を手がけるグローバルエームズの家庭用脱毛器です。冷却システム「ダイレクトクール」により、痛みが苦手な方でも快適に使用できます。特殊フィルタを搭載し、ムダ毛ケアと美肌ケアを同時に行うことが可能です。

【特徴】

●痛みが苦手な方も快適にムダ毛ケアができる
家庭用の光美容器は痛みが抑えられるとはいっても、やはり少しは痛いもの。その点、グローバルエームズのエピレスト ダイレクトクールは独自冷却システム「ダイレクトクール」を搭載。埋め込み式のフィルタで肌に触れるすべての面をダイレクトに冷やすことで、刺激を抑えながらツルツル美肌をめざせます。

●ムダ毛ケアをしながら美肌も狙える
美容光線をブレンドする特殊フィルタによって美肌効果も期待できます。「ムダ毛ケアをしながら、美肌もめざしたい」という欲張りな方におすすめです。

光美容器 エピレスト ダイレクトクールをレンタルする

■tria「トリア・パーソナルレーザー脱毛器4X」

数少ないレーザー式の家庭用脱毛器で、ユーザーの3割が男性です※。高いケア効果が期待できますが、痛みが非常に強く、途中で断念したとの声も見受けられます。本格的に脱毛したい方向けといえるでしょう。

※トリア公式サイトより

【特徴】

●高いムダ毛処理効果
レーザー式なので、高いムダ毛処理効果が期待できます。ただし、その分痛みも大きいです。低い出力からはじめ、徐々に強くしていくのがおすすめです。

●あんしんの長期保証
公式サイトから購入すると、2年間の保証が付くのもポイントです（公式サイト以外では1年）。また、プラス4,000円で保証期間を3年に延長することもできます。あんしんして使えるのは、評価できる点ですね。

●思い立ったときにパッと使えるコードレスタイプ
tria「パーソナルレーザー脱毛器4X」はコードレスタイプ。コンセントから離れた場所やリビングルームなど、どこでも思いついたときにさっと使えます。面倒くさがりな方にもおすすめです。

トリア・パーソナルレーザー脱毛器4Xをレンタルする

7　まとめ

今回実機レビューしたPanasonic／光エステ ES-WP97では、負担を感じずにムダ毛の処理を継続できました。総合評価は100点満点中90点といったところです。
魅力に感じた点は「痛みの少なさ」「使いやすさ」です。心配していた使用中の痛みがほとんど感じられなかったため、安心して使用できました。 面倒な準備や手間も不要で、思い立ったときにパッと使えるので、私のような家庭用脱毛器初心者にも、継続しやすいと思います。はじめは照射にコツがいるものの、慣れれば簡単です。

残念に感じた点は「動作音の大きさ」です。音が予想の数倍大きく、ながら使用には向きません。実際私はテレビを見ながら使うつもりだったのですが、テレビの音声がマシンの動作音にかき消され、まったく聞き取れませんでした。ヒゲや顔の産毛の処理など、耳の近くで使用することを想定している方は特に注意が必要です。

家庭用脱毛器は製品によって使い勝手や効果に大きな違いがあり、性能にもばらつきがあります。自分に合わないと、思ったような結果が得られず後悔することになりかねません。決して安いものではないので、機種は慎重に選ぶ必要があります。
効果や使い心地について十分に確認するためにも、まずはレンタルで試すのがおすすめです。

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