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XREAL Airシリーズ比較!機種ごとの違いやBeam Proなどのアクセサリーも紹介

XREAL Air機能比較!シリーズごとの違いやBeam Proなどのアクセサリーも紹介

ARグラス XREAL Air 2

ARグラス XREAL Air 2

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ARグラス
公開日:2024年12月18日


スマホにつなぐだけで映画やゲームなどの映像が、ド迫力で楽しめる「XREAL Air」。何ができるのかや、各モデルの違いを解説するとともに、購入前の注意点やおすすめアクセサリーなど、XREAL Airシリーズをまるっと解説します。


「映画館のような臨場感を味わいたい」「もっとゲームの世界に没入したい」。そんなあなたに最適なガジェットが「XREAL Air」シリーズです。スマホと接続するだけで、 映画やゲームなどの映像が、まるで目の前で繰り広げられているようなド迫力で楽しめます。

しかし、興味本位で買うには手を出しにくい価格。しかも数種類のモデルがあり、機能の違いを把握するのもなかなかにハードルが高い……。

そこで「XREAL Air」で何ができるのかや、各モデルの違いを解説するとともに、購入前の注意点やおすすめアクセサリーなど、XREAL Airシリーズをまるっと解説します!

1. XREAL Air(旧・Nreal Air)とは?

XREAL Air2を使用している様子

XREAL Airとは、スマホやPCの画面をAR表示できるメガネ型のデバイス(スマートグラス)のこと。自宅にいながら、映画館のような大画面での動画視聴、ゲームプレイなどを楽しめます。

直接、レンズに映像が表示されるのではなく、数メートル先にディスプレイが浮かんでいるように表示されるのが特徴です。

元々は「Nreal Air」という商品名でしたが、2023年5月に社名が「XREAL」へと変更されるのと同時に「XREAL Air」へと改称されました。

ぱっと見は大きめのサングラスのようですが、各パーツに以下の機能が備わっています。

  • レンズ部分:透過型の有機ELディスプレイ
  • つる部分:スピーカー
  • フレーム部分:マイクなど

Meta Questに代表されるヘッドマウントディスプレイとは異なり、視界が完全に遮られないことや重さが軽減されることなどから、使いやすさが向上しています。

重さは70~80g台と、おおよそ中くらいのトマト半分と同程度です。長時間、装着していても首や肩の負担になりにくいので、映画やゲームなどをたっぷり楽しめちゃいます。

2. XREAL Airシリーズでできること

「スマートグラスって面白そう」と思っても、実際には生活のどんな場面で役立つのか、ピンとこない方も多いはず。XREAL Airシリーズで何ができるのか、できることや活躍するシーンを具体的に紹介します。

■モニターレスで大画面映像が楽しめる

XREAL Airでゲームをプレイ

公式サイトで「映画館のような体験をどこでも」とうたわれているように、モニターが必要ないため、いつでもどこでも大画面の映像を楽しめます。

AR技術によって、レンズ越しに見える景色に映像が映し出されるので、XREAL Airをかけるだけで、その場に仮想ディスプレイが浮かび上がります。特に、大画面でゲームや映画を楽しみたいけれど、大きなディスプレイは置き場所がない…という方にはぴったりです。

体勢を制限されないので、ソファで寝転がりながら、ベッドで横になりながらなど、自宅でまったりくつろぎながら楽しめてしまいます。

また、コンパクトなウェアラブルデバイスなので、どこにでも持ち運べるのもポイント。新幹線、飛行機などに乗っているあいだも大画面でエンタメを楽しめます。

しかも、XREAL Air2 Pro以上のモデルでは、 レンズを段階的に暗くできる調光機能があり、周囲の明るさに左右されません。おかげで、より一層どこでも使えるデバイスとなりました。

■PCの仮想ディスプレイとして使える

XREAL Air2で複数ディスプレイを表示

XREAL Airシリーズは、視界の先にディスプレイが表示される仕組みで、 着用中でも周囲が見えるため、PCの仮想ディスプレイとして2画面以上で作業を行えます。

複数のウィンドウ・アプリを同時に開いての作業、資料を比較しながらの作業など、メインのPC画面と仮想ディスプレイの併用で、表示切り替えの手間が減り、作業効率がぐっと高まります。

しかも簡単に持ち運びできるので、外出先でもデュアルディスプレイが実現可能。ビジネスホテル、コワーキングスペース、カフェ、移動中(運転中・歩行中は除く)などでも効率的に作業できます。

さらに、専用アプリである「Nebula」を使用すれば、空中に3枚の仮想ディスプレイを並べる「MRスペース」で、より効率的に。SF映画でお馴染みのホログラムのように、複数画面を直感的に操作でき、首を横に向けるだけで仮想デスクトップの表示が可能です。

PC・スマホ側が対応している必要はありますが、Mac・Android向けにアプリが用意されており、Windows向けも近日公開予定となっています。※2024年10月現在

3. XREAL Airシリーズの違いと特徴

XREAL Airシリーズは、2024年10月現在「Air」「Air2」「Air2 Pro」「Air2 Ultra」の4つが販売されています。モデルごとにどのような違いがあるのか、それぞれの特徴を解説します。

スペック Air Air2 Air2 Pro Air2 Ultra
重さ 79g 72g 75g 83g
明るさ 400nits 500nits
調光 エレクトロクロミック調光
視野角 46° 52°
リフレッシュレート 120Hz
音響 内蔵ステレオスピーカー×2、マイク×2
接続 USB-C DisplayPort
メーカー希望小売価格(税込) 40,980円 54,980円 61,980円 99,800円

■XREAL Air

XREAL Air

XREAL Airは、比較的手頃な価格でスマートグラスを体験できる、エントリーモデルです。ほかのXREAL Airシリーズと比べると、機能は少ないですが、4万円台で購入できるので「はじめてスマートグラスを買う」「どんなものか興味がある」という方にうってつけです。

S/M/Lの3サイズのノーズパッドが付属しているので、自分のサイズ感に合わせて快適に装着できます。

XREAL Airの装着イメージ

約79gと軽く、装着時の違和感は全くありません。

ハンズフリーでベッドに寝ながら映像を視聴するのは、天井にプロジェクターの映像を投影しているような気分です。プロジェクターでこれをやろうと思ったら、セッティングが発生して面倒ですが、 寝転がるだけで観られるようになるのは確実に動画ライフを充実させますね。

映画、ゲームなど、映像コンテンツを没入感たっぷりで楽しみたい方や、大きなモニター、プロジェクターなどが置けない環境の方などにおすすめです。

実際の使用感をより詳しく知りたい方は、XREAL Airの レビュー記事を参考にしてみてください。

XREAL Airをレンタルする

■XREAL Air2

XREAL Air2

シリーズ最軽量の72g。より快適な装着感で長時間使用しても疲れないモデルが、XREAL Air2です。

さらに、第二世代の音響システムによる豊かで没入感のある音楽表現に加え、音漏れ減少もかなっています。

気になる着け心地は、普段軽量なメガネをかけている人でも、あまり気にならないほどの軽さとフィット感。テンプル(メガネのつる)の角度を3段階に調整でき、スクリーンを見やすい位置にキープできるのも着け心地の良さにつながっています。

XREAL Air2装着イメージ

実際装着してみるとフィット感が高く、見た目よりも遥かに軽く感じます。

XREAL Air2の視界イメージ

映像を見ながら手元のスマホやPCを操作しやすい、実用的な視界が確保されているのは利便性を高めるポイントです。 周囲の景色が、ラグのない肉眼で見える安心感は思いのほか強く、外出先でも安心して利用できるでしょう。

さらなる軽量化、音漏れの減少などから外出先での使いやすさがアップ。場所を選ばずコンテンツを楽しみたい方はもちろん、移動中や外出先で、デュアルディスプレイで作業効率を高めたいビジネスパーソンにもぴったりです。

実際の使用感をより詳しく知りたい方は、XREAL Air2の レビュー記事を参考にしてみてください。

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■XREAL Air2 Pro

XREAL Air2 Pro

XREAL Air2 Proは、XREAL Air2の上位モデルで、 エレクトロクロミック調光により、さらに没入感のあるAR体験ができるのが最大の特徴です。

XREAL Air2までは、レンズから前が透けて見えるため、周囲の明るさ、光量などに見えやすさが左右されていました。物理的に光を遮って没入感を高めるには、付属のライトシールドが必要でした。

XREAL Air2 Proからは、レンズに組み込まれた調光機能で光の透過具合を3段階(0/35/100%)選択できるように。より環境に応じて調整しやすくなりました。

段階的な調光機能により、室内・屋外を問わずどのような環境下でも映像が見やすくなっているので、移動中やコワーキングスペース・カフェなど自宅以外でも使用したい方に最適です。

実際の使用感をより詳しく知りたい方は、XREAL Air2 Proの レビュー記事を参考にしてみてください。

■XREAL Air2 Ultra

XREAL Air2 Ultra

XREAL Airシリーズのハイエンドモデルで、6DoFトラッキングによる高い没入感を得られるのが特徴です。DoF(Degree of Freedom)とは自由度のことで、感知できる動きの方向数を表します。

XREAL Air2 Proまでのシリーズは、本体内に3DoFセンサーを内蔵しているため、ユーザーの顔の向き(前後・左右)を認識できました。XREAL Air2 Ultraは、6DoFセンサーにより歩行など、ユーザー自身が「前後・上下・左右」に移動する動きまで検知可能です。

また、レンズ横の小型カメラでユーザーの顔の向きだけでなく、手の動きまで検出します。

そのため 手の動きだけでアプリを操作したり、空間に表示される映像をピンチ・スワイプしたりと、ほかのシリーズではできない直感的な操作も可能。

マウスやパッドでの操作が不要になるのは大きな利点です。

開発者向けの製品でもあるため、ARソフトウェア・ARサービスを開発する方には最適。もちろん、より高度なAR体験を味わいたい一般ユーザーにもおすすめです。

4. XREAL Airの接続方法

XREAL Air2とスマホを接続する

XREAL Airシリーズは、基本的には有線接続となっており、USB-CケーブルでスマホやPCなどの機器と接続します。

Androidスマホ、iPhone(15シリーズ以降)、PC、タブレットなど、USB Type-Cに対応している機器への接続方法はごく簡単。付属のUSB-Cケーブルで左のテンプルの先にある端子とデバイスをつなぐだけで済みます。

専用アクセサリーの「XREAL Beam Pro」があれば、無線での接続もできます。有線接続がわずらわしい方や、装着時にケーブルが気になる方は、XREAL Beam Proとセットでの購入も検討してみてください。

ちなみにWi-Fiモデルだけでなく、5G版もあるので、屋外や車内などWi-Fi環境がない場所での使用にも対応しています。

5. XREAL Airシリーズの購入前の注意点

きちんと確認せず購入すると、想定していた使用方法ができずに後悔するかもしれません。決して安い買物ではないからこそ、入念に下調べしてから購入しましょう。

具体的に、XREAL Airシリーズには購入前に押さえておきたい注意点が2つあります。

■対応機種が決まっている

XREAL Airシリーズには対応機種がある

スマホと接続して使用する場合、対応機種でないと使用できません。お使いのスマホが対応しているか否か、確認が必須です。

Androidスマホであれば Xperia、AQUOS、Galaxy、Arrowsなどの一部機種が対応しており、人気機種であるGoogle Pixelシリーズは非対応。 iPhoneは、15以降が対応しています。
※対応機種詳細は こちら

また、対応機種であってもすべての機能が使用できるとは限らず、「Air Casting」や「MRスペース」といった以下のような機能は、機種によって対応可否が異なります。

  • Air Casting:スマホの画面をグラス上にそのまま投影する機能。寝転がっていても映画やゲームを楽しめる
  • MRスペース:専用アプリ「Nebula」を使用して、空中に複数の仮想ディスプレイを並べる機能。複数画面を直感的に操れる

購入してから「対応してなかった」「使いたい機能が使えない」とならないように、自身のデバイスが、どの程度対応しているか、あらかじめ確認してください。

■家庭用ゲーム機の接続には専用アクセサリーが必要となる

XREAL Airシリーズと家庭用ゲーム機の接続は専用アクセサリーが必須

XREAL Airシリーズは家庭用ゲーム機のプレイにも対応していますが、 単体ではゲーム機とは接続できません。

「XREAL Beam Pro」を使用すれば、PS5やSTEAMをストリーミングしてのワイヤレスプレイも楽しめます。ストリーミングプレイは、その場にゲーム機がなくても楽しめるので、旅先や移動中などでも遊べるのが魅力です。

XREAL Beam Proについて詳細は、次の見出しで紹介します。

6. XREAL Airシリーズを快適に使うためのアクセサリー

XREAL Airシリーズは、単体でも十分に高性能、多機能なデバイスですが、専用アクセサリーと組み合わせるとさらに快適なARライフが楽しめます。

おすすめアクセサリーを2つ、紹介します。

■XREAL Beam Pro

XREAL Beam Pro

Androidを搭載したスマホ型のデバイスで、XREAL Airシリーズとの接続で、空間ディスプレイなどの機能を強化できます。Wi-Fiモデル・5G版があり、屋外での使用も想定されています。

最大の特徴は、3D空間撮影が可能なデュアルカメラを背面に搭載していること。

2つのカメラで立体感ある写真、動画の撮影が可能で、旅行の思い出を残したり、漫画・イラストの資料映像を調達したり、3Dコンテンツを作成したりが簡単に行えます。

しかも、他社製のスマートグラスやヘッドマウントディスプレイでも表示可能なため、データを転送すればApple Vision ProやMeta Questシリーズなどでも楽しめます。

また、Google Playストアのアプリが利用できるようになり、XREAL Airシリーズの使い道がグッと広がるのも魅力です。

生活のあらゆる場面でXREAL Airシリーズを活用したい方には、欠かせないアクセサリーです。

■XREAL Hub

XREAL Hub

XREAL Airシリーズと、充電中のスマホやゲーム機などを接続可能にするアクセサリーです。

たとえば、スマホとXREAL Airシリーズを接続すると、スマホ側のUSBポートは埋まってしまいますよね。つまり、ワイヤレス充電に対応していないスマホの場合、充電とXREAL Airの接続が同時にできないんです。

しかし、 XREAL Hubを間に挟めば、充電器とXREAL Airシリーズを同時に機器へ接続可能に!Nintendo SwitchやSteam Deckなどの携帯型のゲーム機なども、充電しながら接続できるようになります。

これさえあれば、海外出張や旅行などの長い移動中でも、電池残量を気にせず映画やゲームが楽しめます。

7. まとめ

XREAL Airシリーズは、いつでもどこでも大画面で映画やゲームなど映像コンテンツを楽しめるデバイスです。没入感の高い映像でエンタメを楽しんだり、PCの仮想ディスプレイとして作業効率を高めたりと、幅広い活用方法があります。

とはいえ、スマートグラス自体がまだまだ普及しておらず、日常生活でどう活躍するのか、購入して満足できるのか、不安に思われる方も多いはず。 興味はあるけれどなかなか購入に踏み切れない、という方は一度、レンタルして実際に使ってみるのがおすすめです。

家電量販店などで試すだけではわからない、AR体験の魅力や日常での活躍シーン、本当の使い勝手が見えてきます。

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※商品写真および画像はイメージです。
最新情報について、詳しくは「メーカーのホームページ」でご確認ください。
※表示金額はすべて税込価格です。
※商品写真および画像はイメージです。

執筆

フリーWebライター ダル

大阪府在住のフリーWebライター。メディアへの寄稿や編集・ディレクションを行うほか、広報経験を活かしプレスリリースやクラウドファンディングのプロジェクトページの作成なども行う。趣味は漫画とゲームと音楽というわかりやすいオタクで、身の回りのモノは吟味して購入する。家事の「めんどくさい」を解決する Instagram運営中
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