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ルンバ i5+の製品画像

ルンバの最新モデル「ルンバ i5+」を徹底レビュー!今までのルンバとどう違う?

iRobot ロボット掃除機 ルンバ i5+ おためし1ヶ月コース

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掃除家電
公開日:2023年5月8日


高い清掃力とデザイン性に優れた、横長タイプのクリーンベース付きロボット掃除機「ルンバ i5+」が2023年3月に発売されました。リーズナブルな価格でありながら、先進テクノロジーを搭載した本製品を、ルンバ愛用者である家電ライターがさっそく実機試用してみました。「ルンバ i5+」の魅力に迫ります!

1 ミドルクラスの新商品「ルンバ i5+」。予算10万円以下ならコレ!

「ルンバ i5+」の製品画像

△ルンバ i5+ 89,800円(税込) 発売日:2023年3月2日

「ルンバ i5+」は、2023年3月2日に発売が開始されたルンバの最新機種。「ルンバ i3/i3+」の後継機種で、立ち位置としてはコスパのよさを追求したミドルクラスのモデルです。機能も価格も妥協できない人は、注目の商品といえますよ。

また、「ルンバ i5+」の発売に伴い、「ルンバ i3/i3+」は販売が順次終了となります。

2 ほかのルンバシリーズとの違いは?

「ルンバ i5+」の上面と底面画像

△「ルンバ i5+」の上面と底面

「ルンバ i5+」は現行機種なかでは、エントリーモデル「ルンバ i2」とハイエンドモデル「ルンバ コンボ j7+」の中間に位置付けられるミドルクラスのモデルですが、なにが違うのかわからないという人も多いでしょう。

以下で、ほかのモデルと異なる点について、ピックアップしてご紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。

■対応できる部屋数は3~4部屋とエントリーモデル寄り

「ルンバ i5+」の製品イメージ画像

「ルンバ i5+」の対応可能部屋数は、エントリーモデル「ルンバ i2」と同じ3~4部屋程度です。一方で、ハイエンドモデル「ルンバ コンボ j7+」は5部屋以上の間取りにも対応しているため、大きな家には向いていないということになります。

しかし、今回発売された「ルンバ i5+」には、正確に床の状態を検出する「フロアトラッキングセンサー」や、斜め上からの圧力を感知し、低い場所にはまり込むことを防ぐ「リアクティブセンサー」を搭載しており、よりスムーズなナビゲーションを実現しています。

■コンパクトな横置きクリーンベース完備でハイエンドモデル同様の手軽さ

「ルンバ i5+」のクリーンベースの画像

△「ルンバ i5+」のクリーンベースは横型でコンパクト

「ルンバ i3+」と「ルンバ i5+」の大きな違いは、クリーンベースが横置きになってコンパクトになった点です。これにより、キッチンカウンターの下など高さに余裕がない場所でも手軽に設置できるようになり、またインテリアとしてのデザイン性もアップしています。

<表 ルンバシリーズ クリーンベース付属状況>(別添)

モデル クリーンベース 価格(全て税込)
ルンバ s9+ 186,780円
ルンバ コンボ j7+ 159,800円
ルンバ j7+ 129,800円
ルンバ i5+ 89,800円
ルンバ i2 △(注1) 39,800円

注1:クリーンベース充電ステーションが使用可能(44,000円)

ルンバシリーズは、すべてクリーンベースを使用できるようになりました。ただし、「ルンバ i2」については、別売りの対応クリーンベース(44,000円)を購入する必要があります。

将来的にクリーンベースの利用を検討されている方は、クリーンベースがはじめから付属するモデル「ルンバ i5+」や「ルンバ j7+」「ルンバ コンボ j7+」といった「+」付きのモデルを購入されるのがおすすめです。「ルンバ i2」に関しては、公式オンラインストア限定で販売されている「ルンバ i2 クリーンベースセット」(69,800円)もおすすめです。

■アプリ機能はまずまず。機能の充実度は価格に比例

ルンバシリーズのアプリ機能比較

△ルンバシリーズのアプリ機能比較

ルンバを稼働させるには、本体についているボタンを押す、もしくは連携している専用アプリ「iRobot Home」で掃除内容を指示する必要があります。しかし、対応している機能はモデルによってさまざま。

上の表を見てわかるとおり、「ルンバ i5+」は「ルンバ i2」にはない、部屋を指定して清掃する機能が付与されています。マップを記録し、部屋に名前をつけ、部屋単位で清掃スケジュールを設定することが可能です。

一方で、「ルンバi5+」は、「ルンバ j7+」ができる障害物を認識して回避する機能や、部分清掃エリア・進入禁止エリアの設定機能はありません。部屋の中のさらに小さいエリアを設定し、そこだけをピンポイントに掃除する、というような高度な設定ができない点には留意しましょう。

▼現行ルンバシリーズ スペック表

  Roomba® j7+/
Roomba® j7
製品画像
Roomba® i5+
製品画像
Roomba® i2
製品画像
レンタル kikitoでレンタル kikitoでレンタル kikitoでレンタル
対応できる部屋数 5部屋以上 3~4部屋 3~4部屋
吸引力*1 約10倍 約10倍 約10倍
清掃パターン 規則正しいパターンで清掃 規則正しいパターンで清掃 規則正しいパターンで清掃
自動充電&自動再開 スマート充電&再開
(必要な分だけ効率的に充電)
スマート充電&再開
(指定した部屋の清掃時のみ)
清掃完了まで自動充電&再開
Braava jet m6と連携*2
ゴム製のデュアルアクションブラシ
クリーンベース(自動ゴミ収集機) ○/- -(別売)
汚れた場所を集中的に清掃*3
PerfectEdgeテクノロジー
障害物を認識して回避*2
部分清掃/進入禁止エリア*2
拭き掃除禁止エリア*2
部屋を指定して清掃*2
Clean Map(清掃したエリアを表示) *2
季節やライフスタイルに合わせた清掃提案*2
掃除機がけと拭き掃除を同時に
公式オンラインストア価格(税込) ¥129,800/¥99,800 ¥89,800 ¥39,800

*1:AeroVac搭載のルンバ 600シリーズとのカーペットの上での比較(当社調べ)
*2:iRobot® Homeアプリから設定
*3:機種により動きが異なります

3 「ルンバ i5+」の魅力もチェック!

基本的な情報や、ルンバシリーズ内での立ち位置がわかったところで、具体的に「ルンバi5+」の魅力についてチェックしてみましょう。

■これまでとはひと味違うファブリック調のデザイン

「ルンバ i5+」「ルンバ j7+」「ルンバ i2」の製品表面画像

△左から「ルンバ i5+」「ルンバ j7+」「ルンバ i2」

「ルンバ i5+」は、「ルンバ i3+」がルンバシリーズではじめて採用した、ファブリック調のデザインを引き継いでいるのが特徴といえます。上面はグレーでマットな質感で、落ち着きのあるデザインが魅力です。

「ルンバ i2」も上部はグレーマットな同じ素材でできていますが、「ルンバ i2」は全面同一素材でデザインされています。「ルンバ j7/j7+」では一部金属を採用しており、艶があって高級感・存在感のあるデザインに。インテリアに合わせて選んでみるのもおすすめです。

■クリーンベースが横長で低い設計に!

「ルンバ i5+」のクリーンベースの画像

「ルンバ i5+」は、「ルンバ i3+」の縦長のクリーンベースからデザインを変更し、横置きのクリーンベースを採用しました。「ルンバ i3+」のクリーンベースの高さが49cmだったのに対して、「ルンバ i5+」のクリーンベースは34cmと、約15cmもコンパクトに。これにより、キッチンカウンターの下など、高さがあまりない場所でも設置できるようになりました。

■9万円以下でハイエンドにも劣らない機能

「ルンバ i5+」の価格はクリーンベース付きで89,800円と、9万円を切る価格の安さが魅力といえます。

10万円を切るにもかかわらず、ハイエンドモデル「ルンバ j7+」との違いは、主に3点だけ。対応部屋数の違いと、障害物回避機能と部分清掃・進入禁止エリア設定ができないことくらいです。

掃除する部屋が3~4部屋で、清掃エリアを細かく設定しなくてよい人であれば、コスパのよい選択肢ではないでしょうか。

4 「ルンバ i5+」を実際に使ってみた!開封からセッティングまで

■開封からセッティング

「ルンバ i5+」の同梱品画像

△「ルンバ i5+」の同梱品は、ルンバ本体、バッテリー(内蔵)、クリーンベース、交換用フィルター×1、交換用紙パック×1、クリーンベース用電源コード

「ルンバ i5+」の設置からアプリケーションへの登録を行い、使用前に必要なマッピングラン(マップを作成するために掃除をせず、部屋全体を移動すること)を開始するまでにかかる所要時間は、はじめての方でも約20分程度で終了します。

クリーンベース内の紙パック(2個)

△紙パックはクリーンベースに装着済。左は予備

「ルンバ i5+」の同梱品は、ルンバ i5+本体とクリーンベース、電源ケーブルに加えて、交換用フィルターと交換用紙パックとなります。交換用フィルターと交換用紙パックはそれぞれ装着済です。

クリーンベース背面に電源コードを接続している様子

△クリーンベース背面に電源コードを接続します

設置は、クリーンベースに電源コードを接続し、コンセントに差し、ルンバ i5+本体をクリーンベース上に設置すれば完了です。ケーブルは、左右どちらかに出せるようになっていますので、コンセントとの位置関係を考慮して決定します。

■アプリ連携

「iRobot Home」アプリでの製品の追加イメージ

△「iRobot Home」アプリで「製品を追加」をタップし(左)、画面の指示に従ってルンバを起動します(右)

設置ができたら「iRobot Home」アプリと接続する必要がありますが、アプリで初期設定は簡単です。まず、iRobot Homeアプリを立ち上げ、はじめてアイロボット社製品を使用する場合は、アカウントを作成しましょう。

その後、アプリケーションで「製品を追加」をタップし、画面の指示に従ってルンバを起動。スマホで使用しているWi-Fiネットワーク情報を入力すれば、あとはアプリケーションが自動で機種を判別し、登録を完了してくれます。

5 実力や手入れのしやすさを検証!

今回、筆者の自宅リビングにテスト環境を構築し、生活のなかで出そうなごみを組み合わせて「ルンバ i5+」による清掃テストを行いました。

以下に、今回の清掃テストの内容を詳しく記載しているので、ぜひ確認してくださいね。

▼実機テストの条件

動作スペース

ルンバの実機テスト動作スペース

ルンバの実機テスト動作スペース


●清掃対象は、約8畳のリビング(16 平方メートル)。 ソファ、家具、収納などあり
●ごみ散布スペースは、左図の赤枠で囲んだ(写真では白枠で囲んだ)幅1.2m×奥行き1.7m(2.04平方メートル)の部分
床の素材
●フローリング
テスト方法
●マップ作成機能のある機種はあらかじめマップを作成し「すべて清掃」を実施
●走行回数は「部屋の大きさに合わせて清掃」に設定
ルンバの実機テスト走行回数設定
●ごみはスペースを限定して散布。ただしテスト後は全エリアからごみ収集・確認
まいたゴミ
合計25g
●コーヒー豆(出がらしを乾燥させたもの):11g
●砂:11g
●ウィッグを約10cmにカットしたもの:1g
●色紙をシュレッダーしたもの:2g
「ルンバ i5+」の清掃検証のために用意したごみ

■検証(1):吸引力

「ルンバ i5+」が清掃する前と後の様子

△「ルンバ i5+」が清掃する前(左)と清掃後(右)の様子

まずは、一番気になる吸引力のテストを行いました。「ルンバ i5+」のテスト結果は、ごみ残りもほとんどなく非常に優秀でした。一連のテストで用意したごみのなかで、残っていたのはコーヒーかすが少々、砂が微量といった感じで、ウィッグと紙ごみは100%回収できたのは見事でした

▽ルンバ i5+の性能テスト項目と内容の結果

評価項目 内容
残ったごみの量 かなり少ない
残ったごみの種類 残ったのはコーヒーかすがほとんどで、砂が微量。ウィッグや紙ごみは皆無
苦手な部分 エッジクリーニングブラシによるコーヒーかすの跳ね飛ばし
動作音 72~74db

「ルンバ i5+」が清掃した後の残ったごみを集めたもの

△「ルンバ i5+」が清掃した後の残ったごみを集めたもの

気になったのは、ロボット掃除機でよく問題になる回転する「エッジクリーニングブラシ」によってコーヒーかすを四方にはじき飛ばし、自分がすでに通ったところにごみを飛ばしてしまうケースが見られる点。それ以外はいうことのない優秀な結果でした。

■検証(2):騒音性

「ルンバ i5+」の動作音測定

△「ルンバ i5+」の動作音測定の結果

「ルンバ i5+」は、マップを作成したり、ナビゲーションを行ったりしている際はかなり静か。しかし、吸引をはじめると床を吸い上げるような「ブー」といった音が混じってかなりうるさい印象です。

実際に騒音計で計測した結果でも、72db〜74dbといった感じで「騒々しい街中や間近で聞く蝉の声」といったレベル。会話も大きな声を出さないと聞こえない状況です。

■検証(3):手入れのしやすさ

クリーンベースの紙パックを交換する様子

△クリーンベースの紙パックを交換する様子

「ルンバ i5+」は紙パックの入ったクリーンベースを標準装備しており、1回1回のごみ捨てに関しては不要。最大1年間不要なので、手入れに負担は感じません。

交換時も、上の写真のように紙パック上部のつまみを引っ張り上げることで交換可能。紙パック内にごみを閉じ込めたままで交換できるため、ゴミが舞うこともありませんでした。

「ルンバ i5+」のダスト容器を水洗いしている様子

△「ルンバ i5+」のダスト容器は水洗い可能です

ただし、今回のように砂やほこりを大量に掃除した後などは、ダスト容器にも砂やほこりが残っている場合があるため、本体前面からダスト容器を取り外して水洗いする必要があるでしょう。

水洗いの際、フィルターを外すことを忘れないようにしましょう。

「ルンバ i5+」のエッジクリーニングブラシ・デュアルアクションブラシ

△エッジクリーニングブラシ・デュアルアクションブラシには、髪の毛や糸くずなどが絡まることも

そのほかにお手入れする場所としては、底面の左上についているエッジクリーニングブラシと、中央のゴム製デュアルアクションブラシがあります。

今回のテストのように、大量の髪の毛などを吸い込んだ場合は、写真のように両ブラシに髪の毛が巻き付いてしまいました。ただし、エッジクリーニングブラシも、ゴム製デュアルアクションブラシも髪の毛などが絡まりづらくスルッと取れたので、メンテナンスは簡単な印象です。

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6 「ルンバ i5+」はこんな人におすすめ

「ルンバ i5+」の上面画像

ここまで、「ルンバ i5+」のスペックや特徴、ダミーごみを使った実機テストを行ってきました。このコーナーでは、それらに基づき、「ルンバ i5+」がどんな人におすすめなのかを整理しました。

●お手頃な値段で掃除やごみ捨ての手間を減らしたい人

「ルンバ i5+」は現行のルンバシリーズで唯一、クリーンベースが付属して9万円を切っているコスパの高いモデルです。一般的な使い方であれば、ごみ捨ては最大1年に1回でOK。かつ各種メンテナンスも非常に簡単です。

消耗品については専用アプリ「iRobot Home」でも交換時期をお知らせしてくれますし、掃除やごみ捨ての手間を削減したい方にはぴったりのモデルです。

●部屋数が少なめで、毎日しっかり掃除をしたい人

2~4部屋くらいの間取りで、毎日部屋をしっかりきれいにしたいと思っている方にも「ルンバ i5+」はおすすめです。毎日ロボット掃除機を動かすためには、ある程度移動範囲の中で絡まりそうなケーブルや、衣類なども片付けているはずで、そういった環境では「ルンバ i5+」はベストなパフォーマンスを発揮します。

一方で、ペットを飼っていたり、お子さまがいらっしゃったりする家庭では、思わぬものごみや排泄物などが床に落ちているなんてことも。そういったご家庭なら、1ランク上の「ルンバ コンボ j7+」でカメラによる障害物回避と水拭きの活用をおすすめします。

7 もしかしたらエントリーモデルでもいいかも?まずはお試し!

もしかしたらエントリーモデル「ルンバ i2」でも十分な場合もあるし、ハイエンドモデル「ルンバj7+」のほうがよかったということもあるので、まずはお試ししてみましょう。

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※2023年4月時点での情報です。最新の情報はメーカーのホームページでご確認ください。
※表示金額はすべて税込価格です。
※商品写真および画像はイメージです。

取材・執筆

デイブ田中

ガジェット・家電のレビューをメインに扱うブログ「デイブ」を運営する副業ブロガー。外資系企業のマーケターとして勤務する一方、『家電総合アドバイザー』の資格を取得。2019年よりブロガーとしても活動中。


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