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【自宅で検証】「ルンバ コンボ j7+」ついに登場!吸引&水拭き一体型のその実力は?

iRobot 掃除機&床拭きロボット ルンバ コンボ j7+ あんしん継続コース
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掃除家電
公開日:2023年3月20日
ルンバ史上初! 掃除機がけと水拭き掃除機能を1台に兼ね備えたハイスペック2 in1モデル「ルンバ コンボ j7+」をルンバ愛用者である家電のプロが実機体験&検証!これまで、ルンバとブラーバの2台使いをしていた方も注目せざるを得ない機種の実力はいかに?。
目次
1 機能も賢さも過去イチ!「ルンバ コンボ j7+」のスゴさとは?
△「ルンバ コンボ j7+」 159,800円(税込) 発売日:2022年11月11日
■掃除機がけと水拭きが同時に完了!ルンバ初のハイスペック機能搭載2in1モデル
他社製ロボット掃除機には、吸引掃除機能と水拭き掃除機能が一体化したモデルが出ているのに、ルンバにはなぜないの? と思っていた方、お待たせしました! 「ルンバ コンボ j7+」は、アイロボット初となる掃除機がけと水拭きを同時にできる2 in 1モデル。ベースとなっているのは、すでに発売中の「ルンバj7+」です。
ロボット掃除機の水拭き掃除は、カーペット・ラグなどの水拭きNGエリアとの切り替えが難しかったり、お手入れが大変だったりと、便利な一方で不満が多くなりがち。しかし、「ルンバ コンボ j7+」はユニークな方法でこれらの問題をクリアしているため、「気持ちよく使える2 in 1ロボット掃除機」といえる製品なんです。
\ルンバ コンボ j7+の清掃力を動画で紹介/
>>写真つきで詳しく評価を読みたい方はこちら→→
「3 『ルンバ コンボ j7+』を実際に使ってみた」
2 「ルンバ j7+」の進化系!「ルンバ コンボj7+」の特徴とは?
「ルンバ j7」と「ルンバ j7+」の違いは、クリーンベースの有無だけでしたが、「ルンバ コンボ j7+」はロボット掃除機本体も大幅に変更されています。
ここからは、「ルンバ コンボ j7+」の機能について詳しく紹介していきます。
モデル | ルンバ j7 | ルンバ j7+ | ルンバ コンボ j7+ [New] |
---|---|---|---|
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|
発売日 | 2022年2月10日 | 2022年2月10日 | 2022年11月11日 |
カメラによる障害物認識・回避 | ◯ | ◯ | ◯ |
クリーンベース | × | ◯ | ◯ |
水拭き機能 | × | × | ◯ |
価格 | 99,800円(税込) | 129,800円(税込) | 159,800円(税込) |
■1台で掃除機がけだけでなく、水拭きもできる
△ダスト容器一体型の水タンクから滴下した水を、モップパッドで拭き取る仕組みです
「ルンバ コンボ j7+」は、水滴を床に落として本体後部のモップパッドで水拭きを行う仕組みです。水は本体のダスト容器と一体型になっているタンクから供給される方式です。
水拭きと同時に掃除機がけも行うか、掃除機がけのみを行うか、また水拭き時の水滴の量なども「iRobot Home」アプリからお好みの設定が可能です。
■カーペットを濡らさない新システムを搭載
「ルンバ コンボ j7+」には、誤ってラグやカーペットを濡らさないように「パッドリフティングシステム」が搭載されています。
これは、裏面にある3つのフロアセンサーと前面カメラで、ラグやカーペットを検知してパッドリフティングするモップパッドを上下回転式のアームに取り付けることで、水拭きしたくない場所ではモップを本体表面に格納するというもの。カーペット・ラグなどの場所で、水拭きを一時的に停止できます。加えて、水拭き時にモップを床面に押し付ける働きもあるため、頑固な汚れを拭き取るのにも効果的です。
△29秒:モップパッドを天面から床へ降ろすシーン|59秒:パッドリフティングシステムのシーン(モップパッドを天面に格納するシーン)
もちろん「ルンバ コンボ j7+」は水拭きしたくないエリアの設定も可能。部屋に合わせて掃除のモードを選択することができますよ。
■モップパッドが上下に動き、脱着もラクラク
水拭きを終了した後は汚れたモップパッドを水洗いする必要がありますが、「ルンバ コンボ j7+」はそこもひと工夫されています。
これもパッドリフティングシステムの恩恵といえるのですが、掃除終了後はモップパッドが本体の表面側に移動しているので、モップパッドが取り替えやすいというメリットがあるんです。
△ルンバ コンボ j7+のモップパッドは使用しないときは本体表面に収納されます
他社製品のなかには、背面にモップパッドが固定されており、汚れたモップパッドを取り替えるときにはダスト容器ごと取り出したり本体をひっくり返す必要があるものも…。その点、「ルンバ コンボ j7+」は非常に便利です。
モップパッドの取り付け方法もよく工夫されており、モップパッド全体を二つ折りにして、中央背面にあるプラスチックのパーツを本体側の受け皿に差し込むだけ。パッド全体は面ファスナーの仕組みで固定されます。
△「ルンバ コンボ j7+」のモップパッドは脱着が簡単
水拭き後は、装着と逆にモップパッドを両端から畳んだ状態で中央のパーツを上に引き抜くだけで取り外しができるので、汚れたモップパッドの表面に一切触れることはありません。
新搭載のモップリフティングシステムのメリットをまとめましょう。
① 水拭き時に床面へのモップの圧着により掃除効果がアップ
② カーペットやラグでのスムーズなモップパッド格納
③ メンテナンス時にアクセスしやすいモップパッド収納
と、一石三鳥の働きをしているんです!
■障害物を認識して回避
△「ルンバ コンボ j7+」がケーブルや靴下を障害物と認識して回避します
「ルンバ コンボ j7+」は、本体前面のカメラにより各種ケーブル類・ペットの排泄物(固形物)・靴(スリッパ)・靴下など、床に落ちている障害物を認識して、適切に回避することができます。
この機能は、「ルンバj7」「ルンバj7+」にもすでに搭載されており、「ルンバ コンボ j7+」にも引き継いだ機能ですが、さらに機能が向上しているのがすごいところ。
△「ルンバ コンボ j7+」のカメラで認識したケーブルと靴下
「何が落ちているのか」を認識し、それに応じて適切な回避方法を選択している点に注目です。ユーザーの家庭で検出された障害物のデータは、世界中からアイロボット社のクラウド上に任意でフィードバックすることができ、それをAIが分析することで日々賢くなっていきます。
もうロボット掃除機を使う前に、障害になりそうなものを片づけておく必要はないといえるでしょう。
■なんと1年間ゴミ捨て不要!クリーンベースも標準装備
△「ルンバ コンボ j7+」のクリーンベースは横置きで従来型よりコンパクトに
「ルンバ コンボ j7+」は、クリーンベースと呼ばれる自動ゴミ収集機が標準装備されています。掃除を終了した後、本体がクリーンベースに戻ることで、充電とゴミの回収を行います。これによりこまめな掃除が不要になり、なんと約1年間も放っておけるのです。
さらに、クリーンベースに装着されたダストパックは、引き抜くと同時にフタが閉じるので、ほこりが舞いにくく、ゴミに触れることもなくゴミ捨てができるのが美点といえます。
△ダストパックは引き抜き時に自動でフタが閉じるので清潔なままゴミを捨てられます
■自宅に最適化した掃除設定ができる
△「ルンバ コンボ j7+」は細かい清掃エリアを指定でき、掃除後に障害物を写真つきで確認できます
ルンバの頭脳である「iRobot OS」がさらに進化し便利になりました。専用アプリ「iRobot Home」を通じて、掃除をする部屋の間取りや家具を認識させ、部屋・エリアごとの細かい清掃指示や進入禁止エリアの設定が可能です。
また、ルンバが掃除中に発見した障害物は、今後も障害物と認識して回避させるか、あるいは一時的な障害物として次回の清掃時には清掃を試みるかを指示できます。
さらに、清掃完了時間の予測や、スマホの位置情報を利用して「外出したら自動でルンバが掃除を開始する」といった機能も搭載。これなら、あらかじめスケジュールを設定しておく必要はありません。
また、部屋から部屋に移動する際に吸引モーターを動作させない「クワイエット走行」も実現。さらに、これまでは新しいルンバを導入する際に毎回作成が必要だったマップをルンバ間でコピーできる「マップコピー機能」も搭載し、さらに便利に進化しています!
3 「ルンバ コンボ j7+」を実際に使ってみた!実力や手入れのしやすさは?
「ルンバ コンボ j7+」のハードウェアやデザイン、また実際の清掃性能をチェックしてみましょう。
■開梱・同梱品チェックと準備すべきこと
△<同梱品>ルンバ コンボ j7+本体、クリーンベース、クリーンベース用電源コード、交換用紙パック(1個)、交換用フィルター(1個)、交換用エッジクリーニングブラシ(1個)、マイクロファイバーモップパッド(2枚、1枚本体装着済み)、床用洗剤(4回分)
「ルンバ コンボ j7+」を正しく動作させるためには、クリーンベースの左右にそれぞれ50cm以上、正面に1.2m、また上部に30cm以上のスペースを確保することが推奨されています。
また、「ルンバ コンボ j7+」はアイロボット社のスマホアプリ「iRobot Home」と接続することでマップの作成や清掃スケジュールの設定など、各種の詳細な設定が可能になるため、事前に「iRobot Home」アプリをダウンロードして登録しておきましょう。
この時、もし以前に作成・登録していたマップがある場合は、「iRobot Home」の登録アカウントを経由してコピーすることで、初期のマップ作成の時間を省略することも可能です。
■清掃能力の評価項目
今回も、筆者の自宅リビングにテスト環境を構築し、生活のなかで出そうなゴミを組み合わせて「ルンバ コンボ j7+」による清掃テストを行いました。
▼実機テストの条件
動作スペース |
---|
![]() ●清掃対象は、約8畳のリビング(16 ㎡)。 ソファ、家具、収納などあり ●ゴミ散布スペースは、上左図で赤枠で囲んだ(写真では白枠で囲んだ)部分幅1.2m×奥行き1.7m(2.04㎡) |
床の素材 |
●フローリング |
テスト方法 |
●マップ作成機能のある機種は、あらかじめマップを作成し「すべて清掃」を設定 ●走行回数は「部屋の大きさに合わせて清掃」に設定 ![]() ●ゴミはスペースを限定して散布。ただしテスト後は全エリアからゴミ収集・確認 ●今回は「掃除機がけ」のみと、「掃除機がけ+水拭き」の2回計測を行った |
まいたゴミ |
合計25g ●コーヒー豆(出がらしを乾燥させたもの):11g ●砂:11g ●ウィッグを約10cmにカットしたもの:1g ●色紙をシュレッダーしたもの:2g |
■「ルンバ コンボ j7+」の実力を自宅で試した結果
△「ルンバ コンボ j7+」のテストの様子
・1回目:掃除機がけのみ
まず、1回目は掃除機がけのみでゴミを吸引してみました。約8畳のリビングに合計25gとかなり多めのゴミをまいて、テストを行っています。マップはあらかじめ作成しておいたので、移動に迷いがなく、スピーディーにムダなく清掃を行う姿が印象的でした。
△「ルンバ コンボ j7+」が清掃する前のテストエリア
△「ルンバ コンボ j7+」が清掃した後のテストエリア
△「ルンバ コンボ j7+」が清掃した後に残ったゴミ
まず、1回目は「ルンバ コンボ j7+」の掃除機がけ機能だけを使って掃除をしてみました。清掃時間は約10分とスピーディーでした。残ったゴミは、紙ゴミやウィッグは少なく、コーヒーかすと砂が残りました。
△清掃後、残ったゴミの状態
コーヒーかすは、サイズが大きく、かつ軽いため、移動しながら回転するエッジクリーニングブラシによってエリア外に弾き飛ばされたものが多く見受けられました。一方で砂つぶは、フローリングの溝に入り込んでしまったものもありました。
・2回目:掃除機がけ+水拭き
次に、掃除機がけと、水拭きを併用した場合の検証を行いました。
△「ルンバ コンボ j7+」が清掃する前のテストエリア
△「ルンバ コンボ j7+」が清掃した後のテストエリア
△ルンバ コンボ j7+が清掃した後に残ったゴミ
清掃時間は約11分と、1回目の検証とほとんど変わりませんでした。
変化があったのは残ったゴミです。紙ゴミやウィッグがほとんどないのは1回目と同じで、コーヒーかすも主にエリア外に弾き飛ばされたもの、エリアに残っているのも同じでしたが、大きな差があったのは砂でした。今回のテストでは、砂の量が圧倒的に減っています。これは、吸引では吸いきれなかった砂を、モップパッドの水拭きの働きでキャッチできたからだと考えられます。
大きめのゴミは吸引力で取り去ることができますが、小さな粒子レベルのゴミは、やはり吸引だけでなく、水拭きを併用した方がよく掃除できることが実証されました。
\ルンバ コンボ j7+の掃除力を動画でチェック/
4 「ルンバ+ブラーバ併用」と「ルンバ コンボ j7+単体使用」どっちがいい?
「ルンバ コンボ j7+」は掃除機がけと水拭きの両方が同時に行える2 in 1が売りのロボット掃除機ですが、一方でアイロボット社からは水拭き専用の「ブラーバ ジェット m6」も販売されています。
掃除機がけと水拭きで、「ルンバ j7+」と「ブラーバ ジェット m6」を併用する場合と、「ルンバ コンボ j7+」1台で掃除機がけ・水拭きの両方を行った場合にどんな違いがあるのか、どんな場合は2台体制がおすすめなのかについて解説します。
■「ルンバ コンボ j7+」と「ブラーバ」の水拭き性能には大きな違いがある
まず、「ルンバ コンボ j7+」と「ブラーバ ジェット m6」の水拭き機能には大きな違いがあるのを知っておきましょう。
「ルンバ コンボ j7+」は、本体背面に設けられた穴からポタポタと水を滴下しながら、それをモップパッドで拭き取ることで水拭きを実現しています。
一方で、「ブラーバ ジェット m6」の方は水タンクのサイズも倍以上あり、よりアクティブに、本体前面から水をジェット噴射します。そのため、「ルンバ コンボ j7+」と比べても「ブラーバ ジェット m6」の方が、圧倒的に安定して大量に水を噴射して掃除が可能となっています。
△「ブラーバ ジェット m6」(右)のモップパッドは、「ルンバ コンボ j7+」(左)のものよりも大きい
モップパッドの形状・サイズも大きく異なります。幅はほとんど変わらないのですが、「ブラーバ ジェット m6」のモップパッドが長方形なのに対して、「ルンバ コンボ j7+」の方はブーメラン型で、面積が小さくなっています。
これらの違いにより、水拭き性能としては「ブラーバ ジェット m6」の方が明らかに高くなっています。
■床に汚れがこびりつきやすい環境は「ルンバ+ブラーバ併用」がおすすめ!
やはり水拭きの性能が求められる環境、例えばキッチンの油汚れをキレイにしたいとか、小さいお子様がいらっしゃったり、ペットを飼っていたりして汚れがこびり付きやすい環境の場合は「ブラーバ ジェット m6」との併用をおすすめします。ルンバとブラーバを併用することで、自分の好みのスケジュールで自由に掃除機がけと水拭きを実行できます。
■短時間で効率よく床の水拭きもしたいなら「ルンバ コンボ j7+単体」が手軽!
一方で、汚れはそれほどではないけれど、掃除機がけだけではなく、水拭きも併用することで手軽にサラサラした床を実現したい方は、一体型になっている「ルンバ コンボ j7+」がおすすめです。パッドリフティングシステムのおかげで、モップパッドの脱着も楽ですし、カーペットやラグ、畳などもうまく回避して短時間で効率よく水拭きしてくれます。
5 「ルンバ コンボ j7+」はこんな人におすすめ
●短時間で掃除機がけと水拭きを行いたい人
ルンバとブラーバを別々に動かす場合、連携機能を搭載したモデルでも、まずルンバが掃除機がけをした後で、改めてブラーバが水拭きをするため、それぞれに時間がかかります。そのため、ロボット掃除機を稼働させられる時間が限られている場合はタイミングを考えておく必要があります。
一方で、「ルンバ コンボ j7+」の場合は本体前面で掃除機がけを、後部で水拭きを同時に行いながら掃除をするため、掃除機がけに必要な時間で水拭きも完了します。忙しい方には「ルンバ コンボ j7+」がおすすめです。
●部屋が手狭だけれども掃除機がけと水拭きの両方を行いたい人
ルンバとブラーバをそれぞれ設置する場合はかなり広い設置場所を用意する必要があります。例えば「ルンバ j7+」と「ブラーバ ジェット m6」を左右に設置した場合、幅約2mを超えるスペースが必要となります。
その点、「ルンバ コンボ j7+」ならば従来の「ルンバ j7+」を設置するのと同じスペースで、水拭き機能まで備えているので、設置場所があまり広く確保できない場合はおすすめです。
6 まとめ
「新モデルをさっそく試してみたい」「いま手持ちのルンバがあるけど比較してみたい」という方はレンタルを試してみてはいかがでしょうか。
ドコモのレンタルサービス「kikito」なら、最新型の「ルンバ コンボ j7+」も、「ブラーバ ジェット m6」もレンタルできます。本記事で興味を持たれた方は、ぜひレンタルを活用して、ご自宅で性能をチェックしてみてください!
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※2023年3月時点での情報です。最新の情報はメーカーのホームページでご確認ください。
※商品写真および画像はイメージです。