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【タイプ別おすすめVRゴーグル7選】プロが使ってわかった選ぶべきモデルは?

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VRゴーグル
公開日:2021年8月10日(2024年2月6日更新)


目の前に巨大なスクリーンを映し出したり、360度の映像世界の中に滞在したりすることができる「VRゴーグル」。家電専門ライターが、おすすめのVRゴーグルをピックアップして実機レビューします! PC接続型、スマホ取付型、スタンドアロン型の3つのタイプの特徴も解説しますので、あなたの用途にあった1台を見つけてみてください。

VRバナー

1 仮想現実を体験しよう!VRゴーグルには3種類ある

Facebook/Oculus Quest 2、DPVR/E3-4K Gaming Combo、サンワサプライ/MED-VRG1の製品画像

VRとは「Virtual Reality(バーチャル・リアリティー)」の略で、日本語では“仮想現実”と訳されます。VRゴーグルは、装着することで仮想現実を体験できる装置のこと。VRヘッドセット、VRヘッドマウントディスプレイなどとも呼ばれます。VRゴーグルには3つの種類があります。それぞれについて説明しましょう。

■スマホ取付型

まず、最も気軽にVRを体験できるのが、スマホ取付型のVRゴーグルです。これはVRアプリを立ち上げたスマートフォンを、VRゴーグルに取り付けるというもの。VRゴーグル自体は安価なモデルが多く、試しやすいのが特徴です。

■スタンドアロン型

スタンドアロン型のVRゴーグルは、ディスプレイやバッテリーなどが内蔵されており、Wi-Fiに接続することで、単体でVRを楽しむことができます。ワイヤレス操作ができるコントローラーが付属しており、動画視聴だけでなく、簡易的なVRゲームも楽しめます。現在高い人気を誇っている「Meta Quest 2 (Oculus Quest 2)」も、スタンドアロンタイプです。

■PC接続型

PC接続型は、利用するには高性能GPUを搭載したPCが必須。その代わり、高画質でVR映像を描き出すことができ、本格的なVRゲームも楽しめます。

また、このほかにも、PlayStation4/5に接続できるPlayStation VRなどもあります。

▼VRゴーグルのタイプ別メリット/デメリット

スタンドアロン型 PC接続型 スマホ取付型
本体価格
アプリの数
対応ゲーム ×
画質
手軽さ ×

2 VRゴーグルを選ぶポイントは?

VRゴーグルを選ぶときは、まず何をしたいかを決める必要があります。その上で、画質、使い勝手、トラッキング方法など、搭載されている機能で具体的な製品を選んでいくことになります。

■楽しみたいのはゲーム?動画?汎用性が高いのはスタンドアロン型

VRゴーグルを選ぶときに最初に決めるべきなのがは、「何を、どんなふうに楽しみたいか」ということです。

たとえばVR動画や映画をまずは体験してみたいということであれば、スマホ一体型やスタンドアロン型がおすすめ。高画質で楽しみたいならPC接続型を選びましょう。4Kの高精細で映像表現ができる製品も増えています。

プロがセレクト!必見のVR動画6選をチェック

VRゲームを楽しみたい場合も、とにかく体験してみたいのならスマホ一体型、有名ゲーム等を楽しみたいならスタンドアロン型がぴったり。高画質でさまざまなゲームをプレイしたいとか、SteamのゲームをプレイしたいならPC接続型がいいでしょう。ゲーム用なら、両手コントローラーが付属するスタンドアロン型かPC接続型を選びましょう。

VRゲーム『ALTDEUS: Beyond Chronos』

△今回実機検証に使った人気VRゲーム『ALTDEUS: Beyond Chronos』。(検証結果は
「4 おすすめのVRゴーグルを実機レビュー 」をチェック)

■長時間使うなら本体はできるだけ軽量&高フィットのものを

映画を1本見る場合など、長時間使うことを考えるとVRゴーグルは できるだけ軽く、安定性がよいものを選ぶのがおすすめ。 スマートフォンを装着するタイプはVRゴーグル+スマートフォンになるため、トータルでは意外と重くなることがあります。フィット感と重量のバランスを見極めて選びましょう。

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■没入感を求めるならトラッキング方法は6DoF対応がベスト!

VRゲームを楽しみたい場合に重要なのが、トラッキング方法です。VRゴーグルを装着して首を振ると、画面もそれに追随して動きます。これはVRゴーグルの中にさまざまなセンサーが入っているためです。

この、首をぐるりと回すような動きに連動しているのが3DoFです(DoFはDegree of Freedomの略)。 3DoFでは首の前後、左右、回転を検知できます。

そして、さらに多くの動きに対応できるのが 6DoFで、首に加えて、体の前後左右上下の動きを検知できます。本格的にVRゲームを楽しむためには、6DoF対応のVRゴーグルが必須です。

トラッキングの説明イラスト

△3DoFと6DoFにはこれだけの自由度の違いがある

■眼鏡をかけたまま使いたい!アダプターの有無をチェック

近眼で普段眼鏡をかけている場合、VRゴーグルも眼鏡をかけたまま使うことになります。多くのVRゴーグルには、眼鏡を使うためのアダプターが付属しているので、それをゴーグルにセットするだけでOK。横幅が大きくない眼鏡なら、装着した状態でVRゴーグルをかけられます。後はレンズの位置を調整しましょう。

眼鏡が大きい場合、先にVRゴーグルのなかに眼鏡をセットしておいてから、かける方法もあります。眼鏡をかけたままVRゴーグルをかけられない場合は、この方法を試してみましょう。

さらに眼鏡が邪魔に感じられる場合、VRゴーグル内に直接矯正用レンズを取付ける方法もあります。Meta Quest用の視力矯正用レンズが販売されているので、それらを使う手もあります。

■大事なのは実際に試してみること!

VRゴーグルは装着して利用するものなので、できれば実際に試してから購入するのがおすすめです。レンタルであれば、顔のフィット感や使い勝手、長時間使用したときの体調の変化などを実際に試すことができます。

また、VRゴーグルを買ってみたのはいいけれど、VR酔いが強くてほとんど使えなかった、などというユーザーもいます。これは店頭などでちょっと装着しただけではわからないので、レンタルでVRを体験しておくと安心です。もちろん、入門としてまず安価なスマホ取付型を買ってみる方法もありますが、スマホ取付型は視聴コンテンツが中心。動きのあるVRコンテンツを試すなら、レンタルするのがベストです。

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3 各タイプのメリット/デメリットを整理

■スタンドアロン型

【メリット】

  • 価格と機能のバランスに優れている
  • 高画質モデルが多く、映像視聴にも最適
  • 6DoFモデルも選べる

【デメリット】

  • 製品ごとの差が大きい
  • 3DoF製品でプレイできるゲームは一部のみ

■PC接続型

【メリット】

  • GPUを使った高画質で表現が可能
  • VRゲームが堪能できる
  • VRアプリも多彩

【デメリット】

  • 高性能GPU搭載PCが必須
  • 高価格帯の製品が多い

■スマホ取付型

【メリット】

  • 5,000円以下で手軽に導入できる
  • VR対応のスマホアプリが利用可能

【デメリット】

  • 基本的には映像視聴のみでゲームはできない
  • 操作・機能はアプリに依存する

●おすすめのVRゴーグルを実機レビュー

それでは注目のVRゴーグルについて、それぞれの製品の特徴や詳細について解説していきましょう。

4 おすすめVRゴーグル実機レビュー:スタンドアロン型

■Meta/Meta Quest 2

Facebook/Oculus Quest 2の製品画像

スタンドアロン、PC接続の両方で使えるVRゴーグル。低価格ながら、体の移動が認識できる6DoFに対応しており、本格的なVR体験ができることから、圧倒的な人気とシェアを誇る製品です。

独自のMeta Questストアからさまざまなアプリを入手可能。NetflixやDMM動画、YouTubeなど、主要な動画サービスはひととおりそろっており、さらにゲームも充実しています。

両手に持つコントローラーが付属しているため、さまざまなVRゲームが楽しめます。なお、利用するためにはFacebookアカウントとの連動が必要です。

▼Oculus Quest2のポイントまとめ

Facebook Oculus Quest2
装着感 ゴムベルトで固定する仕組みなので、やや緩め。オプションのEliteストラップ(7,830円)で安定性ががアップします。
画質 4K画質ではありませんが、ドットの境目はほぼ見えず、高精細な映像表現ができます。PCを接続するとさらに高画質で表示できます。
音質 ボリュームはそれほど大きくないですが、コンテンツを楽しむ上では問題なし。ヘッドホン端子も装備しています。
操作性 2つのコントローラーでスムーズな操作が可能です。多くのVRプラットフォームの中では最も操作性が高く、わかりやすい。
体験できるコンテンツ Meta Questストアに動画アプリやVRゲームなどを多彩にラインナップしています。

【注目ポイント】

一番のポイントは、手軽に多彩なVRコンテンツが楽しめること。スタンドアロンで利用できるため、初めてのVRゴーグルでも手軽に使うことができ、それでいて映像コンテンツの視聴からゲームまでさまざまなVRアプリが利用可能。さらに、高性能GPUを搭載するPCと接続するLinkを利用すれば、いっそう高画質な映像が実現します。

Facebook/Meta Quest 2でVRChatをしている画面

△大人気のVRアプリ「VRChat」の画面。このアプリを楽しむならMeta Quest 2が最適

Facebook/Meta Quest 2で写したALTDEUS: Beyond Chronosの画面

△VRゲーム『ALTDEUS: Beyond Chronos』の画面。実際に両手を動かして画面をタッチしながらプレイできる

Facebook/Meta Quest 2のコントローラー

△スタンドアロンでも使えるタイプながら 2つのコントローラーを搭載。「X、Y」「A、B」ボタンを配置する

Facebook/Meta Quest 2のUSB Type C端子とヘッドホン端子

△本体左側面にUSB Type C端子とヘッドホン端子を配置

>>Meta Quest 2をレビュー!前モデル「Oculus Quest」からの進化点は?実機で比較

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■Pico Technology/Pico Neo3 Link

Pico Technology/Pico Neo3 Linkの製品画像

スタンドアロンとPC接続の両方で使える、新しいVRゴーグル。256GBのメモリを内蔵し、4K解像度(3664×1920ピクセル)の高精細なVR映像を映し出すことができます。

全身の動きのあるVRゲームが楽しめる6DoFにも対応。スタンドアロンでは、専用のアプリストア「Pico Store」からゲームなどをダウンロードできます。また、付属のケーブルを使って高性能GPUを搭載したPCと接続すれば、SteamVRにある多彩なゲームを楽しむことができます。

Pico Technology Pico Neo3 Link
装着感 後頭部にあるダイヤルを回すだけで、ベストなフィット感に調節可能。前面、後頭部のクッションともに柔らかく、非常に安定感があります。
画質 ほぼ4型相当の解像度に対応しており、高精細な映像が映し出せます。PCに接続すれば、さらに高画質でコンテンツが楽しめます。
音質 ストラップの耳に当たる部分にスピーカーを内蔵。3D立体音響に対応しています。また、ヘッドホン端子も装備しており、好みのヘッドホンを使用することが可能です。
操作性 レバーや複数のボタンを備えた2つのコントローラーが付属。両手で持って操作することで、さまざまなゲームに対応できます。
体験できるコンテンツ スタンドアロンで使えるPico Storeはゲームが100タイトル、ゲーム以外が50タイトルと現状はやや少なめ。ただし、PCに接続すればSteamVRの6,000以上のタイトルをプレイできます。

【注目ポイント】

「Pico Neo3 Link」は、スタンドアロンでもPC接続でも使える、Meta QuestのライバルともいえるVRゴーグルです。 VRゴーグルの性能を決めるSoCは、同じ「Qualcomm Snapdragon XR2プロセッサ」を採用。 表示できる映像のきれいさなどもほぼ同格です。

その代わりに、後発だからこその使い勝手のよさが魅力。 後頭部のアダプター内にバッテリーを搭載することで、重さのバランスがよく、疲れにくいのがポイントです。

また、PCとの接続にDisplayPortケーブルを用いると、画像を圧縮せずに転送できるため、最高画質の「PC VRモード」で映像を楽しめます。

Pico Technology/Pico Neo3 LinkのVRchat映像

△PCに接続することで、SteamVRが利用可能に。PC VRでのVRChatは非常になめらかで繊細な映像表現ができています

Pico Technology/Pico Neo3 Linkのコントローラー

△両手で持ってさまざまな操作ができる2つのコントローラー付属。ハンドル部分はやや長めで持ちやすくなっています

Pico Technology/Pico Neo3 Linkの本体後頭部

△後頭部にバッテリーを内蔵したクッション付きアダプターを配置。ダイヤルを回してフィットさせられます

Pico Technology/Pico Neo3 LinkとゲーミングPCがケーブルで接続されているイメージ

△付属のDisplayPortケーブルでPCに接続することで、「PC VRモード」が利用できるようになります

■Pico Technology/Pico G2 4K

Pico Technology/Pico G2 4Kの製品画像

4K(3840×2180ドット)の超高感度ディスプレイを採用したスタンドアロン型のVRゴーグル。トラッキング方法は3DoF。バッテリーを後頭部側に配置しているため、ゴーグル部が軽く、長時間装着していても首が疲れないのが特徴です。

高画質ディスプレイを活かして、さまざまな動画コンテンツが楽しめます。ただし、コントローラーは1つのみで、あくまでメニュー操作用。VRゲームなどの操作には向きません。

高画質で映像コンテンツを楽しみたい方に向いたVRゴーグルです。

PiconTechnology Pico G2 4K
装着感 ゴーグルの横幅が大きいため、眼鏡をしたままでもスムーズに装着できました。ただしゴーグルの前に重心があるため、やや重さも感じます。
画質 4Kディスプレイを搭載しているため、粗さはなく、非常に高精細。細かいところまできれいに描けます。
音質 ステレオスピーカーを搭載しているものの音質はそれなり。大迫力で映像コンテンツを楽しむときは外付けヘッドホンの利用が必須です。
操作性 付属のコントローラーだけでなく、本体側面のタッチパッドで操作できるのが便利です。
体験できるコンテンツ アプリストアVIVEPORT をプリインストール。また、360Channel、VeeR VRもすぐに利用できます。

【注目ポイント】

4Kの高画質で多彩なVRコンテンツが楽しめるのがポイント。「Prime Video VR」アプリが用意されており、さまざまな映画やドラマなどを仮想の大画面で視聴できます。

また、本体底面にmicroSDカードスロットを搭載している点も特徴。映像コンテンツなどをメモリに保存して、内蔵のアプリで見ることもできます。

Pico Technology/Pico G2 4Kのコントローラー

△3DoFコントローラーが付属。マウスのような操作ができる

Pico Technology/Pico G2 4Kの接続端子や電源ボタン、microSDスロット

△本体底面に接続端子や電源ボタン、microSDスロットを搭載

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■DPVR/DPVR P1 Pro 4K

DPVR/DPVR P1 Pro 4Kの製品画像

5.5型の4K(3840×2160ドット)高画質ディスプレイを採用するVRゴーグル。PCに接続することなく、単体で使用できる3DoFのスタンドアロン型で、Qualcomm社のVR/AR向けSoC「Snapdragon XR1 Platform」を搭載しています。

コントローラーに加え、本体右側面にもタッチパッドが搭載されており、本体だけでも操作できるので便利です。 最大256GBまでのmicroSDメモリーカードが利用できます。

DPVR DPVR P1 Pro 4K
装着感 ゴーグルの横幅が大きいため、眼鏡をしたままでもスムーズに装着できました。ただしゴーグルの前に重心があるため、やや重さも感じます。
画質 4Kディスプレイを搭載しているため、粗さはなく、非常に高精細。細かいところまでキレイに描けます。
音質 ステレオスピーカーを搭載しているものの音質はそれなり。大迫力で映像コンテンツを楽しむときは外付けヘッドホンの利用が必須です。
操作性 付属のコントローラーだけでなく、本体側面のタッチパッドで操作できるのが便利です。
体験できるコンテンツ アプリストアVIVEPORT をプリインストール。また、360Channel、VeeR VRもすぐに利用できます。

【注目ポイント】

VR動画が楽しめるサービスとして、360Channelと VeeR VRがプリインストールされており、買ってすぐにWi-Fiに接続するだけで楽しめます。

VR動画配信サービスやアプリストア「VIVEPORT」は、内蔵ブラウザで表示することが可能。 好みの映像コンテンツを、高精細の仮想大画面で表示することができます。

DPVR/DPVR P1 Pro 4Kの起動時画面

△起動時に表示される画面。プリインストールされているVRコンテンツが並ぶ

DPVR/DPVR P1 Pro 4Kのコントローラー

△付属のコントローラー。タッチパッド、トリガー、メニュー、戻るボタンを配置

DPVR/DPVR P1 Pro 4Kのタッチパッド

△本体右側面にタッチパッドを配置。指で触って操作ができる

■スタンドアロン型のおすすめ製品 スペック比較

タイプ スタンドアロン型
メーカー名 Meta Pico Technology Pico Technology DPVR
製品名 Meta Quest 2 Pico Neo3 Link Pico G2 4K DPVR P1 Pro 4K
価格(税込) 5万9,400円(128GB)/7万4,400円(256GB) 4万9,280円 3万8,500円 4万5,980円
サイズ 191.5×102×295.5mm 135×112×190mm 172×93×89mm 208×130×105mm
重量 503g 約385g(バンド含まず) 276g(本体のみ) 350g(本体のみ)
ディスプレイ 1832×1920ドット×2 3664×1920ドット 5.5インチ
3840×2160
5.5インチ
3840×2160
リフレッシュレート 60、72、90 Hz、120Hz(PC) 72、90、120Hz 75Hz 70Hz
視野角 98度 101度 100度
自由度 6DoF 6DoF 3DoF 3DoF
メモリ容量 128/256GB 256GB 32GB、microSDスロット
(256GBまで対応)
32GB、microSDスロット
(256GBまで対応)
連続駆動時間 約2~3時間(ゲームの場合は2時間、動画視聴は3時間) メーカー確認 約3時間 約4時間
コントローラー Touchコントローラー コントローラー コントローラー Bluetoothコントローラー
利用できるアプリストア Meta Questストア Pico Store VIVEPORT VIVEPORT
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5 おすすめVRゴーグル実機レビュー:PC接続型

■DPVR/E3-4K Gaming Combo

DPVR/ E3-4K Gaming Comboの製品画像

高性能GPUを搭載した PCに接続することで、高画質のVRゲームが堪能できる本格派のVRゴーグル。モーショントラッキングキット「NOLO CV1」が付属しており、ディスプレイ上部にロケーターを取り付けて、プレイエリアの正面に ベースステーションを設置することで6DoFに対応します。

4K解像度に対応した5.5インチディスプレイを採用しており、ゲームだけでなく、高画質で動画を楽しむことも可能です。

▼「E3-4K Gaming Combo」 のポイントまとめ

DPVR E3-4K GamingCombo
装着感 ディスプレイ部は軽く、バンドもしっかりしていて安定感も良好。ただし、頭頂部をケーブルが通って背後に回る仕組みのため、ケーブルの重さと取り回しが気になりました。
画質 4KディスプレイとPCのGPUパワーにより、非常にきめ細かな描画ができます。精細感はダントツです。
音質 スピーカーが搭載されていないため、音を聞くためにはヘッドホン端子に、ヘッドフォンを装着する必要があります。このためカジュアルには使いにくい印象です。
操作性 基本的な操作は2つのコントローラーで行う仕組み。専用ソフトウェア「DPVR Assistant」が付属しており、複雑な接続設定なども一括でできます。ただし、設定はやや難易度高めでした。
体験できるコンテンツ VRプラットフォーム「SteamVR」「VIVEPORT」に対応。多彩なVRゲームを中心に堪能できます。

【注目ポイント】

6DoFのゲームプレイに対応するモーショントラッキングキット「NOLO CV1」は、ベースステーション、ロケーター、コントローラーで構成されています。ロケーターとコントローラーにはトラッキングセンサーが内蔵されており、ベースステーションと組み合わせることで空間センシングが可能です。

DPVR/E3-4K Gaming Combo のVRChatのロビー画面

VRChatのロビー画面。4K画質だけあって非常に高精細に表示できた

DPVR/E3-4K Gaming Combo のNOLOコントローラー

△6DoFに対応できるNOLOコントローラー。ただし、Oculus Questのコントローラーと比べると、ボタン数は少ない

DPVR/E3-4K Gaming Combo のディスプレイ上部にロケーターをセットした画像

△ディスプレイ上部にロケーターをセットしたところ

■HTC/ VIVE Cosmos Elite

HTC/VIVE Cosmos Eliteの製品画像

2つのベースステーションが付属し、本格的な外部トラッキングができるPC用のVRゴーグル。片目ずつ3.4インチの1440×1700ドット表示のディスプレイを採用し、4Kには満たないものの、遜色のない高画質の映像が映し出せます。

ベースステーションを設置することで、3.5m四方のライトハウス・トラッキングが設定可能。体の動きのあるVRゲームが堪能できます。

なお、5K相当の解像度を実現した最新モデル「VIVE Pro 2」も、6月末から発売される予定です。

▼「VIVE Cosmos Elite 99HART006-00」のポイントまとめ

HTC VIVE Cosmos Elite
装着感 額と後頭部にしっかりとしたクッションが配置されていて、そこで挟む仕組み。頭頂部を通るヘッドバンドも太く安定性が高いのがポイントです。後頭部のダイヤルを回すだけで バンド幅も固定できます。
画質 リフレッシュレートが高いこともあり、映像の動きがなめらか。解像度はは4Kモデルより劣りますが、ドットの境目などは見えず、十分なきれいさです。
音質 本格的なステレオ・ヘッドホンを搭載。耳にピッタリとフィットはしないものの、高音質が堪能できました。
操作性 「SteamVR Tracking」に対応した2つのVIVEコントローラーを使って各種操作が可能。握りやすく各種ボタンもさっと押せるため、ゲーム中もスムーズに操作できました。
体験できるコンテンツ VRプラットフォーム「SteamVR」「VIVEPORT」に対応しています。また、VIVEPORTが2か月無料で利用できます。

【注目ポイント】

PC接続による本格リアルVRゲームが利用できることに加えて、最も評価したいのが、装着したままでディスプレイ部分を上に100度まで跳ね上げられることです。この機能により、いちいちヘッドマウントディスプレイを外すことなく、リアル空間を見ることができるのが便利です。

HTC/VIVE Cosmos EliteのVRchat画面

△「VRChat」の画面。4K製品との差は、ほとんど感じられなかった

HTC/VIVE Cosmos Eliteのディスプレイを跳ね上げている様子

△ヘッドバンドを装着した状態でディスプレイを跳ね上げられるのが便利

HTC/VIVE Cosmos EliteのVIVEコントローラー

△SteamVR Trackingに対応したVIVEコントローラー。大きな多機能トラックパッドを配置する

HTC/VIVE Cosmos Eliteの調整ダイヤル

△ダイヤルを回すだけで頭にフィットさせられる

HTC/VIVE Cosmos Elite 99HASF001-00のVIVEベースステーション 1.0

△付属のVIVEベースステーション 1.0。これを部屋の向かい合った位置に設置して外部トラッキングを行う仕組み

■PC接続型のおすすめ製品 スペック比較

タイプ PC接続型
メーカー名 DPVR HTC
製品名 E3-4K
Gaming Combo
VIVE Cosmos Elite
価格(税込) 4万9,830円 12万989円
サイズ 265×195×130mm 540×317×211mm(パッケージサイズ)
重量 300g 665g
ディスプレイ 5.5インチ
3840×2160
デュアル3.4インチ
片目あたり1440 x 1700
リフレッシュレート 75Hz 90Hz
視野角 100度 110度
自由度 6DoF 6DoF
コントローラー NOLOコントローラー×2 VIVEコントローラー×2
利用できるアプリストア VIVEPORT 、SteamVR VIVEPORT 、SteamVR

6 おすすめVRゴーグル実機レビュー:スマホ取付型

■エレコム/VRG-D02PBK

エレコム/VRG-D02PBKの製品画像

4.0~6.5インチのスマートフォンをフロントパネルにセットするだけで、VR映像が楽しめるVRゴーグル。多彩なジャンルのVR動画を用意するDMM.comに対応しています。

フェイスパッドの幅が広く、幅142mmまでのメガネに対応。目幅とピントの調節機能も備えています。

▼エレコム「VRG-D02PBK」のポイントまとめ

エレコム VRG-D02PBK
装着感 顔に当たる部分には、パンチング加工により通気性を確保したレザー調フェイスパッドを採用しており、顔へのフィット感は高め。ヘッドバンドにはアジャスターが付いており、サイズを合わせられます。
音質 スマートフォンに依存します。外付けヘッドホンに対応します。
操作性 使用するVRアプリによって決まります。
体験できるコンテンツ DMM.comなど

【注目ポイント】

「DMM.com VR動画スターターセット」として、1,000円分の動画が購入できるポイントが付いてきます。このため、本製品を購入するだけで有料のVR動画が楽しめます。

エレコム/VRG-D02PBKにスマートフォンを装着している様子

△フロントパネルを開けて内部にスマートフォンを装着する仕組み

エレコム/VRG-D02PBKの調整ダイヤル

△上部のダイヤルで目幅調整やピント調整ができる

■サンワサプライ/MED-VRG1

サンワサプライ/MED-VRG1の製品画像

4.0~6.0インチのスマートフォンが装着できるVRゴーグル。スマートフォンはフロント部分に挟むだけの非常にシンプルな構造。このため、スマートフォンのボリュームボタンの操作や有線ヘッドホンの接続も可能です。

目幅の調整ダイヤルを搭載。シリーズにはピント調整機能付きや、ヘッドホン付き、Bluetoothコントローラー内蔵モデルもあります。

サンワサプライ MED-VRG1
装着感 ヘッドバンドはゴム製でマジックテープで固定するタイプ。 最初に サイズを合わせれば後はスムーズに装着できます。
音質 スマートフォンに依存。ヘッドホン、イヤホンに対応します。
操作性 使用するVRアプリによって決まります。
体験できるコンテンツ YouTubeなど

【注目ポイント】

スマートフォンをフロント部分に挟むだけのシンプルな構造。2,000円前後で購入できる手軽さもポイントです。

サンワサプライ/MED-VRG1にスマートフォンを装着している様子

△スマートフォンを差し込むだけで利用できる

サンワサプライ/MED-VRG1の調整ダイヤル

△目幅調整用ダイヤルを配置

タイプ スマホ取付型
メーカー名 エレコム サンワサプライ
製品名 VRG-D02PBK MED-VRG1
価格(税込) 3,608円 2,970円
サイズ 182×131×94mm 178×120×94.5mm
重量 275g 232g
視野角 90~110度

7 おすすめのVRゲーム5選

おすすめのVRゴーグルをチェックしたら、ゲームも楽しみたいところ。すでにいろいろなVRゲームが登場しています。音楽ゲームやレースゲーム、FPS(一人称シューティング)、アドベンチャーゲーム、MMORPGなど、さまざまなジャンルのゲームが登場し、急速に伸びています。ここでは、ぜひ試してみたいVRゲームをご紹介します。

【リズムゲーム】Beat Saber
対応機種:Oculus Quest2/SteamVR/PLAYSTATION VR

Beat Saberのパッケージ画像

前から飛んでくるブロックを両手に持った剣(コントローラー)で切っていくリズムゲーム。ブロックには上から下、右から左など、切れる方向と、左右どちらの剣で切るかが設定されており、その条件に合わせて切っていく必要があります。ブロックは音楽に合わせて大量に飛んでくるため、素早く、そして正確に切るために、全身を動かし、踊るように切っていくことになります。

一見すると簡単そうですが、やってみるとその難しさと、体を動かす楽しさで時を忘れてくれてしまうタイプのゲームです。また、多数の音楽が用意されているほか、有名アーティストの楽曲が用意されているのも楽しい点。さらにマルチプレイヤーモードでは対戦も可能です。多くのVRゴーグルでプレイできるため、VRゲームの登竜門として非常に人気です。

■こんな人におすすめ
初心者ゲーム、初心者におすすめ。1プレイはそれほど長くないので短時間でサクッとプレイできるのもポイントです。

【アクション、ホラー】バイオハザード4
対応機種: Oculus Quest2/PLAYSTATION VR

バイオハザード4のパッケージ画像

2005年に家庭用ゲーム機向けに発売された人気アクションホラーゲーム『バイオハザード』シリーズの1作、『バイオハザード 4』をVR向けに移植したゲーム。主人公レオンに成り代わり、ゾンビと戦いながら謎を解き、事件を解決していきます。

VRになったことで、視点やプレイ方法は大きく変化しています。実際にコントローラを振って、ハンドガンやナイフでゾンビを倒したり、クリアに必要なアイテムを入手したりしていくのが非常にリアルです。頭を振るだけで、周囲を見回して、背後から襲ってくるゾンビを見つけられます。テレビ画面を見てプレイするのとは次元の異なる臨場感が楽しめます。

対応VRゴーグルを持っているなら、絶対にプレイしたいタイトルです。

■こんな人におすすめ
アクション要素、ホラー要素が詰め込まれたVRゲーム。過去にバイオハザードシリーズを楽しんだことがある人もこのこともない人にもおすすめの本格ゲームです。

【SF、シューティング】STAR WARS™:スコードロン
対応機種:SteamVR/EA Origin/PlayStation VR

STAR WARS™:スコードロンのパッケージ画像

映画スターウォーズに登場するXウィングやタイファイターなどの宇宙戦闘機を操縦してドッグファイトできるフライトシューティングゲームです。VRゴーグルを装着すると、まるで戦闘機のコックピットに入ったような映像が表示されます。キーボードやフライトスティック、ゲームパッドなどを使って戦闘機を操作。宇宙空間を飛び回りながら敵機を撃ち落としていきましょう。

日本語音声がなく(字幕はあり)、ゲームの難易度も高めですが、スターウォーズファンならたまらないシーンが満載です。

なお、Oculus Quest2の場合はゲーミングPCと接続する(Oculus Link/Air Link)ことでプレイできます。

■こんな人におすすめ
ややハードルが高いゲームなので、普段からフライトシュミレーターやシューティングゲームを楽しんでいるゲーマーと、スターウォーズファンにおすすめです。1回のプレイ(戦闘)時間は短いので短時間でも遊べそうです。

【クラフト、シミュレーション】マインクラフト
対応機種:Oculus Rift/Windows MR/PLAYSTATION VR

マインクラフトのパッケージ画像

© 2022 Mojang AB. All Rights Reserved. Minecraft, the Minecraft logo and the Mojang Studios logo are trademarks of the Microsoft group of companies.

自動生成される世界で 建物を作ったり、さまざまな素材を採掘したり、モンスターと戦ったりできる大人気サンドボックスのVR版ゲームです。サンドボックスとは「砂場」といった意味で、決められた世界の中で自由に遊べるゲームのこと。

『マインクラフト』に決まった目的はありません。何をするかを決めるのはユーザー次第。木を切って、岩を砕き、洞窟に入って鉄や貴金属、宝石を採掘して装備や村を作ることができます。ワールドはマルチプラットフォームなのでVR以外の機器でも入ることができますし、友人を誘って一緒に遊ぶこともできます。

VRなら、スマートフォンやPCでプレイするマインクラフトがさらに臨場感たっぷりに遊べます。

■こんな人におすすめ
クラフト系ゲームが好きなユーザーや、ほかのデバイスでこれまでにマインクラフトを遊んでいたユーザーにおすすめ。ゲーム初心者は、やれることが多いのでやや戸惑うかもしれません。ゲームの時間も無限です。

【シューティング】リトルウィッチアカデミアVR ほうき星に願いを
対応機種:Oculus Quest, Oculus Quest 2/Oculus Rift/SteamVR/ PlayStation VR

「リトルウィッチアカデミアVR ほうき星に願いを」の画像

TVアニメ「リトルウィッチアカデミア」を原作としたVRレースゲームで、魔法のホウキに乗って大空を飛び回ることができます。さらに、指定のコースを飛びまわるだけでなく、ゴーストを倒すシューティングモードも用意。いろいろと楽しめるゲームです。

操作もVRゲームならでは。左手のコントローラーで「方向」をコントロール、あごを引き、頭を突き出すとスピードアップといった具合です。本当にホウキに乗って飛んでいるような浮遊感を味わえます。

また、自分のホウキをカスタマイズするモードも用意。好みに合わせてホウキを強化できるのも楽しいです。

■こんな人におすすめ
原作のアニメを見ていた人はもちろんのこと、レースゲームが好きな人におすすめ。また難易度がそれほど高くなく、VR酔いもしにくいので、初心者にも向いています。

8 まとめ

以上、3つのタイプのVRゴーグルをご紹介しました。

本格的なVRゲームができるタイプ、高画質でVR映像を楽しめるタイプ、そしてスマホを使って手軽にVR体験ができるタイプがあります。どんなVR体験をしたいかで、選択肢は変わってきます。目的や遊びたいアプリを決めて選ぶことが大切。その上で、各モデルの性能や機能を見極めて選びましょう。

今回紹介したなかで、はじめてのユーザーにおすすめなのは、手軽さと多機能さのバランスに優れた「Meta Quest2」です。映像視聴からVRゲームまで幅広く対応できるのが魅力のモデルなので、ぜひレンタルして試してみることをおすすめします!

VRバナー

VRゲームはほとんどしないけれど、高画質で映像を見たい場合は、4Kモデルがおすすめ。VRゲームがメインなら、PC接続型が選択肢になります。

最近では、オンラインライブなども増えており、VRゴーグルが活躍する場面も増えています。予算や使い方に合った最適なVRゴーグルが見つかるといいですね。

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※2022年8月時点での情報です。
最新情報について、詳しくは「メーカーのホームページ」でご確認ください。
※表示金額はすべて税込価格です。
※商品写真および画像はイメージです。

■ 取材・執筆

コヤマタカヒロ

デジタル家電ライター。1973年生まれ。大学在学中よりカルチャー誌でライターデビュー。PC、AV関連のデジタル機器から、白物家電、それらを取り巻くサービスについて、レビュー、検証、開発インタビュー、執筆活動を行う。三女の父。米・食味鑑定士。撮影とテストの空間「コヤマキッチン」スタート。企業のコンサル活動も対応。家電のためのコミュニティ「家電総合研究所」も開設。


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